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*魂を狩る者
魂を狩る者#3
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唯奈の表情が曇った
だけどすぐにこう切り返してきた
唯奈「…気のせいじゃない?
蓮斗寝惚けて変な夢でも見たんでしょ」
これでもまだ惚けるのかよ
唯奈の表情が既に物語ってるのに…
蓮斗「唯奈これ以上隠すなよ!
本当の事を教えてくれよ!
お前等は何をしてるんだよ」
俺が懸命に説得すると、唯奈も諦めたように呟いた
唯奈「――…もう見てしまったのなら全て手遅れ…
関係ない蓮斗を巻き込みたくなくて、死んだフリまでしたのに…
蓮斗の馬鹿…どうして私を見つけたの…?
どうして突き放したのに私なんかを気にかけるの?」
蓮斗「唯奈が好きだからに決まってるじゃん
それ以外に理由なんてあるわけない」
唯奈「――…私、蓮斗のそうゆう所好きだよ
蓮斗の誠意には折角覚悟を決めた私の心も負けちゃったよ
分かった、私が知ってること教えてあげる
そうしないと蓮斗諦めてくれなそうだし」
蓮斗「言っておくけど諦めるか諦めないかは、唯奈の話を聞いてからだから」
唯奈「諦め悪そうだなぁ…
蓮斗が見たさっきの女、それに昨日の夜に見た男もあいつ等はただの人間じゃないの
あいつ等の正体は…バンパイアだよ」
蓮斗「バンパイア!?」
目の前で見ていて人間だとも思ってなかったけど、まさか空想の存在のバンパイアの名前が出てくるとは思わなかった
唯奈「蓮斗が見て知ってしまった今、隠すひつようもないから…
これから話す事は信じられない事かもしれないけど真実だよ
もう嘘はつかないから、全て話すから黙って聞いてくれる?
まず空想上の存在だと思ってるかもしれないけど、バンパイアと言う生き物は確かにこの世界に存在するの
それは見てしまった蓮斗にはもう充分分かってるはずでしょ
普段はただ隠れて暮らしているだけなの
そしてバンパイアに私が狙われる原因は私が幼少の頃の話
数年前にバンパイア達の中の話なんだけど、今は伝説となった"リュク"と言うバンパイアが存在していた
そのリュクというバンパイアに私は血を吸われてしまったの
リュクはバンパイアの中で最も魔力が高くて、リュクに血を吸われた人間はリュクの魔力と人間の血が混ざり特別な血に変化してしまうの
その特別な血を持った人間のことを"純血"と呼んでいるの
それだけなら何の問題もなかった
特別な血といっても私達の体に影響はなかったし…
だけど純血は他のバンパイアにとっては、リュクの巨大で強い魔力を手に入れられる手段でもありそして…最上級の美味なる血となる
それが"純血"という存在なの
その純血がバンパイアにとって最も美味しくなるなる時期が15歳から25歳の間
その10年間が一番バンパイア達に狙われるの
だけど純血を元の人間の血に戻す方法が1つだけあるの
それはバンパイアの魂を100個喰らう事
どうゆう理屈か分からないけどそれでリュクの魔力を無にできるらしいの
そしてこの純血にはリスクもある
1つはバンパイアにいつ何処でもその血を狙われる事
もう1つは25歳を過ぎると
リュクの巨大な魔力に飲み込まれてバンパイア化してしまう事」
蓮斗「バンパイア化!?
