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*潜入任務
潜入任務#1
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蓮斗と別れて私達は人気のない道をただ歩き続けた
自分の中に寂しいとか悲しいとか、そうゆう感情は少なからずある
だけど後悔はない
ちゃんとお別れを言うことが出来たんだから、胸のモヤモヤがちゃんと晴れた感じ
リーダー「本当に良かったのか?」
リーダーと陽香が少し心配そうに私に聞いてきた
2人共凄く気を使ってくれてる気がする
依月「うん
本当に後悔はないから」
陽香「全く…あんたまで別れを選ぶ事無かったのに」
そう言って私の頭を撫でてくれる陽香
自分の事はそっちのけで私の事を心配してくれるんだから
陽香だってきっと思い出した筈なのに…
ううん、忘れるはずがない消える事のない残酷な記憶
依月「陽香とは別でしょ?」
陽香も以前、付き合っていた人が居た
私は会ったことが無いけど、話にはよく聞いていた
その人の話をしてくれていた陽香はとても嬉しそうで楽しそうだったから
私も陽香がその人と幸せになってくれる事を祈っていた
だけどある日、陽香の15歳の誕生日が間近に迫った頃、誕生日が近づくに連れ日々、純血の血の匂いが濃くなっていく陽香の匂いに誘われたバンパイアの餌食になり無残にも殺された
陽香がバンパイアを狩っているのはそうゆう復讐でもある
大好きな人を殺された憎しみ、そして自分自身を許せない憤り…
リーダー「…さてしんみりするのは
その辺にして、さっき組織から連絡があった
もうすぐ奴等の繁殖期が来る
そこで奴等のアジトにメンバー全員で潜入して、奴等の卵を破壊しなきゃならない」
問題が1つ解決してもすぐに次の問題が生まれる
まぁ、仕方ないよね
もうすぐ繁殖期なのは分かっていたし…
陽香「繁殖期…
バンパイアが1度に産む卵の数は1人10個~15個程度…
きっと想像以上多いはず…」
依月「メンバー全員…
確かにそれだけの数じゃあ皆で殺らないと阻止できないね」
リーダー「アジトの場所やバンパイアの数とか、詳しい話は組織がしてくれる
他のメンバーも連絡を受けて向かってるはずだ
俺達も急いで組織に戻るぞ」
依月・陽香「了解」
このまま新しいお家で休めると思ったけどそうもいかないみたい
この短期間に蓮斗の事で色々あったけど気持ちを切り換えなきゃ
そして日が暮れる頃、私達は漸く組織の施設に辿り着いた
中に入ると組織研究員の1人、日景さんが私達を出迎えてくれた
日景「春千香、陽香、依月災難だったな
けど皆が無事で安心したよ
どこも怪我してないか?
悪いな、疲れているのに召集しちまって」
会ってすぐに私達を気遣ってくれる日景さんはやっぱり優しいなぁ…
日景さんら私達にとっては父親みたいな存在なんだよね
陽香「バンパイアを狩ることが私達の使命ですから」
日景「皆には俺達研究員もとても助けられてるから感謝してるよ
今日は一先ずゆっくり休んでくれ
まだ到着していないメンバーも居るしな
3人の部屋も手配してある
会議が開かれるまではいつも通り自由に過ごしてくれていいから」
陽香「ありがとうございます」
ここは研究施設だけど私達が快適に過ごせるように結構充実した施設になってる
温泉だってあるし食堂、最新のゲーム機、パソコン、漫画とか訓練場も
研究所にも自由に出入りしていい
私達の意見とか役立つ事があるし尊重してくれてる
世間には秘密の組織で知ってしまった人は殺される事もあって非情な組織に思えるけど、私達にはとても優しい施設だと思う
陽香「じゃぁ、折角だから温泉でも行こっか依月明」
依月「行く行く!」
こうしてしがらみから抜け出して自由に過ごせるから、私達は比較的快適に過ごすのとができる
リーダー「俺は一眠りでもするかな
陽香、依月また明日な」
依月「ゆっくり休んでねリーダー」
ー…その翌々日、漸く組織に全メンバーが揃い、作戦会議が開かれた
純血メンバー全員と日景さん含む数人の組織の研究員も同席していた
この会議を取り仕切るのは研究員の焔さん
