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母ちゃんと父さんとオレ
2話
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オレはユウトくんとハルさんとも仲良くなった
今のところ上手くやれてる
これからどうなるかわからないけど
母ちゃんと父さん
ユウトくんとハルさん
オレにとって大切な人たちが
幸せになってくれたらいい
オレはオレに出来る事を頑張る
小学校に通ってると、クラスでいじめが流行り出した
いじめの標的はオレじゃないけど
オレはそれを止めたいと思った
友達でもないのにそう思った
でも、どうしたらいいのか…
オレは学校終わってから、ユウトくんたちのとこへ遊びに行った
今日はハルさんの家でままごとの日だ
「カオくん、ユウトったら今日も給食残したのよ~」
「なに?!…ユウト、食べ物は残してはいけないと言ったろ?」
「ご、ごめんよ父ちゃん…」
「なんで残したんだ?」
「うーん…まずくて…」
「まずくても食べるの!!」
「母ちゃん、でも…」
「いや、待て母さん…ユウト、他の子もそう言うのか?」
「言ってるよ…残してる」
「そうか」
「でも、食べ物残したらいけないんだよ~」
「それは母さんの言う通りだが、まずく作るやつはもっと悪い…本当にまずいならユウトは悪くない…父ちゃん、学校に行って、文句言ってやる」
「カオくん、カッコいい!!」
「ブバフw」
「何笑うのよ~」
「いや、だってw…これ、ままごとっぽくねえだろww」
「うんw」
「あはははw」
「ねえ、ユウトくん…」
「ん?」
「最近さ、オレのクラスでいじめがあってさ…」
「まさかカオくんがいじめられてんのか?…それだったらソイツらただじゃおかねえぞ」
「おお~、ユウくんカッコいい」
「マジ?カッコ良かった?」
「うんw」
「いや、オレじゃないんだよw…でもありがとう」
「ソイツは友達なのか?…なんならそのいじめてるやつ、オレがぶっ飛ばしてやろうか?」
「ううん、そんな事したらユウトくんが大変な事になるし、奴らがいじめをやめるかもわからないよ」
「うーん…どうすんだ?」
「カオくん、優しいねえ」
「…オレ、父さんに相談してみる…大人ならなんかいい考えあるかもしれない…で、もしも手伝って欲しい事あった時は頼んでもいい?」
「おう、まかせろ」
「アタシも手伝う!」
「ハルはあぶねえかもしれねえから、すっこんでろよ」
「アタシ仲間はずれ…ウル」
「いや、そうじゃねえって…わかった、危なくない事はやらせるよ」
「うん」
「あはは、ありがと…なるべく2人には迷惑かけないようにするよ」
「気にするなよ…ダチだろ?…カオくんのせいで迷惑かかっても、オレは全然気にしねえから」
「ありがと…(やっぱりユウトくんなんだなあ…)」
「カオくん、今日はカオくんの両親、家にいる?」
「え?…たぶん」
「カオくん、そろそろ帰るだろ?」
「うん」
「今日はオレもついてっていいか?」
「なんで?…そのいじめの相談?」
「違くてさ…いつか行かないとって思っててさ…謝りに」
「なにを?」
「カオくん殴ったこと…ハルのパパンにはもう謝ったから、今度はカオくんの番だ」
「いいのに、別に…」
「いや、そうさせてくれよ…な?」
「勇気あるなあ…やっぱユウトくんはカッコいいね」
「ね、カッコいい」
「へへ///」
そうして、ユウトくんと一緒に家に帰ると、ユウトくんはまず母ちゃんに謝った
「カオくんのママ…ユウトっていいます…オレ、前にカオくんを殴ったの謝りに来ました…ごめんなさい!」
