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店内はドンチャン騒ぎ。
男も女も笑い声がやかましい。
「あれ、どういう意味ですか?何が懐かしかったんです?」
ベイル部隊長がちらっと酒の入った木樽の盃を傾けて俺を見た。
店の一番大きなソファーに足を投げ出してくつろいでる。
俺はテーブル挟んでその向かい。
背中を丸めて前のめりに尋ねた。
他の奴らは娼婦や男娼を片手に抱いて騒いでる。
女交えた飲みの約束でサシかと思ったら、ベイル部隊長はついでに自分の隊の奴らも30人ほど引き連れてきた。
ほぼ店は貸切状態。
確かにこれなら俺がいても他の客に絡まれることはない。
ついでに俺の部下も誘えばよかった。
「……懐かしい?何のことだ」
「ダグとアリオンを見て仰ったでしょう?」
しばらく顎をさすりながら目をさ迷わせて、はたっと思い付く。
「あぁ、あれか。別に、……おい、どいていろ」
「あ、ん。隊長様いじわるぅ」
ソファーの背もたれ越しに赤い髪の女がしなだれて絡む腕を押し返したらエールを傾けた。
「隊長様ぁ。……一度くらい相手してくれません?今夜こそは?ね?」
おお、すっげぇ迫力。
背もたれをまたいで裾から生足とこぼれそうな谷間を見せびらかして挑戦的に誘う。
「ねえ、ん」
仰向けにくつろぐベイル部隊長の顔を撫でた。
赤い唇から全身にまとうたっぷりの色気。立派な胸と蜂みたいに捻れた腰。見掛けと本人の自信。
ここで一番の女なんだろうな。
「あん、」
上から被さる女の後頭部を捕まえて引き寄せたら胸元に手を突っ込んで遊んだ。
「あ、ああん、あっ、はぁ、」
次第に息を乱してうっとりする女に、にやっと笑って手を止めた。
「ええ?終わり?まだ、ねぇ、2階に行きましょうよ?んんっ!あっあ、」
「嬉しい誘いだなぁ、エセルリナ。でも俺は明日があるし、今日は部下の労いだ。こいつらの相手を上手くやってくれ」
谷間に金を詰め込んで手からはみ出る大きめの房を握りしめると背もたれから押し退けた。
「頼むぞ、エセルリナ」
「んもう!今日もなの?!」
「駄賃ははずんだろ?」
「ふ、ふざけないでよ!そんなのいらないわよ!」
「返すか?」
「そんなわけないでしょ?!たまには抱けって言ってるのよ!もう!この私にここまで言わせて、この朴念人!」
ベイル部隊長はニヤニヤ笑って手を振る。
「また姉さんフラれてるー」
「懲りないわねぇ、ひぇ!」
「やばっ!」
クスクス笑う他の女の声。
ぎろっとエセルリナと呼ばれた美女が睨むと彼女らは首をすくめた。
「エセルリナ、お前がここ一番の女だよ」
「ふん、何よ」
手を出したので追加で金を握らせてる。
その手の中を見てエセルリナは少し機嫌を戻す。
「で、何させたいの?」
「こいつの相手」
木樽を向けて指図されたエセルリナは俺の隣に座った。
「よろしくぅ、可愛い死神の坊や」
妖艶に笑みを浮かべてしなだれた。
本当に気にしない女。
まあ、この真っ赤な髪の色から他国の女だろうし興味ないんだろ。
「よろしく、エセルリナって呼んでいいのかな?それとも綺麗なお姉さん?」
でも俺はすでにムカついてる。
速効で死神ネタを出すな。
言われんの嫌いなんだよ。
「2階に連れていけ」
「部隊長の女に手ぇ出せませんよ。こんな美女じゃ緊張して無理かなぁ」
へらへら笑って誤魔化しながら尻を引きずってエセルリナから逃げる。
飲むふりして間に酒を挟んだ。
「あら、女は初めて?うふふ」
色気で押し通そうとするエセルリナと俺の攻防。
それを放ったらかしにするベイル部隊長は酒を飲む。
「もう仕方ないわね、なら他の大人しい子にする?でももう」
ちらっと他を眺めて考えているが、だいたいの勤め人はもうすでに相手が決まってしまったようで騒いで飲んだり2階に行ったり、そんな残っていない。
エセルリナが来るまで俺の隣は空いていた。
