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二章 無事を祈って【オーギュスト】
第30話 公爵領からの報告
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オーギュストは、しばらく通常業務に追われる日々を過ごした。ミシュリーヌがいない以外は、日常が戻っている。
調査隊が無事に出発した二日後には、ヤニックも公爵領に帰っていった。調査隊に同行してもらっても良かったが、あのような状況なので強くは勧めなかった。S級冒険者だと聞いているので、調査隊よりも早く公爵領に帰りつくだろう。
マリエルからの報告によれば、ミシュリーヌの旅も順調らしい。
ミシュリーヌはマリエルたちの護衛を拒否していたが、街を出る際には彼女たち四人と行動を共にした。優しいミシュリーヌのことだから、マリエルたちが知らない間に危険な目に合うことを懸念したのだろう。その後も街にいるときには別行動をとっているようだが、報告書を読む限り、想定より護衛は上手くいっている。
そのことは、マリエルからの報告が頻繁に来ることからも確認できた。オーギュストへの報告は使役獣を介して行われる。ミシュリーヌが使役獣をマリエルに貸している証拠だ。
ミシュリーヌはちゃんと食事をとっているだろうか? 無理をしていないだろうか?
本当はオーギュスト自身が元気なミシュリーヌの姿を確認したい。使役獣に憑依すれば簡単なことだ。ただ、そんな理由で使役獣を使ってしまうと、ミシュリーヌに容認させれている護衛さえ拒否されかねない。だから、オーギュストは我慢するしかなかった。
ある日、オーギュストが朝食を終えると、マリエルから呼び出しがかかった。いつもの定期報告だと思ったが……
【第三都市にいる隊からの報告。第三都市にてガエル殿下を思わせる人物の目撃情報あり。繁華街にて複数の女性と接触した模様。女性はいずれも口が固く会話の内容は聴取できず。現在の所在は不明】
オーギュストは使役獣の瞳からマリエルを見上げる。小さく頷かれて、メモの束を見せられた。公爵領の中央にある第三都市にいる隊がマリエルに伝書鳩で送った報告の原本だ。最初に読んだマリエルのまとめた報告と変わらないが、団員たちの戸惑いが直接伝わってくる。
それはオーギュストも同じだった。全身を毛で覆われたぬいぐるみの中でなければ、部下に動揺を隠すのも難しかったかもしれない。
ガエルの目撃情報はミシュリーヌからの手紙がオーギュストのもとに届いた頃に集中している。今のところ、ミシュリーヌの周りに危険はないようだが、ミシュリーヌが領内にいることをガエルが知っている可能性がある。
何より時期を考えれば、神殿に魔法をかけたのはガエルかもしれない。ヘクターとガエルが組んでノルベルトへの謀反を企てているのだろうか。想像するだけで目眩がする。
【妃殿下に説明いたしますか?】
オーギュストはマリエルからの質問に即答することができなかった。ミシュリーヌがこのことを知れば、自分の安全を優先してくれるだろうか? オーギュストには、怯えながら浄化を続ける姿しか思い浮かばない。
オーギュストは結論が出せないまま、ノルベルトに相談するとだけ伝えて憑依から抜け出した。
オーギュストはとにかくガエルの足跡を探すことにした。団員たちが得た目撃情報は、あくまで『ガエル殿下を思わせる人物』だ。王族特有の銀色の髪をしていたようだが、本物を見ていなければ灰色の髪も銀色と誤認しかねない。何より目撃された特徴だけで言うなら、兄弟四人とも当てはまる。ガエルと仮に断定したのは、他の三人の所在がはっきりしていることと、女好きという特徴だけだ。
「オーギュスト殿下、大丈夫ですか? 少し落ち着かれてからにした方がよろしいのでは?」
黙って付き従っていたジョエルが聞いてくる。振り返って顔を見ると、ジョエルのほうが動揺しているように見えた。オーギュストは兄たちに可愛がられて育ったため、乳兄弟としてずっとそばにいたジュエルもガエルのことはよく知っている。
