異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~

丹葉 菟ニ

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スローライフ 3ヶ月

気になる冒険者ギルド

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アオトが色々と教えてくれたおかげで、今では、ある程度の知識を手に入れることが出来た。

それと魔法!
なんて便利なんでしょ!!
あんなに苦労して畑を耕して 畝をつくたのに、魔法を使えば手も汚さずに、あっという間に!!
覚えてスグに畑を大きくしましたよ。
もちろん、1人でお世話できる程度に。
そこに、なぜか現れるようになった、"こんちは"と言葉を喋る 蝶々?とは、かなり仲良くなったし 、苗採取をするのに森の中を歩いてる時に出会った、人懐っこい小人さんとも仲良くなった。

小人さんから薬草で作る薬の作り方も教わった。
光魔法が使えたらできるよって。

水も手の平から出せるし、火も使えるようになった。

風も操れる様になったし、土で竈も作ってくれました。
嬉しくてピザを焼いて食べたよ。

そして、魔法冷蔵庫!
そう!!イベントリ~。出来たてを入れたら、何時出しても出来たて!!
下拵えだけでは無く、料理ごと 丸っと入れられるのよ!
料理なんて 冷める=美味しくなくなる、って思ってたから、下拵えで 済ませてたけど、コレを知った時は怒涛の如くキッチンでフル回転で料理しまくってたよ。

まだまだ知らない事もあり注意される事もあるが、1度位は人が住まう場所を見て見るのもいいかな?と、思ったのよ。
つまり、社会見学だ。

「そうだな、久しぶりに行ってみるか」

話が纏まり 明日は朝からお出かけする事に決まりました。

「では、課金できるように鱗をもらってくる」

はい?

「冒険者ギルドで 鱗を売れば金になるだろ」

「冒険者ギルド?なにそれ」

知らない事は素直に聞きましょう。
聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥ってね。

「魔物討伐や薬草採取なのど、レベルに合わせて仕事をさせてるところだ」
 
「騎士とは違うんだ」

薬草はともかく魔物から人を守るのが騎士の役目でしょう。

「騎士だけでは手が回らないのが現状だ。騎士と冒険者は良い関係を保ててる。
1部の騎士達は冒険者をみくだしてるが、冒険者レベルもA・S・SSになれば騎士よりも強い。
冒険者は王から直接依頼があった時には金もいい。王は騎士よりも難しい依頼も頼みやすい。双方にとって有益なのだ。」

王様とかは面倒臭いけど、薬草とかでお金が稼げるならいいかもね。
まだ、フリージアに貰ったお金は1円も使ってないけど、この国の物価価値が分からないから、楽して稼げるなら稼ぎたいわね。

「へぇ~。少しでも稼げるなら、私は冒険者になりたいけど なれるかしら?」

「冒険者か、慣れないこともないが・・・討伐をした事ないだろ。それに、出鱈目に使いまくる魔法もバレたら厄介だぞ」

じとぉ~ と見てくるてしてし君。

「失礼な、討伐なんてしません!!薬草で稼ぎます。薬草採取なら魔法を使わなくてもできるでしょ」

「そうか、出鱈目に魔法を使わなければ問題無い・・・がんばれ、鱗を貰いに行ってくる」

「動くんだったら 家の外壁を洗いたいのよ 手伝って。お金らな 持ってるから」

お金を持ってると聞いたら、その場に寝そべってしまった、アオトに魔法の言葉を投げかける。

「ご飯抜き」

1度、泥だらけの足で家に上がり込み廊下を汚したアオト。雑巾がけをして綺麗にしてねと頼んだのに、しなかったアオトに本気でご飯抜きをやってやったことがある。
それ以来 私には最高の魔法の言葉となりつつある。 

ムクっと起き上がり、とっとっと とリズムよく歩くてしてし君。

「やるぞ、さっさとしろ」

アオトは素直ないい子だ。
2人で仲良く 外壁を綺麗にした後、滅多に出さない甘い最中を出してやると、物凄くごきげんだ。
私は煎餅やあられ とかが好きだけど、アオトは甘いもの好きだ。


~・~・~・~・~

今日中に閑話も更新予定です。

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