俺の側に寄る気がある奴はいない。
「あら、やだわ。ちょっとごめんなさい」
「ん?」
玄関先の楽しそうな賑やかさに怒鳴り声が混じり始めた。
そこから店主が手を振ってエセルリナを呼んでいる。
「エセルリナ、お前の太客だ。ドナセラ様が仲間内を連れて来られてる」
「ええ?今日?困るわ。上も埋まってるでしょ?だいたい貸しきりの約束だったじゃないの」
「もう勝手に入って座ってんだよ。エセルリナ呼べって。まあ、まあ、ちょろっと相手して帰せよ。酔って手がつけられねぇし、お前ならちょちょいだろ?ほらほら頼むよぉ」
「んもう!ちゃんとしてよ!そういうのは店長の仕事でしょ?!頼りにならないわね!」
「そう怒るなって、稼いでこいよ」
ぷりぷり怒りながらベイル部隊長に自分以外の誰かをつけたら許さないと脅して喧騒の中へ入っていった。
「……揉める」
ベイル部隊長がうんざり顔で呟いた。
「上に行きそびれた奴らを連れて帰るぞ。寝てるのは起こして来い」
そう言って勘定を済ませようと店主を呼んでるうちに、俺達の対角線の端から女が足らねぇと怒鳴るわ皿を割るわ。
座った場所も気に入らねぇと叫んだら、どやどやとガタイのいい数人が俺達を囲んだ。
「どけよ。俺らの場所だ」
上客用のソファーを譲れと脅してきた。
エセルリナが喧嘩は止めなさいと言うのも聞かない。
服装や姿を察するにどっかの肉体労働者だが、持ち物を見ると金回りは良さそう。
先頭の焦げ茶色の髪と瞳の厳つい大男がボスらしい。
ひげ面で日焼けして肌も赤黒い。
喧嘩を嫌がるエセルリナの肩を乱暴に引き寄せて座っている俺達を見下ろす。
あっちは15人、こっちは8人。
それでも伯爵家の私兵団が舐められるわけにはいかねぇ。
酔いを覚まして俺達もこいつらに体格で威圧する。
無言の睨み合い。
そんな中、ソファーに足を投げ出したままのんびりとベイル部隊長は店主へ勘定を済ませていた。
「勘定は済んだ。ここはあんたらに譲るよ」
帰るぞと殺気立つ俺達に声をかけた。
「エセルリナ、大丈夫。また世話になるよ」
「本当に?嬉しい!今日はごめんな、きゃっ!」
ベイル部隊長が手を軽く振ったら大男にエセルリナが突き飛ばされ、ベイル部隊長が即座に抱き止めた。
素早く臨戦態勢で俺達はベイル部隊長の掛け声で動くつもりだった。
「いったぁい!何すんのよ!」
「……乱暴だなぁ、お宅」
「るっせぇ!その媚びた態度が気にいらねぇんだよ!こいつだろ!お前のお気に入りってのは!」
「だから何よ?!金払いのいいイケメンがいいに決まってんでしょ!この乱暴者!あんた程度の金払いで偉そうに!しかも店で行儀悪いならお断りよ!ベイルといたいんだから帰ってよ!」
「俺は客だぞ!ふざけんな!いくらお前につぎ込んだと思ってんだ!こらぁ!」
エセルリナと大男の口論が始まると俺達も向こうの奴らに胸ぐら捕まれるし、俺に目をつけた奴が死神呼ばわり。
多少殴られても掛け声がないうちに俺達は抵抗はしない。
ベイル部隊長は面倒くさそうにため息を吐いて眉をしかめた。
「店主、今日は貸しきりにしろって言ったよな?金も充分渡したのにふざけるな」
「すいません」
「あーあ、あいつらも集まってきた」
次に2階から激しく扉を開けて大勢が走る音。
ほぼ地響き。
「第二部隊収集!1階に集まれ!部隊長が囲まれてっぞ!」
「部隊長!何事ですか!」
「部隊長!」
帰った奴もいるが上に20人近くいた。
1階の騒ぎに気づいて身だしなみもそこそこにパンツ1枚の大男の集団が集まった。
「おめぇら、殴られたのかよ!おい、ふざけんな!」
「喧嘩ですか?!」
「加勢するぞ!コルトナー私兵団第二部隊が舐められてたまるか!」
予想外の人数に驚いて向こうは分の悪さに顔色を変えた。
「こういう状況なんだけど、お宅らどうする?」
結局、30人近くに囲まれて縮こまってる。
男も女も笑い声がやかましい。
