23 / 94
23話
しおりを挟む
業務の空き時間を使って候補物件巡り
1軒目はでかすぎる、コンビニの半分で良いって言ったのにコンビニの倍ぐらいある、余剰空間を何かで使わないと勿体ないが予定はない
2軒目は広さは丁度良いが周りの環境が良くない、警察署の隣だ、安全ではあるが来店客が身構える、合法的な業務を行うつもりではあるが、、、、、
3軒目は広さも場所も良いが、居抜き物件だ、ラーメン屋の形態のまま残っている、豚骨ラーメンだったらしく、外から見ても床は脂でべったりとしてて器材もそのままだ、撤去費用を考えると無理だ
4軒目は、、、、ここに決めた
広さはオッケーだし、表から外れていて、隠れ家的な要素も合致している、後は最終確認で物件の中のチェックのみだ
初芝さんに連絡し、4軒目の立ち会いを希望した、中に入ってよく見てみると異臭がするわけでもなく、造りもコンクリートの打ちっぱなしのようで頑丈な造りだ、防音も問題ない
早速不動産屋に行き正式に契約した、賃料は月に25万円だ、内装業者も紹介してもらって、見積もりをしてもらった。
1ヶ月ぐらいで出来上がるらしい、内装費は200万円ぐらいだ、この前郵送した7個のダイヤの入金も済んでいるため余裕だ、来月にはまた10個売る予定の話もできている
収入の方法は何通りあっても問題ない、そろそろ本業を辞めても良いかも知れない、米本との伝手があればなんとかなりそうだし、新会社を作り取締役に名前だけ米本を連ねてもいいかもしれない
内装が終わったら役所に行って営業許可申請だ、順調に進む、進みすぎている、怖いくらいだ、禍福は糾える縄の如し、良いことがあると悪いことも起こる。
充実した生活を送っているが、いきなり会社に呼び出された、何事かと思っていたら、俺の担当する地域で政変だ
軍事クーデターが起こって政府が替わってしまった、今まで俺が積み上げていった環境が変更になり担当役人も更迭されてしまった。
クーデターなら現地へ飛ぶことも出来ないし、情報も当てにならないし、これでは仕事にならん、当然収入も得られない
(待てよ、これはチャンスじゃないか)
会社を退職するのは早計だか、長期休暇なら取れるのではないか、長期間の休暇を申請した、理由は当然政変で日々の業務に差し支えがあるから、もちろん許可された
同僚からは心配されたが米本だけはニヤニヤと
「これで副業に専念できるな」
同僚からは不思議な目で見られた、みんなが居る前で言うなよとは思ったが、俺に悲壮感がない為、みんなの心配も表面的なものだけで終わった。
大量の物資(綿製品、ビール、洋酒)を用意して、いざ異世界へ、売りまくるぞーと決意を纏い向かった。
夕方には祖母の家に到着し、家の中では3人が朝ごはんを食べていた、IHの使い方を教えたが、向こうで買ったパンや干し肉や果物を食べていた
俺としては夕食になるとご相伴して分けてもらった、元々が俺の財布から出ているお金だ、遠慮なんてしない
向こうの食材は一言で表すとまずい、干し肉はかびた味がするし、パンは堅いし、果物は、、、賞味期限切れてない?って状態
予算は充分に渡していると思ったら間違えた、前にテレサに1週間で銀貨3枚と渡していたが、3人に増えても増額してなかった、それでも3人で1週間で3万円ならこんなまずい物食わずに済むだろ
テレサに管理させたのが良くない、良い意味で倹約家、悪い意味でケチ、シルキーにもフレイヤにもケチな主人と思われてそうだ。
2人に銀貨3枚ずつ渡す、1週間に同じ枚数を渡すことを約束すると喜んでいた、テレサは仏頂面をしている
「テレサ、毎日どれくらい食費に掛かる?」
「1人で1食銅貨3枚、3食で大体10枚、それを3人分だから30枚って処ですね」
その計算だと1週間で銀貨2枚ぐらいか、このレベルでもそんな掛かるのか、テレサよケチと思って悪かった
お店は3人も居たら俺は不必要だ、何をしようか、そうだ親方のところに行ってルビーもらってこよう