「私は大丈夫だ。ヘクター兄上のときほど驚いていない。場所がフリルネロ公爵領だからな」
「そうですね」
ジョエルがオーギュストを励ますように微笑む。オーギュストは苦笑いしながら頷いた。オーギュストが『大丈夫』でないことも、助言に従わないことも分かっているのだろう。
「もし、王都に戻って来ているなら、その場で戦闘になるかもしれない。危ないと思ったら逃げてくれ」
「……悔しいですが、仰せのままにいたします」
ジョエルは魔力も高く実力もあるが、ガエルの実力は未知数だ。公には基礎訓練しか受けていないことになっているが、隠れて真面目に訓練していたなら、オーギュスト以外は誰も敵わない。
オーギュストは緊張しながら、ガエルの暮らす離宮に向かったのだが……
「ここも空振りか」
オーギュストは、王都にあるフリルネロ公爵家の応接室でため息をつく。ガエルが王都で公式に滞在できる場所は三か所ある。王宮にあるガエル専用の離宮、王都にある別邸、そしてオーギュストが今いる婿入り予定の公爵家だ。
「ガエル兄上の『ご友人』のお宅を教えてほしい。王都にもいくつかあるんだろう?」
オーギュストは、離宮から同行していたガエルの侍従に詰め寄る。『ご友人』とはもちろん異性の遊び相手のことだ。何人いるかは知らないが、いつでも数人と関係を持っている。
「お伝えするのは吝かではございませんが、ガエル様はいらっしゃらないかと思います」
「根拠は?」
「こちらでも探しましたが、いらっしゃいませんでした」
しばらく留守にすると言われたが、あまりに帰ってこないため、確認に人をやったらしい。『友人たち』は訪問がないことを怒っており、隠している様子はなかったようだ。
「なぜ、報告しなかった?」
「今までにも同じようなことが何度もございました。はじめのうちは報告を上げていたのですが……いつも、『ご友人』と旅行を楽しんでいるだけだったので、最近は報告しておりません」
「大事にするなと言われたか?」
侍従は曖昧に笑う。ガエルはノルベルトに叱責されるのを嫌ったのだろう。あるいは、ノルベルトの方が報告は必要ないと言った可能性もある。
「これは私の推測ですが、今回は領地に向かわれた気がします。出かける前に地図を熱心にご覧になっておいででした」
「領地というと、フリルネロ公爵領で間違いないか?」
「はい。真剣な表情をされておりましたし、何か気になることがお有りのようでした」
侍従は何かあったのかと聞いたが、『友人』との旅行先を考えていると言われて、それ以上は聞けなかったようだ。事実かもしれないとも思ったらしい。
「最後に兄上を王都で見た具体的な日付は分かるか?」
侍従は頷いて、すぐに手元の手帳に視線を送る。
「ガエル様と最後にお会いしたのは……」
侍従の告げた日付は、そのまま公爵領に向かったと考えれば、第三都市の目撃情報とも一致する時期だった。オーギュストも祝賀パーティーの後に一度会っているが、そのすぐ後に王都を発ったことになる。ガエルはまだ戻ってきていないのだろうか? ガエルの離宮に戻り、書斎にも入れてもらったが、特に得られる情報はなかった。
調査隊が無事に出発した二日後には、ヤニックも公爵領に帰っていった。調査隊に同行してもらっても良かったが、あのような状況なので強くは勧めなかった。S級冒険者だと聞いているので、調査隊よりも早く公爵領に帰りつくだろう。
マリエルからの報告によれば、ミシュリーヌの旅も順調らしい。
ミシュリーヌはマリエルたちの護衛を拒否していたが、街を出る際には彼女たち四人と行動を共にした。優しいミシュリーヌのことだから、マリエルたちが知らない間に危険な目に合うことを懸念したのだろう。その後も街にいるときには別行動をとっているようだが、報告書を読む限り、想定より護衛は上手くいっている。
そのことは、マリエルからの報告が頻繁に来ることからも確認できた。オーギュストへの報告は使役獣を介して行われる。ミシュリーヌが使役獣をマリエルに貸している証拠だ。
ミシュリーヌはちゃんと食事をとっているだろうか? 無理をしていないだろうか?
