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「リリィ、…そんなにぱっくり食べられて、怖くなかったの?キース達でさえ近寄らなかったのに。」
「少しは怖かったです。でも、目を細めてぐるぐる鳴いて嬉しそうにしていたので可愛くて。髭がピクピクするんです。」
マリエおば様が心配そうに問いかけてこられ、そう説明しました。
「リリィ、俺でも怯んだんだよ。勇気あるなぁ。」
おじ様が目を丸くして誉めてくださいます。
「もしかしたら、私が小さいから警戒しないのかもしれません。おじ様もキース様もお体が立派ですもの。」
「あぁ、なるほど。そうかもしれんな。」
陛下がボソッと納得されました。
私は陛下の大きな猫に会えると聞いて上機嫌でした。
「ふふ。リリィ嬢はもう一仕事あるぞ。帰る支度をするな。」
「え?…何でございますか?」
「第二王子があちらでお待ちなの。」
王妃がバルコニーの方を扇で指します。
「あぁ、こちらの部屋にいらっしゃるのではなかったのですね。」
「非公式、ということで。中庭にアダムが同席しているわ。」
「つまり、この集まりとは別のお茶会ということですね
。」
「そう、関わりはないわ。でも、様子は分かるから安心して。」
「…はい。」
会って何を話すのでしょうか。
以前のように醜いバカと言われるのか、手紙のように熱く語られるのか。
得たいが知れない不安に気持ちが沈みます。
「陛下、並びに高貴な皆様の御前にて発言をお許しください。」
ヨルンガが急に発言し、一斉に視線が集まりました。
視線の先には、堂々と立つヨルンガがいます。
「許す。」
「ありがとうございます。」
「よい、続けろ。」
深々と頭を下げるヨルンガに、陛下が先を促しました。
「はっ。私はリリィ様の足の代わりをしていますので、あちらの席を運ぶことも私の任だと考えております。」
「ふむ。」
「そして、私の本来の務めは侍従であり、護衛として旦那様よりリリィ様の保護を拝命されております。今後も命に代えて任務を全う致しますことの許可を、陛下より賜りたく存じます。」
「…許す。死なぬ程度にやれ。」
「はっ。ありがとうございます。」
きょとんとする私と、ヨルンガなら安心だと仰るおじ様とマリエおば様。
頼むぞ、とヨルンガに言葉をかけるお母様とお父様。
陛下と王妃、ザボン公爵は何やら感心した様子でした。
皆様に温かく見送られつつヨルンガに抱えられて、バルコニーを降りました。
「ヨルンガ、どういうこと?どうして皆が元気になったの?」
「リリィ様はお気になさらず。」
「えー…仕方ないなぁ…。」
バルコニーを降りると、中庭にテーブルがセッティングされています。
そちらに、アダム様とロルフ様。
もう1人、黄金の髪が太陽が反射して輝く第二王子がいらっしゃいました。
「リリィ!」
私に気づいて、ガタンと椅子を撥ね飛ばしながら立ち上がっています。
久々に第二王子の声を聞きました。
すごく昔に聞いたような気分です。
第二王子の、嬉しそうな、何か期待する様子に気持ちが悪くなってヨルンガの服を掴みました。
「リリィ様、私がおりますよ。」
「…ヨルンガ。…私、第二王子が怖い。」
少し、テーブルから離れた長椅子に乗せられます。
場所はテーブルを挟んで、第二王子の対面です。
第二王子の間にアダム様とロルフ様が座ってらっしゃいます。
食い入るように見つめられて、思わず怖くなりヨルンガの手にしがみついたままでいました。
本来なら一歩下がるべきですが、私が手を握り離れさせませんでした。
「リリィ、久しぶりだ。なあ、…その、元気か?」
「ごきげんよう、第二王子。私は何も変わりありません。」
「いや、だが。け、怪我の具合はどうだ?今も抱えられていたのは、そのせいか。」
「王宮のお医者様が毎日診てくださってます。今は用心のために侍従に運ばれていますが、大したことはないのでご安心くださいませ。」
あの時、軽く捻ったと思った足首は、次の日パンパンに腫れて、あの厳しい医師からひどい捻挫か、下手したら骨折かもという診断でした。
