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中学生編
2 蓮琉
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彼女が環の部屋から出ていくのを笑顔で見送った俺は、布団の中の環に容赦なく蹴りをいれた。
「さっさと起きて準備しろよ?俺まで遅刻するだろうが。」
冷たく声をかけると、花奈がいくら起こしても起きなかった環が機嫌の悪そうな顔でのっそりと布団からでてきた。
「なんで蓮琉がここにいるわけ?」
「お前を迎えにきてやったんだよ。優しいだろ?感謝しろよ。」
「はあ?誰がするかよ。ボケてんのか?花奈がせっかく起こしてくれてるのに、邪魔してんじゃねえよ。もう少ししたら花奈が俺を起こすためにのっかって揺らしてくれるんだぞ?騎乗位だぜ?」
俺の幼馴染みの斎藤環は、儚い容姿とは正反対の肉食系男子というヤツだ。自分の天使のような外見をこいつはよくわかっており、周りを自分の都合のよいように操っている。俺も最初に出会った頃はうまく転がされていたが、本音で話す今となってはこいつのやり方があざとすぎて目を疑うことが多々ある。
妹である花奈も環が天使のような外見に、素直で健気な可愛らしい性格だと思っているみたいだが、とんでもない。
朝から起こしてくれる妹に欲情するようなヤツが天使なわけない。何が騎乗位だ。羨ましすぎるだろ。ふざけんな。
俺がじっとりと環を睨みつけていると、制服に着替える為、寝間着がわりのTシャツを脱ぎ捨てた環はイライラしたように俺のそばにやって来て、俺の制服のネクタイを引っ張った。
「しかも背後から抱きつきやがって。朝から発情してんじゃねえよ。」
「うるせえな。環に言われたくねえよ。さっさと着替えろよ。俺先に花奈のとこに行っとくわ。ゆっくり来ていいからな。」
俺はネクタイをつかむ環の手を叩き落とすと、部屋をでて階下の花奈のところに行くために歩き始めた。環が何か文句を言っていたが無視だ、無視。
環に出会ったのは小学2年生の時だ。
父親の仕事の都合で俺は環の家の隣に引越してきた。母親同士意気投合したこともあり、環とは同じ年ということもあり、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。環の母は仕事をしており、帰りが遅くなることもあるため、専業主婦の母をもつ俺の家で夕方まで一緒に過ごすこともあった。環もこの時はおっとりとした性格のように振る舞っており、どちらかと言うと落ち着いていて子供らしくない俺達は気があったようで、穏やかな毎日を送っていた。
ある日。環の両親の都合がどうしても難しいということで、環と彼の妹を日曜日に数時間うちで預かることになった。相手が保育園の年長ということで、自分より小さい子供とふれ合うことに慣れていない俺はすこし憂鬱だった。面倒だから適当に相手して放っておこう。環とは遊びたいが、幼児の相手はごめんだ。
そして、当日俺の家にやってきて、雛鳥のように環のそばにくっついて離れない環の妹を俺はこっそり観察した。
一言でいうなら、普通。
環の可愛らしさと比べると可哀想なくらい平凡な子だった。
環はクラスでもその可愛らしい外見でとても人気があった。みんなが環にかまってほしくて声をかける。俺も環ほど綺麗な子をみたことがなかったので、彼が俺を優先的に仲良くしてくれることがひそかに誇らしかった。俺もどちらかというと整った顔立ちで、モテる方だったが、環にはかなわない。だから、彼の妹が普通の外見をしていることを不思議に思ったが、環とつきあう上で彼女に特に興味がなかったのでわざわざ言葉にすることはなかった。
その日も彼女に挨拶はしたが、それ以上は特に話しかけることもなく環と一緒の時間を過ごしていた。俺にとって環と過ごすほうが大事だったから。彼女は俺の母親が一緒にお絵かきをして遊んでいた。
キッカケは今では思い出せないくらい些細なことだったと思う。2人でゲームをして遊んでいた俺達はケンカを始めてしまった。あまりケンカをしたことのない一人っ子の俺は大混乱した。環はむっつりと黙り込んで俺の方を見ようともしない。仲直りしたいのに、どうしたら良いのかわからず、無言の俺達は膠着状態に陥った。
(どうしよう。環を怒らせてしまった。どうしたらいい?)
