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再現風都市 平安京
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【まずは ここでゆっくり過ごして、英気をやしないつつ 具体策を相談しましょう】とティータイムをしめくくった。
ここ紫志野(むらさき しの)邸は 部屋と寝具の提供なので、志野の指導のもと 食材等の買い出しに行くことになった。部屋代と引き換えに 若者ふたりが、日常を手伝うことになり、本日は志野と弥生は食材を、葵と空は薪と炭の調達で分担した。
若者ふたりは リヤカーを引いて森との境界にある販売所に向かった。
薪と炭は 杣人ロボットが密林から切り出す木材で製材して薪に 炭焼きも密林でおこなって、販売していた。
平安京の監視網は どの再現風都市より緩いが その粗い網目でも接触なしに生活するのは不可能だ。森の境界に近づき、杣人ロボットに接触することは イコール監視網に映るということだ。
平安京の紫家、土間の竈で、おばさん志野は 少年空に薪でのご飯の炊き方と料理を教えつつ夕飯の支度にかかった。もう一人のおばさん弥生は青年葵に風呂の水の汲み方と焚き付け方を指導した。
再現風都市平安京では 最低限の衛生管理と安全性確保のため、上下水道設備をしいていた。屋内に井戸を設置しているが、形は井戸で 釣る瓶で汲むが 地下には水道管が通っている。トイレは水洗で、下水管も完備。電気は通っていないので、夜は蝋燭を灯す。玄関から土間に入れるようになっていて、土間に竈を設置、ここで煮炊きをする。熱源は薪と炭。
紫家では桶で運んで風呂に水を満たすのは、たいへんなので、そうめん流しに使うような割った竹を井戸から風呂桶に渡して 水を運ぶ手間を省くようにしていた。
できるだけ監視網を避けるためにホテルを利用しなかった。で、掃除、洗濯、料理、食材や消耗品の買い出しは自分たちでこなす。電気は通っていないし、観光旅行と違って、日常生活を成り立たせるために多くの時間が必要だった。洗濯は 手洗いはたいへんだと思うので、ホテル併設のコインランドリーを使ってと志野。さらに。平安京の監視網は緩いけれど、日常生活では 監視網のまったくないところでは成り立たない。薪や炭を買うとき、コインランドリーを使うとき、監視網に接触するから、そのつもりで行動すること。宅配もないから、自分たちで運ぶ。リヤカーはあるから、使ってと付け加えた。
葵は竹製の樋に井戸から 釣る瓶で汲み上げ 風呂桶を満たした。結構な重労働で、ジム通いの何回か分に相当するくらいに思えた。外にまわり、風呂の焚口で 薪をくべ、杉の枯葉に火をつけ その上に細かい枝を乗せ 途中薪を足し 湯加減を見ながら、ずっとついていた。
空は 釜でのご飯の炊き方を教わった。はじめチョロチョロ中パッパと指示通りの火加減にするのに苦労した。竈は3つあったので、同時に薪をくべて、ご飯を炊き 湯を沸かし、味噌汁もつくった。料理は未経験だったが、志野と弥生と教えてもらいながら、一緒につくった。
高校生と大学生の夏休み後半を利用して平安京を訪れたが ほぼ「暮らし方」を学ぶだけで終わってしまった。帰宅後も連絡を取り合い、再会を約束してアナログとデジタルの連絡先を交換した。
ここ紫志野(むらさき しの)邸は 部屋と寝具の提供なので、志野の指導のもと 食材等の買い出しに行くことになった。部屋代と引き換えに 若者ふたりが、日常を手伝うことになり、本日は志野と弥生は食材を、葵と空は薪と炭の調達で分担した。
若者ふたりは リヤカーを引いて森との境界にある販売所に向かった。
薪と炭は 杣人ロボットが密林から切り出す木材で製材して薪に 炭焼きも密林でおこなって、販売していた。
平安京の監視網は どの再現風都市より緩いが その粗い網目でも接触なしに生活するのは不可能だ。森の境界に近づき、杣人ロボットに接触することは イコール監視網に映るということだ。
平安京の紫家、土間の竈で、おばさん志野は 少年空に薪でのご飯の炊き方と料理を教えつつ夕飯の支度にかかった。もう一人のおばさん弥生は青年葵に風呂の水の汲み方と焚き付け方を指導した。
再現風都市平安京では 最低限の衛生管理と安全性確保のため、上下水道設備をしいていた。屋内に井戸を設置しているが、形は井戸で 釣る瓶で汲むが 地下には水道管が通っている。トイレは水洗で、下水管も完備。電気は通っていないので、夜は蝋燭を灯す。玄関から土間に入れるようになっていて、土間に竈を設置、ここで煮炊きをする。熱源は薪と炭。
紫家では桶で運んで風呂に水を満たすのは、たいへんなので、そうめん流しに使うような割った竹を井戸から風呂桶に渡して 水を運ぶ手間を省くようにしていた。
できるだけ監視網を避けるためにホテルを利用しなかった。で、掃除、洗濯、料理、食材や消耗品の買い出しは自分たちでこなす。電気は通っていないし、観光旅行と違って、日常生活を成り立たせるために多くの時間が必要だった。洗濯は 手洗いはたいへんだと思うので、ホテル併設のコインランドリーを使ってと志野。さらに。平安京の監視網は緩いけれど、日常生活では 監視網のまったくないところでは成り立たない。薪や炭を買うとき、コインランドリーを使うとき、監視網に接触するから、そのつもりで行動すること。宅配もないから、自分たちで運ぶ。リヤカーはあるから、使ってと付け加えた。
葵は竹製の樋に井戸から 釣る瓶で汲み上げ 風呂桶を満たした。結構な重労働で、ジム通いの何回か分に相当するくらいに思えた。外にまわり、風呂の焚口で 薪をくべ、杉の枯葉に火をつけ その上に細かい枝を乗せ 途中薪を足し 湯加減を見ながら、ずっとついていた。
空は 釜でのご飯の炊き方を教わった。はじめチョロチョロ中パッパと指示通りの火加減にするのに苦労した。竈は3つあったので、同時に薪をくべて、ご飯を炊き 湯を沸かし、味噌汁もつくった。料理は未経験だったが、志野と弥生と教えてもらいながら、一緒につくった。
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