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*侵入者
侵入者#3
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この山の事を先輩と調査しに来たのに…
あれは一体なんなんだ
依頼を受けて、来る前に入念にこの山に関することは調べたり聞いたりしたけど、まさかあの話が本当だったなんて誰が想像できた?
『狼少女』なんて噂もあったけど、そんなの見間違いか、誰かが蒔いたデタラメだと思っていたのに…
白い狼に乗った1人のお面の少女
俺自身の目で確かに見た
夢や幻なんかじゃない
『狼少女』って本当の話だったのかよ!
最近この山に入った奴等は口を揃えてこう言う
「あの山には山神姫が居る」と…
狼少女と言う人も居るが山神姫と呼ぶ奴の方が遥かに多い
何故なら古い文献にこの山には山神様が居るという話があったりしたからだ
山神姫は狼にまたがりお面をつけた若い少女だったと
俺はそんな嘘みたいな話信じてなかった
だって普通に考えておかしいだろ
狼に乗った少女なんて非現実的過ぎるだろ
なのに今、俺の目の前に現れたのは皆が話していた山神姫そのものだろう
まさか俺が出会うとは思わなかったが…
しかもなにがなんだかよく分からないのに向こうはやる気みたいだし…
最初に何か気配を感じて獣だと思って射撃したけど…
もしかしてそのせいで敵認定されちまった?
誤解だと、話し合いたい気もするが…話が通じるかも分からないし、そんな暇もない
どうやら俺を殺しに来ているように感じるから
また面白い武器を使ってるな…
槍のようにも見えるけどあれは自分達で作ったのか?
やっぱり人間の姿だから俺達と変わらない知恵があるのかもしれない
少しかすった…でも狼は仕留めた
あの狼はもう走れないはずだ
あとは狼に乗っていたあの少女だ
あの子を捕まえれば山神姫の正体が分かるかもしれない
とりあえず相手は人間だ
実弾じゃなく麻酔銃に変えておくか…
敵意がない事を伝えなくちゃな…
――――…
私がやらなきゃっ…!
父さんと母さんが何千年と守ってきたこの山を…山神様の名に泥を塗るわけにはいかない!
それに青とハクの仇も!
私は茂みに隠れながら人間に近づき人間の前に姿を表した
これ以上この山で好きにはさせない
私は相討ち覚悟でガクを投げつけた
それと同時に相手も私を狙って撃ってきた
チクッと腹部に何かが刺さった
何か針と容器のようなもの…
銃弾じゃない…っこれは何…!?
兎に角私は人間から距離を取りそれを引っ張り抜いた
「ぐっ…いって…!」
人間の腕に私のガクが突き刺さっている
やっぱり相討ちだった
いや…私はまだ動ける!
これくらいの攻撃でやられる私ではない
利き手をやられてもう銃は使えないはず…!
私が有利、このままじわじわと追い詰めてやる
クラッ…!?
なに…!?急に眠気が…っ
この眠気普通じゃない…っ
まさかさっきの!?
あの人間が私に撃ち込んだよく分からないもの
この眠気はあれが原因なの!?
畜生…やられた…
意識が徐々に遠退いていく
まずい…早く…ここ…か…らに……げな…きゃ…
ふらつく足でその場から離れようとしたが私は倒れ込んでしまった
ドサ…
体が動かない…瞼が重たい…
青…ハクも…大丈夫だったかな…
父さん…母さん…ごめん…私は…
そして私の意識は途絶えた
「いててて…」
さすがに今の攻撃は避けれなかった
結構深いな…後で病院行かなきゃな…
でも仕留めたぞ
今頃、麻酔が聞いて眠ってる頃だ
確かこっちの方に倒れたはず…
これで分かる。あの子の正体が…
そういえばさっきの狼の姿が見えない…
何処かに隠れているかもしれないから用心して近付かないと…
ガサガサと茂みの中を進んでいくと麻酔が聞いて眠っているその子を見つけた
「居た…」
狼に乗ったお面の少女
独特の武器を持って動きも人間とはかけ離れていた…
一体誰なんだ…
俺は恐る恐る近づいてお面をそっと取った
お面の下には俺よりも幼い少女の素顔が
これが山神姫の正体…!?
こんな女の子がどうして…!
「アオーン…!」
その時、聞こえた狼の鳴き声
さっきの白い狼か!?
もしかしたら仲間を呼びに行ったのかも
ここに居たら狼の餌食になる
この子を連れて山を下りよう
色々と調べたいこともあるし…
俺はその子を抱えて山を下り自分の車にその子を乗せた
先輩はまだ戻ってきてないみたいだ
でも俺はこの子の事を早く知りたかったので先輩のケータイに伝言だけ入れて先に家に戻った
あれは一体なんなんだ
依頼を受けて、来る前に入念にこの山に関することは調べたり聞いたりしたけど、まさかあの話が本当だったなんて誰が想像できた?