見かねて仲を取り持とうとする母親の言葉にも意地をはってむっつり押し黙る俺と環。
心の中ではもう環に笑いかけてもらえないのではないかと絶望しかけていた俺の前に、気が付いたらちょこんと環の妹が座っていた。
首を傾げて俺と環をじっと見ている。
俺はイライラしていたこともあり、プイと視線を逸らした。
彼女はそんな俺に気を悪くすることもなく、ふっくらとした柔らかい手を俺に向かってのばしてきた。
「はるくん、おこってる?ぷんぷんさんあっちのお山にとんでいけ~」
(……………なんだそれ)
俺の頭をなでながら、歌うように話しかけてきた。俺は毒気をぬかれたようにキョトンと彼女を見返した。にこにこ笑っている彼女にどう返したらよいのかわからずに戸惑っていると、彼女は環のところに寄っていき、先ほどの歌を歌いながら環をなでた。綺麗な顔を能面のように固まらせていた環は、やがて仕方なさそうに表情をゆるめた。そして大切そうにひざにのせると、ぎゅっと抱きしめ、優しい眼差しを彼女にむけた。
(…………っ!)
初めて見た環の心からの微笑み。
今までの彼の微笑みは、対外的につくられたものとしか思えない。そのくらい、まったく違う微笑みだった。いつも笑顔で人当たりが良いが、環の中には彼の心の内側に入れない最終ラインみたいなものがあって。そこに入れない俺は少し寂しかったのだとその時に気がついた。
衝撃で言葉も出ない俺に、母親が話しかけてきた。
「あら、ふふふ。2人とも天使みたいね~。蓮琉も仲直りしてきたら?」
2人にだけ光があたって、まるで宗教画のようにおかしがたい雰囲気に話しかけることを躊躇していると、環の妹がふと俺をふりかえり、とことこ歩いてきて、俺にぎゅっと抱きついてきた。
「はるくんも、なかなおり。ね?」
腕の中の温かさに俺の頬も熱くなってきた。
(か……可愛い!)
あわあわしている俺からさり気なく彼女を自分の腕の中に呼び戻すと、環が少し照れたように声をかけてきた。
「あ~。その、悪かったな。」
「いや、俺もごめん。」
謝りあった俺達は、顔を見合わせて笑いあって、それからは3人で遊んだ。
環の妹にあわせたお絵かきやボール遊びだったが、兄弟のいない俺にとっては新鮮で、楽しい時間だった。
その日から、環との間の壁みたいなものがなくなった。遠慮なく話す環はただのシスコン野郎だった。しばらくたって、俺は環にどうして俺を優先的に仲良くししてくれたのか聞いたことがあった。環は少し考えて答えてくれた。
「だいたいのヤツは、必ず言ってくるんだ。環くんは可愛いけど、妹は普通だねって。蓮琉は最初に花奈と会った時から言わなかったからな。だからだよ。」
環の中心は、妹の花奈だと再確認した瞬間だった。
いつの頃からか、環と遊ぶのと同じくらい。いや、それ以上に花奈に会えるのを楽しみに隣の家に出入りしている自分に気がつく。
蓮琉くん、と花奈の可愛い声で呼ばれるとうれしくなる自分に驚きながらも幸せを感じる。
階下に下りると、朝ごはんのおむすびを食べている花奈と目があった。もぐもぐと口を動かしながら俺を見ると笑顔になる。
「蓮琉くん。お兄ちゃん起こしてくれてありがとう。蓮琉くんもおむすび食べる?私がにぎったから、蓮琉くんママみたいに美味しくないかもしれないけど」
「1つもらってもいい?」
「うん。いいよ。はいどうぞ。」
花奈から渡されたおむすびを頬張ると、俺はにっこりと笑った。
「うん。美味い。俺の好きな高菜だ。花奈、料理上手だな。いつでも嫁にいけるよ。」
「えへへ。ありがとう。」
照れくさそうに笑う花奈を抱きしめて、いっそ俺のとこに来ない?と言おうとした俺は殺気を感じて動きを止めた。
「あれ?なんか釣れたね。朝から発情してる動物かなあ。どこからまぎれこんだのかなあ。」
「環。ネクタイ引っ張るのやめろよな……」
「あはは。」
「お兄ちゃん、はい。おむすび。遅刻しちゃうよ?花奈もう家でるね。行ってきます!」
「りょーかい。いってらっしゃい。気をつけてな。お、俺の好きな鮭むすびじゃん。ラッキー!」
「………?」
「なに不思議そうな顔してんの?」
「俺のは俺が好きな高菜むすびだった。」
環は呆れたように俺を見て、花奈が作ってくれたおむすびを大事そうに持つと玄関にむかって歩きだした。今日は食べながら登校するつもりらしい。
「そんなの、花奈が俺らのために作ってくれたに決まってるだろ?お前は高菜で俺は鮭。よし。俺らも学校に行くか。」
環が俺を見て、天使のような微笑みを浮かべた。不覚にも胸がドキリとして頬に朱がはしる。
(ほんと、斎藤家の兄妹は……俺やられっぱなしなんだけど。)
だがそれもまた心地よい。
彼らといることが、とても好きだ。
「なにやってんの。行くぞ。」
俺より低い環の頭ををじっと眺める。その柔らかそうな髪を見ているとなでてやりたいと思うし、花奈の柔らかい体を見ると、抱きしめたいと思う俺は、少しイカれてるのだろうか。
「さっさと起きて準備しろよ?俺まで遅刻するだろうが。」
冷たく声をかけると、花奈がいくら起こしても起きなかった環が機嫌の悪そうな顔でのっそりと布団からでてきた。
「なんで蓮琉がここにいるわけ?」
「お前を迎えにきてやったんだよ。優しいだろ?感謝しろよ。」
「はあ?誰がするかよ。ボケてんのか?花奈がせっかく起こしてくれてるのに、邪魔してんじゃねえよ。もう少ししたら花奈が俺を起こすためにのっかって揺らしてくれるんだぞ?騎乗位だぜ?」
俺の幼馴染みの斎藤環は、儚い容姿とは正反対の肉食系男子というヤツだ。自分の天使のような外見をこいつはよくわかっており、周りを自分の都合のよいように操っている。俺も最初に出会った頃はうまく転がされていたが、本音で話す今となってはこいつのやり方があざとすぎて目を疑うことが多々ある。
妹である花奈も環が天使のような外見に、素直で健気な可愛らしい性格だと思っているみたいだが、とんでもない。
朝から起こしてくれる妹に欲情するようなヤツが天使なわけない。何が騎乗位だ。羨ましすぎるだろ。ふざけんな。
俺がじっとりと環を睨みつけていると、制服に着替える為、寝間着がわりのTシャツを脱ぎ捨てた環はイライラしたように俺のそばにやって来て、俺の制服のネクタイを引っ張った。
「しかも背後から抱きつきやがって。朝から発情してんじゃねえよ。」
「うるせえな。環に言われたくねえよ。さっさと着替えろよ。俺先に花奈のとこに行っとくわ。ゆっくり来ていいからな。」
俺はネクタイをつかむ環の手を叩き落とすと、部屋をでて階下の花奈のところに行くために歩き始めた。環が何か文句を言っていたが無視だ、無視。
環に出会ったのは小学2年生の時だ。
父親の仕事の都合で俺は環の家の隣に引越してきた。母親同士意気投合したこともあり、環とは同じ年ということもあり、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。環の母は仕事をしており、帰りが遅くなることもあるため、専業主婦の母をもつ俺の家で夕方まで一緒に過ごすこともあった。環もこの時はおっとりとした性格のように振る舞っており、どちらかと言うと落ち着いていて子供らしくない俺達は気があったようで、穏やかな毎日を送っていた。
ある日。環の両親の都合がどうしても難しいということで、環と彼の妹を日曜日に数時間うちで預かることになった。相手が保育園の年長ということで、自分より小さい子供とふれ合うことに慣れていない俺はすこし憂鬱だった。面倒だから適当に相手して放っておこう。環とは遊びたいが、幼児の相手はごめんだ。
そして、当日俺の家にやってきて、雛鳥のように環のそばにくっついて離れない環の妹を俺はこっそり観察した。
一言でいうなら、普通。
環の可愛らしさと比べると可哀想なくらい平凡な子だった。
環はクラスでもその可愛らしい外見でとても人気があった。みんなが環にかまってほしくて声をかける。俺も環ほど綺麗な子をみたことがなかったので、彼が俺を優先的に仲良くしてくれることがひそかに誇らしかった。俺もどちらかというと整った顔立ちで、モテる方だったが、環にはかなわない。だから、彼の妹が普通の外見をしていることを不思議に思ったが、環とつきあう上で彼女に特に興味がなかったのでわざわざ言葉にすることはなかった。
その日も彼女に挨拶はしたが、それ以上は特に話しかけることもなく環と一緒の時間を過ごしていた。俺にとって環と過ごすほうが大事だったから。彼女は俺の母親が一緒にお絵かきをして遊んでいた。
キッカケは今では思い出せないくらい些細なことだったと思う。2人でゲームをして遊んでいた俺達はケンカを始めてしまった。あまりケンカをしたことのない一人っ子の俺は大混乱した。環はむっつりと黙り込んで俺の方を見ようともしない。仲直りしたいのに、どうしたら良いのかわからず、無言の俺達は膠着状態に陥った。
(どうしよう。環を怒らせてしまった。どうしたらいい?)
見かねて仲を取り持とうとする母親の言葉にも意地をはってむっつり押し黙る俺と環。
心の中ではもう環に笑いかけてもらえないのではないかと絶望しかけていた俺の前に、気が付いたらちょこんと環の妹が座っていた。
首を傾げて俺と環をじっと見ている。
俺はイライラしていたこともあり、プイと視線を逸らした。
彼女はそんな俺に気を悪くすることもなく、ふっくらとした柔らかい手を俺に向かってのばしてきた。
「はるくん、おこってる?ぷんぷんさんあっちのお山にとんでいけ~」
(……………なんだそれ)
俺の頭をなでながら、歌うように話しかけてきた。俺は毒気をぬかれたようにキョトンと彼女を見返した。にこにこ笑っている彼女にどう返したらよいのかわからずに戸惑っていると、彼女は環のところに寄っていき、先ほどの歌を歌いながら環をなでた。綺麗な顔を能面のように固まらせていた環は、やがて仕方なさそうに表情をゆるめた。そして大切そうにひざにのせると、ぎゅっと抱きしめ、優しい眼差しを彼女にむけた。
(…………っ!)
初めて見た環の心からの微笑み。
今までの彼の微笑みは、対外的につくられたものとしか思えない。そのくらい、まったく違う微笑みだった。いつも笑顔で人当たりが良いが、環の中には彼の心の内側に入れない最終ラインみたいなものがあって。そこに入れない俺は少し寂しかったのだとその時に気がついた。
衝撃で言葉も出ない俺に、母親が話しかけてきた。
「あら、ふふふ。2人とも天使みたいね~。蓮琉も仲直りしてきたら?」
2人にだけ光があたって、まるで宗教画のようにおかしがたい雰囲気に話しかけることを躊躇していると、環の妹がふと俺をふりかえり、とことこ歩いてきて、俺にぎゅっと抱きついてきた。
「はるくんも、なかなおり。ね?」
腕の中の温かさに俺の頬も熱くなってきた。
(か……可愛い!)
あわあわしている俺からさり気なく彼女を自分の腕の中に呼び戻すと、環が少し照れたように声をかけてきた。
「あ~。その、悪かったな。」
「いや、俺もごめん。」
謝りあった俺達は、顔を見合わせて笑いあって、それからは3人で遊んだ。
環の妹にあわせたお絵かきやボール遊びだったが、兄弟のいない俺にとっては新鮮で、楽しい時間だった。
その日から、環との間の壁みたいなものがなくなった。遠慮なく話す環はただのシスコン野郎だった。しばらくたって、俺は環にどうして俺を優先的に仲良くししてくれたのか聞いたことがあった。環は少し考えて答えてくれた。
「だいたいのヤツは、必ず言ってくるんだ。環くんは可愛いけど、妹は普通だねって。蓮琉は最初に花奈と会った時から言わなかったからな。だからだよ。」
環の中心は、妹の花奈だと再確認した瞬間だった。
いつの頃からか、環と遊ぶのと同じくらい。いや、それ以上に花奈に会えるのを楽しみに隣の家に出入りしている自分に気がつく。
蓮琉くん、と花奈の可愛い声で呼ばれるとうれしくなる自分に驚きながらも幸せを感じる。
階下に下りると、朝ごはんのおむすびを食べている花奈と目があった。もぐもぐと口を動かしながら俺を見ると笑顔になる。
「蓮琉くん。お兄ちゃん起こしてくれてありがとう。蓮琉くんもおむすび食べる?私がにぎったから、蓮琉くんママみたいに美味しくないかもしれないけど」
「1つもらってもいい?」
「うん。いいよ。はいどうぞ。」
花奈から渡されたおむすびを頬張ると、俺はにっこりと笑った。
「うん。美味い。俺の好きな高菜だ。花奈、料理上手だな。いつでも嫁にいけるよ。」
「えへへ。ありがとう。」
照れくさそうに笑う花奈を抱きしめて、いっそ俺のとこに来ない?と言おうとした俺は殺気を感じて動きを止めた。
「あれ?なんか釣れたね。朝から発情してる動物かなあ。どこからまぎれこんだのかなあ。」
「環。ネクタイ引っ張るのやめろよな……」
「あはは。」
「お兄ちゃん、はい。おむすび。遅刻しちゃうよ?花奈もう家でるね。行ってきます!」
「りょーかい。いってらっしゃい。気をつけてな。お、俺の好きな鮭むすびじゃん。ラッキー!」
「………?」
「なに不思議そうな顔してんの?」
「俺のは俺が好きな高菜むすびだった。」
環は呆れたように俺を見て、花奈が作ってくれたおむすびを大事そうに持つと玄関にむかって歩きだした。今日は食べながら登校するつもりらしい。
「そんなの、花奈が俺らのために作ってくれたに決まってるだろ?お前は高菜で俺は鮭。よし。俺らも学校に行くか。」
環が俺を見て、天使のような微笑みを浮かべた。不覚にも胸がドキリとして頬に朱がはしる。
(ほんと、斎藤家の兄妹は……俺やられっぱなしなんだけど。)
だがそれもまた心地よい。
彼らといることが、とても好きだ。
「なにやってんの。行くぞ。」
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