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*囚われの双子
囚われの双子#3
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激しく叩きつけるような雷雨
そして懐かしいこの感じ…
父さんと母さんが来てくれたんだ!
慎一「嘘だろ…金と銀の巨大狼!?
まさかあれが本当の山神様か!?
あんな生き物が存在するのか!?」
尾嶋「山神!?なんだそれは!構わず撃ち殺せ!」
「駄目です!火薬が雨に濡れて…銃も雷でやられました!」
慎一「これが山神様の力なのか…
昔の人達が恐れ称える筈だ」
クロ「人間の流れが止まった!
ここから一気に巻き変えずぞ!ハク!」
ハク「分かっている!」
山神の雨で炎が弱まった!
今なら紅を助けられる!
まだ微かに炎があがる中、ハクは飛び込み紅のもとに辿り着いた
紅「ハク!」
ハクはすぐにロープを噛み契り紅を助け、持ってきたガクを紅に手渡した
紅「ありがとう!助かった!」
ハク「世話かけやがってたく!」
尾嶋「早く新しい銃を持ってこい!」
山神「グルルル…よくも私の可愛い娘を火炙りにしてくれたな…」
山神「世界を知らぬ愚かな人間共
我等の恐ろしさ、そして怒りを存分に思い知るが良い!」
雷が火薬の塊に落ちると大きな爆発を起こし、多くの人間が悲鳴を上げ慌てふためいていた
「尾嶋さん持ってきました!」
尾嶋「貸せ!このまま終わらせてたまるか!」
慎一「やめろ!」
人間が山神様を狙い発砲した
その銃弾をすかさず私と青がガクで防ぐ
尾嶋「何!?」
山神「さすが我が娘だ」
私達は山神様の所に集まった
青「山神様に銃を向けるとは無礼な人間め」
紅「この山は我等のもの
即刻ここから立ち去れ!」
山神「さもなくばこの場で全員皆殺しにしてやろう」
「う、うわぁぁ!」
戦意を無くし負けを認めた人間達は逃げるようにそこから立ち去っていった
こうして今までにない驚異は山神様の復活のお陰で無事にさったのだった
青「父さん、母さん!力が戻ったのね!良かった!」
紅「助けてくれてありがとう
もう大丈夫なの!?」
山神「あぁ。見ての通りいい調子だ
全く心配かけてくれるな」
クロ「なんだよ
自分が一番心配かけていた癖にな」
山神「クロは一層口が悪くなったのね」
山神「これからはまた皆で山を守っていこう」
紅「うん…!」
慎一「紅!」
紅「慎一…」
慎一「良かったな山神様も良くなって…山も守り抜く事ができて…」
紅「うん…お前のお陰だね慎一」
慎一「紅…いっちまうのか?」
紅「私は人間が嫌いだ
だけどお前の事は忘れないでいよう
そしてこれでお前と会うことも無いだろう」
慎一「…お前は人間だろ…
こっちの世界で生きる事だって…!」
山神「付け上がるな人間…
お前には感謝しているが紅は私の大切な娘だ」
紅「…私は狼だ。お前等とは一緒には居られない」
紅はありがとうと言い残し凄い風が吹いたかと思うともうそこには紅達の姿はなかった
ー…その後人間の世界では一気に山神様の話題が広がった
あの戦いで死んだ者は数知れないがその犠牲は欲張った人間にバチが当たったのかもしれない
大昔の伝説は本当だったのだと皆は山神様を称えていつしか昔のように山にお供え物をするようになった
少しでも山に危害を及ぼそうとしたものには要所なく雷を打ち付けたと…ニュースにもなった
あの日から俺も山に入ることは無くなったが時折聞こえる狼の遠吠えに何処か懐かしさを感じていた
そしてあの日から10年の月日が流れた
俺は結婚して可愛い子どもも出来て幸せに暮らしていた
でも俺はずっと続けている事がある
幼い娘を連れて車から大きな荷物を持って降りて、山の梺、人間が山神様の祠を建てた場所に向かう
「パパなんでいつもここに食べ物置いていくの?」
そこに山神様に捧げられた沢山の食料があった
自分で持ってきた食料もそこに捧げた
「なんでここにはこんなに食べ物があるの?」
慎一「この山には山神様が住んでいるんだ」
「山神様?」
慎一「この山を守る神様だよ
怒らしたらとても怖いんだよ」
「怖い神様なの!?」
慎一「でもこの山とここに暮らす動物達を守るとても優しい神様なんだよ」
「えーどっちなの?」
慎一「ははっ、そろそろ帰ろうか」
娘と手を繋いでそこを後にしようとした時…
「あーパパ見て!ワンちゃん!」
振り返って娘が指差す方を見るとそこには懐かしい姿があった
白と黒の狼にまたがった動物の面をつけた双子の女の子…
慎一「紅…青…!」
2人は何も言わずそのまま山の中に戻っていった…
あの時から全く年を取ってない…
はは…やっぱりお前らは人間なんてちんけな生き物じゃないな
お前らはまさしく山神様の子だよ
*終わり*
そして懐かしいこの感じ…
父さんと母さんが来てくれたんだ!
