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番外編※フォルクス
5※フォルクス
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「すんません。助けてください」
またライオネルさんに助けを求めた。
「なんだ?」
「……馬鹿やりました」
久々に夜中に訪ねた俺を部屋に招き入れる。
肩には丸めた絨毯を担いで。
「……それの中身は?」
渋い顔に何か察してる。
良くないものと。
黙って円筒に丸めたそれを広げた。
すぐにガスラスにまとわりついてた女が転がり出る。
薄着の服装。
首には俺が締めた手の跡。
あり得ない方向に曲がっていた。
「何があった?」
「……王妃に関わるこいつがガスラスに絡むのが我慢できませんでした。寄るなと言っていたのに。嫌な予感がして待ち構えてたら。……捕まえて口論になりそれで、そのまま」
待ってろと一言だけ言われて大人しく待つが、女の死体を見ていたくなくて絨毯を折り曲げて隠した。
しばらくするとリカルド王子がライオネルさんに連れられて部屋に訪れた。
項垂れる俺に何も仰らず、すぐに二つに重ねた絨毯を捲って中身をご覧になる。
それからごそごそと何やら死体を漁っていた。
「ライオネル、これが何か分かるか?」
呼ばれて隣にしゃがんで確認するとそれを持って机に向かった。
引き出しからいくつか薬品と皿を出してカチャカチャと音が鳴る。
「毒薬とは違うようです」
ぺろっと指につけて少し舐めた。
驚いて思わず立ち上がって叫んだ。
「ら!ライオネルさん!」
「夜だ。静かにしろ」
「は、はい」
リカルド王子の静かな叱責に吃りながら返事を返す。
「……催眠に使う類いのものかと。長く使うと常用してしまう。いつものです」
「間違いないか?」
「特徴が一致しました」
口内に入れた時に粘りと独特な臭いがあると言う。
「こんなものを持って女が忍び込むとはなぁ」
「失礼します」
そう言ってライオネルさんが女の顔に鼻を寄せて匂い、肌をところどころ触って何かあるのか指を揉む。
「体にも色々塗ってますね。リカルド王子、手をしっかり洗ってください」
「塗った薬の検討は?」
「どうせ碌なものじゃありません」
「だなぁ。女は庭に埋めてそれは送り返してやれ」
「かしこまりました」
それと言われて視線を向けると指がさしていたのはライオネルさんが持つペンダント。
少し大きめで高そうな品物だった。
「何ですか、それは」
言葉にした後、それが毒の入れ物と察した。
「使用人が持つには高級すぎる。継母の持ち物だろう」
「場所はいががいたしますか?」
「アドルフの隣に。たまには花を置いてやろうと思う」
先日亡くしたペットの名前。
白い毛皮を持つ大きな犬で大事に育てておられた。
「フォルクス、穴堀りは出来そうか。無理なら変わってやる」
「……いえ、自分で始末をつけます」
「そうか。ライオネル、そいつを貸せ。明日、継母に叩きつけてくる」
低い声で呟く。
「では明日までにこちらも片付けてしまいます」
「頼む」
「リカルド王子は明日もご公務がございます。お休みください」
「ん」
その会話を最後にリカルド王子は部屋を出る。
使用人通路を開けておそらく自室へと。
顔には軽蔑と嫌悪を露に。
声からも怒りがにじんでいた。
初めて見せた激しい怒気。
俺より10も下。
成人し青年に見えるようになっても、15のまだ少年らしい線の細さを持つリカルド王子。
晒された危険に臆すことなく立ち向かっている。
堂々とした姿に自分がどれだけつまらない人間なのかと羞恥で辛くなった。
仕方ないと諦めつつノロノロと動いた。
ライオネルさんは女の服を脱がせて髪を切る。
身元が分からないように。
空の桶にぽいぽいと服と髪の束を放り込んだ。
指示に従い手伝いながらあまりにも手慣れてると気づいて手が止まった。
「……ライオネルさん、あんた」
「よくあることだ」
呟きに無理やり納得してなにも聞かないようにした。
運んでいたらアドルフの墓とは逆に向かう。
「どこに行くんですか?」
「穴はもうある」
庭の奥に。
庭師小屋を叩いて中の人を起こしていた。
「トバさん、新しい庭の住民です」
「はぁ、またですか。あの方も懲りませんねぇ。……ったく、こんな夜中にえらい迷惑だ」
不機嫌な年寄りの庭師。
寝起きであくびを噛み締めながら寒い寒いと言って寝巻きの上に外套を羽織り、俺達の前を案内した。
「よっ、こいせ」
寂しく何もない開けた場所。
地面に敷いた大きなボロい布を剥がすと俺が入れそうなくらい深く大きな穴が空いていた。
梯子を降りて裸の女を寝かせて藁や堆肥を交互にかけている。
「……これは?」
「こうすると早く土に返るんでね」
ふたりとも手慣れてる。
「トバさん、これもお願いします」
桶を渡すと中を覗いて確認する。
「燃やして大丈夫ですか?」
「髪は大丈夫そうですが、服は一度洗って薬を流してからが良さそうです」
「仕方ないですねぇ。はぁ」
淡々とこなすじいさんに戸惑った。
「……あんたも覚悟があるのか?」
こんなじいさんにも?
