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素材を8万で売り付けて店を出たのだが、まだ大量に残っている素材を1回では買えないだろうと思案していると。
リゼル»「主様、早く行きましょう。」
ユーリ»「うん、急にどしたん?」
ラナ»「こちらを見ている者が居ます。」
ユーリ»「リーゼじゃないの?」
ラナ»「いえ、リーゼではありません。」
素早くゲートでロズ城へ戻った。
ユーリ»「なんだったの?」
ラナがリゼルを見ているが、リゼルが見られてたのか?
リゼル»「…私が家の者に見られておりました。」
ユーリ»「リゼルも貴族なの?」
リゼル»「いえ、父親は貴族ですが母は平民ですし私も平民です。」
非嫡出子ってヤツ?どこかの貴族と繋ぎを作るのに父親がリゼルを使おうって事なのかな?
ユーリ»「まさかの父親の道具として連れ戻されそうだと?」
リゼル»「おそらくは…そんな所だと思います、主様の傍に居たのを見ていましたので、ここに来るかも知れません。」
ユーリ»「私はリゼルを手放す気はないけど、来た時の為に聞いとく、リゼルはどうしたい?」
リゼル»「私も主様の傍を離れたくありません。」
ユーリ»「わかった。父親本人は来ないだろうけど、場合によっては来た者の命の保証はしないわよ?」
リゼル»「はい。ご迷惑おかけします。」
来るとしてもステリアラからだと5日は掛かるだろう。
ステリアラ王都ロズ邸へ密偵をゲートで送り、リゼルの父親を3日で出来るだけ探れと指示した。
そしてマーミルだ。
良い案が浮かばないまま時間が過ぎていく。
ラナ»「ギレイスとドーズが戻って来たそうです。」
ユーリ»「早いな。」
密偵の紙を見ても他に何も書いてない。
戻って来るならエントランスかな?
先に行って監視が付いてますアピールしてみようかな?
エントランスに移動して待っていると2人が戻って来た。
ユーリ»「戻ってくるの早いけど…ボロボロなってるじゃない。」
ギレイス»「なんだよアレ…なんで最初の階層であんなの出んだよ…。」
2人の傷を治し、話を聞いてみたが、1階層から進めなかったらしく大した成果は得られなかったとの事。
ユーリ»「そんなに強い魔物だった?洞窟が成長してるのかも知れないけど、2人に洞窟探索はムリそうね。」
ドーズ»「あんなのムリに進んだら確実に戻って来れない。」
ユーリ»「私達は10階層まで行って帰って来たよ?」
2人が信じられないといった顔をしている。
ギレイス»「あんたらどんだけ強いんだよ…。」
ユーリ»「…洞窟ダメなら他なにする?何が出来る?」
ギレイス»「何か出来たら冒険者にはなってないと思うぞ。」
ユーリ»「奴隷達と同じ仕事は嫌だろうしなぁ…。」
ギレイス»「獣人奴隷と一緒にされたら死ぬぞ。」
ユーリ»「獣人って、そんな酷い扱いされてんの?」
ドーズ»「昼夜を問わず働き続けるとか俺達にはムリだ。」
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そりゃ獣人と同じ扱いしたら死ぬよね…。納得だわ。
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