短いお話

真條 沙織

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魔術師の魔法陣

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暗い部屋

魔術師が1人、魔法陣に向かって魔力を込めている。

魔術師は早く魔法陣を起動させたくて、連日ムリをして魔力を魔法陣へ注ぎ込んでいる。

長い間、魔力を注ぎ込んでいるにも関わらず、一向に反応しない魔法陣。

再確認したが不具合などは無さそうだ。
単純に魔力が足りていないだけで、失敗作ではないはず。

魔術師は諦める事なく魔力を注ぎ続け、ようやく少し魔法陣に反応が出た。


魔術師»「もう少し…かな?」


魔法陣が淡く薄く光りだし、魔術師は嬉しくなり、魔力をガバッとブチ込んでしまった。

魔術師は気を失い、どれだけ倒れていたのかも分からないが、意識を取り戻し、また魔法陣へ魔力を注ぎ始めた。

そこまでして魔術師は、魔法陣を使って何がしたいのか…。

それからも毎日、魔術師は魔法陣へ魔力を注ぎ続け、やっと魔法陣が起動し始めた。


魔術師»「来る…」


魔法陣が眩しい光りを放ち、ようやく念願が叶うと魔術師はワクワクしている。


魔術師»「キタッ」

子供»「え?」

魔術師»「あれ?」

子供»「なにこれ?姉ちゃん誰?」

魔術師»「子供…?」

子供»「(*°ㅁ°)ハッ‼ これ召喚ぢゃねッ!?」

魔術師»「…はい…。」

子供»「なに?オレ勇者ジョブ?(☆ロ☆)スゲー」

魔術師»「ゆ、ゆうしゃ?」

子供»「あれ?オレ勇者召喚で呼ばれたんじゃねぇの?」

魔術師»「…ぃぇ…彼氏が欲しくて…。」

子供»「(´・д・`)ハイ?」




おわり


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