14 / 14
14
しおりを挟む
満場の拍手は、嵐のように鳴りやまなかった。
それはセラフィナの芸術への賞賛であり、彼女の魂の物語への共感であり、そして、権威の傲慢さに下された民意の裁きでもあった。
その熱狂の中心で、セラフィナはカイに支えられるようにして立っていた。彼が握る手の温もりだけが、現実感を繋ぎとめる唯一の錨だった。
押し寄せる貴族たちの賞賛の言葉を、カイは丁寧にいなしながら、まるで宝物を守るように彼女を喧騒の外へと導いていく。
向かった先は、夜風が心地よい王宮のテラスだった。月明かりが、大理石の床を青白く照らしている。
ようやく訪れた静寂の中、カイはセラフィナに向き直った。
「セラフィナ」
先ほどまでの領主としての厳しい貌は消え、ただ一人の男の顔がそこにあった。彼の灰色の瞳には、ほんのわずかな不安と、それを隠しきれないほどの深い愛情が滲んでいる。
「もう一度だけ、聞かせてくれ。あの場所では、君の声がよく聞こえなかった。俺の問いへの、君の答えを」
セラフィナは、人々の視線も、呆然と立ち尽くすアレクシスとイザドラの姿も、もはや意識の外にあった。彼女はカイを見上げ、震える唇で、しかしはっきりと、言葉を紡いだ。
「はい、カイ様。あなたと、共に歩ませてください」
その瞬間、カイの表情がふっと和らぎ、彼は安堵のため息を漏らした。
そして、壊れ物に触れるかのようにそっと彼女の頬に手を添える。
「……よかった」
彼はセラフィナを優しく引き寄せ、その腕の中に閉じ込めた。
灰色の城から、二人だけの未来へ。長い、長い道のりが、今、ようやく終わりを告げようとしていた。
◇
――それから、半年が過ぎた。
かつて「不毛の地」と蔑まれたウォーカー辺境伯領は、今や王国で最も活気のある場所の一つとして知られていた。
町の市場には、色とりどりの屋台が並び、人々の陽気な声が飛び交っている。その中でもひときわ目を引くのは、「辺境画」を専門に扱う店だ。壁一面に飾られた木版画は、どれも辺境の豊かな自然や、人々が語り継ぐ物語を題材にしている。
夜の闇で淡く光を放つ「陽光糸」の顔料、決して破れることのない「鉄葉」の紙。それらはもはや秘密の素材ではなく、この土地の誇りそのものだった。
「マイスター! この新しい版木、いかがでしょうか?」
町の中心に建てられた、王国の印章を掲げた「王立版画芸術院」――かつての彩色写本工房は、今や国営の施設となっていた。その工房で、若い職人が緊張した面持ちで、セラフィナに彫り上げたばかりの版木を差し出す。
セラフィナは、銀灰色の髪を緩くまとめ、インクの染みがついた指でそっと版木の表面を撫でた。
「ええ、素晴らしいわ。この狼の毛並みの流れ、とても力強い。見当合わせの印も正確ね。これなら、美しい一枚が刷り上がるでしょう」
彼女の穏やかな微笑みに、若い職人の顔がぱっと輝く。
かつて他者とのコミュニケーションを恐れていた少女は、今や多くの弟子を抱える師(マイスター)として、尊敬と親しみを一身に集めていた。
工房の片隅では、かつて『緋色のインクの乙女』の伝説を広めた旅の商人、イーサンが、新しく刷り上がった物語絵を満足げに眺めていた。
「いやはや、セラフィナ様。半年前には想像もつかなかった光景ですな。今や『辺境画』は、王都の貴族たちがこぞって買い求めるほどの人気ですから」
「イーサンさんのおかげですわ。あなたが最初に、物語の価値を信じてくださったから」
謙遜するセラフィナに、イーサンは首を振る。
「なんの。私はただ、本物の輝きを皆に伝えただけですよ。それに……」
イーサンは悪戯っぽく笑い、声を潜めた。
「王都の連中の、あの慌てふためきようを伝えるのも、私のささやかな楽しみでしたからな」
