短いお話

真條 沙織

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パーティー追放

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俺の名はメン、冒険者パーティーの白魔導士、支援職だ。
だが最近、どうも居心地が良くない。
パーティーのリーダーである戦士のスープが、俺の支援魔法を必要か?と言い出した。

そして酒場での出来事。


スープ»「じゃあ、今日でオマエともオサラバだ。メン、パーティーを追放する。」

メン»「冗談では無さそうだな。」

スープ»「皆はどうだ?」


後の2人は、黒魔導士のチャシュと、スカウトのネギー、どちらも女性だ。

俺が思うに、スープは白魔導士も女性にして、ハーレム状態にしたいのではないか。と考えている。


チャシュ»「リーダーはアンタでしょ。」

ネギー»「メンをクビにすんの?前から支援効果よくワカランって言ってたもんね、私はいぃよ~。」

スープ»「だそうだ、名残惜しいが達者で暮らせ。」


満場一致って感じではないっぽいが、反対意見が出ないって事は、そういう事なんだろう。


メン»「わかった、世話になったな。」


酒場を出た俺は、店の壁にもたれかかり、今後どうするか等を考えた。



◇◆◇◆◇◆◇◆



店に残った3人。


スープ»「やっと追い出せたぜ、次は可愛い白魔にしようと思ってんだよ、ど?」

チャシュ»「そうなんだ、頑張ってね。それじゃ(o・・o)/」

スープ»「おい、どこ行くんだよ?」

チャシュ»「メンのとこに決まってんじゃん、なに言ってんの?」

ネギー»「じゃ~、いこっか。」


2人して席を立ち、出口に向かおうとした所をスープに止められた。


スープ»「おい待てよオマエら、あんなヤツのトコ行くのか?やめとけ、後悔すんぞ。」

ネギー»「(ヾノ・∀・`)イヤイヤ メン居ないとかムリだし~。」

チャシュ»「私達はメンがパーティーから抜けたら、一緒に抜けるって決めてたのよ。」

ネギー»「(>ω<*)ネー」

スープ»「なんでだよ!! あんなの居なくて清々すんだろが!!」

チャシュ»「それはアンタだけだから。」

ネギー»「どっちがメンの嫁になるか勝負中(´▽`*)アハ」

チャシュ»「では失礼。」


スープを置き去りにし、店を出た2人。


ネギー»「あ…。」


店を出た所にメンが居て、会話を聞かれておりました。

2人はメンに気持ちを伝えておらず、今バレたのである。


チャシュ»「ずっとソコに居たのかしら?」


驚きのあまり、メンにビンタを喰らわせそうになったが踏みとどまり、気丈に振る舞う黒魔導士チャシュ。


メン»「(   ꒪꒫꒪)…。」


話しが聞こえ、聞き耳を立てていて2人の接近に気がつかず、当たり前にエンカウントしたメン。


ネギー»「え、え~っと…殴打忘却方って、知ってるかニャ?」


恥ずかしさのあまりパニックになり、鈍器を手に瞳孔が開ききったネギー。


メン»「知るかッ!! ( ゚д゚)忘れる前に死ぬわッ!!」


逃げようとしてチャシュに捕まったメン。


チャシュ»「逃がさないわよΨ(`▽´)Ψ」

メン»「俺にどぅしろと!?」

チャシュ»「どっちか選んで今すぐに。」

メン»「∑(O▽O;)今すぐ!?」


チャシュが身体を刷り寄せ、自分アピール。(スレンダー美人系チャシュ)

ネギーも負けじと抱きついてきた。(可愛い系ロリ巨乳ネギー)

2人に抱きつかれ、固まるメン。


ネギー»「選べないなら2人とも嫁にしろし(* 'ᵕ' )☆」

メン»「Σ(ㅇㅁㅇ;;)エッ」

チャシュ»「ヨシそれだ。解決。」

メン»「いやオカシイだろ!?」


ネギーが鈍器を自分の頭の上で止め、じっと真顔でメンを見つめて圧力ガンガンかけまくる。


メン»「マテマテ落ちつけ、2人がそれでイィんなら、わかった。ケンカすんなよ?」


それから3人でパーティーを組み、メンは2人の嫁にサキュバスの如く生気を吸い取られたとか。

残されたスープは、新たなパーティーを結成したが、クエスト中にメン達と遭遇し、ネギーが勝ち組笑いしながらスープに指を刺し、チャシュには汚物を見る目をされて真実を告げられた。

白魔導士メンは、他の白魔とは一線を期す、様々な支援魔法はもちろん、最高域の回復魔法を使うのだと。

その回復魔法の名は、テラヒール。

そんな他には居ない白魔導士をクビにした戦士を、ここぞとばかりに罵倒し、メンの仕返しをする2人の嫁。

スープの現在のパーティーメンバーは、スープが白魔導士を追放したのではなく、スープがパーティーに捨てられたのだと理解した。

数日後、町で妙な話しを聞いた。

戦士スープはクソザコ。
パーティーに居ると邪魔。
ぼっち戦士スープ。

どこのパーティーに入ってもクビになり、どこのパーティーにも入れなくなったらしく、メンバー募集しても誰も来ないらしい。

酒場で1人、酒を煽るスープを目撃した。

そんな日から、いつの間にかスープの姿を見る事が無くなったのに気がつき、他の冒険者に聞いてみた。


冒険者①»「あぁ、居たな、そんなの。どこ行ったんだろな?」

冒険者②»「俺はダンジョンソロ攻略とか聞いたぞ?」

冒険者③»「そうなん?アイツの腕だと4階層まで行っちまうと戻ってこれないだろ。」


4階層は、攻撃職でない白魔導士のメンでもソロ攻略が可能なエリアだ。

支援魔法が無ければクソザコのスープであった。


チャシュ»「死んでるでしょ。」

ネギー»「ダーリンお腹すいたぢょ♡」

メン»「ひでぇなw」




=完=



━━━━━━━━━━━


なんか…面白くないw

クソザコは作者。
すみませんでした。
(╥﹏╥)



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