それってもしかしなくても唯奈もそうなってしまうってことか!?」
唯奈「もちろん、私も例外じゃないよ
だから今バンパイアの中には元人間だった人も居るの
ただ本物のバンパイアと違うのは自我のない化け物になるってことだけど…
大体そうなった人達はバンパイアの遊び道具にされて殺されるみたいだけど…
私はね蓮斗、バンパイアにやられるつもりもバンパイアになるつもりもないの
そして私はバンパイアに関する研究をしてる組織に入って、純血を無くす為にバンパイアの魂を狩る事にしたの
どっちにしろ15歳になって普通の生活を送ることが難しくなっちゃったからね
組織に居れば安全だし…」
蓮斗「組織?そんなのがあるのかよ…」
唯奈「私達が知らないだけで、そうゆう組織は幾つかあるんだよ
組織には私と同じように過去リュクに血を吸われて純血になってしまった人達が沢山居るの
そして組織はそんな私達の為にバンパイアと戦えるように対バンパイア用の武器を開発した
それがこの銀の剣と銀の銃弾
研究の結果、銀はバンパイアを消滅させる力があるみたいなの
私達はそれを与えられ訓練も受けて、バンパイアを狩っているの
…バンパイアは私達が何処に居てもその血の匂いを嗅ぎ付けてくる
普通に生きていたらとんでもない大騒ぎになる
だから私達は世間から姿を消してひっそりと暮らしているの
…これが私の秘密の全て
どれだけ危険な事か分かったでしょ
この事は絶対に誰にも話しちゃ駄目
そして本当に私に関わらないで
さっ、早く帰って」
蓮斗「…俺がそんな話聞いて黙って帰ると思ってるのかよ唯奈」
唯奈「お願い蓮斗っ
これ以上私に関わったら蓮斗の命も危ないの!
関係ない貴方を巻き込みたくなくて姿も消したのに…っ
私の事なんて忘れて蓮斗は幸せになって!」
その時、唯奈が何かに気付いたように後ろを振り返った
そこにはマントを羽織った男がこっちを見て立っていた
目の当たりにするのが3度目だと何となく怪しい雰囲気で気付いてしまう
そこに立っているのは人間じゃなくてバンパイアだ
「旨そうな血の匂いだ…女、お前が純血だな」
やっぱりバンパイアかよ
目的は唯奈…
唯奈「…っ私の血の匂いを嗅ぎ付けてきたんだ
だから早く帰ってって言ったのに…っ
蓮斗は私の後ろに居て
絶対にそこから動かないでよね!!」
そう言って唯奈は慣れた手付きで拳銃を取り出して奴に向けた
唯奈「私の血は誰にもあげるつもりはない
変わりにあんたの魂を頂くから!」
そして1発の銃声が響き渡った
だけどすぐにこう切り返してきた
唯奈「…気のせいじゃない?
蓮斗寝惚けて変な夢でも見たんでしょ」
これでもまだ惚けるのかよ
唯奈の表情が既に物語ってるのに…
蓮斗「唯奈これ以上隠すなよ!
本当の事を教えてくれよ!
お前等は何をしてるんだよ」
俺が懸命に説得すると、唯奈も諦めたように呟いた
唯奈「――…もう見てしまったのなら全て手遅れ…
関係ない蓮斗を巻き込みたくなくて、死んだフリまでしたのに…
蓮斗の馬鹿…どうして私を見つけたの…?
どうして突き放したのに私なんかを気にかけるの?」
蓮斗「唯奈が好きだからに決まってるじゃん
それ以外に理由なんてあるわけない」
唯奈「――…私、蓮斗のそうゆう所好きだよ
蓮斗の誠意には折角覚悟を決めた私の心も負けちゃったよ
分かった、私が知ってること教えてあげる
そうしないと蓮斗諦めてくれなそうだし」
蓮斗「言っておくけど諦めるか諦めないかは、唯奈の話を聞いてからだから」
唯奈「諦め悪そうだなぁ…
蓮斗が見たさっきの女、それに昨日の夜に見た男もあいつ等はただの人間じゃないの
あいつ等の正体は…バンパイアだよ」
蓮斗「バンパイア!?」
目の前で見ていて人間だとも思ってなかったけど、まさか空想の存在のバンパイアの名前が出てくるとは思わなかった
唯奈「蓮斗が見て知ってしまった今、隠すひつようもないから…
これから話す事は信じられない事かもしれないけど真実だよ
もう嘘はつかないから、全て話すから黙って聞いてくれる?