彼の言葉が、遠い王都の出来事を思い出させた。
大文化博覧会での一件の後、書記ギルドの権威は地に堕ちた。彼らが作り出した魂のない贋作は、本物の輝きを知った人々の前ではただの紙くずに過ぎなかった。
そして、アレクシス王太子とイザドラ・ヴォルテール。
彼らは、社交界で完璧な笑いものとなっていた。
「『灰色の審美眼』を持つお二人」
王都の皮肉屋たちは、今やそう呼んで彼らを揶揄しているらしい。
芸術の価値も、未来への投資の重要性も見抜けず、己の浅薄な「べき思考」に固執した王太子。流行と権威にしか興味がなく、真の創造性を嘲笑した令嬢。
国王は、自らの過ちと息子の愚かさを認め、アレクシスを厳しく叱責した。しかし、王位継承権までは剥奪しなかった。
だが、それこそが最も残酷な罰なのだと、人々は噂した。
次代の王としての資質を、国民からも貴族からも永遠に疑問視され続ける。自らの愚かさを、その地位によって未来永劫晒し続けるという、終わりのない屈辱。
イザドラは、そんな先見性のない王太子から離れようと画策しているらしいが、一度「本物を見抜けなかった女」という烙印を押された彼女に、以前のような影響力はなかった。
だが、そんな彼らの末路を聞いても、セラフィナの心はもう何も揺れ動かなかった。怒りも、憎しみも、ましてや喜びさえも。ただ、遠い国の、自分とは関係のない物語のように感じられるだけだった。
彼女の世界は、もうここにあるのだから。
工房での指導を終えたセラフィナは、居館へと続く道を歩いていた。彼女が向かう先は、かつて与えられた簡素な部屋ではない。
居館の裏手、辺境の森を見渡せる小高い丘の上に、その建物はあった。
カイが、彼女のためだけに建てさせた、新しい写字室。
壁一面に設けられた大きな窓からは、柔らかな陽光がたっぷりと降り注ぎ、室内に満ちている。磨き上げられた木の床、整然と並べられた道具類、そして彼女がこの土地で生み出した様々な色のインクが収められた小瓶たち。
そこは、彼女の聖域であり、安らぎの場所だった。
セラフィナは愛用の椅子に腰を下ろし、制作途中の小さな本を開いた。
それは、王国の歴史を綴る壮大な叙事詩でもなければ、辺境の伝説をまとめたものでもない。もっと個人的で、ささやかな物語。
彼女は細い筆を手に取り、真っ白な紙の上に、静かに筆を走らせていく。
その背後で、静かに扉が開く音がした。
「……また、籠っているのか」
呆れたような、しかし愛情のこもった声。振り返るまでもなく、カイだと分かった。
「カイ様。お仕事はよろしいのですか?」
「ああ。今日はもう終わりだ。それより、君こそ。芸術院の仕事だけでも大変だろうに」
彼はセラフィナの隣に立つと、彼女の肩を優しく抱き、手元のページを覗き込んだ。
「今度は、どんな物語を?」
「……私たちの、物語ですわ」
セラフィナは、少し恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに微笑んで、完成したばかりのページを彼に見せた。
そこに描かれていたのは、かつての彼女が過ごした、砦の薄暗く簡素な一室だった。
絶望に打ちひしがれ、心を閉ざした一人の乙女。その部屋の扉の前に、無骨な手が、そっと一つの鉢を置いている。鉢の中では、淡い光を放つ不思議な苔が、小さな希望のように輝いていた。
カイは、その絵をしばらく無言で見つめていた。彼の鋭い灰色の瞳が、感極まったように細められる。彼は言葉を発する代わりに、セラフィナのインクで色づいた指先を、そっと手に取った。
「……」
そして、その指先に、祈るように唇を寄せた。
「カイ様?」
驚くセラフィナに、彼は顔を上げて微笑む。
「この指が、俺の誇りだ。君がこの土地で流したインクの全てが、俺たちの宝になった」
