13 / 94
13話
しおりを挟む
リリムが次の客を連れてきた、また中年男性だ、リリムは親父キラーなのか?
「また再開したんだな、ポーションはあるか?」
「はい、何個ご用意しますか?1個銅貨15枚です。」
「銀貨1枚分くれ、細かいのがない」
割り切れないじゃん、初日だし多少まけとくか
「サービスで7個お渡ししますね、またのご利用お願いします。」
ポーションだけ買って帰って言った、初日の客は2名だけだ、中々に厳しい戦いだ、商品が良いとしても再開が知れ渡っていない。
「お兄ちゃん私帰るね、またお客さん連れてくるからご褒美楽しみにしてるね」
「ああ、ありがとう、今日のお礼な」
そう言って銀貨1枚渡した。
「こんなにもらって良いの?」
最初のドワーフは大量買いしてくれたからな、もっとも原価が安い、銀貨1枚渡したところで採算は取れている
リリムが帰った後 今後のことについて考えているとヒルダさんが来た
「初日の売り上げどうでした?」
「缶ビールが完売とポーションが27個売れたよ」
1日でポーション800個とかどうやってだよ
「実は私 今日何度かこの店の前を観察して気付いたことがあるのです」
気付いたならすぐに言えよ、周りくどいことして
「なんですか?早く教えてください。」
「看板が汚れていて見えなくなっています、これでは開店していることがわかりません」
それ伝えるのなんて5分で終わらない?1日の終わりにもったいぶって言うことじゃないぞ
「看板を新しく作って大々的に宣伝していきましょう、新しい看板はギルドで作ることを請け負いますから」
また金が掛かることを、ギルドってのは助けじゃなくてお店からお金をむしり取る存在なのかよ、今日の売り上げの範囲内だったら作ってもいいや、どうせ断っても無理に作らされることになるんだろうな
「いくら掛かりますか?そんなに用意できないですよ」
「銀貨5枚です、素敵な看板をご用意しますよ」
こいつ最初に売上聞いてきたのはこの為じゃないのか、今日の売上ほぼ全部じゃん、残り銀貨1枚半しかないよ、明日からはしばらく仕事に行かないといけないし、週間後の納期の約束をして帰って行った。
週末までに缶ビールの仕入れだけでもしとくか1ケースじゃ足りないのはわかったからいっそのこと10ケースぐらい買っちゃおうか、また5万円もの金が飛んでいく。
次の週末お店に行くと看板が掛かっていた5日ぶりの開店の準備をし、朝一番にドワーフが10人ほど入り口のところで待っていた
「柔らかい鉄はないか?」
アルミ缶のことだ、前に買って行ったドワーフから評判を聞いてきたようだ、なんでも剣やオノを作る際に芯を全部鉄で作ると重くなってしまう為、アルミを混ぜて剣身を作るようだ。
(それって強度大丈夫なの?)
技術的な物は俺にはわからない為10人のドワーフはそれぞれ1ケースずつ購入していき、開始後5分で用意した缶ビールは完売してしまった、ついでにポーションも10個ずつ、計100個の売上、5分で銀貨51枚、口コミってすごいな
その後冒険者さん達が入れ替わり立ち替わり来店し用意してあったポーションも完売、1000個全部なくなった、午前中で売る物がなくなり、新たなポーションの仕入れの為商人ギルドに赴くと
「看板の効果出ましたね」
ヒルダが偉そうに言っていた、看板の効果でなく口コミだよ
そうは思ったが
「そうですね、ヒルダさんのお陰ですね」
心にもない感想を述べた、薬草と魔力水を仕入れ午後はポーションの作製に専念し、その後現代に戻り缶ビールを仕入れに行き、次の日に備えた。7日の内2日の営業であったが、コンスタントに売上ができある程度の通貨が貯まった、仕事が休みの日にしか営業しないのはなんだかもったいない気がする。
でもこっちの通貨いくら貯め込んでも現代では使えないんだよな、日本円が減るばかりだ、何かこちらの商品を現代に持って行くことができればいいが、そうだ足りない物見てもらうのが1番じゃないか、リリムに頼もう。
リリムを現代に連れて行き、異世界に余っていて現代で足りない物を教えて貰えばいいんだ、リリムは若いが中々に目線が鋭い、俺が気が付かないことにも気が付くかもそうと決まればリリムに相談だ。
店を閉め中央区に行った、リリムはすぐに見つかった。
「頼みがある、付いてきてくれ」
お店まで連れて行き、地下の部屋のドアから現代に一緒に、、、通れなかった。
俺だけしか現代に戻れない、どうやらこのドアを使えるのは俺だけのようだ、リリムはなんのことかわからず
「何がしたかったの?」
と質問されたが、明確に答えることができず、適当に誤魔化すことしかできなかった、この作戦もダメか、もっと違うことを考えないとだな。
「また再開したんだな、ポーションはあるか?」
「はい、何個ご用意しますか?1個銅貨15枚です。」
「銀貨1枚分くれ、細かいのがない」
割り切れないじゃん、初日だし多少まけとくか
「サービスで7個お渡ししますね、またのご利用お願いします。」
ポーションだけ買って帰って言った、初日の客は2名だけだ、中々に厳しい戦いだ、商品が良いとしても再開が知れ渡っていない。
「お兄ちゃん私帰るね、またお客さん連れてくるからご褒美楽しみにしてるね」
「ああ、ありがとう、今日のお礼な」
そう言って銀貨1枚渡した。
