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44話
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「プルプルプルプル」
現代に戻ると同時に着信音、携帯のロック画面を見ると表示は米本だった
「もしもし?」
「やっと電話つながったか、メール送ったけど返信なかったから」
「ごめんごめん、まだ見てなかったよ、どんな用件?」
「お前、自分が色々注文つけてきて、どんな用件?とかないだろ」
「まあまあ、そこらへんは勘弁してくれ」
「本題なんだけど、まず肌着は送ったから今日には着くはずだ、次にお店に紹介する人材の件だ、名前は船橋美幸さんだ、細かい話は彼女から聞いてくれ、メールに連絡先載せて置いた、次にサダムさんだがな、ちょっとまずいことになった」
「どうゆうこと?」
「しばらくこっちには来れないらしい、1年とか2年とか、だから宝石はサダムさんの国に持ってきて欲しいらしい」
「それ無理だろ、だって中東だろ?気安く日本人が行くようなところじゃないだろ」
「比較的リベラルな国だから仕事で行くなら問題ないさ」
「それは一旦保留だな、今日本離れられないから」
「用件はそれだけだ、船橋さんは早く連絡欲しいって言ってたよ、なんか困ってるみたいだから」
「わかった、色々ありがとうな」
「感謝は形ある物(現金)でいいからな、じゃあな」
電話を切ると早速メールの確認だ、本文の中に船橋美幸さんの電話番号が載っていた、掛けてみる
「もしもし、杉山さんですか?」
「はい、初めまして杉山直人です、米本から連絡あったと思いますが、私が今度リラクゼーションサロンやることになりまして、そこの店長を探してます」
「軽くは話は聞いております、一度お会いして詳しい話をお伺いできればと思います」
「そうですね、お時間の都合はどうですか?日時指定していただければこちらから出向きます」
「時間はいつでも大丈夫です、できれば早い方がいいです」
「わかりました、今からそちらへ行くとしたら3時間後に○○コーヒー○○店でどうですか?」
「はい、大丈夫です、それでは後ほど」
じゃあ行くとするか、自宅に帰って着替えてシャワー浴びてとなるとギリギリだな
(最近自宅に居ることだいぶ減ったな)
もう処分してもいいかも知れない、1LDKで家賃は9万円、駅から歩いて5分だが、別で借りている駐車場までは7分、仕事だけの時は車なんてそんなに乗らなかったのに
最近車がメインだな、祖母の家はバスはあっても多い時でも30分に1本、そこから駅までは15分、便が悪すぎる、車がないと生活に支障をきたす場所だ
(船橋さんの給料幾らにしようかな)
個人経営だから待遇なんて俺の胸先三寸で決めることができる、正直損をしない程度、儲けは少しあればいい、異世界アイテムを使って、多少儲けられればいいかなと
最初はあのポーションを軸に儲けを出すことにしようとしたのだが、親方の所で購入したダイヤがチートすぎた。
サダムさんがダメとなると、ダイヤのほうで儲けを出すことが無理になり、そしたら絶品空間のほうで利益を出すしかない、課題は多いな。
魔法もある世界だ、他にもこちらへ持ってきて高く売れる商品とかも探していこう、色々と考えながらいると自宅に着いた、荷物が極端に少ないのはもうマジックバッグに殆ど詰めてしまっていた。
生活拠点は今や祖母の家の方だ、テレビと洗濯機と電子レンジとテーブルのみ、お金と着替えはバッグの中だ。お金は本当は銀行に預けたいが1億円近くの現金を預けるには税務署が怖い。
時間もないためすぐにコーヒー店へ向かう、着くと船橋さんに電話をする
「今着きました、もういらっしゃいますか?」
「はい、一番奥の席です」
手を軽く挙げて合図をしてくれたので、すぐにわかった、米本から年齢は聞いてないが30代のようだった
「初めまして杉山です」
「こちらこそ初めまして船橋です」
「早速ですが、1週間後に開店をする店舗の店長を探してまして、米本に相談したら、優秀な人材と言うことで船橋さんを紹介してもらいました。」
「優秀なんてそんな、、、確かに今私は仕事を探してまして、それも急ぎで」
「そうなんですね、立ち入ったことはなんですがそれはまたどうして」
「はい、先日離婚をしまして、専業主婦をしていた為仕事をして娘を養っていかないといけませんので」
ほう、シングルマザーか、そりゃあ大変だ
「娘さんはおいくつなんですか?」
「8歳です、もう大きいので1人でお留守番もできます。」
「そうですか、営業時間は10時から22時までで船橋さんには10時から19時までか、お昼から最後まででお願いしたいのですが」
「どちらでも大丈夫です」
子供が居ると聞いたので時短勤務になってしまうとおもったが、フル出勤できるみたいで良かった
「やってもらう業務は簡単な管理業務です、経理とかシフト作成とか受付とか、そんなに難しい仕事ではないです。」
「しばらく仕事から離れていたので助かります。」
待遇面どうしよう、給料幾らに設定しようか、みんなと一緒だと作業しない分かなり低くなるよな、よし
「給料は固定で30万でどうでしょうか、残業した場合は別途お支払い致します、ただなるべく残業はしない方向で」
「そんなに頂けるなら嬉しいです」
「ただ個人経営なので保険はないです」
「はい、問題ありません、いつから勤務入れますか?実は今困った問題を抱えてまして、初対面でこんな話をしていいのかどうか」
うわぁーなんかやばそうな内容なら雇うの辞めようかな
「私に出来ることであれば」
「今住む家がないんですよ、本当に最近離婚して家を出たばかりでお金もなくて」
「元ご主人はお仕事されてなかったのですか?財産分与とかそうゆうのは?」
「旦那とは社内結婚だったんです、元々百貨店の外商部に一緒に働いてまして、3年前まで真面目に働いていたのですが、閉店して職を失いまして」
「最近百貨店って閉店多いですよね」
「はい、なんかやる気をなくして、仕事も探さずパチンコに行く毎日、見る見るうちに貯金も底をつき、私も仕事探しましたが、当時は子供も小さくて中々条件が合うところがなくてズルズルと」
「それは大変でしたね、今はどこで暮らしているのですか?」
「安いホテルで暮らしています、家を借りる資金もなく、無職では中々貸してはくれなくて」
「そうですか、米本とはどこで知り合ったのですか?」
「はい、昔奥様が部下でした。米本さんの奥様は一番良い時に辞められて5年前までは会社も順調でしたから」
たった2年で傾いちゃうのか、米本って俺と同じ24歳だったよな、奥さんって年上って聞いたけどいくつなんだろ
「わかりました、なんとかしますからご安心を」
丁度いいかもね。
現代に戻ると同時に着信音、携帯のロック画面を見ると表示は米本だった
「もしもし?」
「やっと電話つながったか、メール送ったけど返信なかったから」
「ごめんごめん、まだ見てなかったよ、どんな用件?」
「お前、自分が色々注文つけてきて、どんな用件?とかないだろ」
「まあまあ、そこらへんは勘弁してくれ」
「本題なんだけど、まず肌着は送ったから今日には着くはずだ、次にお店に紹介する人材の件だ、名前は船橋美幸さんだ、細かい話は彼女から聞いてくれ、メールに連絡先載せて置いた、次にサダムさんだがな、ちょっとまずいことになった」
「どうゆうこと?」
「しばらくこっちには来れないらしい、1年とか2年とか、だから宝石はサダムさんの国に持ってきて欲しいらしい」
「それ無理だろ、だって中東だろ?気安く日本人が行くようなところじゃないだろ」
「比較的リベラルな国だから仕事で行くなら問題ないさ」
「それは一旦保留だな、今日本離れられないから」
「用件はそれだけだ、船橋さんは早く連絡欲しいって言ってたよ、なんか困ってるみたいだから」
「わかった、色々ありがとうな」
「感謝は形ある物(現金)でいいからな、じゃあな」
電話を切ると早速メールの確認だ、本文の中に船橋美幸さんの電話番号が載っていた、掛けてみる
「もしもし、杉山さんですか?」
「はい、初めまして杉山直人です、米本から連絡あったと思いますが、私が今度リラクゼーションサロンやることになりまして、そこの店長を探してます」
「軽くは話は聞いております、一度お会いして詳しい話をお伺いできればと思います」
「そうですね、お時間の都合はどうですか?日時指定していただければこちらから出向きます」
「時間はいつでも大丈夫です、できれば早い方がいいです」
「わかりました、今からそちらへ行くとしたら3時間後に○○コーヒー○○店でどうですか?」
「はい、大丈夫です、それでは後ほど」
じゃあ行くとするか、自宅に帰って着替えてシャワー浴びてとなるとギリギリだな
(最近自宅に居ることだいぶ減ったな)
もう処分してもいいかも知れない、1LDKで家賃は9万円、駅から歩いて5分だが、別で借りている駐車場までは7分、仕事だけの時は車なんてそんなに乗らなかったのに
最近車がメインだな、祖母の家はバスはあっても多い時でも30分に1本、そこから駅までは15分、便が悪すぎる、車がないと生活に支障をきたす場所だ
(船橋さんの給料幾らにしようかな)
個人経営だから待遇なんて俺の胸先三寸で決めることができる、正直損をしない程度、儲けは少しあればいい、異世界アイテムを使って、多少儲けられればいいかなと
最初はあのポーションを軸に儲けを出すことにしようとしたのだが、親方の所で購入したダイヤがチートすぎた。
サダムさんがダメとなると、ダイヤのほうで儲けを出すことが無理になり、そしたら絶品空間のほうで利益を出すしかない、課題は多いな。
魔法もある世界だ、他にもこちらへ持ってきて高く売れる商品とかも探していこう、色々と考えながらいると自宅に着いた、荷物が極端に少ないのはもうマジックバッグに殆ど詰めてしまっていた。
生活拠点は今や祖母の家の方だ、テレビと洗濯機と電子レンジとテーブルのみ、お金と着替えはバッグの中だ。お金は本当は銀行に預けたいが1億円近くの現金を預けるには税務署が怖い。
時間もないためすぐにコーヒー店へ向かう、着くと船橋さんに電話をする
「今着きました、もういらっしゃいますか?」
「はい、一番奥の席です」
手を軽く挙げて合図をしてくれたので、すぐにわかった、米本から年齢は聞いてないが30代のようだった
「初めまして杉山です」
「こちらこそ初めまして船橋です」
「早速ですが、1週間後に開店をする店舗の店長を探してまして、米本に相談したら、優秀な人材と言うことで船橋さんを紹介してもらいました。」
「優秀なんてそんな、、、確かに今私は仕事を探してまして、それも急ぎで」
「そうなんですね、立ち入ったことはなんですがそれはまたどうして」
「はい、先日離婚をしまして、専業主婦をしていた為仕事をして娘を養っていかないといけませんので」
ほう、シングルマザーか、そりゃあ大変だ
「娘さんはおいくつなんですか?」
「8歳です、もう大きいので1人でお留守番もできます。」
「そうですか、営業時間は10時から22時までで船橋さんには10時から19時までか、お昼から最後まででお願いしたいのですが」
「どちらでも大丈夫です」
子供が居ると聞いたので時短勤務になってしまうとおもったが、フル出勤できるみたいで良かった
「やってもらう業務は簡単な管理業務です、経理とかシフト作成とか受付とか、そんなに難しい仕事ではないです。」
「しばらく仕事から離れていたので助かります。」
待遇面どうしよう、給料幾らに設定しようか、みんなと一緒だと作業しない分かなり低くなるよな、よし
「給料は固定で30万でどうでしょうか、残業した場合は別途お支払い致します、ただなるべく残業はしない方向で」
「そんなに頂けるなら嬉しいです」
「ただ個人経営なので保険はないです」
「はい、問題ありません、いつから勤務入れますか?実は今困った問題を抱えてまして、初対面でこんな話をしていいのかどうか」
うわぁーなんかやばそうな内容なら雇うの辞めようかな
「私に出来ることであれば」
「今住む家がないんですよ、本当に最近離婚して家を出たばかりでお金もなくて」
「元ご主人はお仕事されてなかったのですか?財産分与とかそうゆうのは?」
「旦那とは社内結婚だったんです、元々百貨店の外商部に一緒に働いてまして、3年前まで真面目に働いていたのですが、閉店して職を失いまして」
「最近百貨店って閉店多いですよね」
「はい、なんかやる気をなくして、仕事も探さずパチンコに行く毎日、見る見るうちに貯金も底をつき、私も仕事探しましたが、当時は子供も小さくて中々条件が合うところがなくてズルズルと」
「それは大変でしたね、今はどこで暮らしているのですか?」
「安いホテルで暮らしています、家を借りる資金もなく、無職では中々貸してはくれなくて」
「そうですか、米本とはどこで知り合ったのですか?」
「はい、昔奥様が部下でした。米本さんの奥様は一番良い時に辞められて5年前までは会社も順調でしたから」
たった2年で傾いちゃうのか、米本って俺と同じ24歳だったよな、奥さんって年上って聞いたけどいくつなんだろ
「わかりました、なんとかしますからご安心を」
丁度いいかもね。
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