彼はもう一度、彼女が見せたページに視線を落とす。
「これが、私たちの物語の始まりか」
「はい。これが、私たちの物語の始まりですわ」
セラフィナの声は、確信に満ちていた。
絶望の淵に差し伸べられた、慰めの言葉ではない、ささやかな贈り物。それが、凍てついた彼女の心を溶かし、再びペンを握る力を与えてくれた。
やがてカイは、セラフィナの肩を抱く腕に、そっと力を込めた。
「ああ。……そうだな。そして、俺が一番好きな物語だ」
セラフィナは、彼の胸にそっと頭を寄せた。インクと、羊皮紙と、そして彼自身の、陽だまりのような匂いに包まれる。
二人は言葉もなく、窓の外に広がる、自分たちの手で豊かにした土地を眺めた。
共有された愛と、創造の喜びの上に築き上げてきた、かけがえのない世界。
失われたと思っていた色彩は、もうどこか遠くにあるのではなく、すぐ隣にある彼の瞳の中に、そして自分たちがこれから歩んでいく未来の全てに、あたたかく満ち溢れていた。
「カイ様」
「ん?」
「私たちの次の物語は……どんな色で始めましょうか」
セラフィナがそう問いかけると、カイは愛おしそうに彼女の銀灰色の髪を撫でた。
「そうだな。君の瞳と同じ、輝く紫色がいい」
二人だけの写字室に、穏やかな光が差し込む。
『緋色のインクの乙女』の物語は終わった。
そして今、ここから、二人だけの新しい物語が、無限の色彩と共に始まる。
それはセラフィナの芸術への賞賛であり、彼女の魂の物語への共感であり、そして、権威の傲慢さに下された民意の裁きでもあった。
その熱狂の中心で、セラフィナはカイに支えられるようにして立っていた。彼が握る手の温もりだけが、現実感を繋ぎとめる唯一の錨だった。
押し寄せる貴族たちの賞賛の言葉を、カイは丁寧にいなしながら、まるで宝物を守るように彼女を喧騒の外へと導いていく。
向かった先は、夜風が心地よい王宮のテラスだった。月明かりが、大理石の床を青白く照らしている。
ようやく訪れた静寂の中、カイはセラフィナに向き直った。
「セラフィナ」
先ほどまでの領主としての厳しい貌は消え、ただ一人の男の顔がそこにあった。彼の灰色の瞳には、ほんのわずかな不安と、それを隠しきれないほどの深い愛情が滲んでいる。
「もう一度だけ、聞かせてくれ。あの場所では、君の声がよく聞こえなかった。俺の問いへの、君の答えを」
セラフィナは、人々の視線も、呆然と立ち尽くすアレクシスとイザドラの姿も、もはや意識の外にあった。彼女はカイを見上げ、震える唇で、しかしはっきりと、言葉を紡いだ。
「はい、カイ様。あなたと、共に歩ませてください」
その瞬間、カイの表情がふっと和らぎ、彼は安堵のため息を漏らした。
そして、壊れ物に触れるかのようにそっと彼女の頬に手を添える。
「……よかった」
彼はセラフィナを優しく引き寄せ、その腕の中に閉じ込めた。
灰色の城から、二人だけの未来へ。長い、長い道のりが、今、ようやく終わりを告げようとしていた。
◇
――それから、半年が過ぎた。
かつて「不毛の地」と蔑まれたウォーカー辺境伯領は、今や王国で最も活気のある場所の一つとして知られていた。
町の市場には、色とりどりの屋台が並び、人々の陽気な声が飛び交っている。その中でもひときわ目を引くのは、「辺境画」を専門に扱う店だ。壁一面に飾られた木版画は、どれも辺境の豊かな自然や、人々が語り継ぐ物語を題材にしている。
夜の闇で淡く光を放つ「陽光糸」の顔料、決して破れることのない「鉄葉」の紙。それらはもはや秘密の素材ではなく、この土地の誇りそのものだった。
「マイスター! この新しい版木、いかがでしょうか?」