テーブルの上に大きな地図を広げ私達はそれを囲うように並んでいた
焔「さて、今回も繁殖期の時期がやって来たが、皆覚悟は出来ているだろうな」
私達は静かに頷いた
そして焔さんは地図の一点を指差して話し始めた
焔「ここ、人里からずっと離れた山奥の洞窟が今回のアジトだ
洞窟の大きさはおよそ50キロ、出入りしているバンパイアの数と回数から導き出される卵の数は約1万個近いと推定される」
1万個…
バンパイア1人につき、生まれる子どもは10~15…
洞窟の大きさからしてもそれくらいの卵があっても可笑しくはないかも
それに近年では私達がバンパイア狩りをして、数が減ってるから、バンパイア達も数を増やそうと躍起になっているに違いない
リーダー「前回より少し多い可能性があるな…」
リーダーも同じこと考えてそう
焔「今、提示した話は全てあくまで予想でしかない
実際の洞窟がどれくらいの規模なのか、そして卵の数ももしかしたら予想以上かもしれない」
調査員達は実際に中に入って確認出来るわけじゃないし、遠くから地形とか見て編み出した数字にしか過ぎない
まぁでも、その数以上の心積もりでいよう
油断していくと折角立てた作戦もいとも簡単に乱れてしまうから
焔「出発は3日後、組織のバスで付近まで向かう」
リーダー「了解した」
ーー…そして3日後、組織のバスに乗り、洞窟の付近まで到着し、充分な武器を備えて、私達は険しい山の中を洞窟目指して突き進んだ
リーダー「あれが例の洞窟だな
レーダーの反応は?」
陽香「中には反応なし
いつでも行けるよ」
バンパイアを感知するレーダーに反応なし
昼間は餌を蓄える為に出払っているから
私達はスムーズに武器を用意して戦闘準備に入った
リーダー「皆、準備はいいか?
よし、これから潜入する」
「「「了解っ」」」
自分の中に寂しいとか悲しいとか、そうゆう感情は少なからずある
だけど後悔はない
ちゃんとお別れを言うことが出来たんだから、胸のモヤモヤがちゃんと晴れた感じ
リーダー「本当に良かったのか?」
リーダーと陽香が少し心配そうに私に聞いてきた
2人共凄く気を使ってくれてる気がする
依月「うん
本当に後悔はないから」
陽香「全く…あんたまで別れを選ぶ事無かったのに」
そう言って私の頭を撫でてくれる陽香
自分の事はそっちのけで私の事を心配してくれるんだから
陽香だってきっと思い出した筈なのに…
ううん、忘れるはずがない消える事のない残酷な記憶
依月「陽香とは別でしょ?」
陽香も以前、付き合っていた人が居た
私は会ったことが無いけど、話にはよく聞いていた
その人の話をしてくれていた陽香はとても嬉しそうで楽しそうだったから
私も陽香がその人と幸せになってくれる事を祈っていた
だけどある日、陽香の15歳の誕生日が間近に迫った頃、誕生日が近づくに連れ日々、純血の血の匂いが濃くなっていく陽香の匂いに誘われたバンパイアの餌食になり無残にも殺された
陽香がバンパイアを狩っているのはそうゆう復讐でもある
大好きな人を殺された憎しみ、そして自分自身を許せない憤り…
リーダー「…さてしんみりするのは
その辺にして、さっき組織から連絡があった
もうすぐ奴等の繁殖期が来る
そこで奴等のアジトにメンバー全員で潜入して、奴等の卵を破壊しなきゃならない」
問題が1つ解決してもすぐに次の問題が生まれる
まぁ、仕方ないよね
もうすぐ繁殖期なのは分かっていたし…
陽香「繁殖期…
バンパイアが1度に産む卵の数は1人10個~15個程度…
きっと想像以上多いはず…」
依月「メンバー全員…
確かにそれだけの数じゃあ皆で殺らないと阻止できないね」
リーダー「アジトの場所やバンパイアの数とか、詳しい話は組織がしてくれる
他のメンバーも連絡を受けて向かってるはずだ
俺達も急いで組織に戻るぞ」
依月・陽香「了解」
このまま新しいお家で休めると思ったけどそうもいかないみたい
この短期間に蓮斗の事で色々あったけど気持ちを切り換えなきゃ
そして日が暮れる頃、私達は漸く組織の施設に辿り着いた
中に入ると組織研究員の1人、日景さんが私達を出迎えてくれた
日景「春千香、陽香、依月災難だったな
けど皆が無事で安心したよ
どこも怪我してないか?