その前にマジックバッグもう2枚ぐらい買っとこうか、1袋3万円ぐらいって言ってたな、これ日本なら100万出しても買う奴はたくさん居るだろうけど、出所聞かれても答えられないし
マジックバッグは雑貨屋で売っていた、2袋買うとサービスで銀貨5枚半にしてくれた、ラッキー
親方への貢物はしっかりとバッグにしまって訪問した、考えてみたらいつも朝に行ってるな、絶対に仕事の邪魔じゃん
アステルは酒があると飲むし、飲むと仕事にならんし
今日渡すのはワインにしよう、ウォッカとウイスキーは夜にしよう、ワインならヨーロッパなら昼飯時に飲むぐらいの軽さだ
「親方ー酒持ってきたぞー」
何も言わずに5秒後には目の前、酒と言えば簡単に釣られる
ワインとワイングラスを用意した、赤ワインの色を見て
「この前のとまた違うな」
「これは葡萄って果物から作っております」
「なんじゃ、果実酒か、珍しくもないな」
地球のワインの種類・情熱を甘くみるなよ、しかもこれ5000円はするんだぞ
「文句は飲んでからですよ」
「なんと豊潤な味わい、こんだけ美味しい果実酒飲んだことないわ」
ほらほらきたきた、
「じゃあこれお土産に何本か置いて行きますから、例の鉱石よろしくお願いしますね」
「あんなもんと交換で良ければ大歓迎じゃわい」
宝石の仕入れのお願いも終わったし、次は何しようかな。
1軒目はでかすぎる、コンビニの半分で良いって言ったのにコンビニの倍ぐらいある、余剰空間を何かで使わないと勿体ないが予定はない
2軒目は広さは丁度良いが周りの環境が良くない、警察署の隣だ、安全ではあるが来店客が身構える、合法的な業務を行うつもりではあるが、、、、、
3軒目は広さも場所も良いが、居抜き物件だ、ラーメン屋の形態のまま残っている、豚骨ラーメンだったらしく、外から見ても床は脂でべったりとしてて器材もそのままだ、撤去費用を考えると無理だ
4軒目は、、、、ここに決めた
広さはオッケーだし、表から外れていて、隠れ家的な要素も合致している、後は最終確認で物件の中のチェックのみだ
初芝さんに連絡し、4軒目の立ち会いを希望した、中に入ってよく見てみると異臭がするわけでもなく、造りもコンクリートの打ちっぱなしのようで頑丈な造りだ、防音も問題ない
早速不動産屋に行き正式に契約した、賃料は月に25万円だ、内装業者も紹介してもらって、見積もりをしてもらった。
1ヶ月ぐらいで出来上がるらしい、内装費は200万円ぐらいだ、この前郵送した7個のダイヤの入金も済んでいるため余裕だ、来月にはまた10個売る予定の話もできている
収入の方法は何通りあっても問題ない、そろそろ本業を辞めても良いかも知れない、米本との伝手があればなんとかなりそうだし、新会社を作り取締役に名前だけ米本を連ねてもいいかもしれない
内装が終わったら役所に行って営業許可申請だ、順調に進む、進みすぎている、怖いくらいだ、禍福は糾える縄の如し、良いことがあると悪いことも起こる。
充実した生活を送っているが、いきなり会社に呼び出された、何事かと思っていたら、俺の担当する地域で政変だ
軍事クーデターが起こって政府が替わってしまった、今まで俺が積み上げていった環境が変更になり担当役人も更迭されてしまった。
クーデターなら現地へ飛ぶことも出来ないし、情報も当てにならないし、これでは仕事にならん、当然収入も得られない
(待てよ、これはチャンスじゃないか)
会社を退職するのは早計だか、長期休暇なら取れるのではないか、長期間の休暇を申請した、理由は当然政変で日々の業務に差し支えがあるから、もちろん許可された
同僚からは心配されたが米本だけはニヤニヤと
「これで副業に専念できるな」
同僚からは不思議な目で見られた、みんなが居る前で言うなよとは思ったが、俺に悲壮感がない為、みんなの心配も表面的なものだけで終わった。
大量の物資(綿製品、ビール、洋酒)を用意して、いざ異世界へ、売りまくるぞーと決意を纏い向かった。
