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第1章 人生、終わった
第4ガチャ アイテムガチャ① N・マル秘な一度だけ開ける魔法の鍵
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社畜マインド、と聞くと何を想像する?
社畜マインドって何?とAIに聞くと、彼はこう答える。
「会社に飼いならされた家畜のように、自分の意志や生活よりも会社の言うことに盲目的に従う意識」、と。
それはそうなんだけど、この症状は行き過ぎると面白い効果を発揮することとなる。それが…何を言われても無感情になる、ということ。…ここに移動する前に、調べたことがあるから、間違いない。
いわゆる『鬱』の症状ではあるが、別の見方をすれば、何を言われてもぶっ壊れたメンタルはもう戻らないので言われたことが全部同じに聞こえてしまうという瞬間が来る。
どれだけひどい言葉を言われようと、どれだけ冷たい態度をされようと。
「言われてもしょうがない、給料をもらえるだけでもありがたいんだから!!」
仕事を失い、給料を失うことに恐怖しなぜか自己犠牲が常態化しすぎてしまうのだ。
厭味を言われようと、理不尽な残業を押し付けられようとしても…全部右から左に流れ、ただ黙々と仕事をこなし続ける。そして、ふと我に返った瞬間、今まで言われた嫌なことが大した問題ではなくなってしまう、無敵な状態と進化する。
私、前原 律葉はまさにそれ。
会うたび嫌味を言ういわゆるお局的な存在がいたのだけど、最終的には何も感じないし、恐怖も感じなくなった。それは後に私の嫌味耐性スキルとして身についた。
決して、誇れることではないけど…今日も今日とて、継母はとにかく私の存在を無き者にしたいらしい…。
「おはようございます!」
「……」
じゃあ、そもそも顔を合わせなければいいのに、って?
残念、この家の方針で「朝は全員で食事をする」という決まりがある以上、この人がこの私の顔を合わせるのは同然なのだ。
(ふふん、ご愁傷様)
そう。何も恐れることはない。
だってこの人…実は転生する前の私と似たような年齢!一度ぶっ壊れたメンタルはやり直しという最高のバフのおかげで、今の私には継母と対抗する術があるのだ!!
(…なんて考えれるなら、とっとと転職すればよかったな…て、まともな私の心の声が聞こえる…)
「…リッハシャル」
「……はっ!はい、お父様」
いけない、ここは思考の海に浸っている場合じゃなかった。
「好きな食べ物は、…なんだ?」
「へ?」
いきなり何を??
あ、でもそうか。そう言えば…この身体の元の持ち主は、継母と父親に無視されることが辛くて、この朝食に参加したことがあまりなかったみたい。
ちらりと、父の表情を見ると…眉間にしわを寄せて、こちらを見てる。
(コレ、別に怒っているわけじゃないのよね)
「えっと…その、コレ)
ツン、と朝食に出たクロワッサンらしきものをフォークで刺す。
現代で言うと見るからにクロワッサンだけど、違う可能性も考えてのことだ。
「サクサクしてて、ふわふわで…美味しい」
「…そうか。それは、クロッセンというんだ」
「くろっせん…」
え?そうなの?!
すると、父は何かをひらめいた様子でにやりと笑った。
「…明日から、毎日出すように。アレンジも忘れずに」
「はい。旦那様」
「ま、毎日…?」
毎日はさすがに…という気はしなくもない。すると伯爵はいきなりそわそわし、私の皿に自分のクロッセンをそっと乗せた。
「こ、子供は食べねば大きくならん。…もう一つ、食べると言い」
「あ、ありがとう…その、おとうさま」
「ん…ごほん!」
せっかく乗せてくれたクロッセンだけど、ちょっと大きい。
切るのも難しくまごまごしていると、伯爵は皿をさっと自分の方に戻し、食べやすい大きさにカットしてくれた。
「明日からは、もっと小さいものを用意してやる」
「…う、うん!」
これって多分、伯爵なりに大分娘を気遣ってくれてるよね。
(ふうん…)
この身体に残る、リッハシャルの記憶。
父はいつも寝たきりの母を心配し、娘の私は放置されていた。
処刑ルートでは、母の死後父は継母との関係を修復することに時間を費やしていたらしく、娘の顔を見ようとしなかった。
愛していた人と顔が似ているから、とかそう言う理由もあるのかもしれない。
でも…それよりも、彼は恐らく家の存続と新たに生まれた後継の男子の教育を最優先にしたから…気が付いた時には、娘との関係がもう修復できないくらいにこじれてしまったのかもしれない。
(不器用…なのかなあ?)
そう言えば、私自身…律葉の時の父親がそう言う人間だった。
仕事一筋、仕事優先。求めるのは結果のみ、曲がったことを赦さぬ生粋の銀行員。その仕事ぶりが評価されて、ある程度の地位を手に入れたけれど。
それが、なんだというんだろう?
…そんな父親が、私は大嫌いだった。
そう言う意味でも、私はこの場所で、父親という存在と改めて向き合わなければならない。
「でも、美味しい」
小さくカットしたクロッセンは、ちょっとだけ甘い味がしたのだった。
**
重苦しい沈黙の朝食を終え、私は自室に戻る。
「ヒマだ…」
この世界には当然ながらスマホはないし、テレビもない。
そして、日々残業の毎日のせいで、私には碌な趣味がなかった。働き過ぎは本当にダメね。
休日と言えば、都市伝説とか、心霊系の動画を見あさってごろごろするのがルーティーンだったし、目に見えない世界を想像するだけでも楽しかった。
…実際こんな経験をするとは思っていなかったけど。
「そう言えば、あれ以来神様ガチャが来ないな…」
別に他力本願、というわけでもない。
ただ、どういう仕組みで動いているのかとか、どういうタイミングであれが空から落ちてくるのか、それさえわかればいいのに。
「ん?…心霊系」
そう言えば、母の葬式の時見たあの幽霊がどうしたんだろう。成仏したのかな?
そう考えた時、ふと、カタン…と何もいないところから音がした。
「え?」
振り返り、音のする方を見る…どうやら、机の上に置いてある羽根ペンが倒れたらしい。
「?」
どうして突然倒れたんだろう?
首をかしげていると…その羽ペンは勝手に動き、文字を書き始めた。
「え…え?え???」
思わずベッドから飛び降り、目の前で起きている不思議な出来事を信じられない思いで見た。
「う、動いてる…動いてる?!!ウソ…!」
あ、でもどうしよう、この世界の文字がわからない。
おろおろしていると、ひんやりとした空気を感じ、振り返る。
ふわふわとした煙のような物が一か所に集まり、やがて人の形になった。…母親だ。
「あ…あなた、リッハシャルの、お母さん…?」
黒いか身をゆらゆらとなびかせ、彼女は机の上に書かれた文字を指さした。
―――あの女を、許さない。
「!」
これは…あの女って。
「もしかして…継母、ロザベーリのこと…?」
こくん、と頷く表情は氷のように冷たい。
「な、何があったの…?」
私が尋ねると、彼女は再び机の上にあるペンを指さした。
―――毒を、盛られた。
「毒…って」
今度はカタカタと机の引き出しが揺れる。
(ぽ、ぽぽるたーがいすと!!?)
怒涛の初めての心霊現象に、なぜか胸が躍る。だって初めて見るのよ?
そして、最後にガタン!!と激しい音を立てて、引き出しが飛び出してきたと思ったら…見慣れた金色の丸い物体が私に向かって転がってきた…。
「あれ?これ…ガチャ玉。ガチャ?!え、今??」
その玉は、何かを催促するようにびくびく動き、私の周りを転がりまわる。
『ボーナスガチャの時間です!!ガチャを引きますか?!』
「ぼ、ボーナスって…」
だから何のガチャで!!どういう種類のものが入ってるのよ!!
「相変わらず不親切な…!!」
『カウントを始めます!10.9.8』
え。どうしよう?!
毎回毎回いいことばっかじゃないよね?はずれとかもあるのかな?!
『5,4、さ』
「引きます!!引いてやるわよこの野郎!!!」
えい、もうどうにでもなれ!!!
ぱあ、と眩い光が私を包み、カラカラカラ…と何かが回る音がした。そして…
『ぱんぱかぱーん!N・一度だけ開ける魔法の鍵!ゲットしましたーーー!!!』
「一度だけ…開ける、鍵?!」
ふわふわとマル秘と日本語で書かれた小さな紙袋が落ちてきた…
「マル秘…」
開いてみると、中には一本の太い針金が入っていた。
「は、針金…?!」
針金でどうしろと?!
しかもマル秘って…俗っぽいっていうか、どういうセンス??
その詳細を聞きたくとも、もうそこには何もなかった。いつも通りの部屋で、母親の幽霊の姿すら消えてしまっている。
(…幽霊が見える体質、なのかな、このリッハシャルって)
ただ、テーブルに倒れた羽ペンと、走り書きで書かれた文字は消えていなかった。
確証はないけど、あれは母親が遺したダイイングメッセージみたいな…そういうものに間違いないんだろう。
メイドの子に読んでもらうのは、気が引けるし。
「そうか…勉強すればいいんだ!」
そうよ、わからないことは自分で調べればいい!!
文字もかけるようになって、そうしたら、このリッハシャルの人生はもっと拓けたものになるっていう確信がある!
