母の全てを送るまで

くろすけ

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母との和解

母の高校生時代と私の高校生時代は瓜一つだった

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小学、中、高と私個人的には色々な事はあったが、母と祖父母にフォーカスした話ではないので、面白かった事だけ掻い摘んでお話させて貰おうと思う。

祖母は天ぷらを揚げるのがとても上手な人で、私が小学校中学の時も天ぷらは暖かいのが命!!!とばりに、台所は天ぷら揚げっぱなしの状態で部屋で祖父と天ぷらを楽しんでいた。

祖父母が2人暮らしだったら全然良い話だ。そもそも私も天ぷらは揚げたてが命の人間である。

ただ、三世帯同居で台所は共用だった。
なので怒り狂った母を宥めるのは私の仕事で、なんならキッチンドリンカーの母の話を聞くのも私の仕事だった。

いつか忘れたし、どんな原因かも忘れたが、怒り狂った母が凄く熱したフライパンで既に禿げ上がっている祖父の頭をバゴーンと叩き上げた母の姿もあったな。

そんな祖父は何をトチ狂ったのか、当時どうしようもない状態で父母のところに転がり込んだのに、「我には永住権がある」と言い、斜め後ろ過ぎる回答に皆びっくりし過ぎて、開いた口が塞がらなかった事もある。

祖父は当時で言う帝大出身で戦争時に満州にいたり、色々な話は聞いていてお話上手な人だなとは思っていたが、これには母も流石にカチンときたんだと思う。

私の事は割愛してそんな小学、中学、高校の環境を相変わらず父があまり家に居ない中、弟と母の間は当たり前、父と母の間に入ったり、祖父母と母の間に入ったり、何なら祖父母と父の間に入ったりと何とか三世代で過ごしていた。

これはもっと後の話になるが母が亡くなってからの話、祖母に母の若い頃、高校生時代の写真を見せて貰ったら何故かいるはずのない高校時代の私がそこに居て驚愕した。
外見が本当瓜一つだったのだ。

弟が産まれてからは私にとって鬼でしかない母が、私に色々な事を話してくれるようになったのは確か私が高校生の時だったと思う。
当時私は???だったが、中身的な話ではなく外見的に似ていたので、多分私の後ろに自分の若い頃を投影させていたのかな?と今になれば思う。

母はお酒が好きな人だったので、お酒を飲みながら色々お話するうちに、あれ?今まで思っていた鬼ではなく、そんな怖い人でもないのかも…色々話せる人なのかな?と思った高校時代である。
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