夕方には祖母の家に到着し、家の中では3人が朝ごはんを食べていた、IHの使い方を教えたが、向こうで買ったパンや干し肉や果物を食べていた
俺としては夕食になるとご相伴して分けてもらった、元々が俺の財布から出ているお金だ、遠慮なんてしない
向こうの食材は一言で表すとまずい、干し肉はかびた味がするし、パンは堅いし、果物は、、、賞味期限切れてない?って状態
予算は充分に渡していると思ったら間違えた、前にテレサに1週間で銀貨3枚と渡していたが、3人に増えても増額してなかった、それでも3人で1週間で3万円ならこんなまずい物食わずに済むだろ
テレサに管理させたのが良くない、良い意味で倹約家、悪い意味でケチ、シルキーにもフレイヤにもケチな主人と思われてそうだ。
2人に銀貨3枚ずつ渡す、1週間に同じ枚数を渡すことを約束すると喜んでいた、テレサは仏頂面をしている
「テレサ、毎日どれくらい食費に掛かる?」
「1人で1食銅貨3枚、3食で大体10枚、それを3人分だから30枚って処ですね」
その計算だと1週間で銀貨2枚ぐらいか、このレベルでもそんな掛かるのか、テレサよケチと思って悪かった
お店は3人も居たら俺は不必要だ、何をしようか、そうだ親方のところに行ってルビーもらってこよう
その前にマジックバッグもう2枚ぐらい買っとこうか、1袋3万円ぐらいって言ってたな、これ日本なら100万出しても買う奴はたくさん居るだろうけど、出所聞かれても答えられないし
マジックバッグは雑貨屋で売っていた、2袋買うとサービスで銀貨5枚半にしてくれた、ラッキー
親方への貢物はしっかりとバッグにしまって訪問した、考えてみたらいつも朝に行ってるな、絶対に仕事の邪魔じゃん
アステルは酒があると飲むし、飲むと仕事にならんし
今日渡すのはワインにしよう、ウォッカとウイスキーは夜にしよう、ワインならヨーロッパなら昼飯時に飲むぐらいの軽さだ
「親方ー酒持ってきたぞー」
何も言わずに5秒後には目の前、酒と言えば簡単に釣られる
ワインとワイングラスを用意した、赤ワインの色を見て
「この前のとまた違うな」
「これは葡萄って果物から作っております」
「なんじゃ、果実酒か、珍しくもないな」
地球のワインの種類・情熱を甘くみるなよ、しかもこれ5000円はするんだぞ
「文句は飲んでからですよ」
「なんと豊潤な味わい、こんだけ美味しい果実酒飲んだことないわ」
ほらほらきたきた、
「じゃあこれお土産に何本か置いて行きますから、例の鉱石よろしくお願いしますね」
「あんなもんと交換で良ければ大歓迎じゃわい」
宝石の仕入れのお願いも終わったし、次は何しようかな。
121
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
社畜生活に疲れた俺が転生先で拾ったのは喋る古代ゴーレムだった。のんびり修理屋を開店したら、なぜか伝説の職人だと勘違いされている件
☆ほしい
ファンタジー
過労の末に命を落とした俺、相田巧(アイダタクミ)が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界だった。神様から授かったスキルは「分解」と「再構築」という、戦闘には向かない地味なもの。
もうあくせく働くのはごめんだと、静かな生活を求めて森を彷徨っていると、一体の小さなゴーレムを発見する。古代文明の遺物らしいそのゴーレムは、俺のスキルで修理すると「マスター」と喋りだした。
俺はタマと名付けたゴーレムと一緒に、街で小さな修理屋を開業する。壊れた農具から始まり、動かなくなった魔道具まで、スキルを駆使して直していく日々。ただのんびり暮らしたいだけなのに、俺の仕事が完璧すぎるせいで、いつの間にか「どんなものでも蘇らせる伝説の職人」だと噂が広まってしまい……。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる