70 / 94
70話
しおりを挟む
「それではヒルダさん、ライトさんお願いしますね」
「はい、それでは行って参ります」
まずは俺が王都で行動する為の許可を得なければいけない、その為の申請を2人に頼んだ、少し時間が掛かるだろうから、その間に宿の手配だ、俺たち(俺、テレサ、シルキー、フレイヤ、ハルク)の宿は前回泊まりかなり気に入った新緑の銀杏亭だ、ここは1人一泊銀貨10枚、5人だと銀貨50枚にもなる、いつ王都での滞在が終わるか不明な為1週間分押さえた
かなりの大金にはなってしまうが、使わないと貯まる一方だ、どんどんこちらの世界に還元していこう、こちらの原価のほうが現代に比べたらかなり安く済む
親方達10人には別の宿を用意した、旅の果てに亭だ、こちらは一泊銅貨40枚、新緑の銀杏亭に比べたらかなりリーズナブルで別にけちったわけでもなく、代わりにお酒はふんだんに用意した
どうせ親方達は酒飲んで酔っ払って寝るだけでなので高級宿なんて必要ない、用意したお酒も一度に渡すなんてバカな真似はしない、全部渡すと全部一気に飲む、飲めなくても飲むと、それがドワーフだ、二日酔いになるのが目に見えるのに潰れるまで飲む気持ちは気が知れない、だが俺みたいに二日酔いに対してポーションで誤魔化すことは滅多にしない
どうやら二日酔いを解消すると損した気になるようだ、それでも大事な仕事の前にはポーションを使うので備蓄はしてあるそうだ
宿に着くとフレイヤがはしゃいでいた
「こんなすごい宿初めてだよ、子爵家も凄かったけどここはそれ以上だよ」
「気に入ってもらえてなによりだ、しばらくはここで過ごすからな」
テレサ
「私達はその、、もう少しランクが低い所でも大丈夫なんですが、お高くないですか?」
シルキー
「ご飯が美味しかったらどこでもいいですよ」
「だいぶ稼いでいるから心配するな、シルキー 日本の飯より美味い宿などないからな」
フレイヤ
「この宿の中見て回ってきていい?」
「ついでにみんなで風呂入ってきたらどうだ?ここの風呂場気持ちいいぞ、銅貨10枚ずつ持っていけ」
風呂場でのマッサージ代を渡した、行ったら驚くだろうな、俺も行くとしよう、風呂から上がるとヒルダが戻ってきていた
「私の泊まる所はどこですか?」
(知らんがな)
「商人ギルドのトルムンさんに紹介してもらうといいですよ、私もここ教えてもらいましたから」
「ナオト君と同じ部屋でいいですよ」
「私いびきをかくのでゆっくり眠れませんから別の宿の方がいいと思いますよ、ハルクも居ますし」
「そうなんですね、なら寝なければいいんじゃないですか?寝ずに、、、、、」
(その先を言うなよ?)
「疲れてますからゆっくりと寝たいですから」
押し問答を繰り返した結果違う部屋の同じ宿に泊まることになった、しかもヒルダさんはスイート、勿論俺の金でだ、なんでそうなったのかはさっぱりわからない
晩飯を終えてゆっくりとしていた所にヒルダさんの部屋に来るように言われた、1人で
「許可は取れました、自由に行動するように言われました」
「それは良かった明日から動きましょう」
部屋に戻ろうとすると
「1人でスイートって広いんですね、2人だとちょうど良いと思いません?」
「ライトさんは一緒じゃないのですか?」
「ギルド長は王都に実家があるのでそちらに泊まるらしいですよ」
「そうですか、それでは」
今回は食い下がられることはなかった、強く言っても無駄だと言うことが理解したのだろう、毎回毎回懲りない人だ、俺以外にたくさん男の人は居るだろうに、あんだけ綺麗なのにもてないのかな、性格がきつくて金に汚いって欠点はあるが
翌朝みんなを集めて
「親方達は街の入り口 帝国方向に柵を作ってくれ、できれば最低でも三重ぐらいで作って欲しい、時間が許す限りは何重にもしてくれ」
「テレサは親方の手伝い必要な物があったら言われた通りに手配してくれ」
「シルキーは親方達と一緒のところで落とし穴を作ってくれ」
「フレイヤとハルクは俺と一緒に冒険者ギルドに行くぞ、それでは各自よろしく頼む」