なぜ分からなかったのと聞けば、痛みに鈍すぎると叱られました。
今はかなり固めに固定されて、痛み止の量は増やされました。
その代わり大人しくしなかったら痛み止は取り上げると脅されています。
あの医師、怖いです。
「なあ、リリィ。」
「何でございますか?」
「近くで話したい。寄っていいか?」
「充分お声は聞こえますから。このままで構いません。」
寄らないでくださいませ。
目を伏せて、視線をそらしました。
「だが、わ、私は聞きにくい!私はイヤだ!」
「フィンレー王子、あなたは婚約者のいるのだからお止めなさい。」
アダム様が厳しく言われて、少し静かになりましたが、まだ興奮されています。
「…言うな。あれは、しょうがなく。私は、」
「しょうがなく?」
ぎっと睨むと第二王子が慌てて違うと言い直します。
「そんなに慌てないでください。フィンレー王子、ご用件を早く伝えた方がよろしいのでは?」
ロルフ様が穏やかにお話を促し、ね、リリィと同意を求めてきましたので、頷き返します。
早く話を終えて帰りたいです。
妙に気分が悪くて体がぐらぐらします。
「分かってる。」
「…」
「リリィ、済まなかった。直接、言いたかった。許してほしい。」
「承知いたしました。第二王子から頂いたお手紙からも、大変伝わっておりますので、どうかお気になさらず。」
お暇いたします、と告げると第二王子が引き留めました。
アダム様は、気にせず下がれとお許しになり、ヨルンガに抱えられました。
「アダム様、ロルフ様、お先に失礼します。」
「まだ話は終わってない、待てくれ!お願いだ!」
「…ヨルンガ、止まって。最後まで、話を聞くわ。」
「…はい。」
しょうがないと、ヨルンガのため息が髪にかかります。
「第二王子、これで最後です。…お話は、何でしょうか?」
振り返りますが、ヨルンガの体に庇われ、隙間から顔を覗かせる程度に留めます。
「なま、えを」
ぼそぼそとよく聞こえません。
「ヨルンガ、第二王子はなんと仰っているの?」
「…私にも、分かりかねます。」
第二王子がゆっくりとこちらに来るので、ヨルンガに少し近づいてと頼みました。
「第二王子、何でございますか?」
「許してくれたのなら、なまえを、呼ばれたい。なまえを呼んでくれ。」
ぼそぼそと話す声のせいで、聞き間違いかと疑いました。
よく分からない要求に、気持ち悪くなりました。
「…ヨルンガ」
「はい。」
ヨルンガにぎゅうっとしがみつき、ヨルンガも抱える力を強めました。
「ちがう、私の名前だ。リリィ!頼む!お願いだ!」
「い、いやぁ!」
いきなり飛び込むように私の方に駆け寄るので思わず叫びました。
私を見つめる第二王子から目を離せず、憎しみなのか何なのか分からない執着する瞳がとても気持ち悪いと思いました。
次の瞬間、パァンと弾ける音と共に第二王子の体がくるんと回転して倒れました。
「いけませんよ、婚約者がいるのに。他の女性に突っ込むなんて。」
「そうですよ、そんな勢いよく突進されたら女性が怯えますよ。」
アダム様はロルフ様が両足に足払いをかけたようで、両足を撥ね飛ばされた第二王子は勢いよく1回転して地面に倒れてました。
転がった第二王子がヨルンガの足元にまで転がってきました。
「いて、いたた。リリィ。リリィ、許してくれたよな。な?今まで通りだろ。」
ヨルンガの足元から顔を向けられましたが、まだしつこく期待のような、何か求める瞳の熱さが気持ち悪くて体が震えました。
「もうやだ。ヨルンガ、もうやだ。怖いやだ。やだ、やだ。」
見たくなくてヨルンガの胸に顔を埋めて耳を塞ぎます。
「いたた、ちがう。リリィ、私を見て呼んでほしいんだ。リリィ、!私はお前がっ」
もう一度、パァンと弾ける音が塞いだ耳に届きました。
何か、どこかの言葉が聞こえましたが、私の語学力では分かりません。
アダム様もロルフ様もヨルンガも皆、違う言葉で話し合っています。
何やら怒鳴り声と、またパァンと弾ける音が響いて、男の人の大きな声が怖くて痛いくらい耳を強く押さえて、目をぎゅっと閉じていました。
「少しは怖かったです。でも、目を細めてぐるぐる鳴いて嬉しそうにしていたので可愛くて。髭がピクピクするんです。」
マリエおば様が心配そうに問いかけてこられ、そう説明しました。
「リリィ、俺でも怯んだんだよ。勇気あるなぁ。」
おじ様が目を丸くして誉めてくださいます。
「もしかしたら、私が小さいから警戒しないのかもしれません。おじ様もキース様もお体が立派ですもの。」
「あぁ、なるほど。そうかもしれんな。」
陛下がボソッと納得されました。
私は陛下の大きな猫に会えると聞いて上機嫌でした。
「ふふ。リリィ嬢はもう一仕事あるぞ。帰る支度をするな。」
「え?…何でございますか?」
「第二王子があちらでお待ちなの。」
王妃がバルコニーの方を扇で指します。
「あぁ、こちらの部屋にいらっしゃるのではなかったのですね。」
「非公式、ということで。中庭にアダムが同席しているわ。」
「つまり、この集まりとは別のお茶会ということですね
。」
「そう、関わりはないわ。でも、様子は分かるから安心して。」
「…はい。」
会って何を話すのでしょうか。
以前のように醜いバカと言われるのか、手紙のように熱く語られるのか。
得たいが知れない不安に気持ちが沈みます。
「陛下、並びに高貴な皆様の御前にて発言をお許しください。」
ヨルンガが急に発言し、一斉に視線が集まりました。
視線の先には、堂々と立つヨルンガがいます。
「許す。」
「ありがとうございます。」
「よい、続けろ。」
深々と頭を下げるヨルンガに、陛下が先を促しました。
「はっ。私はリリィ様の足の代わりをしていますので、あちらの席を運ぶことも私の任だと考えております。」
「ふむ。」
「そして、私の本来の務めは侍従であり、護衛として旦那様よりリリィ様の保護を拝命されております。今後も命に代えて任務を全う致しますことの許可を、陛下より賜りたく存じます。」
「…許す。死なぬ程度にやれ。」
「はっ。ありがとうございます。」
きょとんとする私と、ヨルンガなら安心だと仰るおじ様とマリエおば様。
頼むぞ、とヨルンガに言葉をかけるお母様とお父様。
陛下と王妃、ザボン公爵は何やら感心した様子でした。
皆様に温かく見送られつつヨルンガに抱えられて、バルコニーを降りました。
「ヨルンガ、どういうこと?どうして皆が元気になったの?」
「リリィ様はお気になさらず。」
「えー…仕方ないなぁ…。」
バルコニーを降りると、中庭にテーブルがセッティングされています。
そちらに、アダム様とロルフ様。
もう1人、黄金の髪が太陽が反射して輝く第二王子がいらっしゃいました。
「リリィ!」
私に気づいて、ガタンと椅子を撥ね飛ばしながら立ち上がっています。
久々に第二王子の声を聞きました。
すごく昔に聞いたような気分です。
第二王子の、嬉しそうな、何か期待する様子に気持ちが悪くなってヨルンガの服を掴みました。
「リリィ様、私がおりますよ。」
「…ヨルンガ。…私、第二王子が怖い。」
少し、テーブルから離れた長椅子に乗せられます。
場所はテーブルを挟んで、第二王子の対面です。
第二王子の間にアダム様とロルフ様が座ってらっしゃいます。
食い入るように見つめられて、思わず怖くなりヨルンガの手にしがみついたままでいました。
本来なら一歩下がるべきですが、私が手を握り離れさせませんでした。
「リリィ、久しぶりだ。なあ、…その、元気か?」
「ごきげんよう、第二王子。私は何も変わりありません。」
「いや、だが。け、怪我の具合はどうだ?今も抱えられていたのは、そのせいか。」
「王宮のお医者様が毎日診てくださってます。今は用心のために侍従に運ばれていますが、大したことはないのでご安心くださいませ。」
あの時、軽く捻ったと思った足首は、次の日パンパンに腫れて、あの厳しい医師からひどい捻挫か、下手したら骨折かもという診断でした。
なぜ分からなかったのと聞けば、痛みに鈍すぎると叱られました。
今はかなり固めに固定されて、痛み止の量は増やされました。
その代わり大人しくしなかったら痛み止は取り上げると脅されています。
あの医師、怖いです。
「なあ、リリィ。」
「何でございますか?」
「近くで話したい。寄っていいか?」
「充分お声は聞こえますから。このままで構いません。」
寄らないでくださいませ。
目を伏せて、視線をそらしました。
「だが、わ、私は聞きにくい!私はイヤだ!」
「フィンレー王子、あなたは婚約者のいるのだからお止めなさい。」
アダム様が厳しく言われて、少し静かになりましたが、まだ興奮されています。
「…言うな。あれは、しょうがなく。私は、」
「しょうがなく?」
ぎっと睨むと第二王子が慌てて違うと言い直します。
「そんなに慌てないでください。フィンレー王子、ご用件を早く伝えた方がよろしいのでは?」
ロルフ様が穏やかにお話を促し、ね、リリィと同意を求めてきましたので、頷き返します。
早く話を終えて帰りたいです。
妙に気分が悪くて体がぐらぐらします。
「分かってる。」
「…」
「リリィ、済まなかった。直接、言いたかった。許してほしい。」
「承知いたしました。第二王子から頂いたお手紙からも、大変伝わっておりますので、どうかお気になさらず。」
お暇いたします、と告げると第二王子が引き留めました。
アダム様は、気にせず下がれとお許しになり、ヨルンガに抱えられました。
「アダム様、ロルフ様、お先に失礼します。」
「まだ話は終わってない、待てくれ!お願いだ!」
「…ヨルンガ、止まって。最後まで、話を聞くわ。」
「…はい。」
しょうがないと、ヨルンガのため息が髪にかかります。
「第二王子、これで最後です。…お話は、何でしょうか?」
振り返りますが、ヨルンガの体に庇われ、隙間から顔を覗かせる程度に留めます。
「なま、えを」
ぼそぼそとよく聞こえません。
「ヨルンガ、第二王子はなんと仰っているの?」
「…私にも、分かりかねます。」
第二王子がゆっくりとこちらに来るので、ヨルンガに少し近づいてと頼みました。
「第二王子、何でございますか?」
「許してくれたのなら、なまえを、呼ばれたい。なまえを呼んでくれ。」
ぼそぼそと話す声のせいで、聞き間違いかと疑いました。
よく分からない要求に、気持ち悪くなりました。
「…ヨルンガ」
「はい。」
ヨルンガにぎゅうっとしがみつき、ヨルンガも抱える力を強めました。
「ちがう、私の名前だ。リリィ!頼む!お願いだ!」
「い、いやぁ!」
いきなり飛び込むように私の方に駆け寄るので思わず叫びました。
私を見つめる第二王子から目を離せず、憎しみなのか何なのか分からない執着する瞳がとても気持ち悪いと思いました。
次の瞬間、パァンと弾ける音と共に第二王子の体がくるんと回転して倒れました。
「いけませんよ、婚約者がいるのに。他の女性に突っ込むなんて。」
「そうですよ、そんな勢いよく突進されたら女性が怯えますよ。」
アダム様はロルフ様が両足に足払いをかけたようで、両足を撥ね飛ばされた第二王子は勢いよく1回転して地面に倒れてました。
転がった第二王子がヨルンガの足元にまで転がってきました。
「いて、いたた。リリィ。リリィ、許してくれたよな。な?今まで通りだろ。」
ヨルンガの足元から顔を向けられましたが、まだしつこく期待のような、何か求める瞳の熱さが気持ち悪くて体が震えました。
「もうやだ。ヨルンガ、もうやだ。怖いやだ。やだ、やだ。」
見たくなくてヨルンガの胸に顔を埋めて耳を塞ぎます。
「いたた、ちがう。リリィ、私を見て呼んでほしいんだ。リリィ、!私はお前がっ」
もう一度、パァンと弾ける音が塞いだ耳に届きました。
何か、どこかの言葉が聞こえましたが、私の語学力では分かりません。
アダム様もロルフ様もヨルンガも皆、違う言葉で話し合っています。
何やら怒鳴り声と、またパァンと弾ける音が響いて、男の人の大きな声が怖くて痛いくらい耳を強く押さえて、目をぎゅっと閉じていました。
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