「あれ、どういう意味ですか?何が懐かしかったんです?」
ベイル部隊長がちらっと酒の入った木樽の盃を傾けて俺を見た。
店の一番大きなソファーに足を投げ出してくつろいでる。
俺はテーブル挟んでその向かい。
背中を丸めて前のめりに尋ねた。
他の奴らは娼婦や男娼を片手に抱いて騒いでる。
女交えた飲みの約束でサシかと思ったら、ベイル部隊長はついでに自分の隊の奴らも30人ほど引き連れてきた。
ほぼ店は貸切状態。
確かにこれなら俺がいても他の客に絡まれることはない。
ついでに俺の部下も誘えばよかった。
「……懐かしい?何のことだ」
「ダグとアリオンを見て仰ったでしょう?」
しばらく顎をさすりながら目をさ迷わせて、はたっと思い付く。
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「あ、ん。隊長様いじわるぅ」
ソファーの背もたれ越しに赤い髪の女がしなだれて絡む腕を押し返したらエールを傾けた。
「隊長様ぁ。……一度くらい相手してくれません?今夜こそは?ね?」
おお、すっげぇ迫力。
背もたれをまたいで裾から生足とこぼれそうな谷間を見せびらかして挑戦的に誘う。
「ねえ、ん」
仰向けにくつろぐベイル部隊長の顔を撫でた。
赤い唇から全身にまとうたっぷりの色気。立派な胸と蜂みたいに捻れた腰。見掛けと本人の自信。
ここで一番の女なんだろうな。
「あん、」
上から被さる女の後頭部を捕まえて引き寄せたら胸元に手を突っ込んで遊んだ。
「あ、ああん、あっ、はぁ、」
次第に息を乱してうっとりする女に、にやっと笑って手を止めた。
「ええ?終わり?まだ、ねぇ、2階に行きましょうよ?んんっ!あっあ、」
「嬉しい誘いだなぁ、エセルリナ。でも俺は明日があるし、今日は部下の労いだ。こいつらの相手を上手くやってくれ」
谷間に金を詰め込んで手からはみ出る大きめの房を握りしめると背もたれから押し退けた。
「頼むぞ、エセルリナ」
「んもう!今日もなの?!」
「駄賃ははずんだろ?」
「ふ、ふざけないでよ!そんなのいらないわよ!」
「返すか?」
「そんなわけないでしょ?!たまには抱けって言ってるのよ!もう!この私にここまで言わせて、この朴念人!」
ベイル部隊長はニヤニヤ笑って手を振る。
「また姉さんフラれてるー」
「懲りないわねぇ、ひぇ!」
「やばっ!」
クスクス笑う他の女の声。
ぎろっとエセルリナと呼ばれた美女が睨むと彼女らは首をすくめた。
「エセルリナ、お前がここ一番の女だよ」
「ふん、何よ」
手を出したので追加で金を握らせてる。
その手の中を見てエセルリナは少し機嫌を戻す。
「で、何させたいの?」
「こいつの相手」
木樽を向けて指図されたエセルリナは俺の隣に座った。
「よろしくぅ、可愛い死神の坊や」
妖艶に笑みを浮かべてしなだれた。
本当に気にしない女。
まあ、この真っ赤な髪の色から他国の女だろうし興味ないんだろ。
「よろしく、エセルリナって呼んでいいのかな?それとも綺麗なお姉さん?」
でも俺はすでにムカついてる。
速効で死神ネタを出すな。
言われんの嫌いなんだよ。
「2階に連れていけ」
「部隊長の女に手ぇ出せませんよ。こんな美女じゃ緊張して無理かなぁ」
へらへら笑って誤魔化しながら尻を引きずってエセルリナから逃げる。
飲むふりして間に酒を挟んだ。
「あら、女は初めて?うふふ」
色気で押し通そうとするエセルリナと俺の攻防。
それを放ったらかしにするベイル部隊長は酒を飲む。
「もう仕方ないわね、なら他の大人しい子にする?でももう」
ちらっと他を眺めて考えているが、だいたいの勤め人はもうすでに相手が決まってしまったようで騒いで飲んだり2階に行ったり、そんな残っていない。
エセルリナが来るまで俺の隣は空いていた。
俺の側に寄る気がある奴はいない。
「あら、やだわ。ちょっとごめんなさい」