「知識って…最強の武器だよね!!!!」
何を隠そう。私は、某大学を首席で合格できる力を持っているんだからね!
社畜マインドって何?とAIに聞くと、彼はこう答える。
「会社に飼いならされた家畜のように、自分の意志や生活よりも会社の言うことに盲目的に従う意識」、と。
それはそうなんだけど、この症状は行き過ぎると面白い効果を発揮することとなる。それが…何を言われても無感情になる、ということ。…ここに移動する前に、調べたことがあるから、間違いない。
いわゆる『鬱』の症状ではあるが、別の見方をすれば、何を言われてもぶっ壊れたメンタルはもう戻らないので言われたことが全部同じに聞こえてしまうという瞬間が来る。
どれだけひどい言葉を言われようと、どれだけ冷たい態度をされようと。
「言われてもしょうがない、給料をもらえるだけでもありがたいんだから!!」
仕事を失い、給料を失うことに恐怖しなぜか自己犠牲が常態化しすぎてしまうのだ。
厭味を言われようと、理不尽な残業を押し付けられようとしても…全部右から左に流れ、ただ黙々と仕事をこなし続ける。そして、ふと我に返った瞬間、今まで言われた嫌なことが大した問題ではなくなってしまう、無敵な状態と進化する。
私、前原 律葉はまさにそれ。
会うたび嫌味を言ういわゆるお局的な存在がいたのだけど、最終的には何も感じないし、恐怖も感じなくなった。それは後に私の嫌味耐性スキルとして身についた。
決して、誇れることではないけど…今日も今日とて、継母はとにかく私の存在を無き者にしたいらしい…。
「おはようございます!」
「……」
じゃあ、そもそも顔を合わせなければいいのに、って?
残念、この家の方針で「朝は全員で食事をする」という決まりがある以上、この人がこの私の顔を合わせるのは同然なのだ。
(ふふん、ご愁傷様)
そう。何も恐れることはない。
だってこの人…実は転生する前の私と似たような年齢!一度ぶっ壊れたメンタルはやり直しという最高のバフのおかげで、今の私には継母と対抗する術があるのだ!!
(…なんて考えれるなら、とっとと転職すればよかったな…て、まともな私の心の声が聞こえる…)
「…リッハシャル」
「……はっ!はい、お父様」
いけない、ここは思考の海に浸っている場合じゃなかった。
「好きな食べ物は、…なんだ?」
「へ?」
いきなり何を??
あ、でもそうか。そう言えば…この身体の元の持ち主は、継母と父親に無視されることが辛くて、この朝食に参加したことがあまりなかったみたい。
ちらりと、父の表情を見ると…眉間にしわを寄せて、こちらを見てる。
(コレ、別に怒っているわけじゃないのよね)
「えっと…その、コレ)
ツン、と朝食に出たクロワッサンらしきものをフォークで刺す。
現代で言うと見るからにクロワッサンだけど、違う可能性も考えてのことだ。
「サクサクしてて、ふわふわで…美味しい」
「…そうか。それは、クロッセンというんだ」
「くろっせん…」
え?そうなの?!
すると、父は何かをひらめいた様子でにやりと笑った。
「…明日から、毎日出すように。アレンジも忘れずに」
「はい。旦那様」
「ま、毎日…?」
毎日はさすがに…という気はしなくもない。すると伯爵はいきなりそわそわし、私の皿に自分のクロッセンをそっと乗せた。
「こ、子供は食べねば大きくならん。…もう一つ、食べると言い」
「あ、ありがとう…その、おとうさま」
「ん…ごほん!」
せっかく乗せてくれたクロッセンだけど、ちょっと大きい。
切るのも難しくまごまごしていると、伯爵は皿をさっと自分の方に戻し、食べやすい大きさにカットしてくれた。
「明日からは、もっと小さいものを用意してやる」
「…う、うん!」
これって多分、伯爵なりに大分娘を気遣ってくれてるよね。
(ふうん…)
この身体に残る、リッハシャルの記憶。
父はいつも寝たきりの母を心配し、娘の私は放置されていた。
処刑ルートでは、母の死後父は継母との関係を修復することに時間を費やしていたらしく、娘の顔を見ようとしなかった。
愛していた人と顔が似ているから、とかそう言う理由もあるのかもしれない。
でも…それよりも、彼は恐らく家の存続と新たに生まれた後継の男子の教育を最優先にしたから…気が付いた時には、娘との関係がもう修復できないくらいにこじれてしまったのかもしれない。
(不器用…なのかなあ?)
そう言えば、私自身…律葉の時の父親がそう言う人間だった。
仕事一筋、仕事優先。求めるのは結果のみ、曲がったことを赦さぬ生粋の銀行員。その仕事ぶりが評価されて、ある程度の地位を手に入れたけれど。
それが、なんだというんだろう?
…そんな父親が、私は大嫌いだった。
そう言う意味でも、私はこの場所で、父親という存在と改めて向き合わなければならない。
「でも、美味しい」
小さくカットしたクロッセンは、ちょっとだけ甘い味がしたのだった。
**
重苦しい沈黙の朝食を終え、私は自室に戻る。
「ヒマだ…」
この世界には当然ながらスマホはないし、テレビもない。
そして、日々残業の毎日のせいで、私には碌な趣味がなかった。働き過ぎは本当にダメね。
休日と言えば、都市伝説とか、心霊系の動画を見あさってごろごろするのがルーティーンだったし、目に見えない世界を想像するだけでも楽しかった。
…実際こんな経験をするとは思っていなかったけど。
「そう言えば、あれ以来神様ガチャが来ないな…」
別に他力本願、というわけでもない。
ただ、どういう仕組みで動いているのかとか、どういうタイミングであれが空から落ちてくるのか、それさえわかればいいのに。
「ん?…心霊系」
そう言えば、母の葬式の時見たあの幽霊がどうしたんだろう。成仏したのかな?
そう考えた時、ふと、カタン…と何もいないところから音がした。
「え?」
振り返り、音のする方を見る…どうやら、机の上に置いてある羽根ペンが倒れたらしい。
「?」
どうして突然倒れたんだろう?
首をかしげていると…その羽ペンは勝手に動き、文字を書き始めた。
「え…え?え???」
思わずベッドから飛び降り、目の前で起きている不思議な出来事を信じられない思いで見た。
「う、動いてる…動いてる?!!ウソ…!」
あ、でもどうしよう、この世界の文字がわからない。
おろおろしていると、ひんやりとした空気を感じ、振り返る。
ふわふわとした煙のような物が一か所に集まり、やがて人の形になった。…母親だ。
「あ…あなた、リッハシャルの、お母さん…?」
黒いか身をゆらゆらとなびかせ、彼女は机の上に書かれた文字を指さした。
―――あの女を、許さない。
「!」
これは…あの女って。
「もしかして…継母、ロザベーリのこと…?」
こくん、と頷く表情は氷のように冷たい。
「な、何があったの…?」
私が尋ねると、彼女は再び机の上にあるペンを指さした。
―――毒を、盛られた。
「毒…って」
今度はカタカタと机の引き出しが揺れる。
(ぽ、ぽぽるたーがいすと!!?)
怒涛の初めての心霊現象に、なぜか胸が躍る。だって初めて見るのよ?
そして、最後にガタン!!と激しい音を立てて、引き出しが飛び出してきたと思ったら…見慣れた金色の丸い物体が私に向かって転がってきた…。
「あれ?これ…ガチャ玉。ガチャ?!え、今??」
その玉は、何かを催促するようにびくびく動き、私の周りを転がりまわる。
『ボーナスガチャの時間です!!ガチャを引きますか?!』
「ぼ、ボーナスって…」
だから何のガチャで!!どういう種類のものが入ってるのよ!!
「相変わらず不親切な…!!」
『カウントを始めます!10.9.8』
え。どうしよう?!
毎回毎回いいことばっかじゃないよね?はずれとかもあるのかな?!
『5,4、さ』
「引きます!!引いてやるわよこの野郎!!!」
えい、もうどうにでもなれ!!!
ぱあ、と眩い光が私を包み、カラカラカラ…と何かが回る音がした。そして…
『ぱんぱかぱーん!N・一度だけ開ける魔法の鍵!ゲットしましたーーー!!!』
「一度だけ…開ける、鍵?!」
ふわふわとマル秘と日本語で書かれた小さな紙袋が落ちてきた…
「マル秘…」
開いてみると、中には一本の太い針金が入っていた。
「は、針金…?!」
針金でどうしろと?!
しかもマル秘って…俗っぽいっていうか、どういうセンス??
その詳細を聞きたくとも、もうそこには何もなかった。いつも通りの部屋で、母親の幽霊の姿すら消えてしまっている。
(…幽霊が見える体質、なのかな、このリッハシャルって)
ただ、テーブルに倒れた羽ペンと、走り書きで書かれた文字は消えていなかった。
確証はないけど、あれは母親が遺したダイイングメッセージみたいな…そういうものに間違いないんだろう。
メイドの子に読んでもらうのは、気が引けるし。
「そうか…勉強すればいいんだ!」
そうよ、わからないことは自分で調べればいい!!
文字もかけるようになって、そうしたら、このリッハシャルの人生はもっと拓けたものになるっていう確信がある!
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