悪いな、疲れているのに召集しちまって」
会ってすぐに私達を気遣ってくれる日景さんはやっぱり優しいなぁ…
日景さんら私達にとっては父親みたいな存在なんだよね
陽香「バンパイアを狩ることが私達の使命ですから」
日景「皆には俺達研究員もとても助けられてるから感謝してるよ
今日は一先ずゆっくり休んでくれ
まだ到着していないメンバーも居るしな
3人の部屋も手配してある
会議が開かれるまではいつも通り自由に過ごしてくれていいから」
陽香「ありがとうございます」
ここは研究施設だけど私達が快適に過ごせるように結構充実した施設になってる
温泉だってあるし食堂、最新のゲーム機、パソコン、漫画とか訓練場も
研究所にも自由に出入りしていい
私達の意見とか役立つ事があるし尊重してくれてる
世間には秘密の組織で知ってしまった人は殺される事もあって非情な組織に思えるけど、私達にはとても優しい施設だと思う
陽香「じゃぁ、折角だから温泉でも行こっか依月明」
依月「行く行く!」
こうしてしがらみから抜け出して自由に過ごせるから、私達は比較的快適に過ごすのとができる
リーダー「俺は一眠りでもするかな
陽香、依月また明日な」
依月「ゆっくり休んでねリーダー」
ー…その翌々日、漸く組織に全メンバーが揃い、作戦会議が開かれた
純血メンバー全員と日景さん含む数人の組織の研究員も同席していた
この会議を取り仕切るのは研究員の焔さん
テーブルの上に大きな地図を広げ私達はそれを囲うように並んでいた
焔「さて、今回も繁殖期の時期がやって来たが、皆覚悟は出来ているだろうな」
私達は静かに頷いた
そして焔さんは地図の一点を指差して話し始めた
焔「ここ、人里からずっと離れた山奥の洞窟が今回のアジトだ
洞窟の大きさはおよそ50キロ、出入りしているバンパイアの数と回数から導き出される卵の数は約1万個近いと推定される」
1万個…
バンパイア1人につき、生まれる子どもは10~15…
洞窟の大きさからしてもそれくらいの卵があっても可笑しくはないかも
それに近年では私達がバンパイア狩りをして、数が減ってるから、バンパイア達も数を増やそうと躍起になっているに違いない
リーダー「前回より少し多い可能性があるな…」
リーダーも同じこと考えてそう
焔「今、提示した話は全てあくまで予想でしかない
実際の洞窟がどれくらいの規模なのか、そして卵の数ももしかしたら予想以上かもしれない」
調査員達は実際に中に入って確認出来るわけじゃないし、遠くから地形とか見て編み出した数字にしか過ぎない
まぁでも、その数以上の心積もりでいよう
油断していくと折角立てた作戦もいとも簡単に乱れてしまうから
焔「出発は3日後、組織のバスで付近まで向かう」
リーダー「了解した」
ーー…そして3日後、組織のバスに乗り、洞窟の付近まで到着し、充分な武器を備えて、私達は険しい山の中を洞窟目指して突き進んだ
リーダー「あれが例の洞窟だな
レーダーの反応は?」
陽香「中には反応なし
いつでも行けるよ」
バンパイアを感知するレーダーに反応なし
昼間は餌を蓄える為に出払っているから
私達はスムーズに武器を用意して戦闘準備に入った
リーダー「皆、準備はいいか?
よし、これから潜入する」
「「「了解っ」」」
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