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*呪いの連鎖
呪いの連鎖#14
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その後、車に乗り込むと俺の気力も限界でそのまま気を失うように眠りについた
そして目を覚ますと自分の部屋のベットで眠っていた
琉「……」
ここは俺の部屋…?
まだ頭がボーッとして体が怠い
琉「う…」
体中痛くて怠くて動くのも起き上がるのも辛い
起き上がるとまだ微かに頭痛がして、たぶんこの感じだと熱もあるみたいだ
俺が起き上がると丁度父さんが部屋に入ってきた
陸人「琉、目が覚めたんだな
良かった、起き上がって大丈夫なのか?」
琉「父さん…辛うじて平気だよ」
陸人「無理はしない
その顔色じゃまだ辛いんだろ
熱もまだ続いてるし、体中怪我だらけで左足は骨にヒビが入ってるみたいだから安静にしてな」
ヒビ…そんな怪我負ってたのか…
あの時は無我夢中だったけど、こうしてみると体中かすり傷とはいえ痛々しいし、結構痛むな…
琉「手当ては父さんと母さん?」
陸人「あぁ、特に華が
手当てに関しては華の方が器用だしね
待ってな、今、華を呼んでくるから
お前が起きるのずっと心配してたんだから」
琉「俺、どれくらい眠ってた?」
陸人「丸一日」
そう言って、父さんは母さんを呼びに部屋から出ていった
は?丸一日?俺…そんなに寝てたのか?
自分の感覚じゃ数時間程度かと…
その事実に驚いてるとバタバタと騒がしい音が聞こえた
それが母さんの足音だってすぐに分かる
華「琉!目が覚めたんだね!良かったぁ…」
母さんは俺を見るなり飛び付くように抱き締めてきた
母さんの潤んで安心した表情
丸一日、しかも傷だらけで相当心配かけたよな…
琉「母さん、心配してくれるのは嬉しいけど力強すぎて少し痛い…」
そう伝えると慌てるように離れた母さん
華「あっ!ご、ごめんね琉っ、思わず…」
琉「俺の方こそ心配かけたみたいでごめん」
華「いいの、皆無事だったんだから…
それよりは1日寝込んでたからお腹空いたでしょ?
体力戻す為にも何か食べなきゃね
今食べやすい雑炊作ってきてあげるから待ってなさい」
琉「ありがとう母さん」
母さんが出ていって父さんに俺は問い掛けた
琉「父さん、直人と蓮は?」
目が覚めて1番の気がかりだった
あの後の記憶は一切無いしあいつ等の様子は…
陸人「直人くんと蓮ちゃんなら心配しなくても大丈夫
今朝2人共ご両親達が迎えに来て家に帰ったから
呪いは消えたし必要以上ここに留めてもご両親達も心配するからね
多少まだ体調は不安定な所があるだろうけど、顔色も随分良くなったし、1人で歩けるくらい回復してるから大丈夫だよ」
琉「そっか…」
父さんがそう言うなら心配すること無いんだろうけど…
けど、自分の目で確かめないとどうしても寝込み苦しんでいた姿を思い出して不安に狩られる
陸人「あの2人より琉の方がよっぽど重症だよ
取り憑かれる事に慣れてない癖して、桜ちゃんを取り憑かせて、その状態で呪いを扱うようなあんな邪気の強い悪霊の相手して…
よくもまぁ、無事だったもんだよ
御神木の護符だって短時間にあんなに多用する物じゃない
強い護符の分、琉もそれなりの力を使うことになるんだから」
琉「けど、そうするしか方法が無かったから…」
陸人「まぁ、確かに時間もなかったし誰も傷付かないような打開策を考える暇なんて無かったもんな
俺も偉そうな事言っても思いつかないし、琉の選択が最善だったかもな」
琉「…そんなこと無い
俺は…俺1人じゃ平澤は祓いきれなかった
桜にだって守られて、父さんが居なかったら今頃は…」
そんな俺を見て父さんは俺の頭をポンと撫でた
陸人「本当はもっと早く加勢してやりたかったんだけど、あれを探して持ってくるのに時間がかかってさ
ま、琉も中々無茶するけど蓮ちゃんも自分の事を顧みない所があるね」
琉「そういえばなんで蓮をあそこに連れてきたわけ?
