兄がBLゲームの主人公だったら…どうする?

なみなみ

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中学生編

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部活が終わったあと、楽器を片付けている私に同じ吹奏楽部に所属する友人の雪原彩子が話しかけてきた。
「花奈~帰ろ。あれ、まだ片付け終わってないの?」
「もう終わるよ。よし。帰ろ?」
楽器のケースを棚にしまうと、私はカバンを持って立ち上がった。
彩子は同じ吹奏楽部で同じ楽器のフルートを担当している。クラスも同じで今一番の仲良しの友達だ。
家の方向も同じでよく一緒に帰宅している。

下校する生徒にまじって校門から外にでると、彩子はその場で思い切りのびをした。
「あ~今日も疲れた!明日英語が小テストだったよね?やばいわ~勉強しないと。」
「あ、そうだよね。私も頑張らないと。」
「花奈はいいよね。環先輩に聞けばいいじゃない。成績優秀なお兄ちゃんがいるといいよねえ。」
「あ~まあね。あははは。」
私は曖昧に笑った。
兄の環は確かに成績はいい。
いいのだが、如何せん頭が良すぎて人に教えるにはまったく向いてないのだ。
どちらかというと兄の友人の蓮琉くんの方がわかりやすく教えてくれる。
蓮琉くんからは分からないところがあったらいつでもおいで、と言ってくれているのだが、部活動で運動部に所属している彼はかなり忙しいと思われる。あまり頻繁に聞くのも悪いと思い、彼を頼るのは最終手段と自分の中で戒めている。明日の小テストくらいならなんとか自分で頑張れそうだ。


「それよりさあ……あっ!二葉!」
彩子は少し前を歩く剣道の道具を持った男子生徒に声をかけた。彼は歩き続ける足を止めることなく顔だけちらりと振り返った。
「二葉!無視しないでよ。」
走りよって横にならぶと、彩子は彼の肩を軽く叩いた。
「……振り返った。無視はしてない。」
無表情で淡々と答える彼の態度はお世辞にも好意的なものではなかったが、彩子は気にすることもなく話を続けた。
「感じ悪いなあ。あんた小学校の時より愛想がなくなったんじゃない?花奈は二葉と話したことあったっけ?クラス一緒になったことないよね。」
「うん。」
「二葉は花奈のこと知ってる?」
「……」
興味なさそうに歩き続ける彼は完全に彩子のことを無視している。彩子はやっぱり気にすることなく話し続けた。
「ふふん。聞いて驚け。花奈の苗字は斎藤だよ。しかも2つ上にお兄さんがいます。さあ、誰の妹でしょう?」
彩子に話しかけられても歩き続けるのを止めなかった二葉くんの動きがピタリと止まった。
私をマジマジと見つめ、目を眇めて私を観察している。
あれ。もしかして疑われてる?
「環先輩の妹が同じ学年にいるとは聞いていたけど……ほんとにあんたが?」
「あはは。ビックリした?二葉。みんなビックリするんだよね。でもほんと花奈と環先輩似てないよねえ。」
「う~ん。お兄ちゃんは、お祖父ちゃんにそっくりなんだよ。私はおばあちゃん似なんだ。」
子供の頃から、似てない兄妹だね、と言われ続けてきたので、こういう場合の返答もお手のものである。この場に兄がいなくて良かった。兄はこのテの質問をとても嫌がるのだ。
私と兄が、兄妹だということに納得したのか、二葉くんは私に話しかけてきた。

「斎藤、環先輩はお元気なのか?」
「うん。元気だよ。高校でも剣道部に入ったみたい。県大会出場常連の強豪校みたいだから、練習も厳しくてちょっと大変そうかな。」
「そうか……頑張っておられるんだな。」
二葉くんは少し躊躇っていたが、思いきったように私を真っ直ぐに見つめてきた。
「あの、もしでいいんだが……気分転換に中学の部活に顔を出してもらえないだろうかと伝えてもらえないか?きっと、みんな喜ぶ。」
「でたよ。環教信者。二葉、ほんと環先輩大好きだよねえ。」
彩子がからかうように二葉くんを見た。

兄の環はその天使のような姿に似合わず剣道部に所属している。守られるだけではない、闘う主人公なのだ。そしてその優美かつ力強い剣に剣道部内外にファンがいるらしいが、あまり騒がれるのを好まない兄のため、目立たないよう密かに応援されているらしい。その様がまるで宗教のようだから兄の熱狂的なファンは環教信者と言われていた。

二葉くんは彩子に環教信者と言われて、少しムッとして眉をひそめたが、気にしないことにしたのか、再び私をじっと見た。そして、強い意志をもつ瞳をきらめかせた。
「環先輩は素晴らしい人だ。努力家で、あんなに強いのに驕ることもない。俺たち後輩にまで気を配ってくださる。俺は絶対あの人と同じ場所にたつ。必ずだ。」
「あんた、成績下から数えた方が早いじゃない。環先輩と同じ高校に行くなんて、ムリムリ。」
「……それは、今から頑張るんだ。」
二葉君は悔しそうに彩子を睨みつけ、再び早足で歩き始めた。

なんだろう。今までもお兄ちゃんと仲良くなりたくて、私に近づく人はたくさんいたけど、ここまでストレートに兄に憧れてます!の気持ちを熱く伝えてきた人は初めてかも。
お兄ちゃんを誉められてうれしくなった私は、前を歩く二葉くんに聞こえるように少し大きな声をだした。
「うん。絶対に伝えるからね。お兄ちゃんも、昨年、二葉くんのこと気骨のある奴が入部してきたって喜んでたよ。頑張ってね!」
「………っ。」
二葉くんは、虚をつかれたように私をふりむいたが、またすぐ照れたように視線をそらして、今度はゆっくりと歩き始めた。

彼の名前は二葉侑心。
ちなみに彼は攻略対象その2。後輩ルートだ。

短く刈り込まれた黒髪に、鋭い目つき。見た目はストイックなドーベルマンといった感じだ。鋭利な印象でぱっと見、キツそうなイメージだが、そこが素敵と上級生の女子にわりと人気がある。
今は中2ということで背も私より少し高いくらいだが、高校生になるころには私の兄をも遥かにこして鍛えられた体躯の男性に成長してしまうことを私は知っている。

二葉くんは中学校に入学した時に各部活が発表したクラブ紹介で天使のような兄に魅せられ、入部してからは兄の努力家なところや鋭い剣さばきに心酔し、ずっと彼を追いかけていく。
基本無表情キャラだが、ふとした時に微笑むスチルが、かなり素敵だった。
私は中学から彼と同じ学校に通い始めたのだが、まだその微笑みにお目にかかったことがない。
いつか見れたらいいなとは思うけど。


ぼんやり歩いていると、彩子の家へ行く道との分かれ道にさしかかった。
「じゃあね~。また明日!」
「うん。また明日。」
彩子に手を振り、私は家への道のりを歩き始めた。ふと気がつくと、二葉くんも一緒の方向に向かっている。
「あれ?二葉くんの家こっちだっけ?」
「ああ。」
私も二葉くんも自分から積極的に話すタイプではないため、結果的に無言で歩くことになる。
基本的に無表情がデフォルトの二葉くんが今何を考えているのかわからないけど。まあ、こんな風に2人きりになるなんてこれからも滅多にないだろうから、沈黙が続いても許してもらおう。
もう少しで日が暮れる。
夕焼け空に向かって歩く帰り道は、少しノスタルジックな気分になる。

私はふと、今晩のことを思い出した。
(晩ご飯の食材の買い物行かないと。)
今日は母が夜勤だと言っていた。
兄も部活動があるので、一番早く帰宅する私が家事をすることが多い。料理も洗濯も嫌いではないので、のんびりとこなしている。
冷蔵庫の残りをぼんやりと思い出していると、ふと近くに人の気配を感じた。
「………っ!」
「………え?」
気がつくと、二葉くんに腕をとられていた。
目の前には昨日の雨の名残の大きな水たまり。そのまま進んでいたら靴がどろだらけになっていたかもしれない。
「わ……ごめんね。ありがとう!」
私は慌ててお礼を言うと、進む方向を変えた。
「ほんと助かったよ。私、ぼんやりしてたから気が付かなかったなあ。二葉くん気がついてくれてありがとう。」
二葉くんは私の腕をつかんでいた手を離すと、何か言いかけようとして戸惑ったように俯いて自分の手をじっと見つめた。
夕焼けの中だからか、顔が少し赤らんで見える。
私は手をじっと見る二葉くんに、別のことが気になり始めた。
(二葉くん、つかんでたとこ二の腕だよ。ぷにぷにだよ。ストレッチしとけばよかった。今日から腕立てふせしようかな。)
二の腕が気になる私と、何か言いたそうだけど自分の手を見つめて動かない二葉くん。この奇妙な空気はどうおさめたらいいのかと不安になり始めた私に、自転車のベルの音が聞こえてきた。

「花奈!」
丁度学校帰りの蓮琉くんが向こうからやって来るところだった。
「あれ、蓮琉くん今帰り?」
「ああ。……なんだ。二葉か。誰かと思った。」
まだ手をじっと見ている二葉くんに、蓮琉くんは訝しげな視線を向けた。私はなんだか説明しないといけない気がして、蓮琉くんの前に歩み寄った。
「今ね、ぼんやり歩いてたら水たまりに入りそうになっててね?二葉くんに助けてもらったんだよ。」
「そうだったんだ。二葉、花奈を助けてくれてありがとう。」
「いえ。」
「元気そうだな。」
「一条先輩も。」
「………」
「………」
無言で見つめあう2人に私は頭にハテナマークを浮かべて考え込んだ。

(あれ?ストーリーの中に蓮琉くん×二葉くん。もしくは二葉くん×蓮琉くんとかのカップリングのサブストーリーがあったかなあ。2人で見つめあっちゃってるんだけど……もしかして、私お邪魔虫?)

「俺は、あんたが羨ましいかもしれないです。一条先輩。」
「そう。でも譲るつもりはないよ。」

(どうしよう後は2人でって先に帰るべき?それとも、ここは2人のキューピットになって……?)

「譲らなくていいですよ。」
「……?」
「俺はあんたを超えてみせますから。」
「お前、言うね。やだなあ。焦ってくるじゃないか。」
「焦る気もないのに。謙遜しないで下さいよ。」
「謙遜はしてないよ。ただ、大事にしたいだけ。変な競争意識なんかで見失いたくはないからね。」
「…………?」
「わからない?じゃあ、まだまだかな……花奈、帰ろっか 。荷物ちょうだい?自転車にのせるから……ありゃ聞いてないな、これは。」

二葉くんと蓮琉くんのことで頭がいっぱいになって動かない私に苦笑すると、蓮琉くんは私の鞄を慣れた手つきで受け取り自転車にのせた。そして私の頬に手をそえて、むにっと引っ張った。
 
「うきゃっ。蓮琉くん?」
「もどってきた?さ、帰るよ。」
「はあい。……ん?二葉くんは?」
「俺は、あっちの道だから。ここで。先輩、失礼します。」
「おう。お疲れ。」
「はい」

蓮琉くんに先輩への礼をした二葉くんはゆっくりと起き上がった。
手をふろうとして、私は、ハッとして動きを止めた。

二葉くんが、笑っていた。
優しく微笑んでいたスチルとは違う、何かに挑むような挑戦的な微笑みに思わずドキリとしてしまう。
まばたきした次の瞬間に、それはあっさり霧散してしまったけど。

(見間違い、かな?)

ぼんやり考えこんでいる私に、蓮琉くんが声をかけてきた。

「花奈、あいつ……二葉は同じクラス?」
「え?ううん、違うよ。ほら、今仲良しの友達の彩子と同じ小学校だったんだって。今日初めて話したよ。お兄ちゃんのファンなんだって。」
「そういえば剣道部だったな。」
蓮琉くんは少し考え込んでいるようだった。私は彼の隣を歩きながら、自転車をじっと見つめていた。
(自転車かあ。帰りにスーパーに寄ってもらって、荷物ものせてもらえないかなあ。)
私が蓮琉くんの自転車を見て、まだ考え込んでいる蓮琉くんを交互にみていると、蓮琉くんがそんな私に気がついて声をかけてくれた。
「なに?どうした、花奈。」
「あのね、蓮琉くん。スーパー寄ってから帰ってもいい?」
「ん?ああ、いいよ。」
「お米も買っていい?」
「遠慮すんなよ、花奈。お米でもトイレットペーパーでもお好きなものをどうぞ?逆に重たいもの買う時は連絡しろよ。行ける時は迎えに行くから。ああ、でも環にメールだけしとこう。」
「ふふっ。仲間はずれだって拗ねちゃいそうだもんね。」
「拗ねたらめんどくさいからな。」
蓮琉くんとの帰り道。
学校でのこととか、話題が尽きない。
蓮琉くんも私もずっと笑ってる。
(二葉くんとだったら、なにを話したらいいのかわからなかったのにね。なんだか不思議。お兄ちゃんと蓮琉くん以外の男の子と2人きりになることなんてなかったからかな?)

「お。環から返信きた。」
蓮琉くんはポケットからだした携帯でメールを確認すると、少し眉をひそめすぐに返信をかえした。
「お兄ちゃん、なんて?」
「ん?ああ。今クラスのヤツと一緒だと。今日、南町のスーパーが広告出てたって、今朝母さんが言ってたけど。そっちに行ってみる?」
「遠回りになるから東町でいいよ?」
「大丈夫。自転車という強い味方がいますからね。」
「う~ん。じゃあ、お願いします。」
「かしこまりました。お嬢様。」
執事のように気取って礼をする蓮琉くんに私は笑い声をたてた。


「花奈?ぼうっとしてどうした?」
「ん?なんでもないよ。私、今日から腕たせ伏せしようかなあ。」
「なんで?」
「二の腕をね、ちょっときたえようかなあ、と。」
「ちょっと失礼。」
蓮琉くんが私の腕にそっと触れてきた。最初は恐る恐る。慣れてきたら少し大胆に感触を楽しむようにやわやわと触れる。
「んっ。くすぐったいよ?」
「ふふっ。ごめんね?気持ちよくて。ずっと触れていたいくらい。」
「もうっ。絶対、鍛えるからね。ムキムキになるからね。」
「ははっ。楽しみにしてるよ。」

(うう。これは出来ると思ってないな。確かに一日で挫折しそうだけど!)

なんだか悔しいので三日ぐらいは続けてみようと心に決める私だった。






















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