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色インクは想像の通りに出来た、いろいろ作るのに工芸師が欲しい所だが、雇うとなると金銭的に厳しいかも知れない、シルフが財政管理してくれてるから、自分が実際にいくら資産を持ってるのか把握していない。

ユーリ»「あのさ、このオセロとか売れてんのかな?」

シルフ»「生産が追い付いておらず入荷したら即売れして予約待ち状態だとの事ですよ?」

シルフが平然と答えた。

ユーリ»「えッ!? そんなにッ!? 」

シルフ»「はい、かなりの人気だとか。」

ユーリ»「知らんかった、もうオセロに似たような物も売ってるよね?」

シルフ»「ユーリ様の考案した品ですので、不用意に真似て問題になれば、最悪死罪なのは皆も理解しておりますので、オセロ以外に御座いませんよ。」

ユーリ»「死罪…。オセロで死罪とか浮かばれねぇ~。」

シルフ»「他に売り出した物も順調に売れてるそうですよ?チェスは大人向けとの事なので少し売れ行きは遅いようですけど。」

ユーリ»「商会かなり儲かってるんだね。」

シルフ»「ユーリ様もですよ?売上の3割を配当ですので、それなりの金額になってますよ。」

ユーリ»「私そんなに取ってたのか、あんま覚えてないわ、まぁオセロとかは直ぐに売れなくなるだろうから、次を考えないとなぁ。」

ラナ»「オセロは売れなくなるのですか?」

ラナが聞いてきた。

ユーリ»「あの手の物って、そこそこ出回ったら売れなくなるんだよ、まず壊れる物じゃないしね。」

ラナ»「なるほど、先を見越してるのですね、凄いですユーリ様。」

ユーリ»「あ、いや、なんでも同じでしょ?だいたい壊れるまで使うし、飽きたら触らないし。」

ラナ»「そうですね、あまり同じ物は複数は持たないですね。」

ユーリ»「そこでだよッ!! サイスナーラ君ッ!!」

ラナ»「身構えたのに普通に名前を呼ばれました。」

ユーリ»「そこじゃないよッ!!  今のオセロは木そのものの茶とインクの黒、それを違う色にしたらどうだろうか?  例えば白と黒、それとか青と赤。」

ラナ»「色を変えて目を引く作戦ですか?」

ユーリ»「それだと同じ物でも色違いで欲しい人が居るかも知れないでしょ?」

ラナ»「ほぉ~。良いかもですね、ちょっと欲しいかもです。」

シルフ»「では商会に連絡を取りますか?」

真面目だなぁシルフ。

ユーリ»「そうだね、商会にはオセロの売れ行きの低迷時期を見て販売してと言っといてくれるかな?」

シルフ»「畏まりました。」

ユーリ»「何か作らないと厳しいかもね。」

ラナ»「何かお金の掛かる事でも考えてるのですか?」

ユーリ»「いろいろねぇ。彫刻師とか、ほかにも人材雇用に費用は掛かるでしょ?」

ラナ»「彫刻師になにをさせるので?」

ユーリ»「人形を作って貰ったり、チェスの駒を作って貰ったり、いろいろだね。」

ラナ»「彫刻が趣味の者は居りますが、試しに作らせてみますか?」

ユーリ»「そんな人いるの?そうだね、頼んでみようかな?」

ラナの知り合いって、また暗部関係なんだろうけど、紹介するぐらいだから危険な人物ではないのだろう。


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なんだか自己満足の世界になってしまいました。

波が無くて読んでてダルいと思いますが、ダラっと読んでみて下さい。







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