「ん?」
玄関先の楽しそうな賑やかさに怒鳴り声が混じり始めた。
そこから店主が手を振ってエセルリナを呼んでいる。
「エセルリナ、お前の太客だ。ドナセラ様が仲間内を連れて来られてる」
「ええ?今日?困るわ。上も埋まってるでしょ?だいたい貸しきりの約束だったじゃないの」
「もう勝手に入って座ってんだよ。エセルリナ呼べって。まあ、まあ、ちょろっと相手して帰せよ。酔って手がつけられねぇし、お前ならちょちょいだろ?ほらほら頼むよぉ」
「んもう!ちゃんとしてよ!そういうのは店長の仕事でしょ?!頼りにならないわね!」
「そう怒るなって、稼いでこいよ」
ぷりぷり怒りながらベイル部隊長に自分以外の誰かをつけたら許さないと脅して喧騒の中へ入っていった。
「……揉める」
ベイル部隊長がうんざり顔で呟いた。
「上に行きそびれた奴らを連れて帰るぞ。寝てるのは起こして来い」
そう言って勘定を済ませようと店主を呼んでるうちに、俺達の対角線の端から女が足らねぇと怒鳴るわ皿を割るわ。
座った場所も気に入らねぇと叫んだら、どやどやとガタイのいい数人が俺達を囲んだ。
「どけよ。俺らの場所だ」
上客用のソファーを譲れと脅してきた。
エセルリナが喧嘩は止めなさいと言うのも聞かない。
服装や姿を察するにどっかの肉体労働者だが、持ち物を見ると金回りは良さそう。
先頭の焦げ茶色の髪と瞳の厳つい大男がボスらしい。
ひげ面で日焼けして肌も赤黒い。
喧嘩を嫌がるエセルリナの肩を乱暴に引き寄せて座っている俺達を見下ろす。
あっちは15人、こっちは8人。
それでも伯爵家の私兵団が舐められるわけにはいかねぇ。
酔いを覚まして俺達もこいつらに体格で威圧する。
無言の睨み合い。
そんな中、ソファーに足を投げ出したままのんびりとベイル部隊長は店主へ勘定を済ませていた。
「勘定は済んだ。ここはあんたらに譲るよ」
帰るぞと殺気立つ俺達に声をかけた。
「エセルリナ、大丈夫。また世話になるよ」
「本当に?嬉しい!今日はごめんな、きゃっ!」
ベイル部隊長が手を軽く振ったら大男にエセルリナが突き飛ばされ、ベイル部隊長が即座に抱き止めた。
素早く臨戦態勢で俺達はベイル部隊長の掛け声で動くつもりだった。
「いったぁい!何すんのよ!」
「……乱暴だなぁ、お宅」
「るっせぇ!その媚びた態度が気にいらねぇんだよ!こいつだろ!お前のお気に入りってのは!」
「だから何よ?!金払いのいいイケメンがいいに決まってんでしょ!この乱暴者!あんた程度の金払いで偉そうに!しかも店で行儀悪いならお断りよ!ベイルといたいんだから帰ってよ!」
「俺は客だぞ!ふざけんな!いくらお前につぎ込んだと思ってんだ!こらぁ!」
エセルリナと大男の口論が始まると俺達も向こうの奴らに胸ぐら捕まれるし、俺に目をつけた奴が死神呼ばわり。
多少殴られても掛け声がないうちに俺達は抵抗はしない。
ベイル部隊長は面倒くさそうにため息を吐いて眉をしかめた。
「店主、今日は貸しきりにしろって言ったよな?金も充分渡したのにふざけるな」
「すいません」
「あーあ、あいつらも集まってきた」
次に2階から激しく扉を開けて大勢が走る音。
ほぼ地響き。
「第二部隊収集!1階に集まれ!部隊長が囲まれてっぞ!」
「部隊長!何事ですか!」
「部隊長!」
帰った奴もいるが上に20人近くいた。
1階の騒ぎに気づいて身だしなみもそこそこにパンツ1枚の大男の集団が集まった。
「おめぇら、殴られたのかよ!おい、ふざけんな!」
「喧嘩ですか?!」
「加勢するぞ!コルトナー私兵団第二部隊が舐められてたまるか!」
予想外の人数に驚いて向こうは分の悪さに顔色を変えた。
「こういう状況なんだけど、お宅らどうする?」
結局、30人近くに囲まれて縮こまってる。
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