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月の雫と星屑と 19
外伝 ひとり寝は耐えられない
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有栖川橙(秋月萩)の恋人 月夜野紫音 視点
橙の弟夫婦(小学生の子供がいる)の出張がかち合って、橙が子供の面倒を見ることになり、俺とは一時別居状態。毎夜、毎夜、橙を抱きしめて寝ている俺としては、ひとり寝は 耐え難い。
家族写真を撮ってからは、家族ぐるみの付き合いが出来るようになり、弟夫婦の家も訪ねたことがある。
で、ひとり寝2日して、橙を訪ねた。玄関で橙を抱きしめたら、すぐに振りほどかれた。「学校に行っている間に いいだろう」 と 言うと 橙は、「低学年は すぐ帰ってくるんだ。だから ダメだ。」言い争っているうちに、あの子が学校から帰って来てしまった。俺を見て、「こんにちは」とちゃんと挨拶してくれた。「橙を 独り占めしている こいつ が うらやましい。」心の中の声が 呟きになっていたようで、「独り占め?」とリピートとともに 見上げられた。橙に 怒りを含んだ物言いで、帰りと言われ、不覚にも泣きそうになった。涙がこぼれないうちに 玄関を出た。
玄関前で、橙が 金曜と土曜の夜は、父親に預けるから、それまで我慢してと言われた。今日は木曜だ。ここまで押し掛けたかいがあった。
橙の弟夫婦(小学生の子供がいる)の出張がかち合って、橙が子供の面倒を見ることになり、俺とは一時別居状態。毎夜、毎夜、橙を抱きしめて寝ている俺としては、ひとり寝は 耐え難い。
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で、ひとり寝2日して、橙を訪ねた。玄関で橙を抱きしめたら、すぐに振りほどかれた。「学校に行っている間に いいだろう」 と 言うと 橙は、「低学年は すぐ帰ってくるんだ。だから ダメだ。」言い争っているうちに、あの子が学校から帰って来てしまった。俺を見て、「こんにちは」とちゃんと挨拶してくれた。「橙を 独り占めしている こいつ が うらやましい。」心の中の声が 呟きになっていたようで、「独り占め?」とリピートとともに 見上げられた。橙に 怒りを含んだ物言いで、帰りと言われ、不覚にも泣きそうになった。涙がこぼれないうちに 玄関を出た。
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