赤い糸の先

丹葉 菟ニ

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焦り

目標 2

王様の許しを得て 王様に連れてこられた部屋で 筆記用具を準備して貰い 巻き物を解読して行く。置いている巻き物は3本の内 1本は元の仕事で使ってたのか最初の方は木材の残留や配送先に仕入れ等が書かれてる。

そして、いきなり 戸惑いの内容になった。

「木の成育状態を見る為に数人と山に入りはぐれてしまった。大声を出すが返答がなく闇雲に歩いてると、真っ白のな霧に覆われて行く。危険と感じつつも 誘われるかのように霧に足を踏み出してしまった。歩けど歩けど何処にも辿り着けずに、ただ真っ直ぐに歩いた。
どれ程歩いたか、気が付けば 徐々に霧が払れ元いた場所と違う森に辿り着いた。
登ってるのか下ってるのか分からぬままに進むと、見た事もない 怪物に襲われ 腰を抜かしてた所に4人の子供らに助けられたが、言葉が通じず 困り果てた。」

『面白い この世界と地球が繋がってたかのように書かれてるし、この世界の言葉が通じなかったと書かれてるか?』

最初の方が解読出来たので桔梗に読んでやると、物語の様に聞こえるのか 面白いと尻尾をゆっくりと振りながら聞いてる。

「俺は神様に連れてこられたから 当たり前のようにこの世界の言葉が喋れてるけど、本当に迷い混んだかのように書かれてる」

裏表一体の世界なら次元の歪みとかであるかも知れないけど、歩いてたら辿り着いたとか考えにくい話だ。でもなぁ~、あの 神様の事だから"うっかり"何かしらの歪みを作り出して やってしまった?!とか、言われたら有りうる話しだ。

何やらかしてんだよ 神様!とか、言う前に 本気で あなた 神様なんですか?と、聴きたくなる。

『続きを聞きたいが 少し休め』

「うーん、もう少しだけ」

桔梗は休めと五月蝿いけど もう少しだけもう少しだけと 言いながら夢中になる。

「イオリ様 少しお休み下さい」

突然 知らない人の声が聞こえて 顔を上げると 誰だったけ?と、疑問が顔に出てしまったのだろう

『ハルム陛下の世話係の、ウルフム・ドドールだ』
「今朝 ご挨拶させて貰いました。ウルフム・ドドールと申します」

「ああ、ごめんなさいウルフムさん。巻き物に夢中になってしまって」

そうだった、ウルさんだった。

「どうぞ、ウルフムとお呼び下さい。イオリ様 少しお休みになりませんと お身体に差し障ります。お茶を準備致しましたので どうぞ 一休みなさって下さい」

明らかに自分よりも歳上で初老に差し掛かってる人物を呼び捨てには出来ない。

「呼び捨てなんて出来ないよ、そうだ!ウルさんって呼んでもいいですか?」

「イオリ様が呼びやすいのであれば わたしには異存ございません」

ニッコリ 笑顔で了解してくれるウルさんに笑いかけながら提案してみる。

「ウルさん お時間ありますか?」

「少しでしたら」

「最初の方が解読出来たのでウルさんの見解を聞きたいので一緒にお茶を飲みませんか?」

「え?私の見解ですか?」

「そうです。面白い事が 書かれてましたので 他の方の見解を聞いてみたいと思いまして」

「分かりました。では、ご一緒お茶を頂きましょう」

「ありがとうございます」

桔梗に聞かせた事をそのまま ウルさんに聞かせた。やっぱり 物語を聞いてる気持になるのか面白いと目を和らげて聞いてくれる。

「この世界のどこかに違う世界に繋がる目には見えない道があるのかもしれませんね」

「何処かに繋がる見えない道ですか?そんな道があるかも知れないなら、どこかで人が居なくなったと大騒ぎになったり 噂が広まったり とかないですか?」

「うーん、そうですね。私はその様な 騒ぎや噂は聞いてませんね」

「そうですか?もう少し 読み解いたら何かしらの手掛かりが見つかるか?」

「でも、言葉が通じないと書かれてるのならば 他の世界から来たのではなく 国境をただ超えて来た可能性が1番高いですね」

そうだよね~。その可能性が1番高くなるよね。でもなぁ~ この巻き物は明らかに日本人が書いた神代文字で江戸時代になる。時代が合わないんだよなぁ~室町時代から安土桃山時代が年代的に合うと勝手に思ってたけど明らかなにおかしな事になってる。
細かな所は目を瞑った方が良さそうだな。

明らかに日本人が書いたものだと分かりなが1人でお茶を飲みたくなくて無理矢理 ウルさんをお茶に誘っただけだった。


-・-・-・-・-・-・-・-

誓約書を目の前で破り捨てる。

「貴方は証持ちの番が大事ではないのですか?」

リーズ外務最高官が不快感を露に問うて来た。

「大事ですよ。私の命よりも大事な存在だ。あなた達が思っている以上にな。自分達の存在意義の危機に立たされてる今 イオリの魔法力は大きいのでしょうね?子供 一人分の魔法力しか持たないあなた達からしたら 絶対にイオリを引き込みたいと思っている事も分かるが、余り強引な事はしないことだ」

アシス様とターナ様がマトモに聖魔法を使えるが 後の者は聖魔法と言っても魔法力が子供程かそれよりも少なかったり と1度魔法力を使えば2・3日は魔法を使えない者ばかりだ。その為 聖魔法が使える者が現れたら今の様に無理矢理 自分達が所有する集団宿舎に招き入れ自分達は特別な存在だと、毎日言い聞かせて 思い込ませ 国から特別な者の集団だから存続意義があると国費をもぎ取って行くのだ。

それでも、余りに活動してないし それ程たいした力の持ち主も揃ってないと 年々国費を減らしてはいる最中でもある。1度に叩き潰せないのも 目の前に座るリーズ外務最高官が後ろ盾になってるのもある。

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