人狼の団長、見つけた番はすでに溺愛されている《団長はお預け中、たまに待てが出来ないで押し倒す》

うめまつ

文字の大きさ
52 / 315

体質※

しおりを挟む
以前、会った時はこれより若い少年の顔立ちで下位種の特徴だったのに。
分身だとそうなのか、新月の影響なのか。
なんなんだこいつは。

「夜、来るつもりだったのにぃ。今夜は楽しみでぇ、朝からちょくちょく気配を探ってたのよぉ。そしたら、なーんか死にかけた気配だったんだよねぇ」

乱暴にエヴ嬢を地面に放った。

「お前ら、餌の自覚足んないんじゃねーのぉ?ちゃんと精力食わせてやれよぉ。強化も出来ないくらい弱ってんじゃぁん?」

エヴの側に置いてる意味ないわーと、うつ伏せに倒れたエヴ嬢の腹に手を入れて片手で持ち上げて尻を上げさせた。

「口からできねぇって言うならぁ、下からだなぁ。しょーがねぇ、教えてやる。こーやって、こーすんの。お前らも覚えとけぇ」

ばさっと革の腰巻きを捲り上げて厚手の布地なのに片手で破る。

「貴様ぁ!」

白い尻が見えて怒りから傷が深くなるのも構わず。
肌に食い込んだ葉や茎が皮膚を裂いて血が溢れる。
掴みかかろうとするが、また新たな草が延びてくる。

「オレって植物からも吸えるしぃ、逆に送って操るのも出来るんだよねぇ。精力って命の源だから。あははは」

まあ、見とけってと軽く呟き、薄い腰巻きの切れ込みをよけて猛々しくそそり立つ黒々とした陰部を晒した。

「お前らは破瓜できないけどさぁ、穴はもう一個あるじゃん?それ使えよ?」

臍まで怒張したそれをあてがい、ぐぐっと沈めていく。

「ホントは楽しみたいけど急いで注がないとやばいねぇ」

何度も腰を揺らして奥へと進む。

「く、そがっ!エヴ様にっ!やめろ!」

「このっやろぉ!ころ、す!」

暴れて身体が刻まれる。
浅い傷もこれだけ食らえば血が足らずに動けなくなる。
最初にヤンの身体が前のめりに崩れた。
ピクリともせず声も出ていない。
血だまりの多さから命も危ない。
タフさのある人狼とオーガだが、私達もギリギリだ。
エヴ嬢はうつ伏せに倒れ、指先ひとつぴくりともせず腰の揺れにゆらゆら揺さぶられている。
ずちゅずちゅと響く音が憎くて射殺すほど睨みつけ、歯噛みをする。

「あはぁ、心配してんのぉ?夢魔の体質ってさぁ、全身性感帯の性器なんだよねぇ。慣らさなくても入るし濡れるしぃ。活性化したエヴもほらぁ、おんなじぃ。気持ちよさそーだろぉ?」

髪を手綱のように引いて顔を向けさせる。
気持ち良さそうに目を細め、涙ながらに上気した頬と痛みではない心地よさげな呼吸が揺れに合わせて小さくこぼれていた。

「嫌なのにねぇ、馬鹿エヴはしかもワケわかんないまんまぁ。でも、中はぐちゃぐちゃのぐねぐねぇ。ははは、可愛いなぁ、オレのエヴはぁ。どんどんオレ好みになる。はぁぁ好きぃぃ。愛してるぅ」

乱暴に髪の手綱を操り揺れに合わせて背を無理やりしならせ、肌と肌の叩きつける音が数回響くとアモルがぎゅう、と腰を強く押し付けてぶるっと震えた。

「おーわり。濃いぃの注いだからこれで飢えが止んだろぉ?」

次は楽しむぞぉと喜んで革鎧のベルトに手をかけて脱がそうとした。
次の瞬間、強い発光と金鳴り。
エヴ嬢が腰にかけたメイスを片手にアモルを肩から横殴りにぶっ飛ばす。

「気持ち悪い!嫌い!もうっ大嫌い!」 

「いってぇなぁ。でも、動けないように術を刻んだのにもう解いたのかぁ。解術、上手くなったじゃぁん。さすがオレの伴侶ぉ。えらいえらい」

ごろごろと転がった先でむくっと起き上がった。

「大嫌い!皆にひどい!」

力なく倒れたヤンに駆け寄り身体に刺さった葉を必死でむしっている。

「あぁ、オレのエヴは可愛いなぁ。そんなに怒って必死になってぇ。泣いてるのもいいわぁ」

「これ取ってよ!ヤンが死んじゃう!ダリウスも、団長も!」

「ばぁか。そのくらいで死なねーよ?」

アモルが人差し指をくるっと回すと草が引いた。 
直ぐ様、抜刀しアモルに斬りかかる。
ダリウスも同じらしく飛びかかっていた。

「ほーら、元気ぃ」

二人で袈裟斬りに刃を叩き込むが、じゅわっと黒い霧になる。

「ヤン?起きて?目を覚まして。死んじゃやだぁ」

泣いて愚図るエヴ嬢の声を背に、私は血を流したままアモルと対峙する。

「死なねぇって。ホントにアホ馬鹿。忘れたのか?精力を操れるってぇ。さっきオレの濃いいの注いでやったんだからさぁ」

オレはそいつが死んだら万々歳だけどぉとけたたましく笑う。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

黒の神官と夜のお世話役

苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる

狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。 しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で……… こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。

処理中です...