私の好きな人は、どうやら想い人がいるようです。

多上陸夜

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それぞれの想い

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口腔内を侵しながら、着衣を乱され下着が露わになっている。

下着が外され、胸の突起は樹杞の愛撫により硬く反応していた。
その突起を口に含まれると、声が漏れる。
「あぁっ……いやぁ……」
この後に迫る行為がどんな物なのか…予想出来る。
もう、抵抗も無駄なのでは……と考えていた。



扉の開く音が聞こえると、突然身体が軽くなった。
「樹杞、何やってるんだよ」
いないはずの俊樹の声が聞こえる。

幻聴なのかと思ったが、樹杞の身体が離れていった後に、俊樹の姿を確認した。

「俊樹…先…輩……?」
俊樹の名を口にしたが、俊樹に上着を掛けられ…抱き締められた。
訳が分からなかったが、樹杞に最後まで…犯される危険は無くなった。


そう考えていたら、由希が樹杞の頬を撃っている音で由希がいた事に気づく。

「嫌がってるのに、何してるのよ」
反省した表情の樹杞が、俊樹の肩越しに見える。

由希が樹杞の代わりに謝罪してくれていた。
由希によれば…
樹杞が私を好きな事を知っていたし、私は好きな人はいないと思っており、樹杞の事は気に入っている様に見えていたから…樹杞を応援していたと。

由希は俊樹が好きだったが、先程振られた事。

俊樹が私を好きであり、今日は樹杞が私と一緒にいる事は知っていた。
今日は、俊樹の家で課題をやっていて、上の階である樹杞の部屋が騒がしく、私が一緒だったら大変なのでは?と、様子を見に来た事を教えてもらう。

俊樹に抱かれている私の表情と、俊樹が自分の事が好きだと知った後の私の様子で、由希は私が俊樹の事を好きな事に気づいた様だ。

由希から樹杞の事を応援してしまい、私の気持ちを確認しなかった事や、樹杞がしてしまった事を再度、謝罪された。



由希は樹杞に説教した後、私に謝罪させたのだった。



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