『狼少女』なんて噂もあったけど、そんなの見間違いか、誰かが蒔いたデタラメだと思っていたのに…
白い狼に乗った1人のお面の少女
俺自身の目で確かに見た
夢や幻なんかじゃない
『狼少女』って本当の話だったのかよ!
最近この山に入った奴等は口を揃えてこう言う
「あの山には山神姫が居る」と…
狼少女と言う人も居るが山神姫と呼ぶ奴の方が遥かに多い
何故なら古い文献にこの山には山神様が居るという話があったりしたからだ
山神姫は狼にまたがりお面をつけた若い少女だったと
俺はそんな嘘みたいな話信じてなかった
だって普通に考えておかしいだろ
狼に乗った少女なんて非現実的過ぎるだろ
なのに今、俺の目の前に現れたのは皆が話していた山神姫そのものだろう
まさか俺が出会うとは思わなかったが…
しかもなにがなんだかよく分からないのに向こうはやる気みたいだし…
最初に何か気配を感じて獣だと思って射撃したけど…
もしかしてそのせいで敵認定されちまった?
誤解だと、話し合いたい気もするが…話が通じるかも分からないし、そんな暇もない
どうやら俺を殺しに来ているように感じるから
また面白い武器を使ってるな…
槍のようにも見えるけどあれは自分達で作ったのか?
やっぱり人間の姿だから俺達と変わらない知恵があるのかもしれない
少しかすった…でも狼は仕留めた
あの狼はもう走れないはずだ
あとは狼に乗っていたあの少女だ
あの子を捕まえれば山神姫の正体が分かるかもしれない
とりあえず相手は人間だ
実弾じゃなく麻酔銃に変えておくか…
敵意がない事を伝えなくちゃな…
――――…
私がやらなきゃっ…!
父さんと母さんが何千年と守ってきたこの山を…山神様の名に泥を塗るわけにはいかない!
それに青とハクの仇も!
私は茂みに隠れながら人間に近づき人間の前に姿を表した
これ以上この山で好きにはさせない
私は相討ち覚悟でガクを投げつけた
それと同時に相手も私を狙って撃ってきた
チクッと腹部に何かが刺さった
何か針と容器のようなもの…
銃弾じゃない…っこれは何…!?
兎に角私は人間から距離を取りそれを引っ張り抜いた
「ぐっ…いって…!」
人間の腕に私のガクが突き刺さっている
やっぱり相討ちだった
いや…私はまだ動ける!
これくらいの攻撃でやられる私ではない
利き手をやられてもう銃は使えないはず…!
私が有利、このままじわじわと追い詰めてやる
クラッ…!?
なに…!?急に眠気が…っ
この眠気普通じゃない…っ
まさかさっきの!?
あの人間が私に撃ち込んだよく分からないもの
この眠気はあれが原因なの!?
畜生…やられた…
意識が徐々に遠退いていく
まずい…早く…ここ…か…らに……げな…きゃ…
ふらつく足でその場から離れようとしたが私は倒れ込んでしまった
ドサ…
体が動かない…瞼が重たい…
青…ハクも…大丈夫だったかな…
父さん…母さん…ごめん…私は…
そして私の意識は途絶えた
「いててて…」
さすがに今の攻撃は避けれなかった
結構深いな…後で病院行かなきゃな…
でも仕留めたぞ
今頃、麻酔が聞いて眠ってる頃だ
確かこっちの方に倒れたはず…
これで分かる。あの子の正体が…
そういえばさっきの狼の姿が見えない…
何処かに隠れているかもしれないから用心して近付かないと…
ガサガサと茂みの中を進んでいくと麻酔が聞いて眠っているその子を見つけた
「居た…」
狼に乗ったお面の少女
独特の武器を持って動きも人間とはかけ離れていた…
一体誰なんだ…
俺は恐る恐る近づいてお面をそっと取った
お面の下には俺よりも幼い少女の素顔が
これが山神姫の正体…!?
こんな女の子がどうして…!
「アオーン…!」
その時、聞こえた狼の鳴き声
さっきの白い狼か!?
もしかしたら仲間を呼びに行ったのかも
ここに居たら狼の餌食になる
この子を連れて山を下りよう
色々と調べたいこともあるし…
俺はその子を抱えて山を下り自分の車にその子を乗せた
先輩はまだ戻ってきてないみたいだ
でも俺はこの子の事を早く知りたかったので先輩のケータイに伝言だけ入れて先に家に戻った
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