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闇深いと決め付けるつもりはないが
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去年の夏、自分にとっての夏の風物詩として、あるオカルト系の動画を聞き流していた。そのチャンネルで紹介されるのはほぼ都市伝説の域を出ない話が多かったが、中には実際の事件を取り扱ったものもあった。その中で私の耳目を奪ったのはいくつかの飲食店で起こった、上役による部下へのパワハラ事案であった。チャンネルではそれらの事案の結果、店舗等が心霊スポットや事故物件となったと紹介されていたが、私にとってそれはどうでもいい。
重要なのはどのような事案であったかだ。
チャンネルの解説によると、都内のある飲食店では二十代の社員が店長から日常的に暴言を浴びせられたり無理な勤務を強いられたり、休日にも店長の私用で呼び出しを受け、心身ともに疲弊しきって遂には勤務店の近くで自ら命を絶った。また別の地方のチェーン店では、温厚で面倒見のいい性格の店長がやはり上役から酷いパワハラを受けた末に精神を病み、勤務店の駐車場で自ら命を絶った。この亡くなった店長は、自身のSNSに「仕事が辛い」「毎日自死を考える」と投稿していたそうだ。
自死を余儀なくされたお二人と、ご遺族の心情を思うと、他人事ながら憤りを覚える。そしてこうした事案のほとんどは、原因が明らかであるにも関わらず真相を究明されることなく、加害者は罰を受けることなく厚かましくものうのうと生きながらえているのである。この二つの事案もご多分に漏れない。まったく加害者を私の下に呼んで教育し直したいぐらいだ。貴重な労働人口を減らしてくれやがって。
飲食業界に限らず同じような事案はどの業界でもあるだろう。飲食業すべてが陰湿な体質と言うわけでもないだろう。…が、それにしても私が思うに、飲食業界のパワハラは次元が違う感じがする。昭和天皇の料理人として勤めたある男性も、十代の頃の修業時代に先輩から包丁で指を切られりしたと言う。立派な傷害罪ではないか。こういうかつての料理人の修業の過酷さが現代にまで引き継がれてしまっているのである。そして閉鎖的で恐らく軍隊並みの年功序列の世界であるから、時代の新しい風をなかなか入れられない。昭和であろうと大正であろうと許されることではないと思うが(ただし昭和天皇の料理人の方は、当然ガチ切れして指の治療後に先輩に包丁を突きつけてビビらせて謝罪させたが)。
そうした体質が引き継がれていると言う事は、パワハラ加害者もかつては被害者であった可能性が高い。そうであったとしても庇うつもりはない。それならそれで立場の弱い部下ではなく自分を加害した相手に恨みをぶつけていただきたい。かつての被害者であろうとなかろうと、もう一度幼児レベルから道徳の教育を受け直していただきたい。
日頃色んな飲食店にお世話になっているが、このような悲惨な事案を知ってしまうと、お店に入る度に各店の実情がどういうものなのか少し気になってしまう。そして従業員の方たちに対して「どうかこの人たちが平和に働けていますように」と願ってしまうのだった。
重要なのはどのような事案であったかだ。
チャンネルの解説によると、都内のある飲食店では二十代の社員が店長から日常的に暴言を浴びせられたり無理な勤務を強いられたり、休日にも店長の私用で呼び出しを受け、心身ともに疲弊しきって遂には勤務店の近くで自ら命を絶った。また別の地方のチェーン店では、温厚で面倒見のいい性格の店長がやはり上役から酷いパワハラを受けた末に精神を病み、勤務店の駐車場で自ら命を絶った。この亡くなった店長は、自身のSNSに「仕事が辛い」「毎日自死を考える」と投稿していたそうだ。
自死を余儀なくされたお二人と、ご遺族の心情を思うと、他人事ながら憤りを覚える。そしてこうした事案のほとんどは、原因が明らかであるにも関わらず真相を究明されることなく、加害者は罰を受けることなく厚かましくものうのうと生きながらえているのである。この二つの事案もご多分に漏れない。まったく加害者を私の下に呼んで教育し直したいぐらいだ。貴重な労働人口を減らしてくれやがって。
飲食業界に限らず同じような事案はどの業界でもあるだろう。飲食業すべてが陰湿な体質と言うわけでもないだろう。…が、それにしても私が思うに、飲食業界のパワハラは次元が違う感じがする。昭和天皇の料理人として勤めたある男性も、十代の頃の修業時代に先輩から包丁で指を切られりしたと言う。立派な傷害罪ではないか。こういうかつての料理人の修業の過酷さが現代にまで引き継がれてしまっているのである。そして閉鎖的で恐らく軍隊並みの年功序列の世界であるから、時代の新しい風をなかなか入れられない。昭和であろうと大正であろうと許されることではないと思うが(ただし昭和天皇の料理人の方は、当然ガチ切れして指の治療後に先輩に包丁を突きつけてビビらせて謝罪させたが)。
そうした体質が引き継がれていると言う事は、パワハラ加害者もかつては被害者であった可能性が高い。そうであったとしても庇うつもりはない。それならそれで立場の弱い部下ではなく自分を加害した相手に恨みをぶつけていただきたい。かつての被害者であろうとなかろうと、もう一度幼児レベルから道徳の教育を受け直していただきたい。
日頃色んな飲食店にお世話になっているが、このような悲惨な事案を知ってしまうと、お店に入る度に各店の実情がどういうものなのか少し気になってしまう。そして従業員の方たちに対して「どうかこの人たちが平和に働けていますように」と願ってしまうのだった。
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