私の好きな人は、どうやら想い人がいるようです。

多上陸夜

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嬉しい結果

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二人と別れた後、バイト先のカラオケ店でシフト確認の為に訪れていた。

「楓、今日は休み?」
休憩室でシフトを写していた所に俊輝が入って来た。
「はい今日はお休みです。明日はシフト入ってますよ」
「そっかぁ。何か社員の村田さん体調崩したらしくって、今日俺一人なんだよ」
疲れた様子で休憩室のソファに身を預けている。余程、疲れているらしい。

「俊輝先輩は何時上がりなんですか?」
忙しい時間帯がある為、心配で尋ねる。
「夜勤来るまで…かな。しかも一人で」
一人という言葉にもう一度聞き返しそうになる。
夕方からのシフトはいつも3人体制だからだ。
少なくとも2人は必要で…。
「一人ですか?」
「高校生のバイトが来る予定だったんだけど、今日補習になったとかで休み…」
残念そうに話ながら、ソファで頭を抑えている。

「私…今から入ります?夜勤来るまでですよね?」
特に予定はないし、困ってる様子なので軽い気持ちで提案してみた。
「本気で言ってる?俺、マジに受け取っちゃうけど」
ソファから勢いよく立ち上がると、いつの間にか私の腕を掴んで目を輝かせていた。
「本気ですけど…駄目?ですか?」
「駄目じゃない。店長に許可取ってくるから、ちょっと待ってて」
直ぐに休憩室から飛び出し、多分事務所に向かったと思う…。



暫くして俊輝が戻って来た。
「夜勤来るまで、お願いします」
俊輝は深々と頭を下げている。
「大丈夫ですよ。そんなにしなくても。それにどうせ、此処にいたんだし…。お互い様ですよ。あっ…でも私の時に同じようなことがあった時は、お願いしますね」
私が冗談っぽく言った事で、俊樹が少しホッとしたように見えた。
「じゃあ、今日はよろしくお願いします」
俊輝が改めて挨拶してきたので、丁寧に挨拶を返すと更衣室へと向かう事にした。
「着替えたら直ぐ入りますから、こちらこそよろしくお願いします」



休憩室を後にし、俊輝と一緒に働ける事を嬉しく感じていた。

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