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66話
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「そういや魔物って売れるのか?今回は毛皮とか」
「はい、これだけ状態が良ければ銀貨3枚ぐらいになるかもしれないですね」
なんか微妙だな、金ない時なら嬉しいけど今は、、、
「スラムの子供達にプレゼントしたらどうでしょう、肉とか喜びますよ」
「フォレストウルフの肉って美味しいんだっけ?」
「獣臭くて私は好きではないですが、一部のマニアにはたまらないらしいですよ」
じゃあ一応持って帰るか、丸ごと全部トゥリ達に持っていこう、奴らが食ってもいいし、売ってもいいし、好きに使えばいいさ、今回は素材がメインではないからな
「薬草はどうだ?ポーションの原料に使いたいんだが、もう魔力水も作れるようになったんだろ?」
「はい、圧縮もできるようになったので、上級ポーションも作れるのではないでしょうか」
確か上級ポーションになると四肢欠損も治せるんだったな、それがあればパラリンピックの存在全否定になってしまうが、現代には持っていけないな
そういや魔力水って単体だと飲めるのか?ポーション作りにしか使ったことないが、ポーションの原料にできるぐらいだから身体に悪いものはないだろう
「テレサ魔力水ちょっと出してくれる?飲んでみたい」
「出すのはいいですが、普通の水ですよ、大したものじゃないと思いますけど」
「それでもいいよ、味見したい」
「ウォーター」
手のひらの上に出してもらい飲んでみた
(うん、普通の水だ)
特に苦いとか甘いとかなく無味無臭の水だった、魔力を帯びてるから特別な変化もあるかと思ったがそれも起きない、魔力ってなんなんだろうな、取り敢えずスラムに行こう
スラムでは日常の通りパン作りにみんな励んでいた、今日中にはハルクが帰ってくるから今度は俺が帝国に行こうと思う、多少は街の様子を見ておきたい。
閉門時間ぎりぎりにハルクが戻ってきた、オゴダイさんも一緒だ
「帝国ではどうだった?みんなパンを買いに来てたか?」
「はい」
こいつに聞いたのが間違いだ
「オゴダイさん どうです?向こうの様子は」
「だいぶ好評でしたよ、ただこちらのパンが売れるとみるや他店が300ゴールドから200ゴールドに下げたら余り売れなくなりました」
「え それ知ってこっちも下げたんですよね?」
「そんなことしたら儲けが減るじゃないですか、もちろんしてませんよ」
やばいなコイツ、目先のことしかわかってない、今回は儲けは度外視だってこと理解してない。
「そしたら下げて売ってください」
って言ったところでケータイもない世界だ、俺が行くまではこのままなんだろうな、しかも今回は商人ギルドで販売してるから俺が言ったところで権限ないからな
これはヒルダさんに相談してみないといけないな
「ヒルダさーん、一緒に帝国行きますよ、明日の朝から行きますから準備しておいてくださいね」
「随分といきなりの話なんですね、でも大丈夫です」
オゴダイさんの考え方をヒルダさんに伝えた、そして俺の見解も、これで納得してくれたら良いけどヒルダさんもわけのわからないこと言ったらアウトだな
「だからオゴダイは無能なんですよ、わかりました、私がなんとかしますね」
良かった、ヒルダさんはわかってくれている、元々がヒルダさんが考えたやり方だから変なこと言うようなら終わってる
折角俺が行くのだ、パンだけでなく米と麺も多少持っていこう、100キロぐらいなら小売店でも用意できるだろうから、5キロずつぐらいで売り出してみよう、これで人気が出るかどうかは不明だが
今日は徹夜で動くことになりそうだが、ハルクに運転させておけばいいや、横で寝てても全く問題ない、
明くる日帝国へと出発したが、今回の同乗者はヒルダさんとフレイヤとハルクだ、オゴダイさんは正直減滅したので一緒に行くとイラッとするので置いていった
「こんなに便利な道具があるなら前回なんで使わなかったんですか?私の貴重な時間を無駄に過ごすことなかったのに」
そうは言われてもどんな道がわからないし、もし車が通れない可能性もあったからな、だからバイクだけは用意したけど、タンデムで2人で行くのはさすがに無理だ
「前の時にはまだ用意できなかったんですよ、今回は早めに着くのでそれで勘弁してください」
「今回だってオゴダイが無能でなければ私が行くこともなかったですし、ナオト君が先にこのような事態を想定して伝えてくれてたら良かったのに」
オゴダイさんって元々商人ギルドの人間、言わばそちら側の人間だろうが、俺がどうのこうの言うよりヒルダさんが言うべきことだろう
っていうかヒルダさん、五月蝿い、こっちは寝たいんだが、ずっと話しかけてきて眠れない、フレイヤは大人しくポータブルゲーム機に夢中になってるし
今回同行の条件とされたのがゲーム機だ、フレイヤの魔法をあてにしたかったので連れてきた、もうヒルダさんにゲーム機とか見られてもいいや、魔道具ですって言えば誤魔化せるだろ
なんか先行きが心配になるような感じだ、まだ出発して1時間しか経ってないのにもう1日過ごしたようだ