町の中心に建てられた、王国の印章を掲げた「王立版画芸術院」――かつての彩色写本工房は、今や国営の施設となっていた。その工房で、若い職人が緊張した面持ちで、セラフィナに彫り上げたばかりの版木を差し出す。
セラフィナは、銀灰色の髪を緩くまとめ、インクの染みがついた指でそっと版木の表面を撫でた。
「ええ、素晴らしいわ。この狼の毛並みの流れ、とても力強い。見当合わせの印も正確ね。これなら、美しい一枚が刷り上がるでしょう」
彼女の穏やかな微笑みに、若い職人の顔がぱっと輝く。
かつて他者とのコミュニケーションを恐れていた少女は、今や多くの弟子を抱える師(マイスター)として、尊敬と親しみを一身に集めていた。
工房の片隅では、かつて『緋色のインクの乙女』の伝説を広めた旅の商人、イーサンが、新しく刷り上がった物語絵を満足げに眺めていた。
「いやはや、セラフィナ様。半年前には想像もつかなかった光景ですな。今や『辺境画』は、王都の貴族たちがこぞって買い求めるほどの人気ですから」
「イーサンさんのおかげですわ。あなたが最初に、物語の価値を信じてくださったから」
謙遜するセラフィナに、イーサンは首を振る。
「なんの。私はただ、本物の輝きを皆に伝えただけですよ。それに……」
イーサンは悪戯っぽく笑い、声を潜めた。
「王都の連中の、あの慌てふためきようを伝えるのも、私のささやかな楽しみでしたからな」
彼の言葉が、遠い王都の出来事を思い出させた。
大文化博覧会での一件の後、書記ギルドの権威は地に堕ちた。彼らが作り出した魂のない贋作は、本物の輝きを知った人々の前ではただの紙くずに過ぎなかった。
そして、アレクシス王太子とイザドラ・ヴォルテール。
彼らは、社交界で完璧な笑いものとなっていた。
「『灰色の審美眼』を持つお二人」
王都の皮肉屋たちは、今やそう呼んで彼らを揶揄しているらしい。
芸術の価値も、未来への投資の重要性も見抜けず、己の浅薄な「べき思考」に固執した王太子。流行と権威にしか興味がなく、真の創造性を嘲笑した令嬢。
国王は、自らの過ちと息子の愚かさを認め、アレクシスを厳しく叱責した。しかし、王位継承権までは剥奪しなかった。
だが、それこそが最も残酷な罰なのだと、人々は噂した。
次代の王としての資質を、国民からも貴族からも永遠に疑問視され続ける。自らの愚かさを、その地位によって未来永劫晒し続けるという、終わりのない屈辱。
イザドラは、そんな先見性のない王太子から離れようと画策しているらしいが、一度「本物を見抜けなかった女」という烙印を押された彼女に、以前のような影響力はなかった。
だが、そんな彼らの末路を聞いても、セラフィナの心はもう何も揺れ動かなかった。怒りも、憎しみも、ましてや喜びさえも。ただ、遠い国の、自分とは関係のない物語のように感じられるだけだった。
彼女の世界は、もうここにあるのだから。
工房での指導を終えたセラフィナは、居館へと続く道を歩いていた。彼女が向かう先は、かつて与えられた簡素な部屋ではない。
居館の裏手、辺境の森を見渡せる小高い丘の上に、その建物はあった。
カイが、彼女のためだけに建てさせた、新しい写字室。
壁一面に設けられた大きな窓からは、柔らかな陽光がたっぷりと降り注ぎ、室内に満ちている。磨き上げられた木の床、整然と並べられた道具類、そして彼女がこの土地で生み出した様々な色のインクが収められた小瓶たち。
そこは、彼女の聖域であり、安らぎの場所だった。
セラフィナは愛用の椅子に腰を下ろし、制作途中の小さな本を開いた。
それは、王国の歴史を綴る壮大な叙事詩でもなければ、辺境の伝説をまとめたものでもない。もっと個人的で、ささやかな物語。
彼女は細い筆を手に取り、真っ白な紙の上に、静かに筆を走らせていく。
その背後で、静かに扉が開く音がした。
「……また、籠っているのか」