慎一「嘘だろ…金と銀の巨大狼!?
まさかあれが本当の山神様か!?
あんな生き物が存在するのか!?」
尾嶋「山神!?なんだそれは!構わず撃ち殺せ!」
「駄目です!火薬が雨に濡れて…銃も雷でやられました!」
慎一「これが山神様の力なのか…
昔の人達が恐れ称える筈だ」
クロ「人間の流れが止まった!
ここから一気に巻き変えずぞ!ハク!」
ハク「分かっている!」
山神の雨で炎が弱まった!
今なら紅を助けられる!
まだ微かに炎があがる中、ハクは飛び込み紅のもとに辿り着いた
紅「ハク!」
ハクはすぐにロープを噛み契り紅を助け、持ってきたガクを紅に手渡した
紅「ありがとう!助かった!」
ハク「世話かけやがってたく!」
尾嶋「早く新しい銃を持ってこい!」
山神「グルルル…よくも私の可愛い娘を火炙りにしてくれたな…」
山神「世界を知らぬ愚かな人間共
我等の恐ろしさ、そして怒りを存分に思い知るが良い!」
雷が火薬の塊に落ちると大きな爆発を起こし、多くの人間が悲鳴を上げ慌てふためいていた
「尾嶋さん持ってきました!」
尾嶋「貸せ!このまま終わらせてたまるか!」
慎一「やめろ!」
人間が山神様を狙い発砲した
その銃弾をすかさず私と青がガクで防ぐ
尾嶋「何!?」
山神「さすが我が娘だ」
私達は山神様の所に集まった
青「山神様に銃を向けるとは無礼な人間め」
紅「この山は我等のもの
即刻ここから立ち去れ!」
山神「さもなくばこの場で全員皆殺しにしてやろう」
「う、うわぁぁ!」
戦意を無くし負けを認めた人間達は逃げるようにそこから立ち去っていった
こうして今までにない驚異は山神様の復活のお陰で無事にさったのだった
青「父さん、母さん!力が戻ったのね!良かった!」
紅「助けてくれてありがとう
もう大丈夫なの!?」
山神「あぁ。見ての通りいい調子だ
全く心配かけてくれるな」
クロ「なんだよ
自分が一番心配かけていた癖にな」
山神「クロは一層口が悪くなったのね」
山神「これからはまた皆で山を守っていこう」
紅「うん…!」
慎一「紅!」
紅「慎一…」
慎一「良かったな山神様も良くなって…山も守り抜く事ができて…」
紅「うん…お前のお陰だね慎一」
慎一「紅…いっちまうのか?」
紅「私は人間が嫌いだ
だけどお前の事は忘れないでいよう
そしてこれでお前と会うことも無いだろう」
慎一「…お前は人間だろ…
こっちの世界で生きる事だって…!」
山神「付け上がるな人間…
お前には感謝しているが紅は私の大切な娘だ」
紅「…私は狼だ。お前等とは一緒には居られない」
紅はありがとうと言い残し凄い風が吹いたかと思うともうそこには紅達の姿はなかった
ー…その後人間の世界では一気に山神様の話題が広がった
あの戦いで死んだ者は数知れないがその犠牲は欲張った人間にバチが当たったのかもしれない
大昔の伝説は本当だったのだと皆は山神様を称えていつしか昔のように山にお供え物をするようになった
少しでも山に危害を及ぼそうとしたものには要所なく雷を打ち付けたと…ニュースにもなった
あの日から俺も山に入ることは無くなったが時折聞こえる狼の遠吠えに何処か懐かしさを感じていた
そしてあの日から10年の月日が流れた
俺は結婚して可愛い子どもも出来て幸せに暮らしていた
でも俺はずっと続けている事がある
幼い娘を連れて車から大きな荷物を持って降りて、山の梺、人間が山神様の祠を建てた場所に向かう
「パパなんでいつもここに食べ物置いていくの?」
そこに山神様に捧げられた沢山の食料があった
自分で持ってきた食料もそこに捧げた
「なんでここにはこんなに食べ物があるの?」
慎一「この山には山神様が住んでいるんだ」
「山神様?」
慎一「この山を守る神様だよ
怒らしたらとても怖いんだよ」
「怖い神様なの!?」
慎一「でもこの山とここに暮らす動物達を守るとても優しい神様なんだよ」
「えーどっちなの?」
慎一「ははっ、そろそろ帰ろうか」
娘と手を繋いでそこを後にしようとした時…
「あーパパ見て!ワンちゃん!」
振り返って娘が指差す方を見るとそこには懐かしい姿があった
白と黒の狼にまたがった動物の面をつけた双子の女の子…
慎一「紅…青…!」
2人は何も言わずそのまま山の中に戻っていった…
あの時から全く年を取ってない…
はは…やっぱりお前らは人間なんてちんけな生き物じゃないな
お前らはまさしく山神様の子だよ
*終わり*
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