3人で冒険者ギルドへと向かう、必要な人材の確保だ
「冒険者ギルド本部へようこそ、私は受付のラズです、本日はどのようなご用件でしょう」
「このギルドの中で魔道具の使い方に慣れている者で乗馬が得意な者は居るか?帝国が攻めてくるから時間がないから急ぎで頼む」
「それでしたら今王都に居るメンバーで条件に合うのは暴風の疾駆者ですね、もうそろそろ現れると思いますよ、彼らはCランクで、、、、」
「知ってるからいい」
顔馴染みの人たちの方が扱いやすい、既にバイクを渡してあるので多少は戦車に対しても戸惑うことはないだろう
「どうもお久しぶりです」
「バイクの取立にこんなところまで?期限まではまだあったと思うが」
フリオさん早とちりしすぎ、たかだかバイクの値段ぐらいでこんなとこまで来ないよ、いくら車だからと言って700キロはかなりの距離だぞ
「違いますよ、別件の仕事を依頼しに来たら受付のラズさんから暴風の疾駆者を紹介されたんですよ」
「俺らも忙しいからな、急な依頼は受ける余裕はないぞ、バイクの残りを帳消しにしてくれるならいいが」
「いいですよ」
「いや冗談だ、お前交渉って言葉知らないのかよ」
「それぐらい切羽詰まってるってことです、戦争を止める為にやってきたんですから」
「一介の商人が戦争を止める?相変わらず店主は無茶だな、俺らも心配はしてたけどできることないから普段通りに過ごしてるよ」
「取り敢えず街の外に出ますよ、それで詳しい話しますから」
「はい、それでは行って参ります」
まずは俺が王都で行動する為の許可を得なければいけない、その為の申請を2人に頼んだ、少し時間が掛かるだろうから、その間に宿の手配だ、俺たち(俺、テレサ、シルキー、フレイヤ、ハルク)の宿は前回泊まりかなり気に入った新緑の銀杏亭だ、ここは1人一泊銀貨10枚、5人だと銀貨50枚にもなる、いつ王都での滞在が終わるか不明な為1週間分押さえた
かなりの大金にはなってしまうが、使わないと貯まる一方だ、どんどんこちらの世界に還元していこう、こちらの原価のほうが現代に比べたらかなり安く済む
親方達10人には別の宿を用意した、旅の果てに亭だ、こちらは一泊銅貨40枚、新緑の銀杏亭に比べたらかなりリーズナブルで別にけちったわけでもなく、代わりにお酒はふんだんに用意した
どうせ親方達は酒飲んで酔っ払って寝るだけでなので高級宿なんて必要ない、用意したお酒も一度に渡すなんてバカな真似はしない、全部渡すと全部一気に飲む、飲めなくても飲むと、それがドワーフだ、二日酔いになるのが目に見えるのに潰れるまで飲む気持ちは気が知れない、だが俺みたいに二日酔いに対してポーションで誤魔化すことは滅多にしない
どうやら二日酔いを解消すると損した気になるようだ、それでも大事な仕事の前にはポーションを使うので備蓄はしてあるそうだ
宿に着くとフレイヤがはしゃいでいた
「こんなすごい宿初めてだよ、子爵家も凄かったけどここはそれ以上だよ」
「気に入ってもらえてなによりだ、しばらくはここで過ごすからな」
テレサ
「私達はその、、もう少しランクが低い所でも大丈夫なんですが、お高くないですか?」
シルキー
「ご飯が美味しかったらどこでもいいですよ」
「だいぶ稼いでいるから心配するな、シルキー 日本の飯より美味い宿などないからな」
フレイヤ
「この宿の中見て回ってきていい?」
「ついでにみんなで風呂入ってきたらどうだ?ここの風呂場気持ちいいぞ、銅貨10枚ずつ持っていけ」
風呂場でのマッサージ代を渡した、行ったら驚くだろうな、俺も行くとしよう、風呂から上がるとヒルダが戻ってきていた
「私の泊まる所はどこですか?」
(知らんがな)
「商人ギルドのトルムンさんに紹介してもらうといいですよ、私もここ教えてもらいましたから」
「ナオト君と同じ部屋でいいですよ」
「私いびきをかくのでゆっくり眠れませんから別の宿の方がいいと思いますよ、ハルクも居ますし」
「そうなんですね、なら寝なければいいんじゃないですか?寝ずに、、、、、」
(その先を言うなよ?)