「そうだったの…わざわざ謝りに来るなんて、勇気あるねぇ…ナデナデ」
「ごめんなさい…」
「ね、母ちゃん、ユウトくんはカッコいいんだ」
「ほんとだねぇw…ユウトくん、もう頭上げて…わたしはもうなんとも思ってないから…ね?」
「はい…ありがとうございます」
「ユウトくん、まだ帰らなくて大丈夫?」
「あ、はい…オレは遅くても大丈夫です」
「じゃあごはん一緒に食べていってよw…カオくんも嬉しいよね?」
「うん」
「そ、そう?///…でも悪いよ」
「遠慮しないのw」
「じゃ、じゃあ…///」
「ユウトくん、ごはん出来るまで、オレの部屋で待ってよ…いこ」
「うん」
「カオくんのママ、美人だなあ」
「そう?w…オレもそう思う…父さんもわりとカッコいいんだ…でも、そのわりにオレはそうでもないんだよねw」
「いや、カオくんはかっけぇよ」
「そんな事ないよw…ゴソゴソ」
「なにそれ、宿題?」
「うん…さっさと終わらせちゃう」
「おお~…早えw…すげ~なカオくん…」
「簡単だよw」
「オレ…全然勉強出来ねえんだよ…」
勉強が出来ないユウトくん…
逆に勉強出来るオレ…
前回とまるで逆になってる
「ユウトくん、オレ教えるよ」
「え?…マジで?…嫌いなんだよ、オレ」
「わからないからつまらないんだよ…わかると楽しくなるよ…一緒にやろうよ」
それからオレは、宿題を使ってユウトくんに勉強を教えた
ユウトくんは教えるとすぐに理解した
やっぱりユウトくんは頭も良い
「おお~w…カオくん、学校の先生よりわかりやすいじゃんw…全然楽しいよ」
「良かったw…勉強は出来て損はないよ」
「たしかにw」
「カオくん、ユウトくん…ごはんよー」
「はーい」
「はーい」
一緒にリビングに下りると、父さんが帰ってて座ってた
ユウトくんは早速、父さんにも自己紹介して謝った
「いや、立派だ…大人でもこう潔くは出来ない…立派だ、ユウトくん…オレはもう怒ってないよw…いつでも遊びに来るといいよ」
「はい!ありがとうございます!」
「さすがだなあ、ユウトくん」
「いや…オレが今こうするつもりになったのは、カオくんのおかげだ…」
「ええ?…オレ?」
「うん…オレ、暴れるからさ…みんなから嫌われてたんだ…それがムカつくからオレはもっとひねくれたんだ…みんなはオレを怖がったり、ゴキでも見るような目で見て、誰も話しかけてくれなかった」
「そうなの…」
「はい…でもカオくんはなぜか殴られても優しくしてくれた…友達って…言ってくれました…初めて会って、殴ったやつに…どうしてなのかわからなかったけど…オレはそれが嬉しくて…カオくんと遊ぶようになったら、オレはもう悪い事しようなんて思わなくなりました」
「そう…グス…カオくん、偉かったね」
「ああ…さすがカオルだ」
「え?…へへ///」
「さあ、じゃあ…ごはん食べようか…いただきます」
「「いただきます」」
「ねえ、父さん」
「ん?」
「最近ね、オレのクラスでいじめがあるんだよ」
「…まさかカオくんがいじめられてるの?」
「違うよ、母ちゃんw…オレじゃないけど、やめさせたいんだよ…」
「そんで、カオくんはパパさんに知恵を借りたいそうです」
「なるほど…そうだな…ちょっと待ってろ」
そう言うと父さんは、前の使わなくなったスマホを持ってきた
「そういうの、いくらいじめをしていたと言っても、口だけじゃダメなんだ…証拠がいる」
「証拠…」
「ああ、今度そのいじめの現場があったら、コイツで動画を撮ってくればいい」
「ああ、なるほど~…で、その動画を先生たちに見せるの?」
「いや、先生たちに見せても、ちゃんと動くかどうかは微妙だ」
「なんでですか?」
「大人はね、体面…見栄を張るんだよ…こんないじめがあったりして、問題があると、学校や先生の評判が悪くなってしまうからね…それでも良い先生ならちゃんとやってくれるけど、そうじゃない人もいるんだ」
「汚ねえな…」
「うん…」
「でも、どんなやつでも、証拠があればなんも言い返せなくなる…法律があるからね…そのいじめに合ってる子には悪いけど、もう何度かいじめに合ってもらって、カオくんはその様子を動画に撮るんだ…で、その時にケガとかしたら、そのケガも写真で撮る…それをバレないようにやる」
「うん、まかせて!」
「それが成功したら、その動画をいじめられてる子の両親に見せよう…それは父さんが一緒に行くよ…その時に父さんの知り合いの弁護士を紹介してあげる…カオくんはだから、証拠集め以外、何もしない方がいい」
「…わかった!」
「ハッキリ言って、カオくんに出来る事はそこまでだよ…後はそれぞれの問題だから」
「うん」
「バレないように気をつけてね」
「うん、まかせて」
「大丈夫かな…母ちゃん心配…」
「大丈夫…ギュ…オレはやる」
「カオくんかっけぇなw」
その後、ユウトくんの自転車を父さんの車に積んで、みんなでユウトくんちに送り届けた
そんで、ユウトくんの両親と挨拶した
後日、オレはバッチリ証拠を集めた
周りはみんな小学2年生だから、バレないようにするのは簡単だった
そしてオレはいじめられてる子に、こっそり連絡先を聞いて
父さんと一緒に、その子の家に行き、両親に見せた
その子の父さんはめちゃくちゃ怒って、お母さんは泣いてその子に謝ってた
父さんは弁護士の名刺を渡して
その子の両親から猛烈に感謝されてから
家に帰った
「カオくん、偉いな…それによくオレに相談してくれたなあ」
「う、うん…いじめてる奴、ぶん殴りたかったけど、それするとまた問題になると思って…」
「うんうん…賢いw…正解だ…ナデナデ」
「あとは上手い事収まればいいな」
「なるよw…あの弁護士さんは優秀な人だから」
「へぇぇ…父さんすごいね!」
「カオくんの父さんだからなw」
「あははw」
その後、しばらくすると、いじめっ子はおとなしくなった
担任の先生は学校をやめる事になった
オレは弁護士ってすごいと思った
だから、オレも弁護士を目指そうとこの時思った
オレはクラスでポツポツと友達も出来たし
3学期にはクラス委員にも抜擢された
前の人生とだいぶ違う
それが良いのかわからない
母ちゃんは幸せになれるだろうか
その事だけが心配だった
今のところ上手くやれてる
これからどうなるかわからないけど
母ちゃんと父さん
ユウトくんとハルさん
オレにとって大切な人たちが
幸せになってくれたらいい
オレはオレに出来る事を頑張る
小学校に通ってると、クラスでいじめが流行り出した
いじめの標的はオレじゃないけど
オレはそれを止めたいと思った
友達でもないのにそう思った
でも、どうしたらいいのか…
オレは学校終わってから、ユウトくんたちのとこへ遊びに行った
今日はハルさんの家でままごとの日だ
「カオくん、ユウトったら今日も給食残したのよ~」
「なに?!…ユウト、食べ物は残してはいけないと言ったろ?」
「ご、ごめんよ父ちゃん…」
「なんで残したんだ?」
「うーん…まずくて…」
「まずくても食べるの!!」
「母ちゃん、でも…」
「いや、待て母さん…ユウト、他の子もそう言うのか?」
「言ってるよ…残してる」
「そうか」
「でも、食べ物残したらいけないんだよ~」
「それは母さんの言う通りだが、まずく作るやつはもっと悪い…本当にまずいならユウトは悪くない…父ちゃん、学校に行って、文句言ってやる」
「カオくん、カッコいい!!」
「ブバフw」
「何笑うのよ~」
「いや、だってw…これ、ままごとっぽくねえだろww」
「うんw」
「あはははw」
「ねえ、ユウトくん…」
「ん?」
「最近さ、オレのクラスでいじめがあってさ…」
「まさかカオくんがいじめられてんのか?…それだったらソイツらただじゃおかねえぞ」
「おお~、ユウくんカッコいい」
「マジ?カッコ良かった?」
「うんw」
「いや、オレじゃないんだよw…でもありがとう」
「ソイツは友達なのか?…なんならそのいじめてるやつ、オレがぶっ飛ばしてやろうか?」
「ううん、そんな事したらユウトくんが大変な事になるし、奴らがいじめをやめるかもわからないよ」
「うーん…どうすんだ?」
「カオくん、優しいねえ」
「…オレ、父さんに相談してみる…大人ならなんかいい考えあるかもしれない…で、もしも手伝って欲しい事あった時は頼んでもいい?」
「おう、まかせろ」
「アタシも手伝う!」
「ハルはあぶねえかもしれねえから、すっこんでろよ」
「アタシ仲間はずれ…ウル」
「いや、そうじゃねえって…わかった、危なくない事はやらせるよ」
「うん」
「あはは、ありがと…なるべく2人には迷惑かけないようにするよ」
「気にするなよ…ダチだろ?…カオくんのせいで迷惑かかっても、オレは全然気にしねえから」
「ありがと…(やっぱりユウトくんなんだなあ…)」
「カオくん、今日はカオくんの両親、家にいる?」
「え?…たぶん」
「カオくん、そろそろ帰るだろ?」
「うん」
「今日はオレもついてっていいか?」
「なんで?…そのいじめの相談?」
「違くてさ…いつか行かないとって思っててさ…謝りに」
「なにを?」
「カオくん殴ったこと…ハルのパパンにはもう謝ったから、今度はカオくんの番だ」
「いいのに、別に…」
「いや、そうさせてくれよ…な?」
「勇気あるなあ…やっぱユウトくんはカッコいいね」
「ね、カッコいい」
「へへ///」
そうして、ユウトくんと一緒に家に帰ると、ユウトくんはまず母ちゃんに謝った
「カオくんのママ…ユウトっていいます…オレ、前にカオくんを殴ったの謝りに来ました…ごめんなさい!」
「そうだったの…わざわざ謝りに来るなんて、勇気あるねぇ…ナデナデ」
「ごめんなさい…」
「ね、母ちゃん、ユウトくんはカッコいいんだ」
「ほんとだねぇw…ユウトくん、もう頭上げて…わたしはもうなんとも思ってないから…ね?」
「はい…ありがとうございます」
「ユウトくん、まだ帰らなくて大丈夫?」
「あ、はい…オレは遅くても大丈夫です」
「じゃあごはん一緒に食べていってよw…カオくんも嬉しいよね?」
「うん」
「そ、そう?///…でも悪いよ」
「遠慮しないのw」
「じゃ、じゃあ…///」
「ユウトくん、ごはん出来るまで、オレの部屋で待ってよ…いこ」
「うん」
「カオくんのママ、美人だなあ」
「そう?w…オレもそう思う…父さんもわりとカッコいいんだ…でも、そのわりにオレはそうでもないんだよねw」
「いや、カオくんはかっけぇよ」
「そんな事ないよw…ゴソゴソ」
「なにそれ、宿題?」
「うん…さっさと終わらせちゃう」
「おお~…早えw…すげ~なカオくん…」
「簡単だよw」
「オレ…全然勉強出来ねえんだよ…」
勉強が出来ないユウトくん…
逆に勉強出来るオレ…
前回とまるで逆になってる
「ユウトくん、オレ教えるよ」
「え?…マジで?…嫌いなんだよ、オレ」
「わからないからつまらないんだよ…わかると楽しくなるよ…一緒にやろうよ」
それからオレは、宿題を使ってユウトくんに勉強を教えた
ユウトくんは教えるとすぐに理解した
やっぱりユウトくんは頭も良い
「おお~w…カオくん、学校の先生よりわかりやすいじゃんw…全然楽しいよ」
