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ヒミツより…
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震えている莉乃を胸に抱き
「今の俺、莉乃ちゃんで欲情した」
そう伝えていた。
莉乃をこのままの状態で一人にさせたくない。
俺自身がこの状況を許せなかった。
友人の裕志の態度にも幻滅したが、俺には都合が良かったのかも知れないとも思った。
「嫌じゃないんですか……?惶伽さん…は」
裕志の様な態度が常なのか、俺の言葉が信じられないかの様に問われる。
嫌か、嫌じゃないかの問題なの?という感情と、今俺に抱きしめられてる事に対しては嫌じゃないのか逆に聞きたくなる。
「足がそうであっても、莉乃ちゃんは変わらないよ。それより、今の状態は莉乃ちゃん的には大丈夫なの?」
今の状況を確認した莉乃は、顔を赤くして素早く離れると「大丈夫です」と横を向いて目を逸らす。
そんな姿が、可愛いくてもう一度抱き寄せてしまう。
「大丈夫って言ったから、もう少しだけ。いい?」
莉乃は俺の腕の中でゆっくり頷いた。
可愛い過ぎる…。マジ、俺良くやった。
この時間を噛み締めるように、俺は莉乃の涙が乾くまで抱きしめていた。
「今の俺、莉乃ちゃんで欲情した」
そう伝えていた。
莉乃をこのままの状態で一人にさせたくない。
俺自身がこの状況を許せなかった。
友人の裕志の態度にも幻滅したが、俺には都合が良かったのかも知れないとも思った。
「嫌じゃないんですか……?惶伽さん…は」
裕志の様な態度が常なのか、俺の言葉が信じられないかの様に問われる。
嫌か、嫌じゃないかの問題なの?という感情と、今俺に抱きしめられてる事に対しては嫌じゃないのか逆に聞きたくなる。
「足がそうであっても、莉乃ちゃんは変わらないよ。それより、今の状態は莉乃ちゃん的には大丈夫なの?」
今の状況を確認した莉乃は、顔を赤くして素早く離れると「大丈夫です」と横を向いて目を逸らす。
そんな姿が、可愛いくてもう一度抱き寄せてしまう。
「大丈夫って言ったから、もう少しだけ。いい?」
莉乃は俺の腕の中でゆっくり頷いた。
可愛い過ぎる…。マジ、俺良くやった。
この時間を噛み締めるように、俺は莉乃の涙が乾くまで抱きしめていた。
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