「疲れてますからゆっくりと寝たいですから」
押し問答を繰り返した結果違う部屋の同じ宿に泊まることになった、しかもヒルダさんはスイート、勿論俺の金でだ、なんでそうなったのかはさっぱりわからない
晩飯を終えてゆっくりとしていた所にヒルダさんの部屋に来るように言われた、1人で
「許可は取れました、自由に行動するように言われました」
「それは良かった明日から動きましょう」
部屋に戻ろうとすると
「1人でスイートって広いんですね、2人だとちょうど良いと思いません?」
「ライトさんは一緒じゃないのですか?」
「ギルド長は王都に実家があるのでそちらに泊まるらしいですよ」
「そうですか、それでは」
今回は食い下がられることはなかった、強く言っても無駄だと言うことが理解したのだろう、毎回毎回懲りない人だ、俺以外にたくさん男の人は居るだろうに、あんだけ綺麗なのにもてないのかな、性格がきつくて金に汚いって欠点はあるが
翌朝みんなを集めて
「親方達は街の入り口 帝国方向に柵を作ってくれ、できれば最低でも三重ぐらいで作って欲しい、時間が許す限りは何重にもしてくれ」
「テレサは親方の手伝い必要な物があったら言われた通りに手配してくれ」
「シルキーは親方達と一緒のところで落とし穴を作ってくれ」
「フレイヤとハルクは俺と一緒に冒険者ギルドに行くぞ、それでは各自よろしく頼む」
3人で冒険者ギルドへと向かう、必要な人材の確保だ
「冒険者ギルド本部へようこそ、私は受付のラズです、本日はどのようなご用件でしょう」
「このギルドの中で魔道具の使い方に慣れている者で乗馬が得意な者は居るか?帝国が攻めてくるから時間がないから急ぎで頼む」
「それでしたら今王都に居るメンバーで条件に合うのは暴風の疾駆者ですね、もうそろそろ現れると思いますよ、彼らはCランクで、、、、」
「知ってるからいい」
顔馴染みの人たちの方が扱いやすい、既にバイクを渡してあるので多少は戦車に対しても戸惑うことはないだろう
「どうもお久しぶりです」
「バイクの取立にこんなところまで?期限まではまだあったと思うが」
フリオさん早とちりしすぎ、たかだかバイクの値段ぐらいでこんなとこまで来ないよ、いくら車だからと言って700キロはかなりの距離だぞ
「違いますよ、別件の仕事を依頼しに来たら受付のラズさんから暴風の疾駆者を紹介されたんですよ」
「俺らも忙しいからな、急な依頼は受ける余裕はないぞ、バイクの残りを帳消しにしてくれるならいいが」
「いいですよ」
「いや冗談だ、お前交渉って言葉知らないのかよ」
「それぐらい切羽詰まってるってことです、戦争を止める為にやってきたんですから」
「一介の商人が戦争を止める?相変わらず店主は無茶だな、俺らも心配はしてたけどできることないから普段通りに過ごしてるよ」
「取り敢えず街の外に出ますよ、それで詳しい話しますから」
86
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
社畜生活に疲れた俺が転生先で拾ったのは喋る古代ゴーレムだった。のんびり修理屋を開店したら、なぜか伝説の職人だと勘違いされている件
☆ほしい
ファンタジー
過労の末に命を落とした俺、相田巧(アイダタクミ)が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界だった。神様から授かったスキルは「分解」と「再構築」という、戦闘には向かない地味なもの。
もうあくせく働くのはごめんだと、静かな生活を求めて森を彷徨っていると、一体の小さなゴーレムを発見する。古代文明の遺物らしいそのゴーレムは、俺のスキルで修理すると「マスター」と喋りだした。
俺はタマと名付けたゴーレムと一緒に、街で小さな修理屋を開業する。壊れた農具から始まり、動かなくなった魔道具まで、スキルを駆使して直していく日々。ただのんびり暮らしたいだけなのに、俺の仕事が完璧すぎるせいで、いつの間にか「どんなものでも蘇らせる伝説の職人」だと噂が広まってしまい……。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる