ある中学生のお話

花咲 春来

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プロローグ

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母「真守!大河!お父さんのとこからはなれるわよ!」

その時の俺は幼くて記憶も曖昧だ。
ただ分かるのは7つ上の兄、大河と母と俺は浮気した父から離れるために家を出たと言うことだ。
「なんで…お父さんを置いて行くの?」
まだ3才だった俺は理解が出来なかった。
「お父さんはね、一番やってはいけないことをしちゃったの、だから離れないといけないの」

そこから記憶が途切れている。
俺は今中学3年生…これから話すのは小学校から今まであった出来事。
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