まず空想上の存在だと思ってるかもしれないけど、バンパイアと言う生き物は確かにこの世界に存在するの
それは見てしまった蓮斗にはもう充分分かってるはずでしょ
普段はただ隠れて暮らしているだけなの
そしてバンパイアに私が狙われる原因は私が幼少の頃の話
数年前にバンパイア達の中の話なんだけど、今は伝説となった"リュク"と言うバンパイアが存在していた
そのリュクというバンパイアに私は血を吸われてしまったの
リュクはバンパイアの中で最も魔力が高くて、リュクに血を吸われた人間はリュクの魔力と人間の血が混ざり特別な血に変化してしまうの
その特別な血を持った人間のことを"純血"と呼んでいるの
それだけなら何の問題もなかった
特別な血といっても私達の体に影響はなかったし…
だけど純血は他のバンパイアにとっては、リュクの巨大で強い魔力を手に入れられる手段でもありそして…最上級の美味なる血となる
それが"純血"という存在なの
その純血がバンパイアにとって最も美味しくなるなる時期が15歳から25歳の間
その10年間が一番バンパイア達に狙われるの
だけど純血を元の人間の血に戻す方法が1つだけあるの
それはバンパイアの魂を100個喰らう事
どうゆう理屈か分からないけどそれでリュクの魔力を無にできるらしいの
そしてこの純血にはリスクもある
1つはバンパイアにいつ何処でもその血を狙われる事
もう1つは25歳を過ぎると
リュクの巨大な魔力に飲み込まれてバンパイア化してしまう事」
蓮斗「バンパイア化!?
それってもしかしなくても唯奈もそうなってしまうってことか!?」
唯奈「もちろん、私も例外じゃないよ
だから今バンパイアの中には元人間だった人も居るの
ただ本物のバンパイアと違うのは自我のない化け物になるってことだけど…
大体そうなった人達はバンパイアの遊び道具にされて殺されるみたいだけど…
私はね蓮斗、バンパイアにやられるつもりもバンパイアになるつもりもないの
そして私はバンパイアに関する研究をしてる組織に入って、純血を無くす為にバンパイアの魂を狩る事にしたの
どっちにしろ15歳になって普通の生活を送ることが難しくなっちゃったからね
組織に居れば安全だし…」
蓮斗「組織?そんなのがあるのかよ…」
唯奈「私達が知らないだけで、そうゆう組織は幾つかあるんだよ
組織には私と同じように過去リュクに血を吸われて純血になってしまった人達が沢山居るの
そして組織はそんな私達の為にバンパイアと戦えるように対バンパイア用の武器を開発した
それがこの銀の剣と銀の銃弾
研究の結果、銀はバンパイアを消滅させる力があるみたいなの
私達はそれを与えられ訓練も受けて、バンパイアを狩っているの
…バンパイアは私達が何処に居てもその血の匂いを嗅ぎ付けてくる
普通に生きていたらとんでもない大騒ぎになる
だから私達は世間から姿を消してひっそりと暮らしているの
…これが私の秘密の全て
どれだけ危険な事か分かったでしょ
この事は絶対に誰にも話しちゃ駄目
そして本当に私に関わらないで
さっ、早く帰って」
蓮斗「…俺がそんな話聞いて黙って帰ると思ってるのかよ唯奈」
唯奈「お願い蓮斗っ
これ以上私に関わったら蓮斗の命も危ないの!
関係ない貴方を巻き込みたくなくて姿も消したのに…っ
私の事なんて忘れて蓮斗は幸せになって!」
その時、唯奈が何かに気付いたように後ろを振り返った
そこにはマントを羽織った男がこっちを見て立っていた
目の当たりにするのが3度目だと何となく怪しい雰囲気で気付いてしまう
そこに立っているのは人間じゃなくてバンパイアだ
「旨そうな血の匂いだ…女、お前が純血だな」
やっぱりバンパイアかよ
目的は唯奈…
唯奈「…っ私の血の匂いを嗅ぎ付けてきたんだ
だから早く帰ってって言ったのに…っ
蓮斗は私の後ろに居て
絶対にそこから動かないでよね!!」
そう言って唯奈は慣れた手付きで拳銃を取り出して奴に向けた
唯奈「私の血は誰にもあげるつもりはない
変わりにあんたの魂を頂くから!」
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