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16 魔法

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最近ラナが少し毒舌になってきたな…
可愛いから、良いんだけど…あんま酷いと注意しなきゃな…
などと考えてたら閃いたッ!  (ピコーん)  扇風機や団扇で風を起こせる、なら息や手で風を起こしてみてはどうだろうか?

…………なにも起こらない……手に魔力を込めたら?
そもそも魔力って、どう使う?そこからワカラン…

ラナ»「如何されました? なにか悩みでも?」

ユーリ»「いや…魔法って、どう使うのかな?って思って。」

ラナ»「魔法を使う者から聞いた話しですが、体内にある魔力を自在に操れるようにならないと魔法を発動させるのは難しいとか。」

体内の魔力…う~ん… 全身に力を入れてみよう。フンヌッ!!
立ってキバってると、ラナが少し離れた?逃げた?
身体から何か出てる…何か出てるッ!?  魔力ってこれ? なんか思ってたのと違う。

ラナ»「ユーリ様……如何なさいました?」

良く解らず手を真横から前へ動かして風を起こすイメージを………

(ガシャーンッ) え?  窓が…吹っ飛んだ?   ぇえッ!? 

ユーリ»「え、あ、ご、ごめん…」

数秒の間があり、勢いよく部屋の扉がバーンッ  凄い顔でシルフが飛び込んできた。ヤバい…

シルフ»「ユーリ様お怪我は御座いませんか? ラナ何があった?」

ユーリ»「ごごごごごごごめんなさいッ  私が窓を壊したみたいなのッ!!」

シルフ»「みたい? みたいとは? 」

ラナ»「ユーリ様の魔法が窓を破壊した様に見えました。」

ユーリ»「……(滝汗)……」

ヤバいシルフ怒ってる死んだ。

シルフ»「ご不満な点が御座いましたら、我々にお申し付けください、早急に対象し改善致します。」

めっちゃ怖いめっちゃ怖いめっちゃ怖くてチビりそうッ

ユーリ»「え…あの…ラナ…助けて…」

ラナ»「ぷフッ   ユーリ様は魔法が使えないか試しておられまして、私には分からないのですが、魔法が発動して窓に当たったのではないかと思われます。」

シルフ»「ユーリ様の反応からして敵の襲撃では無いと思いましたが、部屋でします?窓ってより…壁ごと無くなってるじゃないですか、かなり強く放ちましたね、ここは使えませんので違うお部屋をご用意します。」

普通に扇いだだけなんだけど…そんな強かった?

ユーリ»「スミマセン…」

ラナ»「ショゲてるユーリ様を拝見できたので私は満足です。」

コイツッ!!   いつかシッポの毛ぜんぶ毟ってやるッ!!

シルフ»「ラナ、あまりユーリ様をイジりすぎると解雇されるわよ?」

ラナ»「ッ!!!?   解雇されたら自害しますので、どうか解雇だけはお許し下さい。」

「「……………」」

シルフ»「お部屋の準備に時間が掛かりますので、それまで街にでも行ってみますか?」

ユーリ»「別に部屋は拘りないんだけど…そうね、街も見てみたいかな?」

シルフ»「畏まりました、外出準備しますね。」

ちょっと出かけるだけなのに準備とか…




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やっと出ました魔法です(*´>∀<`*)
既に飽きて切り捨てた方もいらっしゃるのでは……。



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