横須賀シャルシャル

ばってんがー森

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始動編

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その日の夜、竜ニは英単語帳を片手に別の事を考え事をしていた。

(モマャーズではドタバタしていて気に留めてなかったけど、あのガタイの良い男……誰だか興味はないけどサングラス越しだったのに、眼で威圧してる感じがあったな……というかシャルーの友達か?いや、そんな感じじゃないな。こう………ああああ!もう勉強に手がつかない!!)

英単語帳を投げ捨て、スマホを片手にある単語を調べた。

「猿島」

そう打ち込み、検索すると知らない電話番号から電話がかかってきた。

(なんだこの番号……出なくていいや)

そう竜二は判断し、スマホをベッドに投げ捨てようとしたその時、何故かスマホは通話状態になり、スピーカーのボタンがONになった。

「夜分に失礼。この電話番号は竜二君……で間違いないでしょうか?」

竜二は驚きと共に恐怖を感じた。まず、何故通話状態になったのか?そして、何故スピーカーのボタンはOFFになっていたはずなのに、勝手にONになったのか?更に、何故自分の名前を知っているのか?
すると電話越しから

「自己紹介がまだでしたね、失礼しました。私は『不知火』というものです。ほら、今日モマァーズで会った男ですよ」

竜ニは少し安堵した。知らない男とはいえ、一度会っている。だからであろうか、その問いかけに答えた。

「ど、どうも。鬼塚竜二といいます。あの……何故僕の名前と電話と……それと」

そう言いかけたその時

「ああ、君は『猿島』って検索しましたよね?ご存知だと思いますが、あそこは大事な所なんです。あっ、危ないところというわけではないですよ?ただ、日本にも神聖な場所みたいな所がありますよね?ですので、興味がある人がたくさんいるんです。だから検索された方には、その人へ電話やメールをするよう義務付けられているのですよ。」

「そうだったんですか!いきなりですからビックリしましたよ~。」

「そうそう、今日あなたの隣にいた方はどなた」

そういうと同時に電話が切れた。

「あ、電池がなくなっちゃった……まあいいか。今度から『猿島』って検索しなければ良いだけだし~(でも、あの感じの男が敬語って言うのもそれはそれで電話越しでも迫力があるなぁ)」

そう呟いてスマホに充電器を挿し、自分の部屋を出て一階へ降りた。






「彼が電話を切った………?いや、切れたって感じかな?彼は『鬼塚竜二君』か……彼女の名前も聞きたかったがな。逃げられる前にシャルーに問いただせばよかったな。私もまだまだだな。」

不敵な笑みを浮かべながらスマホをポケットにしまい、『三笠』は歩き出した。
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