十字架の悲しみのメロディー

ルチカ

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十字架の悲しみのメロディー

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夢にまで見た「好き」の
一言がやっと言えた
無邪気に笑う君がいとおしく
口づけした
抱きしめても抱きしめても
まだ足りないSo思ってた
あの頃の俺は子供すぎた
自分の夢と君とを天秤にかけ
不安にさせてばかりだった
もう少しだけでいいから
抱きしめさせてほしい


月夜が眩しい真夜中
「君が世界一好きだったよ」
俺は君よりギター片手の夢を取り
歩き出す
君の流す涙を見ても
後戻りしないSo誓った
あの頃の俺は子供すぎた
あと少しだけわがままが許されるなら
君と思い出を作りたい
もう少しだけでいいから
抱きしめてさせてほしい


俺の身勝手な
十字架の悲しみのメロディーは
最後はいつも君色で終わる
So願ってる
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