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「どういうつもりですか?」
寝台に寝そべって尋ねた。
ベイル部隊長はまたごいごい酒飲んでる。
酒に逃げんな、こらぁ。
「勃ったから使いたかった」
「やべ、気持ちが分かる」
確かに、そりゃあ使いたい。
「納得したならいい」
「いやいや、ロニーって俺を呼んだでしょう?俺を代わりにしろっつったでしょ?」
「似てない」
「すいません」
ダグをもう少し男らしくしたような人だった。
黒髪と榛の目をした華奢な美青年。
灰色の筋肉達磨な俺じゃ月とすっぽん。
「悪くない。お前はそれでいい」
まだ酒を注いで一気飲みしようとするから起きてグラスを取り上げた。
「おい、返せ」
「飲みすぎです。二日酔いの世話はもうごめんですよ」
グラスを持ったままチェストの薄い果実酒を取った。
「もうこっちにしてください」
渡せば素直に受け取って俺の使ってたグラスの酒を片方に移して新しく注ぐ。
受け取った酒は俺が飲んだ。
「本当に、またヤるんですか?俺とこういうこと」
「……う、」
また分かりやすくもごもご。
ヤりたいんですね。
了解。
あー、でも上か下かで揉めそう。
出来れば上でお願いしたい。
そこまで考えて俺はベイル部隊長とヤるのはオッケーなのかと遠い目をした。
ヤっちまった感はすげぇある。
でもまたヤれるわ。
かなり興奮したし。
多分だけど、ベイル部隊長も俺でヤれちまったと半ば意識が飛んでるわけね。
この生返事と妙な素直さはそうなんだろうな。
7年片想いの俺と10年操を立てたベイル部隊長。
長い燻りを忘れてお互いにヤっちまったって茫然ってところか。
まあ、いいか、抜きっこくらいと軽く思うんだけど自分に妙な感慨が沸く。
好いた惚れたっつっても結局性欲だなぁ。
下半身の快楽には敵わねぇわ。
「寝るぞ」
「はい」
そう言われてサイドテーブルに置きっぱなしだった皿を水桶に突っ込んで蝋燭を吹き消す。
「じゃあ、お休みなさい」
「おい」
「はい?」
長椅子に寝ようとしたらドスの効いた声で止められた。
突っ立ってると座ってた寝台から立ち上がって俺の手を引いた。
「うおっ、」
寝台に転がした俺を上から見下ろしてる。
「……痛かったのか?」
「いや、いきなり引っ張られて、驚いただけです」
別に乱暴でもなかった。
ただ驚いて叫んだだけなんだけど、気にして戸惑ってる。
「本当ですよ」
寝台に引き込んだのもいつものっしょ?
抱き枕くらいどうぞ?
慣れてるし。
「奥行けよ」
「はい」
言う通りに寝台の奥へ。
手前にはベイル部隊長。
せま。
一人用で狭いのにベイル部隊長も添い寝だから余計。
「狭くないですか?」
「……そうだな、狭い。……やめた。悪かったな」
「ええ!?いやいや!」
むくっと起きて離れようとするから腕を掴んで慌てて引き留めた。
「狭くて嫌なんだろ?」
「狭いですけど、嫌と言うわけではなく、」
「そっち使え。俺は長椅子で寝る」
「いやいや、だから狭いだけですってば」
長椅子に向かうのを引きずり込む。
「何度も添い寝付き合ったんだから今さらです。嫌とかではないです。今日は代わりを勤めるって言ったのにすいません」
「……そう言う訳じゃないが。まあ、いいか」
「俺がこの体勢ですか?」
いつものように肩を貸そうとしたら逆にされた。
「黙って寝ろ」
「はい」
いつもと逆転して、くしゃくしゃ頭を混ぜられた。
泥酔してないし、ちょっと素面だと無理ってことか。
ルガンダ兄さんの代わりが欲しいんだろう。
そんで、酔いがさめたらまた文句言うんだろうね。
俺とヤりたがるとも思えないし、お互い暇すぎたせいだし。
別にまた明日も変わらない。
すぐに仕事と下ネタを肴にしたサシ飲みに戻る。
今日くらいベイル部隊長の気の済むのに付き合ってやろうって軽い気持ちだった。
そのくらいの気持ち。
**********
ちょっと待て、こらぁ。
仮眠室で襲われるのは論外だ。
「ちょ、タンマ、マジ、」
またかよって頭の中で悪態をつく。
何度目か分かんねぇこの夜這い。
いや、今は昼だけどな。
とりあえずマジで迷惑してた。
あれからベイル部隊長が猿。
夜勤明けに仮眠取ってて、なんか気持ちいいなぁって目を覚ますと手淫しながらキスされてやんの。
毎回ビビるからやめろっての。
即効突き飛ばしたわ。
急いで逃げるのに、見せた背中に乗って耳や首筋を噛みながら手はがっつりシモを握られてまともに抵抗出来ねぇ。
噛み千切られそうだし、このでっかい手で握り潰されそうじゃん。
マジで怖い。
「う、くっ、」
「今日、うちに来るか?」
「い、行きます!行くから今は勘弁してください!」
上官命令、絶対ですから!
床に這いつくばったまま頭すり付けて悶えてると、くつくつと人の悪い笑い声。
くそが、覚えたての遊びにハマりすぎだっつーの。
普通に呼び出せよ!
ここでサカるな!
「貸せ。抜きたいから」
「うう、はい」
窓の小さいこの部屋に匂いこもるとめんどくせぇのに。
お互い鎧も服も脱ぐ暇なんかないから、胡座をかいたベイル部隊長の太ももに俺の太ももに重ねてまたぐ。
金属がガチャガチャ擦れて、そのやかましさが心臓に悪い。
扉隔てただけの隣に聞こえそうでびくびくする。
こっちの不安はお構いなしに二本の竿を引っ付けてキスしながら。
口を塞がないとヤバい。
さすがに騒げねぇ。
「ん、む、」
ふうふうとお互い鼻息が荒い。
早くイカせたろと思って手を出すのに触らせねぇ。
経験の浅いちんこなんか、俺の手にかかればちょちょいのちょいなのに。
いつも俺の腕は首に巻きたがる。
「お、俺、します、よ」
「いい。俺が、する」
この強情が。
下手くそな手淫にイケねぇんだよ。
経験浅すぎ。
焦れるだけでぐずぐずする。
ああ、すっきりしてぇ。
我慢したけど耐えらんなくて俺も手を出した。
まとめて掴んで一気に。
「ん、ふっ、」
抜いたのにキスはしつこい。
俺相手になげぇよ。
しかも気持ちいいし。
キスはテクニシャンかよ。
ついでに他のペッティングも上手い。
めっちゃ気持ちいい。
竿の扱いだけ下手くそ。
「は、あ、」
目を薄く開けたら、ベイル部隊長と目が合った。
細目をもっと細めて俺を見てた。
そんな目で笑うなよ。
腰から背筋にかけてぞわぞわする。
ぬるま湯みたいな心地好さで俺を包むな。
ちょっと代わりを勤めるだけのつもりがいつまで続くんだ?
なあ、おい?
もっと気楽にヤってくれよ。
マジで気疲れするんだよ。
最近、あんたがルガンダ兄さんの名前を呼ぶと心臓に来るんだよ。
榛の細い瞳に俺が映るけど本当に見てるのは俺じゃない。
いい加減ムカつくわ。
寝台に寝そべって尋ねた。
ベイル部隊長はまたごいごい酒飲んでる。
酒に逃げんな、こらぁ。
「勃ったから使いたかった」
「やべ、気持ちが分かる」
確かに、そりゃあ使いたい。
「納得したならいい」
「いやいや、ロニーって俺を呼んだでしょう?俺を代わりにしろっつったでしょ?」
「似てない」
「すいません」
ダグをもう少し男らしくしたような人だった。
黒髪と榛の目をした華奢な美青年。
灰色の筋肉達磨な俺じゃ月とすっぽん。
「悪くない。お前はそれでいい」
まだ酒を注いで一気飲みしようとするから起きてグラスを取り上げた。
「おい、返せ」
「飲みすぎです。二日酔いの世話はもうごめんですよ」
グラスを持ったままチェストの薄い果実酒を取った。
「もうこっちにしてください」
渡せば素直に受け取って俺の使ってたグラスの酒を片方に移して新しく注ぐ。
受け取った酒は俺が飲んだ。
「本当に、またヤるんですか?俺とこういうこと」
「……う、」
また分かりやすくもごもご。
ヤりたいんですね。
了解。
あー、でも上か下かで揉めそう。
出来れば上でお願いしたい。
そこまで考えて俺はベイル部隊長とヤるのはオッケーなのかと遠い目をした。
ヤっちまった感はすげぇある。
でもまたヤれるわ。
かなり興奮したし。
多分だけど、ベイル部隊長も俺でヤれちまったと半ば意識が飛んでるわけね。
この生返事と妙な素直さはそうなんだろうな。
7年片想いの俺と10年操を立てたベイル部隊長。
長い燻りを忘れてお互いにヤっちまったって茫然ってところか。
まあ、いいか、抜きっこくらいと軽く思うんだけど自分に妙な感慨が沸く。
好いた惚れたっつっても結局性欲だなぁ。
下半身の快楽には敵わねぇわ。
「寝るぞ」
「はい」
そう言われてサイドテーブルに置きっぱなしだった皿を水桶に突っ込んで蝋燭を吹き消す。
「じゃあ、お休みなさい」
「おい」
「はい?」
長椅子に寝ようとしたらドスの効いた声で止められた。
突っ立ってると座ってた寝台から立ち上がって俺の手を引いた。
「うおっ、」
寝台に転がした俺を上から見下ろしてる。
「……痛かったのか?」
「いや、いきなり引っ張られて、驚いただけです」
別に乱暴でもなかった。
ただ驚いて叫んだだけなんだけど、気にして戸惑ってる。
「本当ですよ」
寝台に引き込んだのもいつものっしょ?