「かくご?何ですか?」
「王家のいざこざに巻き込まれて恐ろしくないのかと気にかけてるんですよ」
「あぁ」
なるほどとしかめた顔を揺らす。
「わたしゃ花を植えて土を耕すだけの庭師でさぁ。それだけの年寄りです」
あとはしておきますと残りの土をかけるのを引き受けてくれたのでその場を頼んで離宮に戻る。
だが、今度は犬の墓へと向かった。
俺は戻っていいと言われたが何をするのか気になって付き添った。
墓石の横に石でごりごりと土をほぐして穴を開けたらポケットからハンカチを出して、短く切った髪の房を底に置いた。
さっきの女のものと察してライオネルさんがすることを黙って見つめた。
「フォルクス」
「はい」
呼び掛けられて返事を返した。
「ここには五人埋まってる。似たような女が何度も私やリカルド王子のもとに来た。ナイフや針で襲われたこともある」
得物には毒が塗ってあったと静かに話す。
捕まえても意思の疎通ができるような会話が出来ず自死を選び、何かの薬を必要として暴れるばかりですぐに死ぬらしい。
「陛下には?」
「お伝えしていない。どうせ生け贄が用意されているから無駄だそうだ」
罪を被せる者を用意していると言われたら納得した。
「今夜のことは忘れろ。あと半月もしたらこことは関係なくなるだろ?」
そうだ。
俺は来月には隣国の仕事で高跳びする。
こんな魑魅魍魎の巣窟からさよならするんだ。
なのに最後にこんなデカイ失敗。
仕出かしたことに呻いた。
「もうすぐ終わる」
「……は?」
「いい加減終わりにしたいと仰っていた。忘れろ。いずれ終わる」
そう言われても。
ここまで続いた憎悪。
終わりとはどちらが死ぬまでじゃないのかと言いたくなった。
またライオネルさんに助けを求めた。
「なんだ?」
「……馬鹿やりました」
久々に夜中に訪ねた俺を部屋に招き入れる。
肩には丸めた絨毯を担いで。
「……それの中身は?」
渋い顔に何か察してる。
良くないものと。
黙って円筒に丸めたそれを広げた。
すぐにガスラスにまとわりついてた女が転がり出る。
薄着の服装。
首には俺が締めた手の跡。
あり得ない方向に曲がっていた。
「何があった?」
「……王妃に関わるこいつがガスラスに絡むのが我慢できませんでした。寄るなと言っていたのに。嫌な予感がして待ち構えてたら。……捕まえて口論になりそれで、そのまま」
待ってろと一言だけ言われて大人しく待つが、女の死体を見ていたくなくて絨毯を折り曲げて隠した。
しばらくするとリカルド王子がライオネルさんに連れられて部屋に訪れた。
項垂れる俺に何も仰らず、すぐに二つに重ねた絨毯を捲って中身をご覧になる。
それからごそごそと何やら死体を漁っていた。
「ライオネル、これが何か分かるか?」
呼ばれて隣にしゃがんで確認するとそれを持って机に向かった。
引き出しからいくつか薬品と皿を出してカチャカチャと音が鳴る。
「毒薬とは違うようです」
ぺろっと指につけて少し舐めた。
驚いて思わず立ち上がって叫んだ。
「ら!ライオネルさん!」
「夜だ。静かにしろ」
「は、はい」
リカルド王子の静かな叱責に吃りながら返事を返す。
「……催眠に使う類いのものかと。長く使うと常用してしまう。いつものです」
「間違いないか?」
「特徴が一致しました」
口内に入れた時に粘りと独特な臭いがあると言う。
「こんなものを持って女が忍び込むとはなぁ」
「失礼します」
そう言ってライオネルさんが女の顔に鼻を寄せて匂い、肌をところどころ触って何かあるのか指を揉む。
「体にも色々塗ってますね。リカルド王子、手をしっかり洗ってください」
「塗った薬の検討は?」
「どうせ碌なものじゃありません」
「だなぁ。女は庭に埋めてそれは送り返してやれ」
「かしこまりました」
それと言われて視線を向けると指がさしていたのはライオネルさんが持つペンダント。
少し大きめで高そうな品物だった。
「何ですか、それは」
言葉にした後、それが毒の入れ物と察した。
「使用人が持つには高級すぎる。継母の持ち物だろう」
「場所はいががいたしますか?」
「アドルフの隣に。たまには花を置いてやろうと思う」
先日亡くしたペットの名前。
白い毛皮を持つ大きな犬で大事に育てておられた。
「フォルクス、穴堀りは出来そうか。無理なら変わってやる」
「……いえ、自分で始末をつけます」
「そうか。ライオネル、そいつを貸せ。明日、継母に叩きつけてくる」
低い声で呟く。
「では明日までにこちらも片付けてしまいます」
「頼む」
「リカルド王子は明日もご公務がございます。お休みください」
「ん」
その会話を最後にリカルド王子は部屋を出る。
使用人通路を開けておそらく自室へと。
顔には軽蔑と嫌悪を露に。
声からも怒りがにじんでいた。
初めて見せた激しい怒気。
俺より10も下。
成人し青年に見えるようになっても、15のまだ少年らしい線の細さを持つリカルド王子。
晒された危険に臆すことなく立ち向かっている。
堂々とした姿に自分がどれだけつまらない人間なのかと羞恥で辛くなった。
仕方ないと諦めつつノロノロと動いた。
ライオネルさんは女の服を脱がせて髪を切る。
身元が分からないように。
空の桶にぽいぽいと服と髪の束を放り込んだ。
指示に従い手伝いながらあまりにも手慣れてると気づいて手が止まった。
「……ライオネルさん、あんた」
「よくあることだ」
呟きに無理やり納得してなにも聞かないようにした。
運んでいたらアドルフの墓とは逆に向かう。
「どこに行くんですか?」
「穴はもうある」
庭の奥に。
庭師小屋を叩いて中の人を起こしていた。
「トバさん、新しい庭の住民です」
「はぁ、またですか。あの方も懲りませんねぇ。……ったく、こんな夜中にえらい迷惑だ」
不機嫌な年寄りの庭師。
寝起きであくびを噛み締めながら寒い寒いと言って寝巻きの上に外套を羽織り、俺達の前を案内した。
「よっ、こいせ」
寂しく何もない開けた場所。
地面に敷いた大きなボロい布を剥がすと俺が入れそうなくらい深く大きな穴が空いていた。
梯子を降りて裸の女を寝かせて藁や堆肥を交互にかけている。
「……これは?」
「こうすると早く土に返るんでね」
ふたりとも手慣れてる。
「トバさん、これもお願いします」
桶を渡すと中を覗いて確認する。
「燃やして大丈夫ですか?」
「髪は大丈夫そうですが、服は一度洗って薬を流してからが良さそうです」
「仕方ないですねぇ。はぁ」
淡々とこなすじいさんに戸惑った。
「……あんたも覚悟があるのか?」
こんなじいさんにも?
「かくご?何ですか?」
「王家のいざこざに巻き込まれて恐ろしくないのかと気にかけてるんですよ」
「あぁ」
なるほどとしかめた顔を揺らす。
「わたしゃ花を植えて土を耕すだけの庭師でさぁ。それだけの年寄りです」
あとはしておきますと残りの土をかけるのを引き受けてくれたのでその場を頼んで離宮に戻る。
だが、今度は犬の墓へと向かった。
俺は戻っていいと言われたが何をするのか気になって付き添った。
墓石の横に石でごりごりと土をほぐして穴を開けたらポケットからハンカチを出して、短く切った髪の房を底に置いた。
さっきの女のものと察してライオネルさんがすることを黙って見つめた。
「フォルクス」
「はい」
呼び掛けられて返事を返した。
「ここには五人埋まってる。似たような女が何度も私やリカルド王子のもとに来た。ナイフや針で襲われたこともある」
得物には毒が塗ってあったと静かに話す。
捕まえても意思の疎通ができるような会話が出来ず自死を選び、何かの薬を必要として暴れるばかりですぐに死ぬらしい。
「陛下には?」
「お伝えしていない。どうせ生け贄が用意されているから無駄だそうだ」
罪を被せる者を用意していると言われたら納得した。
「今夜のことは忘れろ。あと半月もしたらこことは関係なくなるだろ?」
そうだ。
俺は来月には隣国の仕事で高跳びする。
こんな魑魅魍魎の巣窟からさよならするんだ。
なのに最後にこんなデカイ失敗。
仕出かしたことに呻いた。
「もうすぐ終わる」
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