俺が出る前は意識も無くて、起き上がれるような状態じゃなかったのに」
陸人「俺もさ驚いたんだよ
遺骨が手に入っていざ琉の所に向かおうと思ったら、なんか物音がしてさ
慌てて華と駆けつけたら瀕死状態の蓮ちゃんが座り込んでて、俺に懇願してきたんだよ
お前のところに連れていってってさ
本当に俺も華も驚いたのなんの
動けないはずの蓮ちゃんが懸命にお前のところに行こうとしてんだから」
琉「あの馬鹿…」
陸人「正直、呪いでとっくに死んでても可笑しくなかったのに…
蓮ちゃんは凄い子だよ
連れていくか迷ったんだけどさ、あんな顔して懇願されちゃ置いていくのが可哀想でさ
それに琉にも蓮ちゃんが必要かなって思って
勿論、俺が命を懸けても守るつもりでいたから」
あんなフラフラな状態で動くほど…
あいつは本当に馬鹿だよ
無理したってろくなことがないって言うのに俺の為に…
正直…あそこで蓮が現れてまだ生きてるって思った時には安心して希望に近いものを感じたと思う
まぁ、その後すぐに平澤の攻撃が蓮に向いて絶望に突き落とされそうになったけど…
陸人「蓮ちゃんって意外と肝が座っててさ、呪詛返しって祈りを込める僅かな時間が必要なんだけど、その間あの悪霊の気を自分が引くって言い出してさ
俺が止めてもやるって聞かなくてさ
まぁ、確かに蓮ちゃんが気を引いてくれたお陰で呪詛返しも、上手くいったんだけど
肝が座ってるけど、ちょっと危なっかしい子だよね」
琉「ちょっとどころじゃ無いって…
あいつそんなことまで言ってたのかよ…」
1歩間違えば本当に危なかったのに、どうしてあいつはいつも無謀な事ばかり…
陸人「でもさ琉、蓮ちゃんをあんまり責めてやるなよ?
蓮ちゃんだって危ないことは分かってただろうしさ
それでもお前が蓮ちゃんの為に一生懸命になっていたように、蓮ちゃんもお前の為に無我夢中だったんだから」
琉「…分かってるよ」
陸人「琉、もっともっと強くならなきゃな
己の弱さに打ち負けてんなよ?」
琉「…勿論、体調が万全になったらよろしく頼むよ、父さん」
一流の除霊師といえど、己の未熟さや不甲斐なさを感じることはある
だからもっと自分の力を磨く必要がある
陸人「既にやる気充分って感じだな
ま、今は体力を回復させるのが1番だから
俺はそろそろ仕事に向かうから
飯食って、寝て、しっかり体を休めておけよ」
琉「ありがと、父さん」
その後、母さんの作ってくれた雑炊を食べ、その日はそのまますぐに眠りについた
そして目を覚ますと自分の部屋のベットで眠っていた
琉「……」
ここは俺の部屋…?
まだ頭がボーッとして体が怠い
琉「う…」
体中痛くて怠くて動くのも起き上がるのも辛い
起き上がるとまだ微かに頭痛がして、たぶんこの感じだと熱もあるみたいだ
俺が起き上がると丁度父さんが部屋に入ってきた
陸人「琉、目が覚めたんだな
良かった、起き上がって大丈夫なのか?」
琉「父さん…辛うじて平気だよ」
陸人「無理はしない
その顔色じゃまだ辛いんだろ
熱もまだ続いてるし、体中怪我だらけで左足は骨にヒビが入ってるみたいだから安静にしてな」
ヒビ…そんな怪我負ってたのか…
あの時は無我夢中だったけど、こうしてみると体中かすり傷とはいえ痛々しいし、結構痛むな…
琉「手当ては父さんと母さん?」
陸人「あぁ、特に華が
手当てに関しては華の方が器用だしね
待ってな、今、華を呼んでくるから
お前が起きるのずっと心配してたんだから」
琉「俺、どれくらい眠ってた?」
陸人「丸一日」
そう言って、父さんは母さんを呼びに部屋から出ていった
は?丸一日?俺…そんなに寝てたのか?
自分の感覚じゃ数時間程度かと…
その事実に驚いてるとバタバタと騒がしい音が聞こえた
それが母さんの足音だってすぐに分かる
華「琉!目が覚めたんだね!良かったぁ…」
母さんは俺を見るなり飛び付くように抱き締めてきた
母さんの潤んで安心した表情
丸一日、しかも傷だらけで相当心配かけたよな…
琉「母さん、心配してくれるのは嬉しいけど力強すぎて少し痛い…」
そう伝えると慌てるように離れた母さん
華「あっ!ご、ごめんね琉っ、思わず…」
琉「俺の方こそ心配かけたみたいでごめん」
華「いいの、皆無事だったんだから…
それよりは1日寝込んでたからお腹空いたでしょ?
