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霊視鑑定人X氏による鑑定など。
偶像崇拝 終
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聞けば、貝塚は宗教団体から脱退を決意する数日前。
この神仏について、団体の知人と揉めていたそうだ。
知人は熱心な信者の一人であり
「教団が分かれてしまった今、神仏の力が弱ってしまっている。
今、信者の祈りが一つでも欠けるのは良くない事だ。」と
脱退の考え直しを強く勧められたそうだ。
しかし、それを聞く貝塚本人にも
不慮の事故と後遺症という不幸が降りかかっている。
彼は逆に「明日は我が身だ」と、知人を諫めたという。
その二日後から知人と連絡が取れなくなった・・・。
他の関係者曰く、皆一様に連絡が取れなくなっていた事から
いよいよ危険だと、貝塚はX氏の元を訪れた。
そして教会を訪れた事で、X氏は「これは呪いではない」と判断した。
むしろ、今危険なのは「分裂した二つの派閥」である。
というのも、互いに主張を擦り合わせていく事により
軋轢は深まり、互いに互いを恨めしく思うこともあるだろう。
それこそが「今回の件」における最大の重要点である。
互いに生霊の飛ばし合いとなっていれば
余計に取り返しのつかない事態を生みかねない。
X氏がその結論を出した時には、既に遅く
やはりというべきか、互いの派閥は互いの事を良くは思っていなかった。
これまで通りの偶像を崇拝する派閥からすれば
新しい派閥のやり様は、これまで信仰してきた神仏への無礼に当たる。と
そして
新たな派閥の意見としては
自身が根本から信じられるものにこそ、神仏が宿り、お力を借りる事が出来る。
用意された置物に空返事の様な祈りでは意味がないのだ。と・・・。
双方陣営から聞き取りを行ったX氏であったが
この時には既に、数人の生霊が互い違いに飛んでいる状態であったそうだ。
更に不幸な事に
双方派閥の中でも、いわゆる「信仰対象に触れると呪われる」という噂が立っていた。
新しい派閥が用意していたのは、とある絵画であったそうだ。
自由思想を好む彼等は、特定の生き物や物を描くのではなく
純粋に、色だけで描かれた特注の絵画を信仰の対象にしていた。
古き派閥が用意したのは、教会の像を真似て作られた木像であったそうだ。
それが、教会で見た像と同じく
触れたものに不幸を呼ぶ。と噂され、恐れられていたのだ。
此処まで来ると最早その「信仰」は「救いを求めて」ではなく「恐怖ゆえのもの」になっている。
ここで勘のいい皆さまならお分かりになる事だろう。
教会で見た陶器の像と違い、上記の二つの象徴は「純然たる呪い」である。
互いに飛ばし合った生霊が、象徴に向かった結果である。
ここで、事の顛末についてだが・・・。
X氏によるお祓いが為されることはなかった。
正確には「出来なかった」が正しい。
彼等は他所の宗教の言葉など信ずるまい。
結果、聞き取りなどは行えた物の・・・実行に移ろうとすると強烈な抗議が始まった。
依頼者である貝塚本人は、信仰を失った事による一時的な不幸であった為に
貝塚にこれ以上の不幸が訪れる事は、もうない筈だ。
・・・だが・・・。
彼等(派閥)においては・・・更なる不幸の連鎖を呼び込む事はまず間違いが無いだろう。
この神仏について、団体の知人と揉めていたそうだ。
知人は熱心な信者の一人であり
「教団が分かれてしまった今、神仏の力が弱ってしまっている。
今、信者の祈りが一つでも欠けるのは良くない事だ。」と
脱退の考え直しを強く勧められたそうだ。
しかし、それを聞く貝塚本人にも
不慮の事故と後遺症という不幸が降りかかっている。
彼は逆に「明日は我が身だ」と、知人を諫めたという。
その二日後から知人と連絡が取れなくなった・・・。
他の関係者曰く、皆一様に連絡が取れなくなっていた事から
いよいよ危険だと、貝塚はX氏の元を訪れた。
そして教会を訪れた事で、X氏は「これは呪いではない」と判断した。
むしろ、今危険なのは「分裂した二つの派閥」である。
というのも、互いに主張を擦り合わせていく事により
軋轢は深まり、互いに互いを恨めしく思うこともあるだろう。
それこそが「今回の件」における最大の重要点である。
互いに生霊の飛ばし合いとなっていれば
余計に取り返しのつかない事態を生みかねない。
X氏がその結論を出した時には、既に遅く
やはりというべきか、互いの派閥は互いの事を良くは思っていなかった。
これまで通りの偶像を崇拝する派閥からすれば
新しい派閥のやり様は、これまで信仰してきた神仏への無礼に当たる。と
そして
新たな派閥の意見としては
自身が根本から信じられるものにこそ、神仏が宿り、お力を借りる事が出来る。
用意された置物に空返事の様な祈りでは意味がないのだ。と・・・。
双方陣営から聞き取りを行ったX氏であったが
この時には既に、数人の生霊が互い違いに飛んでいる状態であったそうだ。
更に不幸な事に
双方派閥の中でも、いわゆる「信仰対象に触れると呪われる」という噂が立っていた。
新しい派閥が用意していたのは、とある絵画であったそうだ。
自由思想を好む彼等は、特定の生き物や物を描くのではなく
純粋に、色だけで描かれた特注の絵画を信仰の対象にしていた。
古き派閥が用意したのは、教会の像を真似て作られた木像であったそうだ。
それが、教会で見た像と同じく
触れたものに不幸を呼ぶ。と噂され、恐れられていたのだ。
此処まで来ると最早その「信仰」は「救いを求めて」ではなく「恐怖ゆえのもの」になっている。
ここで勘のいい皆さまならお分かりになる事だろう。
教会で見た陶器の像と違い、上記の二つの象徴は「純然たる呪い」である。
互いに飛ばし合った生霊が、象徴に向かった結果である。
ここで、事の顛末についてだが・・・。
X氏によるお祓いが為されることはなかった。
正確には「出来なかった」が正しい。
彼等は他所の宗教の言葉など信ずるまい。
結果、聞き取りなどは行えた物の・・・実行に移ろうとすると強烈な抗議が始まった。
依頼者である貝塚本人は、信仰を失った事による一時的な不幸であった為に
貝塚にこれ以上の不幸が訪れる事は、もうない筈だ。
・・・だが・・・。
彼等(派閥)においては・・・更なる不幸の連鎖を呼び込む事はまず間違いが無いだろう。
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