呆れたような、しかし愛情のこもった声。振り返るまでもなく、カイだと分かった。
「カイ様。お仕事はよろしいのですか?」
「ああ。今日はもう終わりだ。それより、君こそ。芸術院の仕事だけでも大変だろうに」
彼はセラフィナの隣に立つと、彼女の肩を優しく抱き、手元のページを覗き込んだ。
「今度は、どんな物語を?」
「……私たちの、物語ですわ」
セラフィナは、少し恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに微笑んで、完成したばかりのページを彼に見せた。
そこに描かれていたのは、かつての彼女が過ごした、砦の薄暗く簡素な一室だった。
絶望に打ちひしがれ、心を閉ざした一人の乙女。その部屋の扉の前に、無骨な手が、そっと一つの鉢を置いている。鉢の中では、淡い光を放つ不思議な苔が、小さな希望のように輝いていた。
カイは、その絵をしばらく無言で見つめていた。彼の鋭い灰色の瞳が、感極まったように細められる。彼は言葉を発する代わりに、セラフィナのインクで色づいた指先を、そっと手に取った。
「……」
そして、その指先に、祈るように唇を寄せた。
「カイ様?」
驚くセラフィナに、彼は顔を上げて微笑む。
「この指が、俺の誇りだ。君がこの土地で流したインクの全てが、俺たちの宝になった」
彼はもう一度、彼女が見せたページに視線を落とす。
「これが、私たちの物語の始まりか」
「はい。これが、私たちの物語の始まりですわ」
セラフィナの声は、確信に満ちていた。
絶望の淵に差し伸べられた、慰めの言葉ではない、ささやかな贈り物。それが、凍てついた彼女の心を溶かし、再びペンを握る力を与えてくれた。
やがてカイは、セラフィナの肩を抱く腕に、そっと力を込めた。
「ああ。……そうだな。そして、俺が一番好きな物語だ」
セラフィナは、彼の胸にそっと頭を寄せた。インクと、羊皮紙と、そして彼自身の、陽だまりのような匂いに包まれる。
二人は言葉もなく、窓の外に広がる、自分たちの手で豊かにした土地を眺めた。
共有された愛と、創造の喜びの上に築き上げてきた、かけがえのない世界。
失われたと思っていた色彩は、もうどこか遠くにあるのではなく、すぐ隣にある彼の瞳の中に、そして自分たちがこれから歩んでいく未来の全てに、あたたかく満ち溢れていた。
「カイ様」
「ん?」
「私たちの次の物語は……どんな色で始めましょうか」
セラフィナがそう問いかけると、カイは愛おしそうに彼女の銀灰色の髪を撫でた。
「そうだな。君の瞳と同じ、輝く紫色がいい」
二人だけの写字室に、穏やかな光が差し込む。
『緋色のインクの乙女』の物語は終わった。
そして今、ここから、二人だけの新しい物語が、無限の色彩と共に始まる。
25
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
救国の代償で白髪になった聖女、一度のミスを理由に「無能の戦犯」として追放される ~隣国の覇王に拾われ、愛され、奇跡の力を見せつける~
スカッと文庫
ファンタジー
聖女アリシアは、百年に一度の大氾濫から国を守るため、禁忌の魔力全解放を行い、単身で数万の魔物を殲滅した。その代償として、彼女の美しい金髪は真っ白な「白雪色」に染まり、魔力は一時的に枯渇してしまう。
しかし、その功績はすべて現場にいなかった「偽聖女セシリア」に奪われ、アリシアは「結界を一部損壊させた戦犯」「魔力を失った役立たず」として、婚約者の王太子ギルバートから国外追放を言い渡される。
「失敗したゴミに、この国の空気は吸わせない」
泥の中に捨てられたアリシア。しかし、彼女を拾ったのは、敵対国として恐れられていた帝国の「武徳皇帝」ラグナールだった。彼はアリシアの白髪が「高純度の神聖魔力による変質」であることを瞬時に見抜き、彼女を帝国の宝として迎える。