もう寝たふりして、向こうに着くまでずっと寝ていようと心に決めた。
「はい、これだけ状態が良ければ銀貨3枚ぐらいになるかもしれないですね」
なんか微妙だな、金ない時なら嬉しいけど今は、、、
「スラムの子供達にプレゼントしたらどうでしょう、肉とか喜びますよ」
「フォレストウルフの肉って美味しいんだっけ?」
「獣臭くて私は好きではないですが、一部のマニアにはたまらないらしいですよ」
じゃあ一応持って帰るか、丸ごと全部トゥリ達に持っていこう、奴らが食ってもいいし、売ってもいいし、好きに使えばいいさ、今回は素材がメインではないからな
「薬草はどうだ?ポーションの原料に使いたいんだが、もう魔力水も作れるようになったんだろ?」
「はい、圧縮もできるようになったので、上級ポーションも作れるのではないでしょうか」
確か上級ポーションになると四肢欠損も治せるんだったな、それがあればパラリンピックの存在全否定になってしまうが、現代には持っていけないな
そういや魔力水って単体だと飲めるのか?ポーション作りにしか使ったことないが、ポーションの原料にできるぐらいだから身体に悪いものはないだろう
「テレサ魔力水ちょっと出してくれる?飲んでみたい」
「出すのはいいですが、普通の水ですよ、大したものじゃないと思いますけど」
「それでもいいよ、味見したい」
「ウォーター」
手のひらの上に出してもらい飲んでみた
(うん、普通の水だ)
特に苦いとか甘いとかなく無味無臭の水だった、魔力を帯びてるから特別な変化もあるかと思ったがそれも起きない、魔力ってなんなんだろうな、取り敢えずスラムに行こう
スラムでは日常の通りパン作りにみんな励んでいた、今日中にはハルクが帰ってくるから今度は俺が帝国に行こうと思う、多少は街の様子を見ておきたい。
閉門時間ぎりぎりにハルクが戻ってきた、オゴダイさんも一緒だ
「帝国ではどうだった?みんなパンを買いに来てたか?」
「はい」
こいつに聞いたのが間違いだ
「オゴダイさん どうです?向こうの様子は」
「だいぶ好評でしたよ、ただこちらのパンが売れるとみるや他店が300ゴールドから200ゴールドに下げたら余り売れなくなりました」
「え それ知ってこっちも下げたんですよね?」
「そんなことしたら儲けが減るじゃないですか、もちろんしてませんよ」
やばいなコイツ、目先のことしかわかってない、今回は儲けは度外視だってこと理解してない。
「そしたら下げて売ってください」
って言ったところでケータイもない世界だ、俺が行くまではこのままなんだろうな、しかも今回は商人ギルドで販売してるから俺が言ったところで権限ないからな
これはヒルダさんに相談してみないといけないな
「ヒルダさーん、一緒に帝国行きますよ、明日の朝から行きますから準備しておいてくださいね」
「随分といきなりの話なんですね、でも大丈夫です」
オゴダイさんの考え方をヒルダさんに伝えた、そして俺の見解も、これで納得してくれたら良いけどヒルダさんもわけのわからないこと言ったらアウトだな
「だからオゴダイは無能なんですよ、わかりました、私がなんとかしますね」
良かった、ヒルダさんはわかってくれている、元々がヒルダさんが考えたやり方だから変なこと言うようなら終わってる
折角俺が行くのだ、パンだけでなく米と麺も多少持っていこう、100キロぐらいなら小売店でも用意できるだろうから、5キロずつぐらいで売り出してみよう、これで人気が出るかどうかは不明だが
今日は徹夜で動くことになりそうだが、ハルクに運転させておけばいいや、横で寝てても全く問題ない、
明くる日帝国へと出発したが、今回の同乗者はヒルダさんとフレイヤとハルクだ、オゴダイさんは正直減滅したので一緒に行くとイラッとするので置いていった
「こんなに便利な道具があるなら前回なんで使わなかったんですか?私の貴重な時間を無駄に過ごすことなかったのに」
そうは言われてもどんな道がわからないし、もし車が通れない可能性もあったからな、だからバイクだけは用意したけど、タンデムで2人で行くのはさすがに無理だ
「前の時にはまだ用意できなかったんですよ、今回は早めに着くのでそれで勘弁してください」
「今回だってオゴダイが無能でなければ私が行くこともなかったですし、ナオト君が先にこのような事態を想定して伝えてくれてたら良かったのに」
オゴダイさんって元々商人ギルドの人間、言わばそちら側の人間だろうが、俺がどうのこうの言うよりヒルダさんが言うべきことだろう
っていうかヒルダさん、五月蝿い、こっちは寝たいんだが、ずっと話しかけてきて眠れない、フレイヤは大人しくポータブルゲーム機に夢中になってるし
今回同行の条件とされたのがゲーム機だ、フレイヤの魔法をあてにしたかったので連れてきた、もうヒルダさんにゲーム機とか見られてもいいや、魔道具ですって言えば誤魔化せるだろ
なんか先行きが心配になるような感じだ、まだ出発して1時間しか経ってないのにもう1日過ごしたようだ
もう寝たふりして、向こうに着くまでずっと寝ていようと心に決めた。
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