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第二部
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何だあれは…
リヒトとの手合わせに奴を呼んだが頭の整理がつかない。暗殺者三人だぞ、奴に深傷を追わせリヒトに向かって攻撃する無礼者として斬る手筈だっだ。
どうなった。俺が斬り込むとわかって奴も入ってきたというのか。あの一撃は連れ二人が止めなかったら俺に入っていた。
リヒトではなく俺を殺そうとしたのか?
俺が奴に狙われる理由などない、それとも狙ったのがバレたか。一瞬、目が光ったようにも見えたが…クソ、手が震える。
「リヒトを部屋へ、奴らを呼べ」
レグルスは別室へ行き倒れた暗殺者を呼びつけた。三人とも命に別状はなく直ぐに王子の元へ駆けつけた。すぐに剣を顎に突き付け脅した。
「おい、アイツは何をした!」
「恐らく我らに初めから気づいていたかと思われます」
「我らを仕留めた後はわかりません」
「お前ら三人であいつを殺れるか?」
「「「……。」」」
「チッ」
役立たずが!
あのリストは偽物か。
それほどあいつは強い奴なのか。
邪魔だ。
あの強さは大いに計画の邪魔になる。
クソ、なんだこの焦りは……
「誰でもいい、誰かやれるヤツを回せ!殺るまで戻るな!後は残りを全部魔獣に打てるよう準備しておけ、その後攻め込む」
「は、はい!」
レグルスは部屋を出てリヒトのいる部屋へ行く。部屋に入るとリヒトをすぐに見つけ上着を脱ぎ捨てながら歩み寄る。護衛がいるのもお構い無しで押し倒し唇を奪い服を剥ぐ。それを見た護衛達はすぐに立ち去る。
「レグ…レグ!…っあ」
リヒトの声はすぐに呼び声からよがり声に変わりレグルスの気の済むまで抱かれ続けた。この不安はなかなかおさまらず前にも増してリヒトを求めるようになった王子を皆は見て見ぬふりをした。
□□□〈伝術士〉
「見たんだろ」
「見たよ」
「の割に無口だな、情報は思ったよりだった?」
「いいや、良かったよ」
いつものインセットならこの手合わせ自体楽しみにしてソードを見れたことに喜び、欲しい欲しいというばずだが言わない事を不思議に思った。
情報も確定し他の伝術士に報告しに行くはずなのに足取りも軽やかではない。ずっと何かを考えているようだった。
インセットとは長い付き合いで世話もかかるが尊敬する人でもあった。
自分より強く勘も考え出す答えも全て上回っていて、五人の中でも飛び抜けていると密かに感じていた。だが今のような態度は今まで見たことがなく不安を覚えた。
「インセット?」
思わず自称名で声をかけた。
「あ、うん。ソード他三人の命の安全を確定させ…何だっけか…」
「大丈夫か?」
話してる途中から話を忘れるほど考えていた。
「予定通りだった。報告を頼めるか?ちょっと考えたい」
「あぁ」
普段と違う彼にただ事ではないと素直に引き受けた。
□□□〈ウェザー、ルーベン〉
国王へカウロックから招待があったと報告した後、約束通りカウロックへ向かい今回の動向を予測をたて報告した。静観するとの返事だった。それよりも流出者への制裁が先だな。
我が国の王は無慈悲に見えるがそうではない。信仰に熱く国一の魔術発展国を目指して惜しまないだけだ。カウロックとは利益関係は今までほとんど無ければパイプも薄い。魅力なのは魔の森が近いという事だが…どうだろうな。
はぁ…それよりもソード君と会えなくなってしまった。何かいい方法はないだろうか…。
あの姿が焼き付く、可愛いかったな。
「ルーベン様、カウロックから文です」
「はぁ…なんだ」
カウロックからの手紙が届くが前回のお礼だった。大した内容ではなかったようだが……
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「総括がか…」
この時点で手厚いお礼だとわかるがその数週間後に思わぬ出来事が転がりこんだ。私は王に呼ばれ事情を聞き驚いた。
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