異世界無知な私が転生～目指すはスローライフ～

スローライフ 3ヶ月

手料理で仲直り

アオトが1人で 討伐してしまい予定数より５羽 多く討伐してしまった。
因みに私はゼロです。
やろうとしても、アオトの動きが良くて、手も足も出なかった。

「そろそろお昼にしない」

薪の準備をして火を起こし、時短で水と火の魔法組み合わせで、鍋にタップリのお湯で昨日 作ったうどん麺を茹でる。
家で作っておいたオークのベーコンを手作りバターで炒め生クリームとミルクのダブル使い。
麺が茹で上がるとフライパンに麺を入れてチーズと黄身を入れて手早くかき回して、うどんでカルボナーラ。

てしてし君にどうぞと手渡すと少し表情が和らいだ。
やっとか 拗ねたら長いな。

サラダとガーリックトーストを取り出して、アオトに手渡す。
うどんをフォークで巻き取り口に入れると。嬉しそうにニコニコする。この顔が美味しいの証。

フォークが止まらないアオト。
私は追加の麺を湯がき フライパンにはカルボナーラのソースを作る 
大盛りで入れたけど、もう無くなる。
サラダやガーリックトーストを アオトに進める。

麺が茹で上がりソースを絡め既に空いたお皿の中に追加のカルボナーラを入れてやると・・・
いつものアオトが戻ってきた。
次はガーリックトーストに手作りチーズを載せてやると、パクとかぶりついて いい笑顔。
相当お腹を空かせてたのか、全く食欲が止まらい様子。
自分のカルボナーラ以外をアオトの前に置き 手作りチーズも置くと自分でチーズを掬いガーリックトーストに乗せてパクとかぶりつく。
幸せそうな顔でモグモグしてるアオトを眺めながら幸せな気分で私も食べた。



食事も終わり アオトに私も討伐を覚えたいとアオトに相談したが、 

「魔物の得意魔法や特長を覚えてからの方が危険が少なくていい。魔物を覚えたら、討伐の仕方を教えてやるから今はしなくていい」

確かに なにも知らないよりは、知ってからの方が危険は少ないと納得して、今 自分が出来ることを考えた。

考えた結果、これしか無い。
薬草採取をして帰ることにした。
鑑定をしながら取り過ぎ無いように、薬草を取っていく。
確か10株で1束 鉄2貨だったかな？
括る紐はその辺に絡まってる蔦を使いアオトが器用に束にして斜め掛けの黒鞄に入れていく。


危険もなくギルドに戻りながら聞いてしまった。朝から気になっていた事。

アオトの斜め掛けバックはマジックバックになっているとか。
マジックバックとは何？と、聞いてしまった。
イベントリと一緒のだが、マジックバックは入る量が限られてるのだとか。

持っている人はギルドで登録をする。
もし盗まれたりしたら最優先で探してもらえる、それだけ貴重品なんだとか。
コレを持っているだけで 商業や冒険者に引っ張りだこで職には困らないらしい。

アオトも登録してるのか聞いたら、登録は個人の自由だからアオトはして無い。

元々イベントリ持ちだから、必要は無かったが、街中でイベントリを使う訳にもいかず 仕方なしにマジックバックを使用してるのだ。

次いでにとばかりに、イベントリ持ちがバレると誘拐されて自由を奪われてしまうとか。
酷い目に会いたく無ければ絶対にバレ無いようにしろ。
誘拐されたく無ければ、国に申請して 保護して貰えだって。絶対嫌だ！

保護とかはお断りだ。私が夢見るのは、ゆっくりスローライフだ。

最初からアオトはイベントリは隠せとうるさかった理由がやっとわかった。