数ヶ月後。アリシアが帝国の守護聖女として輝きを取り戻した頃、王国では「一度きりの奇跡」だったセシリアの魔力が尽き、本当の滅亡が始まっていた。
「今さら結界が解けたと泣きつかれても、もう私の魔力は一滴も残っていません」
【完結】優雅に踊ってくださいまし
きつね
恋愛
とある国のとある夜会で起きた事件。
この国の王子ジルベルトは、大切な夜会で長年の婚約者クリスティーナに婚約の破棄を叫んだ。傍らに愛らしい少女シエナを置いて…。
完璧令嬢として多くの子息と令嬢に慕われてきたクリスティーナ。周囲はクリスティーナが泣き崩れるのでは無いかと心配した。
が、そんな心配はどこ吹く風。クリスティーナは淑女の仮面を脱ぎ捨て、全力の反撃をする事にした。
-ーさぁ、わたくしを楽しませて下さいな。
#よくある婚約破棄のよくある話。ただし御令嬢はめっちゃ喋ります。言いたい放題です。1話目はほぼ説明回。
#鬱展開が無いため、過激さはありません。
#ひたすら主人公(と周囲)が楽しみながら仕返しするお話です。きっつーいのをお求めの方には合わないかも知れません。
下級兵士は断罪された追放令嬢を護送する。
やすぴこ
恋愛
「ジョセフィーヌ!! 貴様を断罪する!!」
王立学園で行われたプロムナード開催式の場で、公爵令嬢ジョセフィーヌは婚約者から婚約破棄と共に数々の罪を断罪される。
愛していた者からの慈悲無き宣告、親しかった者からの嫌悪、信じていた者からの侮蔑。
弁解の機会も与えられず、その場で悪名高い国外れの修道院送りが決定した。
このお話はそんな事情で王都を追放された悪役令嬢の素性を知らぬまま、修道院まで護送する下級兵士の恋物語である。
この度なろう、アルファ、カクヨムで同時完結しました。
(なろう版だけ諸事情で18話と19話が一本となっておりますが、内容は同じです)
婚約破棄されて追放された私、今は隣国で充実な生活送っていますわよ? それがなにか?
鶯埜 餡
恋愛
バドス王国の侯爵令嬢アメリアは無実の罪で王太子との婚約破棄、そして国外追放された。
今ですか?
めちゃくちゃ充実してますけど、なにか?
【完結】仕事を放棄した結果、私は幸せになれました。
キーノ
恋愛
わたくしは乙女ゲームの悪役令嬢みたいですわ。悪役令嬢に転生したと言った方がラノベあるある的に良いでしょうか。
ですが、ゲーム内でヒロイン達が語られる用な悪事を働いたことなどありません。王子に嫉妬? そのような無駄な事に時間をかまけている時間はわたくしにはありませんでしたのに。
だってわたくし、週4回は王太子妃教育に王妃教育、週3回で王妃様とのお茶会。お茶会や教育が終わったら王太子妃の公務、王子殿下がサボっているお陰で回ってくる公務に、王子の管轄する領の嘆願書の整頓やら収益やら税の計算やらで、わたくし、ちっとも自由時間がありませんでしたのよ。
こんなに忙しい私が、最後は冤罪にて処刑ですって? 学園にすら通えて無いのに、すべてのルートで私は処刑されてしまうと解った今、わたくしは全ての仕事を放棄して、冤罪で処刑されるその時まで、推しと穏やかに過ごしますわ。
※さくっと読める悪役令嬢モノです。
2月14~15日に全話、投稿完了。
感想、誤字、脱字など受け付けます。
沢山のエールにお気に入り登録、ありがとうございます。現在執筆中の新作の励みになります。初期作品のほうも見てもらえて感無量です!
恋愛23位にまで上げて頂き、感謝いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
元婚約者様、謝ってない。土下座した?