抱き枕くらいどうぞ?
慣れてるし。
「奥行けよ」
「はい」
言う通りに寝台の奥へ。
手前にはベイル部隊長。
せま。
一人用で狭いのにベイル部隊長も添い寝だから余計。
「狭くないですか?」
「……そうだな、狭い。……やめた。悪かったな」
「ええ!?いやいや!」
むくっと起きて離れようとするから腕を掴んで慌てて引き留めた。
「狭くて嫌なんだろ?」
「狭いですけど、嫌と言うわけではなく、」
「そっち使え。俺は長椅子で寝る」
「いやいや、だから狭いだけですってば」
長椅子に向かうのを引きずり込む。
「何度も添い寝付き合ったんだから今さらです。嫌とかではないです。今日は代わりを勤めるって言ったのにすいません」
「……そう言う訳じゃないが。まあ、いいか」
「俺がこの体勢ですか?」
いつものように肩を貸そうとしたら逆にされた。
「黙って寝ろ」
「はい」
いつもと逆転して、くしゃくしゃ頭を混ぜられた。
泥酔してないし、ちょっと素面だと無理ってことか。
ルガンダ兄さんの代わりが欲しいんだろう。
そんで、酔いがさめたらまた文句言うんだろうね。
俺とヤりたがるとも思えないし、お互い暇すぎたせいだし。
別にまた明日も変わらない。
すぐに仕事と下ネタを肴にしたサシ飲みに戻る。
今日くらいベイル部隊長の気の済むのに付き合ってやろうって軽い気持ちだった。
そのくらいの気持ち。
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ちょっと待て、こらぁ。
仮眠室で襲われるのは論外だ。
「ちょ、タンマ、マジ、」
またかよって頭の中で悪態をつく。
何度目か分かんねぇこの夜這い。
いや、今は昼だけどな。
とりあえずマジで迷惑してた。
あれからベイル部隊長が猿。
夜勤明けに仮眠取ってて、なんか気持ちいいなぁって目を覚ますと手淫しながらキスされてやんの。
毎回ビビるからやめろっての。
即効突き飛ばしたわ。
急いで逃げるのに、見せた背中に乗って耳や首筋を噛みながら手はがっつりシモを握られてまともに抵抗出来ねぇ。
噛み千切られそうだし、このでっかい手で握り潰されそうじゃん。
マジで怖い。
「う、くっ、」
「今日、うちに来るか?」
「い、行きます!行くから今は勘弁してください!」
上官命令、絶対ですから!
床に這いつくばったまま頭すり付けて悶えてると、くつくつと人の悪い笑い声。
くそが、覚えたての遊びにハマりすぎだっつーの。
普通に呼び出せよ!
ここでサカるな!
「貸せ。抜きたいから」
「うう、はい」
窓の小さいこの部屋に匂いこもるとめんどくせぇのに。
お互い鎧も服も脱ぐ暇なんかないから、胡座をかいたベイル部隊長の太ももに俺の太ももに重ねてまたぐ。
金属がガチャガチャ擦れて、そのやかましさが心臓に悪い。
扉隔てただけの隣に聞こえそうでびくびくする。
こっちの不安はお構いなしに二本の竿を引っ付けてキスしながら。
口を塞がないとヤバい。
さすがに騒げねぇ。
「ん、む、」
ふうふうとお互い鼻息が荒い。
早くイカせたろと思って手を出すのに触らせねぇ。
経験の浅いちんこなんか、俺の手にかかればちょちょいのちょいなのに。
いつも俺の腕は首に巻きたがる。
「お、俺、します、よ」
「いい。俺が、する」
この強情が。
下手くそな手淫にイケねぇんだよ。
経験浅すぎ。
焦れるだけでぐずぐずする。
ああ、すっきりしてぇ。
我慢したけど耐えらんなくて俺も手を出した。
まとめて掴んで一気に。
「ん、ふっ、」
抜いたのにキスはしつこい。
俺相手になげぇよ。
しかも気持ちいいし。
キスはテクニシャンかよ。
ついでに他のペッティングも上手い。
めっちゃ気持ちいい。
竿の扱いだけ下手くそ。
「は、あ、」
目を薄く開けたら、ベイル部隊長と目が合った。
細目をもっと細めて俺を見てた。
そんな目で笑うなよ。
腰から背筋にかけてぞわぞわする。
ぬるま湯みたいな心地好さで俺を包むな。
ちょっと代わりを勤めるだけのつもりがいつまで続くんだ?
なあ、おい?
もっと気楽にヤってくれよ。
マジで気疲れするんだよ。
最近、あんたがルガンダ兄さんの名前を呼ぶと心臓に来るんだよ。
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