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おっさん超電磁砲す
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四日目の競技終了後、俺達は勝利の余韻に浸りながら最終戦の打ち合わせに集まった。
「いよいよ最後の戦いですね」
目を真っ赤にしたスイラン。うれし泣きし過ぎだっつーの。
「電にゃん。強過ぎだったにゃん。これなら最後も勝てるにゃ」
ライミはずっと俺のそばから離れない。自分もおんぶして欲しいって言ってきたときは、なんでだよ? って強めにツッコんじゃったけど。怪我もしてねぇのにおんぶはないだろ。
「わたくしは、もっとおじさまの武勇伝が聞きたくなりましてよ」
姫様、武勇伝ってボイスレコーダーの中身か? 無線機から駄々漏れしてたのか……黒歴史を弄らないで欲しいぜ。
「あの最後の爆破魔法でぶっ飛んでの勝利。全部作戦だったんすよね? 最高っすよアニキ!」
トレスよアレは爆破魔法っていうか、モーターだのバッテリーだのタイヤだのがただ爆発しただけなんだけどな……一歩間違えばステラを大怪我させてしまうとこだった。反省しきりだ。
「脅威的ですね、いったいどれだけの魔道具を持っているんですか?」
ジェダくん、さっきからそればっかだな。家電っていや同じタイプでも旧式から新型、メーカーも違えば星の数ほどあるからな、そのうちいっぱい見せてやるぜ。
「……」
昔のトラウマがよほど辛かったのか、ステラは試合が終わった後も、あんまり元気がない。
「ステラ、大丈夫か? 今日は疲れたろ、先に戻って休んでもいいんだぞ」
挫いた足も良くなったみたいだし、よく頑張ってくれたよ。マジでステラが居なかったら無理なトラップばっかりだったからな。
「……大丈夫です。それよりも明日のことを……」
「無理するなよ」
ステラの様子を気にしながら、俺は明日の作戦を告げた。
「予定通り、明日は超電磁砲作戦で行く」
「いよいよっすね」
トレスが一番ワクワクしている。好きそうなフレーズだもんな。俺も大好きだ。
作戦はこうだ。
明日のマナブレイクは、とにかくメンバー全員の魔力を結集し、標的にぶち当てるだけのシンプルな競技。
シンプルゆえに、小細工が効かない。この学園で最下位のクラスだけあって、魔力量ってやつは七人合わせても上位クラスの一人分にも満たない可能性があるってステラの解析だ。
だから、俺のスタンガンを使うことにした。
全員分のスタンガンを用意し、それぞれが持って魔力を込める。そして俺が電力をみんなに供給し、出力を限界まで上げ、スタンガンの放電部分を一か所に集めて、最後は標的に向かってみんなで思いっきり魔力を放出する。
そうすると電力と魔力が合わさった光線が発生し、標的を破壊するっていう仕組みだ。
色々試したが、間違いなくこの作戦が一番威力があった。
これなら勝てるかもしれない。みんな口を揃えてそう言った。
見た目も威力も、注目度抜群。
完璧な作戦だ。
♦-/-/-//-/-/--/-/-/--/♦
その日の夜。
講師棟・私設研究室
「ステラ……あの子も、捨て時かな」
ライオネットがティーカップを片手に溜息をついた。
「成長し魔力の伸びも悪くなった……いつまでもZクラスから抜け出せないし、代わりはいくらでもいる……」
その視線の先には、ステラが差し出した電次郎の資料が並べられている。
「ひとまずの問題は、この男だ……これ以上目立たれては、計画が台無し……手荒な真似はしたくなかったが、いたしかたあるまい」
ライオネットの瞳から光が消え──
そして、夜の競技場へと赴き、地面に巨大な魔法陣を展開させた。
「いよいよ最後の戦いですね」
目を真っ赤にしたスイラン。うれし泣きし過ぎだっつーの。
「電にゃん。強過ぎだったにゃん。これなら最後も勝てるにゃ」
ライミはずっと俺のそばから離れない。自分もおんぶして欲しいって言ってきたときは、なんでだよ? って強めにツッコんじゃったけど。怪我もしてねぇのにおんぶはないだろ。
「わたくしは、もっとおじさまの武勇伝が聞きたくなりましてよ」
姫様、武勇伝ってボイスレコーダーの中身か? 無線機から駄々漏れしてたのか……黒歴史を弄らないで欲しいぜ。
「あの最後の爆破魔法でぶっ飛んでの勝利。全部作戦だったんすよね? 最高っすよアニキ!」
トレスよアレは爆破魔法っていうか、モーターだのバッテリーだのタイヤだのがただ爆発しただけなんだけどな……一歩間違えばステラを大怪我させてしまうとこだった。反省しきりだ。
「脅威的ですね、いったいどれだけの魔道具を持っているんですか?」
ジェダくん、さっきからそればっかだな。家電っていや同じタイプでも旧式から新型、メーカーも違えば星の数ほどあるからな、そのうちいっぱい見せてやるぜ。
「……」
昔のトラウマがよほど辛かったのか、ステラは試合が終わった後も、あんまり元気がない。
「ステラ、大丈夫か? 今日は疲れたろ、先に戻って休んでもいいんだぞ」
挫いた足も良くなったみたいだし、よく頑張ってくれたよ。マジでステラが居なかったら無理なトラップばっかりだったからな。
「……大丈夫です。それよりも明日のことを……」
「無理するなよ」
ステラの様子を気にしながら、俺は明日の作戦を告げた。
「予定通り、明日は超電磁砲作戦で行く」
「いよいよっすね」
トレスが一番ワクワクしている。好きそうなフレーズだもんな。俺も大好きだ。
作戦はこうだ。
明日のマナブレイクは、とにかくメンバー全員の魔力を結集し、標的にぶち当てるだけのシンプルな競技。
シンプルゆえに、小細工が効かない。この学園で最下位のクラスだけあって、魔力量ってやつは七人合わせても上位クラスの一人分にも満たない可能性があるってステラの解析だ。
だから、俺のスタンガンを使うことにした。
全員分のスタンガンを用意し、それぞれが持って魔力を込める。そして俺が電力をみんなに供給し、出力を限界まで上げ、スタンガンの放電部分を一か所に集めて、最後は標的に向かってみんなで思いっきり魔力を放出する。
そうすると電力と魔力が合わさった光線が発生し、標的を破壊するっていう仕組みだ。
色々試したが、間違いなくこの作戦が一番威力があった。
これなら勝てるかもしれない。みんな口を揃えてそう言った。
見た目も威力も、注目度抜群。
完璧な作戦だ。
♦-/-/-//-/-/--/-/-/--/♦
その日の夜。
講師棟・私設研究室
「ステラ……あの子も、捨て時かな」
ライオネットがティーカップを片手に溜息をついた。
「成長し魔力の伸びも悪くなった……いつまでもZクラスから抜け出せないし、代わりはいくらでもいる……」
その視線の先には、ステラが差し出した電次郎の資料が並べられている。
「ひとまずの問題は、この男だ……これ以上目立たれては、計画が台無し……手荒な真似はしたくなかったが、いたしかたあるまい」
ライオネットの瞳から光が消え──
そして、夜の競技場へと赴き、地面に巨大な魔法陣を展開させた。
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