白黒の猫~ずっと可愛い黒猫が欲しかったのに、気づけば茶とらの毛並みを撫でていた~

うめまつ

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「着替えてこい。隣に湯も置いてるからさっぱりしろ」

ぐにゃぐにゃに寝転がる俺の手を引いて立たせて隣の部屋へ押した。

「は、い」

掠れた声で返事をすると先に何か飲むかと聞かれて頷く。

いつも通り薄い果実酒を受け取ってそのままボトルに口をつけて飲んだ。

「ぷはっ、」

一発抜くだけで頭ガツンと殴られたみたいな快感。

マジ馬鹿になりそう。

ため息をつきながら顔をこすった。

ふらふらする。

「大丈夫か?」

「はい」

ウキウキした声だ。

お互い夜勤と昼勤の関係で夜を一緒に過ごすのは三日ぶりだからこのあと期待してるんだ。

食後に酒を少し飲んでもう二、三発。

お互いに出すのがいつもの流れ。

でもぐずぐずの俺は翻弄されっぱなしで、あうあうしてる間に太ももや手を使ってあっちは発散する。

こっちは根本を握られてまだまだと焦らされる。

泣いて懇願して、エロいことさせられて、ワケ分かんなくことも言わされてメンタルも体も持たねぇ。

気ぃ張っても職場で顔見るだけで発情して物欲しげな顔になるのが分かるし、でも一緒にいたいしもっとして欲しくなる。

あー、くそ。

頭がおかしくなるわ。

毎回、気持ちよすぎるせいだ。

溶けすぎて死ぬかもしんねぇ。

「……きっちぃ。……マジ死ぬし」

テーブルにボトルを置いて部屋に行こうと溶けた頭を片手で支えながら、ぽそっと呟く。

「……は?……ロニー?」

後ろからベイル副団長が俺に声をかけた。

近所の奥さんに作ってもらった夕飯を皿によそってたのに手が止まっていた。

「え?あ、はい?なんですか?」

振り返って目が合うとギクリとした。

なんで睨むの?

ビビって後退り。

壁に背中を当てて固まった。

眉をひそめてじっとりとねめつけられるけど、何なのか分からない。

目線で俺を捕らえたまま盛り付けた皿をテーブルに運んでる。

「……支度は済んだ。早く着替えてこい」

「……は、い」

よたよたと前のめりに隣へ逃げた。

飯の間もいつもより口数少なくて無表情。

なんか怒らせたのは確実。

口に運んでいたフォークを置いて頭を下げた。

「……すいません」

「何がだ?」

「……なんか怒らせたみたいなので。理由分からなくて、また申し訳ないんですけど」

しばらくの無言のあと長いため息。

「……気にするな。残念だと思っただけだ。喜ばせていたつもりだったが、俺の独りよがりだったんだな。反省するよ」

「え?」

「俺とするとキツいんだろ?悪いな、気づかなくて」

「ぐっ、」

確かに言った。

きっちぃって。

マジで心の底から。

「……すいません。あの、き、気持ちよすぎて、キツくなるんで、」

そう言い訳を言うとベイル副団長の手が止まった。

「……へぇ、……そうか」

でも声に抑揚はなくてどう思ってるのか分からない。

目も伏せたままで伺えなかった。

そのあとも静かに食事を終えて、今日の皿洗いは俺が担当した。

ベイル副団長は寝台を置いた部屋で先に酒を飲んでる。

いつもなら俺の背中を眺めながらテーブルで飲むのに。

失敗にしょげながら洗った皿を拭いて棚に突っ込む。

俺の馬鹿と罵りながら。

顔を会わせるのが気まずくて寝室に行かず、テーブルの椅子を引いて腰かける。

そうやってしばらく頭を抱えて落ち込んでると隣から寝台のきしむ音が聞こえた。

「ロニー、まだ寝ないのか?明日は早いぞ」

「あ、はい」

聞こえた声に返事を返して、ふっと蝋燭を消してから隣へ向かう。

高窓から月明かりが入ってくるから暗くても平気だ。

入るとベイル副団長は寝台の背もたれに寄りかかってサイドテーブルの酒を片手にくつろいでいる。

「飲むか?」

「いただきます」

俺も背もたれの寄りかかりながら隣に並んでグラスを受け取った。

「こっち」

もっと寄れという意味で首を軽く撫でられたから、ひくっと跳ねた。

「う、」

「……嫌なら、」

「ち、違います」

自分から肩に頭を乗せるけど恥ずかしくて猫背になる。

ごまかすようにすぐに飲むんだけど、肩に回した手はおろした髪の毛を巻いて遊んでで、耳を撫でたり反対からはこめかみにいくつもキスされた。

優しく名前も呼ばれて少しずつ緊張がほぐれる。

まったりと寄りかかって微睡んでるとベイル副団長の肩が揺れた。

「くく、ふふっ」

「ベイル副団長?」

「いやぁ、何も」

この含み笑いで何もないことないだろう。

体を離して見てみると締まりのない顔で笑いを堪えてた。

「……なんですか?……ちょっと、気持ち悪いんですけど」

睨むのに気にした風もない。

「酒はまだ飲むか?」

「いえ、いいです」

サイドテーブルに飲み干したグラスを置いてもらうと、寝るぞと言って俺を引っ張りながら横になった。

まだニヤニヤした気配は変わらなくて段々こっちはムッとしてくる。

「ベイル副団長?」

「悪い。ふふ、いやぁ、嬉しくて」

「何がですか?」

「言わん。また恥ずかしがる。ん、」

額にキスされて寝るぞとまた言われた。

「何ですか?気になりますよ」

「寝ろって」

「嫌です。ずっと話しかけますよ?」

「それは嫌だなぁ」

明日早いのにと愚痴っぽく言うのにそれでもどこか楽しげでますます分からない。

「なんでそんな機嫌良くなったんですか?」

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「分からないか?」

「そうですよ。ころころ態度が変わると困ります」

「ふふ、悪かったな」

「う、お」

「可愛い」

くふくふと笑いながら抱き締められてた。

「今度から手加減する」

「はあ?だから何が、あっ!ちょっと!」

「キスして、ここを咥えただけで死ぬほどキツいんだろ?気持ちよすぎて?」

いきなりもにもにと服の上から揉まれた。

気が抜けてたせいでデカイ手は膨らみをがっしり掴んで玉の方まで。

「うぁっ、あっ、ん、」

「……嬉しいこと言いやがって。あー、叫ばせてぇ。でろでろに甘やかしてもっと。ああ、何してやろうか?咥えられるのが好きなら一晩中、口で遊んでやろうか?」

「し、しぬ、勘弁してください」

冗談じゃねぇ、一発抜くのにあの労力だ。

「ふは、溶けてる。このタレ目が」

ちゅっちゅっと顔にキスをして鼻を甘噛み。

「入れてぇなぁ。ロニーの処女欲しい」

童貞にここまで我慢させるなよと苦しそうに呟いた。

「す、すいません」

そう。

まだお互い清い処女。

やっぱり初心者同士だと開発が全く進まない。

オイルひとつどこで買うかも知らない。

マジで縁がなかった。

今のところ俺が作るけど。

でも腹の掃除とか尻肉のほぐし方が全く分からん。

知識ゼロ。

お互い男娼より、エルセリナや他に女を買うことが多かったから、やり方も使い方も知らない。

ぶっちゃけダグに惚れてた俺は男娼に食指が動かなかったせいだ。

女なら割りきれるけど、男だとなんかダグじゃないってすごい気になってやる気が出なくて。

もう爪はぎとか皮むきの方がやり方分かるわー。

あと関節抜くの。

今は身近に先輩いても、俺が恥ずかしがって聞けないせいなんだけど。

ダグとアリオンに。

「だから、せめて代わりに好きなだけ舐めさせて欲しいけど、それもキツイってんならなぁ。何か考えないと無理か」

「……そうですね」

「今日のこのくらいにして寝よう」

「あ、でもベイル副団長は?すっきりしてないじゃないですか?」

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むくっと起きて毛布を剥いだ。

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「キス、ここにします」

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「……ぅおう、マジか。ちょっと待て、ロニー」

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咥えたまま答えたら、ベイル副団長が指を広げて出し入れしたり舌を挟んで引っ張ったり、こぼれた涎を舐めとったり。

楽しそうだった。

「ありだな」

「ほーでふか?」

そうですか、と答えたが、意外と伝わった。

「これ以外も好きだがな。本当に可愛い俺の白猫」

「うぷ、ぷはぁ、ちょっと、猫呼ばわりはやめてください」

指から逃げて抗議して睨む。

「はは、言うのは俺だけだ」

猫のように顎を撫でるから、それはさすがに不愉快で叩く勢いで手をよけた。

終わりってんだからさっさと上から降りて隣へ寝転んだ。

「癪だが、本当にあいつの言う通りだ」

何のことかと視線を向けると眉を下げてため息を吐く。

「相変わらず警戒心が強いし、俺はがっついて荒っぽい。お前も慣れないことに耐えられそうにないし」

「……あ、ダグか」

心当たりに声が漏れた。

あいつが常々、忠告してることだ。

「そう、あいつ。先輩の話は参考にすべきかなと思う。ロニー次第だけど」

うう。

分かってるけど気が進まない。

恥ずかしいから。

「保留でお願いします」

「了解。……ロニー、キスだけ」

「は、い。……ん、」

「はぁ、ふ、」

真っ暗な部屋、月明かりが差し込むだけの暗がり。

俺達のキスの息遣いだけ響いた。

もちろん、俺も繋がりたい。

受け入れたいし受け入れて欲しい。

童貞も処女ももらう予定だし。

でも上手くいかなくて悩むけど、ベイル副団長と試行錯誤するのも嫌じゃない。

優しい気遣いや柔らかい手つきで労られるのも、全部好きだ。

急がなくてもとも思えるし、急がなくていいとなだめられて、そのぬるま湯が心地好くて甘えたい気もする。

相談は本当に保留。

いずれだ。

今はこの柔らかいキスと眼差しに暖められたい。

長く続くキスをしながら時々絡む琥珀の瞳に俺が映る。

ルガンダ兄さんの代わりになりたくて、なったら拗ねていた。

好きだと伝わる熱さと弧を描いた目元は何もかも受け入れるという甘さがある。

この人が求めて瞳に映すのは俺だ。

多幸感と隙間に微かに風が入る。

胸を締める痛みがあった。

寂しいと思うこともある。

「ん、………はぁ、切りがないな。悪い。もう寝るぞ」

最後に軽く触れるだけのキスして腕枕で寝る。

ベイル副団長はそうやって寝るのが好きだ。

肩に頬を乗せてじっとすると寝付きのいいベイル副団長の寝息が聞こえた。

俺は深い眠りになるまでこそっと起きて待つ。

寝付きの悪さを心配されたが、本当は俺も寝付きはいい方だ。

目的は別にある。

顔や胸に手を置いて軽く撫でて反応がないのを確認したら枕にしていた腕をどかした。

ベイル副団長の耳の裏に手を添えて、髪に指をもぐらせて優しくほぐす。

手で髪をすいてうなじへ。

それを何度も繰り返す。

「…ベル」

小さく声をかけて優しく頬を唇でなぞった。

段々、顔を苦しそうにしかめて閉じた瞳からじわじわ涙が出る。

「………ルゥ」

微かに動いた唇の応えにホッと笑みがこぼれた。

夢の中でルガンダ兄さんと会ってる。

タイミングがあればこうやってルガンダ兄さんと過ごしてもらってる。

勝手にだけど。

悪いと思いつつ止められない。

ベイル副団長、あんたは寝ぼけてルガンダ兄さんの名前を呼ぶのが減った。

それが寂しい。

忘れなくていい。

忘れてやるなよと思う。

ダグの記憶はやっぱり薄い。

覚えてるのは髪が燃えながらも必死になって外へ放り投げた顔だけらしい。

あとは本人か分からないほど黒く焦げた遺体の山。

ルガンダ兄さんは綺麗な人だった。

優しくて憧れの人で。

股かけ放題のヤリちんって聞いても、俺の中であの人の価値は変わらない。

忘れたくない。

悪いけどあんたも忘れないでくれよ。

好きだったんだろ?

死んで10年たったのに。

あんなに泣くほど。

俺は嬉しかったんだ。

だからあんたを好きになった。

何かしてやろうって思うくらい。

大事なルガンダ兄さんがこんなに愛されていたことが嬉しくて。

今思うとベイル副団長のためだけではなくルガンダ兄さんのために代わりを勤めたい気持ちが強かった。

ほだされて好きだったってのもあるけど、場所と回数を思い出せば俺はこの見境のない猿を許しすぎる。

例え上の命令だろうと意に反することを割り切れる性格じゃない。

特にシモに関して。

メンタル最強のダグとは違うんだ。

だからどんなにしつこくされようが、羨ましくて拗ねながらもこの熱がルガンダ兄さんのものだったと思うと17で亡くなったあの人を想って慰められた。

慰め合った関係から生きたあんたは俺のものだ。

だけどそれじゃあ寂しい。

俺はルガンダ兄さんを忘れられない。

ダグの家族のことは溺愛の我が家並みに好きだったんだ。

親父や姉弟と同じくらい。

整理がついたと言われて可愛がられても、割りきりが下手な俺はそう簡単に切り替え出来ない。

この人の中から消えてほしくない。

だから覚えてようよ。

俺達は。

もう一度、ルガンダ兄さんが好んで呼んでたと言う呼び名を耳元で囁く。

ベルって。

女みたいで嫌だったって聞いたけど。

いいじゃん別に。

抱かれていいと思うくらい好きだったんだから。

俺もダグ達と変わらないくらい複雑らしい。

あんたに逆上せそうなほど愛されるのも大好きだけどルガンダ兄さんを愛しているあんたのことも大好きなんだ。

「………ふっ、………うぅ」

にじんだ涙がこぼれそうになり、ちゅっと吸い上げた。

すいません、ベイル副団長。

ルガンダ兄さんの弔いに付き合ってくださいと心の中で囁いた。





~終~
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感想 2

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みんなの感想(2件)

ぼっさん
2022.09.28 ぼっさん

私は好きな作品でした〜

2022.10.07 うめまつ

いつの間にか感想が?!気づかなくてすいませんでした!
好んでいただいて感謝です!ありがとうございます!

喜びすぎて踊りそう(*´∀`*)

強気が剥がれて従順な受けになるガチムチとミニマム体格の下克上は楽しいです。
極端な割り切りで今を生きるダグとベイルに愛されてるのに、ルガンダ兄さんへの愛着から抜け出せないロニーもツボです。

またいつか変わったツボの作品を書くと思います。

その時、ぼっさん様のツボに刺されば幸いです。

解除
2022.09.02 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2022.09.03 うめまつ

感想ありがとうございます(*´・∀・`*)自分の独特な趣味を斬新と評していただけて嬉しいです(* ´ ▽ ` *)

解除

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