本当はオーギュスト自身が元気なミシュリーヌの姿を確認したい。使役獣に憑依すれば簡単なことだ。ただ、そんな理由で使役獣を使ってしまうと、ミシュリーヌに容認させれている護衛さえ拒否されかねない。だから、オーギュストは我慢するしかなかった。
ある日、オーギュストが朝食を終えると、マリエルから呼び出しがかかった。いつもの定期報告だと思ったが……
【第三都市にいる隊からの報告。第三都市にてガエル殿下を思わせる人物の目撃情報あり。繁華街にて複数の女性と接触した模様。女性はいずれも口が固く会話の内容は聴取できず。現在の所在は不明】
オーギュストは使役獣の瞳からマリエルを見上げる。小さく頷かれて、メモの束を見せられた。公爵領の中央にある第三都市にいる隊がマリエルに伝書鳩で送った報告の原本だ。最初に読んだマリエルのまとめた報告と変わらないが、団員たちの戸惑いが直接伝わってくる。
それはオーギュストも同じだった。全身を毛で覆われたぬいぐるみの中でなければ、部下に動揺を隠すのも難しかったかもしれない。
ガエルの目撃情報はミシュリーヌからの手紙がオーギュストのもとに届いた頃に集中している。今のところ、ミシュリーヌの周りに危険はないようだが、ミシュリーヌが領内にいることをガエルが知っている可能性がある。
何より時期を考えれば、神殿に魔法をかけたのはガエルかもしれない。ヘクターとガエルが組んでノルベルトへの謀反を企てているのだろうか。想像するだけで目眩がする。
【妃殿下に説明いたしますか?】
オーギュストはマリエルからの質問に即答することができなかった。ミシュリーヌがこのことを知れば、自分の安全を優先してくれるだろうか? オーギュストには、怯えながら浄化を続ける姿しか思い浮かばない。
オーギュストは結論が出せないまま、ノルベルトに相談するとだけ伝えて憑依から抜け出した。
オーギュストはとにかくガエルの足跡を探すことにした。団員たちが得た目撃情報は、あくまで『ガエル殿下を思わせる人物』だ。王族特有の銀色の髪をしていたようだが、本物を見ていなければ灰色の髪も銀色と誤認しかねない。何より目撃された特徴だけで言うなら、兄弟四人とも当てはまる。ガエルと仮に断定したのは、他の三人の所在がはっきりしていることと、女好きという特徴だけだ。
「オーギュスト殿下、大丈夫ですか? 少し落ち着かれてからにした方がよろしいのでは?」
黙って付き従っていたジョエルが聞いてくる。振り返って顔を見ると、ジョエルのほうが動揺しているように見えた。オーギュストは兄たちに可愛がられて育ったため、乳兄弟としてずっとそばにいたジュエルもガエルのことはよく知っている。
「私は大丈夫だ。ヘクター兄上のときほど驚いていない。場所がフリルネロ公爵領だからな」
「そうですね」
ジョエルがオーギュストを励ますように微笑む。オーギュストは苦笑いしながら頷いた。オーギュストが『大丈夫』でないことも、助言に従わないことも分かっているのだろう。
「もし、王都に戻って来ているなら、その場で戦闘になるかもしれない。危ないと思ったら逃げてくれ」
「……悔しいですが、仰せのままにいたします」
ジョエルは魔力も高く実力もあるが、ガエルの実力は未知数だ。公には基礎訓練しか受けていないことになっているが、隠れて真面目に訓練していたなら、オーギュスト以外は誰も敵わない。
オーギュストは緊張しながら、ガエルの暮らす離宮に向かったのだが……
「ここも空振りか」
オーギュストは、王都にあるフリルネロ公爵家の応接室でため息をつく。ガエルが王都で公式に滞在できる場所は三か所ある。王宮にあるガエル専用の離宮、王都にある別邸、そしてオーギュストが今いる婿入り予定の公爵家だ。
「ガエル兄上の『ご友人』のお宅を教えてほしい。王都にもいくつかあるんだろう?」
オーギュストは、離宮から同行していたガエルの侍従に詰め寄る。『ご友人』とはもちろん異性の遊び相手のことだ。何人いるかは知らないが、いつでも数人と関係を持っている。
「お伝えするのは吝かではございませんが、ガエル様はいらっしゃらないかと思います」
「根拠は?」
「こちらでも探しましたが、いらっしゃいませんでした」
しばらく留守にすると言われたが、あまりに帰ってこないため、確認に人をやったらしい。『友人たち』は訪問がないことを怒っており、隠している様子はなかったようだ。
「なぜ、報告しなかった?」
「今までにも同じようなことが何度もございました。はじめのうちは報告を上げていたのですが……いつも、『ご友人』と旅行を楽しんでいるだけだったので、最近は報告しておりません」
「大事にするなと言われたか?」
侍従は曖昧に笑う。ガエルはノルベルトに叱責されるのを嫌ったのだろう。あるいは、ノルベルトの方が報告は必要ないと言った可能性もある。
「これは私の推測ですが、今回は領地に向かわれた気がします。出かける前に地図を熱心にご覧になっておいででした」
「領地というと、フリルネロ公爵領で間違いないか?」
「はい。真剣な表情をされておりましたし、何か気になることがお有りのようでした」
侍従は何かあったのかと聞いたが、『友人』との旅行先を考えていると言われて、それ以上は聞けなかったようだ。事実かもしれないとも思ったらしい。
「最後に兄上を王都で見た具体的な日付は分かるか?」
侍従は頷いて、すぐに手元の手帳に視線を送る。
「ガエル様と最後にお会いしたのは……」
侍従の告げた日付は、そのまま公爵領に向かったと考えれば、第三都市の目撃情報とも一致する時期だった。オーギュストも祝賀パーティーの後に一度会っているが、そのすぐ後に王都を発ったことになる。ガエルはまだ戻ってきていないのだろうか? ガエルの離宮に戻り、書斎にも入れてもらったが、特に得られる情報はなかった。
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