体力戻す為にも何か食べなきゃね
今食べやすい雑炊作ってきてあげるから待ってなさい」
琉「ありがとう母さん」
母さんが出ていって父さんに俺は問い掛けた
琉「父さん、直人と蓮は?」
目が覚めて1番の気がかりだった
あの後の記憶は一切無いしあいつ等の様子は…
陸人「直人くんと蓮ちゃんなら心配しなくても大丈夫
今朝2人共ご両親達が迎えに来て家に帰ったから
呪いは消えたし必要以上ここに留めてもご両親達も心配するからね
多少まだ体調は不安定な所があるだろうけど、顔色も随分良くなったし、1人で歩けるくらい回復してるから大丈夫だよ」
琉「そっか…」
父さんがそう言うなら心配すること無いんだろうけど…
けど、自分の目で確かめないとどうしても寝込み苦しんでいた姿を思い出して不安に狩られる
陸人「あの2人より琉の方がよっぽど重症だよ
取り憑かれる事に慣れてない癖して、桜ちゃんを取り憑かせて、その状態で呪いを扱うようなあんな邪気の強い悪霊の相手して…
よくもまぁ、無事だったもんだよ
御神木の護符だって短時間にあんなに多用する物じゃない
強い護符の分、琉もそれなりの力を使うことになるんだから」
琉「けど、そうするしか方法が無かったから…」
陸人「まぁ、確かに時間もなかったし誰も傷付かないような打開策を考える暇なんて無かったもんな
俺も偉そうな事言っても思いつかないし、琉の選択が最善だったかもな」
琉「…そんなこと無い
俺は…俺1人じゃ平澤は祓いきれなかった
桜にだって守られて、父さんが居なかったら今頃は…」
そんな俺を見て父さんは俺の頭をポンと撫でた
陸人「本当はもっと早く加勢してやりたかったんだけど、あれを探して持ってくるのに時間がかかってさ
ま、琉も中々無茶するけど蓮ちゃんも自分の事を顧みない所があるね」
琉「そういえばなんで蓮をあそこに連れてきたわけ?
俺が出る前は意識も無くて、起き上がれるような状態じゃなかったのに」
陸人「俺もさ驚いたんだよ
遺骨が手に入っていざ琉の所に向かおうと思ったら、なんか物音がしてさ
慌てて華と駆けつけたら瀕死状態の蓮ちゃんが座り込んでて、俺に懇願してきたんだよ
お前のところに連れていってってさ
本当に俺も華も驚いたのなんの
動けないはずの蓮ちゃんが懸命にお前のところに行こうとしてんだから」
琉「あの馬鹿…」
陸人「正直、呪いでとっくに死んでても可笑しくなかったのに…
蓮ちゃんは凄い子だよ
連れていくか迷ったんだけどさ、あんな顔して懇願されちゃ置いていくのが可哀想でさ
それに琉にも蓮ちゃんが必要かなって思って
勿論、俺が命を懸けても守るつもりでいたから」
あんなフラフラな状態で動くほど…
あいつは本当に馬鹿だよ
無理したってろくなことがないって言うのに俺の為に…
正直…あそこで蓮が現れてまだ生きてるって思った時には安心して希望に近いものを感じたと思う
まぁ、その後すぐに平澤の攻撃が蓮に向いて絶望に突き落とされそうになったけど…
陸人「蓮ちゃんって意外と肝が座っててさ、呪詛返しって祈りを込める僅かな時間が必要なんだけど、その間あの悪霊の気を自分が引くって言い出してさ
俺が止めてもやるって聞かなくてさ
まぁ、確かに蓮ちゃんが気を引いてくれたお陰で呪詛返しも、上手くいったんだけど
肝が座ってるけど、ちょっと危なっかしい子だよね」
琉「ちょっとどころじゃ無いって…
あいつそんなことまで言ってたのかよ…」
1歩間違えば本当に危なかったのに、どうしてあいつはいつも無謀な事ばかり…
陸人「でもさ琉、蓮ちゃんをあんまり責めてやるなよ?
蓮ちゃんだって危ないことは分かってただろうしさ
それでもお前が蓮ちゃんの為に一生懸命になっていたように、蓮ちゃんもお前の為に無我夢中だったんだから」
琉「…分かってるよ」
陸人「琉、もっともっと強くならなきゃな
己の弱さに打ち負けてんなよ?」
琉「…勿論、体調が万全になったらよろしく頼むよ、父さん」
一流の除霊師といえど、己の未熟さや不甲斐なさを感じることはある
だからもっと自分の力を磨く必要がある
陸人「既にやる気充分って感じだな
ま、今は体力を回復させるのが1番だから
俺はそろそろ仕事に向かうから
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