「こんなにもらって良いの?」
最初のドワーフは大量買いしてくれたからな、もっとも原価が安い、銀貨1枚渡したところで採算は取れている
リリムが帰った後 今後のことについて考えているとヒルダさんが来た
「初日の売り上げどうでした?」
「缶ビールが完売とポーションが27個売れたよ」
1日でポーション800個とかどうやってだよ
「実は私 今日何度かこの店の前を観察して気付いたことがあるのです」
気付いたならすぐに言えよ、周りくどいことして
「なんですか?早く教えてください。」
「看板が汚れていて見えなくなっています、これでは開店していることがわかりません」
それ伝えるのなんて5分で終わらない?1日の終わりにもったいぶって言うことじゃないぞ
「看板を新しく作って大々的に宣伝していきましょう、新しい看板はギルドで作ることを請け負いますから」
また金が掛かることを、ギルドってのは助けじゃなくてお店からお金をむしり取る存在なのかよ、今日の売り上げの範囲内だったら作ってもいいや、どうせ断っても無理に作らされることになるんだろうな
「いくら掛かりますか?そんなに用意できないですよ」
「銀貨5枚です、素敵な看板をご用意しますよ」
こいつ最初に売上聞いてきたのはこの為じゃないのか、今日の売上ほぼ全部じゃん、残り銀貨1枚半しかないよ、明日からはしばらく仕事に行かないといけないし、週間後の納期の約束をして帰って行った。
週末までに缶ビールの仕入れだけでもしとくか1ケースじゃ足りないのはわかったからいっそのこと10ケースぐらい買っちゃおうか、また5万円もの金が飛んでいく。
次の週末お店に行くと看板が掛かっていた5日ぶりの開店の準備をし、朝一番にドワーフが10人ほど入り口のところで待っていた
「柔らかい鉄はないか?」
アルミ缶のことだ、前に買って行ったドワーフから評判を聞いてきたようだ、なんでも剣やオノを作る際に芯を全部鉄で作ると重くなってしまう為、アルミを混ぜて剣身を作るようだ。
(それって強度大丈夫なの?)
技術的な物は俺にはわからない為10人のドワーフはそれぞれ1ケースずつ購入していき、開始後5分で用意した缶ビールは完売してしまった、ついでにポーションも10個ずつ、計100個の売上、5分で銀貨51枚、口コミってすごいな
その後冒険者さん達が入れ替わり立ち替わり来店し用意してあったポーションも完売、1000個全部なくなった、午前中で売る物がなくなり、新たなポーションの仕入れの為商人ギルドに赴くと
「看板の効果出ましたね」
ヒルダが偉そうに言っていた、看板の効果でなく口コミだよ
そうは思ったが
「そうですね、ヒルダさんのお陰ですね」
心にもない感想を述べた、薬草と魔力水を仕入れ午後はポーションの作製に専念し、その後現代に戻り缶ビールを仕入れに行き、次の日に備えた。7日の内2日の営業であったが、コンスタントに売上ができある程度の通貨が貯まった、仕事が休みの日にしか営業しないのはなんだかもったいない気がする。
でもこっちの通貨いくら貯め込んでも現代では使えないんだよな、日本円が減るばかりだ、何かこちらの商品を現代に持って行くことができればいいが、そうだ足りない物見てもらうのが1番じゃないか、リリムに頼もう。
リリムを現代に連れて行き、異世界に余っていて現代で足りない物を教えて貰えばいいんだ、リリムは若いが中々に目線が鋭い、俺が気が付かないことにも気が付くかもそうと決まればリリムに相談だ。
店を閉め中央区に行った、リリムはすぐに見つかった。
「頼みがある、付いてきてくれ」
お店まで連れて行き、地下の部屋のドアから現代に一緒に、、、通れなかった。
俺だけしか現代に戻れない、どうやらこのドアを使えるのは俺だけのようだ、リリムはなんのことかわからず
「何がしたかったの?」
と質問されたが、明確に答えることができず、適当に誤魔化すことしかできなかった、この作戦もダメか、もっと違うことを考えないとだな。
155
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
社畜生活に疲れた俺が転生先で拾ったのは喋る古代ゴーレムだった。のんびり修理屋を開店したら、なぜか伝説の職人だと勘違いされている件
☆ほしい
ファンタジー
過労の末に命を落とした俺、相田巧(アイダタクミ)が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界だった。神様から授かったスキルは「分解」と「再構築」という、戦闘には向かない地味なもの。
もうあくせく働くのはごめんだと、静かな生活を求めて森を彷徨っていると、一体の小さなゴーレムを発見する。古代文明の遺物らしいそのゴーレムは、俺のスキルで修理すると「マスター」と喋りだした。
俺はタマと名付けたゴーレムと一緒に、街で小さな修理屋を開業する。壊れた農具から始まり、動かなくなった魔道具まで、スキルを駆使して直していく日々。ただのんびり暮らしたいだけなのに、俺の仕事が完璧すぎるせいで、いつの間にか「どんなものでも蘇らせる伝説の職人」だと噂が広まってしまい……。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる