97 / 98
97、約束
しおりを挟む
あれから領地に戻って去年と同じように過ごしてます。
孤児院に行って、刺繍をして。
ロットバルト夫人のレッスンを受けて。
ロットバルト夫人とシスターレイにそれぞれに王都でのいざこざをお話ししました。
ロットバルト夫人は頑張りましたねと労ってくれました。
シスターレイは社交界は相変わらずなのねと呟いて、ご自身のお話をされました。
生まれつきと思っていた足は、男女のいさかいで悪くしたそうです。
「あちらから婚約解消してくださって構わなかったのに、馬車に細工されてしまったのよ。」
青ざめて話を聞きました。
相手方のお家にシスターレイのご実家が援助されていたそうで、向こうからの解消を渋って命を狙われたと。
「どうにも好いていた方いらしたようで。相手の仕打ちをいまだに辛く思うこともあります。」
「…はい。」
こんなに、お優しい方がどうして?
ほろほろと涙が出ました。
「あら、泣かせてしまいましたね。もう昔のことです。この事が公になり相手は没落してしまったし、憎む相手もいないのですよ?」
「…はい、ひっく、」
「ウォルリック卿の薦めでキンバリー様に預けられて守られました。」
「ひいお祖母様をご存じだったのですか?ぐす。」
「ええ、強い方。でも、お優しくて。心の頼りにさせて頂いてます。」
私が生まれるとうの昔に亡くなっています。
「どんな方?」
屋敷に残る絵画はお若い頃の、私と変わらないくらいのものばかりでした。
どんな風にお年を召して過ごされたのか、皆さんのお話を聞くしか手だてはありません。
「そうねぇ、おおらか?大雑把?荒っぽい?」
「え?悪口?」
「ああ、違いますよ。…でも本当に苛烈なところがあって、ウォルリック卿に相手の男を叩きのめせとすごい剣幕で恐ろしかったわね。私が泣いてばかりだとうるさいと怒鳴られたり。」
「え、怖い。」
ウォルおじ様からそんな話は聞いたことありません。
他の方も。
あ、でも、皆さん口を揃えて逆らえなかったと仰っていました。
「長生きするぞ、幸せになって見返すぞって。」
逆らえないとはこういうことでしょうか。
「若い時はもっとたおやかだったそうですよ。年々、気が強くなられて、他人が理不尽な目に遭うことが大層お嫌いでしたね。ご本人も昔の方が穏やかだったと仰っていました。ふふ。」
怖そうなのにシスターレイは楽しそうに微笑みます。
「キンバリー様がね、私のもとに来たからには幸せにしてやるって。足の治療を手ずから施されて、暮らしやすい修道院も。治療が済んで暇ならと、こちらの孤児院の仕事も。」
「まあ。」
「一度、殿方と結婚するかという話もありましたが、この足では思って悩みました。そしたらキンバリー様がね、それもいい選択だって後押ししてくださったんです。どちらを選んでも幸せかどうかは自分次第だからと仰って。」
結婚されて幸せだったそうです。
ただ残念なことに仕事中の事故で旦那様を亡くなられ、一人寂しかったのでまたこの孤児院に戻ったと。
「私の人生はとても幸せでございます。短いながらも諦めていた人生の伴侶と暮らせて、今はここの子供達に囲まれて。」
シスターレイの笑顔が眩しくて目を細めて見つめました。
「リリィ様、あなたも結婚に悩んでるのでしょう?」
「…はい。戸惑ってます。…怖いです。」
「キンバリー様なら何て仰るかしら?同じようにお話しされるかも。ふふ。」
手招きをされるので近寄ると頬にキスをされました。
「あなたのお心のままに。どちらも、どれも。あなたに幸せがあります。」
「はい。」
手を握られて私もきゅっと指に力を込めました。
屋敷に戻ると今日も手紙が届いていました。
クリス様、アンバー様、それとロルフ様。
1番にロルフ様の手紙を開けます。
内容は遊びに来ていいかと。
それだけでした。
私は走ってお母様に報告をしてお返事の相談をしました。
慌てて屋敷に支度を整え、一応の為にお父様にも早馬でお知らせします。
お返事はお母様が書きました。
おそらくこちらに寝泊まりということになります。
今回のやり取りは親を介した方が良さそうだ判断されました。
3日ほどたってお返事が来たかと思えば数人の護衛と馬に乗ってロルフ様本人が来られました。
「すぐ帰るよ。」
驚く私たちにいつもの穏やかな微笑みでした。
お母様が戸惑ってます。
「急なことで、お支度が間に合わず申し訳ありません。」
「いえ、こちらの方が急に申し訳ありません。」
「せめて暖炉の前でおくつろぎくださいませ。」
暖炉の前に椅子を置いてそちらへとご案内しました。
「休んだらすぐ帰るよ。」
頷くとまた笑みがこぼれました。
「あ、背が。」
「わかった?少しずつ伸びてるんだ。」
「はい。」
3ヶ月ぶりに会うと体つきも変わられたような気がします。
椅子には腰かけず暖炉の火に手をかざして温めてました。
背中を眺めていると、顔が振り返りました。
「来年、会ったら嫌われる気がして。早く見せたかったんだ。」
「え?」
「最近は毎日、夜になると体の骨がきしんで伸びる感覚があって、まだ伸びそうなんだよね。」
「痛い、ですか?」
「痛い。夜は寝れない。」
「背が高いのも、す、素敵だと思います。」
「本当に?背が近い方が好きかと思ってたけど。」
「え、あ、…はい。」
下を向くとクスクス笑い声が聞こえました。
以前より高い位置から。
「どちらも、好きです。高くても、低くても。ロルフ様は変わられないから。」
「え、あ、そ、そうかな?」
「はい。好きです。」
暖炉のせいじゃありません。
顔が熱いのはロルフ様のせいです。
「あー、あ、うん。」
しゃがみこんで顔を両手で隠していらっしゃいます。
「外套をお預かりしても、よろしいですか?」
「い、今はダメだ。顔が熱くて。見ちゃダメだ。」
赤い耳が見えます。
「暖炉のせいです。私も、同じですから。」
「…わかった。」
立ち上がって前のボタンを外されてるようです。
腕を広げたのでゆっくりと肩から取りました。
ちらっと盗み見すると、緊張したお顔が見えてまた胸が苦しくなりました。
お母様がお茶の支度をしてくれたので、私が注ぎました。
「これを、サンマルク伯爵夫人。」
お詫びにと新作の茶葉を頂きます。
「これなら気にせず持ってこれた。」
「リリィにはこれ。先生達から。」
紙に包まれて開けるとゴロゴロと丸いものが。
「…球根と、種ですか?」
「ああ、宿題だって。」
「ふふ。嬉しいです。」
「飲んだら帰るよ。顔を見たかっただけたから。」
孤児院に行って、刺繍をして。
ロットバルト夫人のレッスンを受けて。
ロットバルト夫人とシスターレイにそれぞれに王都でのいざこざをお話ししました。
ロットバルト夫人は頑張りましたねと労ってくれました。
シスターレイは社交界は相変わらずなのねと呟いて、ご自身のお話をされました。
生まれつきと思っていた足は、男女のいさかいで悪くしたそうです。
「あちらから婚約解消してくださって構わなかったのに、馬車に細工されてしまったのよ。」
青ざめて話を聞きました。
相手方のお家にシスターレイのご実家が援助されていたそうで、向こうからの解消を渋って命を狙われたと。
「どうにも好いていた方いらしたようで。相手の仕打ちをいまだに辛く思うこともあります。」
「…はい。」
こんなに、お優しい方がどうして?
ほろほろと涙が出ました。
「あら、泣かせてしまいましたね。もう昔のことです。この事が公になり相手は没落してしまったし、憎む相手もいないのですよ?」
「…はい、ひっく、」
「ウォルリック卿の薦めでキンバリー様に預けられて守られました。」
「ひいお祖母様をご存じだったのですか?ぐす。」
「ええ、強い方。でも、お優しくて。心の頼りにさせて頂いてます。」
私が生まれるとうの昔に亡くなっています。
「どんな方?」
屋敷に残る絵画はお若い頃の、私と変わらないくらいのものばかりでした。
どんな風にお年を召して過ごされたのか、皆さんのお話を聞くしか手だてはありません。
「そうねぇ、おおらか?大雑把?荒っぽい?」
「え?悪口?」
「ああ、違いますよ。…でも本当に苛烈なところがあって、ウォルリック卿に相手の男を叩きのめせとすごい剣幕で恐ろしかったわね。私が泣いてばかりだとうるさいと怒鳴られたり。」
「え、怖い。」
ウォルおじ様からそんな話は聞いたことありません。
他の方も。
あ、でも、皆さん口を揃えて逆らえなかったと仰っていました。
「長生きするぞ、幸せになって見返すぞって。」
逆らえないとはこういうことでしょうか。
「若い時はもっとたおやかだったそうですよ。年々、気が強くなられて、他人が理不尽な目に遭うことが大層お嫌いでしたね。ご本人も昔の方が穏やかだったと仰っていました。ふふ。」
怖そうなのにシスターレイは楽しそうに微笑みます。
「キンバリー様がね、私のもとに来たからには幸せにしてやるって。足の治療を手ずから施されて、暮らしやすい修道院も。治療が済んで暇ならと、こちらの孤児院の仕事も。」
「まあ。」
「一度、殿方と結婚するかという話もありましたが、この足では思って悩みました。そしたらキンバリー様がね、それもいい選択だって後押ししてくださったんです。どちらを選んでも幸せかどうかは自分次第だからと仰って。」
結婚されて幸せだったそうです。
ただ残念なことに仕事中の事故で旦那様を亡くなられ、一人寂しかったのでまたこの孤児院に戻ったと。
「私の人生はとても幸せでございます。短いながらも諦めていた人生の伴侶と暮らせて、今はここの子供達に囲まれて。」
シスターレイの笑顔が眩しくて目を細めて見つめました。
「リリィ様、あなたも結婚に悩んでるのでしょう?」
「…はい。戸惑ってます。…怖いです。」
「キンバリー様なら何て仰るかしら?同じようにお話しされるかも。ふふ。」
手招きをされるので近寄ると頬にキスをされました。
「あなたのお心のままに。どちらも、どれも。あなたに幸せがあります。」
「はい。」
手を握られて私もきゅっと指に力を込めました。
屋敷に戻ると今日も手紙が届いていました。
クリス様、アンバー様、それとロルフ様。
1番にロルフ様の手紙を開けます。
内容は遊びに来ていいかと。
それだけでした。
私は走ってお母様に報告をしてお返事の相談をしました。
慌てて屋敷に支度を整え、一応の為にお父様にも早馬でお知らせします。
お返事はお母様が書きました。
おそらくこちらに寝泊まりということになります。
今回のやり取りは親を介した方が良さそうだ判断されました。
3日ほどたってお返事が来たかと思えば数人の護衛と馬に乗ってロルフ様本人が来られました。
「すぐ帰るよ。」
驚く私たちにいつもの穏やかな微笑みでした。
お母様が戸惑ってます。
「急なことで、お支度が間に合わず申し訳ありません。」
「いえ、こちらの方が急に申し訳ありません。」
「せめて暖炉の前でおくつろぎくださいませ。」
暖炉の前に椅子を置いてそちらへとご案内しました。
「休んだらすぐ帰るよ。」
頷くとまた笑みがこぼれました。
「あ、背が。」
「わかった?少しずつ伸びてるんだ。」
「はい。」
3ヶ月ぶりに会うと体つきも変わられたような気がします。
椅子には腰かけず暖炉の火に手をかざして温めてました。
背中を眺めていると、顔が振り返りました。
「来年、会ったら嫌われる気がして。早く見せたかったんだ。」
「え?」
「最近は毎日、夜になると体の骨がきしんで伸びる感覚があって、まだ伸びそうなんだよね。」
「痛い、ですか?」
「痛い。夜は寝れない。」
「背が高いのも、す、素敵だと思います。」
「本当に?背が近い方が好きかと思ってたけど。」
「え、あ、…はい。」
下を向くとクスクス笑い声が聞こえました。
以前より高い位置から。
「どちらも、好きです。高くても、低くても。ロルフ様は変わられないから。」
「え、あ、そ、そうかな?」
「はい。好きです。」
暖炉のせいじゃありません。
顔が熱いのはロルフ様のせいです。
「あー、あ、うん。」
しゃがみこんで顔を両手で隠していらっしゃいます。
「外套をお預かりしても、よろしいですか?」
「い、今はダメだ。顔が熱くて。見ちゃダメだ。」
赤い耳が見えます。
「暖炉のせいです。私も、同じですから。」
「…わかった。」
立ち上がって前のボタンを外されてるようです。
腕を広げたのでゆっくりと肩から取りました。
ちらっと盗み見すると、緊張したお顔が見えてまた胸が苦しくなりました。
お母様がお茶の支度をしてくれたので、私が注ぎました。
「これを、サンマルク伯爵夫人。」
お詫びにと新作の茶葉を頂きます。
「これなら気にせず持ってこれた。」
「リリィにはこれ。先生達から。」
紙に包まれて開けるとゴロゴロと丸いものが。
「…球根と、種ですか?」
「ああ、宿題だって。」
「ふふ。嬉しいです。」
「飲んだら帰るよ。顔を見たかっただけたから。」
12
あなたにおすすめの小説
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
婚約破棄されるはずでしたが、王太子の目の前で皇帝に攫われました』
鷹 綾
恋愛
舞踏会で王太子から婚約破棄を告げられそうになった瞬間――
目の前に現れたのは、馬に乗った仮面の皇帝だった。
そのまま攫われた公爵令嬢ビアンキーナは、誘拐されたはずなのに超VIP待遇。
一方、助けようともしなかった王太子は「無能」と嘲笑され、静かに失墜していく。
選ばれる側から、選ぶ側へ。
これは、誰も断罪せず、すべてを終わらせた令嬢の物語。
--
ストーカー婚約者でしたが、転生者だったので経歴を身綺麗にしておく
犬野きらり
恋愛
リディア・ガルドニ(14)、本日誕生日で転生者として気付きました。私がつい先程までやっていた行動…それは、自分の婚約者に対して重い愛ではなく、ストーカー行為。
「絶対駄目ーー」
と前世の私が気づかせてくれ、そもそも何故こんな男にこだわっていたのかと目が覚めました。
何の物語かも乙女ゲームの中の人になったのかもわかりませんが、私の黒歴史は証拠隠滅、慰謝料ガッポリ、新たな出会い新たな人生に進みます。
募集 婿入り希望者
対象外は、嫡男、後継者、王族
目指せハッピーエンド(?)!!
全23話で完結です。
この作品を気に留めて下さりありがとうございます。感謝を込めて、その後(直後)2話追加しました。25話になりました。
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
逆行転生、断罪され婚約を破棄された落ちこぼれ令嬢は、神の子となり逆行転生したので今度は王太子殿下とは婚約解消して自由に生きたいと思います
みゅー
恋愛
アドリエンヌは魔法が使えず、それを知ったシャウラに魔法学園の卒業式の日に断罪されることになる。しかも、シャウラに嫌がらせをされたと濡れ衣を着せられてしまう。
当然王太子殿下との婚約は破棄となったが気づくと時間を遡り、絶大な力を手に入れていた。
今度こそ人生を楽しむため、自分にまるで興味を持っていない王太子殿下との婚約を穏便に解消し、自由に幸せに生きると決めたアドリエンヌ。
それなのに国の秘密に関わることになり、王太子殿下には監視という名目で付きまとわれるようになる。
だが、そんな日常の中でアドリエンヌは信頼できる仲間たちと国を救うことになる。
そして、その中で王太子殿下との信頼関係を気づいて行き……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる