童話のようにはならなくて

runa69

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後に分かる聞くことの大切さ

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それから三日後。



アレス王子殿下の無事に沸かされていた国に新たな吉報が降って湧いた。



あの堅物と名高い、第一王子が。



あの女嫌いでむしろ男の方がいけるのではないかと囁かれていた、第一王子が。



妻を娶るため、4週間後に盛大な夜会を開くというのだ。



しかも夜会に招待されているのは貴族階級のものだけではない。



中流階級、労働階級の者も分け隔てなく招かれるというのだ。



そのせいで町中の仕立て屋は右に左にと大忙し。



布や人手が足りなく、王宮にも助けが求められるほどになった。



もちろん王宮も、幸せな結婚は難しいだろうと勝手に考えていたアレスの結婚騒動に泣くほど喜んだが、一向に花嫁の名前さえも明らかにならない。



これはもしや空想物語?空想嫁?とざわざわしたが、あの公務でしか出掛けなかったアレスが執務の合間を縫って連日連夜と言ってもいいほど出掛けている。



もしかしなくてもこれは噂の花嫁と逢瀬を重ねているのだろう。



いやそうに違いない。



そのため国王は臣下と共にシャラノワールへ祈りを捧げながら、夜会当日の日を待ち続けた。





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