「良かったw…勉強は出来て損はないよ」
「たしかにw」
「カオくん、ユウトくん…ごはんよー」
「はーい」
「はーい」
一緒にリビングに下りると、父さんが帰ってて座ってた
ユウトくんは早速、父さんにも自己紹介して謝った
「いや、立派だ…大人でもこう潔くは出来ない…立派だ、ユウトくん…オレはもう怒ってないよw…いつでも遊びに来るといいよ」
「はい!ありがとうございます!」
「さすがだなあ、ユウトくん」
「いや…オレが今こうするつもりになったのは、カオくんのおかげだ…」
「ええ?…オレ?」
「うん…オレ、暴れるからさ…みんなから嫌われてたんだ…それがムカつくからオレはもっとひねくれたんだ…みんなはオレを怖がったり、ゴキでも見るような目で見て、誰も話しかけてくれなかった」
「そうなの…」
「はい…でもカオくんはなぜか殴られても優しくしてくれた…友達って…言ってくれました…初めて会って、殴ったやつに…どうしてなのかわからなかったけど…オレはそれが嬉しくて…カオくんと遊ぶようになったら、オレはもう悪い事しようなんて思わなくなりました」
「そう…グス…カオくん、偉かったね」
「ああ…さすがカオルだ」
「え?…へへ///」
「さあ、じゃあ…ごはん食べようか…いただきます」
「「いただきます」」
「ねえ、父さん」
「ん?」
「最近ね、オレのクラスでいじめがあるんだよ」
「…まさかカオくんがいじめられてるの?」
「違うよ、母ちゃんw…オレじゃないけど、やめさせたいんだよ…」
「そんで、カオくんはパパさんに知恵を借りたいそうです」
「なるほど…そうだな…ちょっと待ってろ」
そう言うと父さんは、前の使わなくなったスマホを持ってきた
「そういうの、いくらいじめをしていたと言っても、口だけじゃダメなんだ…証拠がいる」
「証拠…」
「ああ、今度そのいじめの現場があったら、コイツで動画を撮ってくればいい」
「ああ、なるほど~…で、その動画を先生たちに見せるの?」
「いや、先生たちに見せても、ちゃんと動くかどうかは微妙だ」
「なんでですか?」
「大人はね、体面…見栄を張るんだよ…こんないじめがあったりして、問題があると、学校や先生の評判が悪くなってしまうからね…それでも良い先生ならちゃんとやってくれるけど、そうじゃない人もいるんだ」
「汚ねえな…」
「うん…」
「でも、どんなやつでも、証拠があればなんも言い返せなくなる…法律があるからね…そのいじめに合ってる子には悪いけど、もう何度かいじめに合ってもらって、カオくんはその様子を動画に撮るんだ…で、その時にケガとかしたら、そのケガも写真で撮る…それをバレないようにやる」
「うん、まかせて!」
「それが成功したら、その動画をいじめられてる子の両親に見せよう…それは父さんが一緒に行くよ…その時に父さんの知り合いの弁護士を紹介してあげる…カオくんはだから、証拠集め以外、何もしない方がいい」
「…わかった!」
「ハッキリ言って、カオくんに出来る事はそこまでだよ…後はそれぞれの問題だから」
「うん」
「バレないように気をつけてね」
「うん、まかせて」
「大丈夫かな…母ちゃん心配…」
「大丈夫…ギュ…オレはやる」
「カオくんかっけぇなw」
その後、ユウトくんの自転車を父さんの車に積んで、みんなでユウトくんちに送り届けた
そんで、ユウトくんの両親と挨拶した
後日、オレはバッチリ証拠を集めた
周りはみんな小学2年生だから、バレないようにするのは簡単だった
そしてオレはいじめられてる子に、こっそり連絡先を聞いて
父さんと一緒に、その子の家に行き、両親に見せた
その子の父さんはめちゃくちゃ怒って、お母さんは泣いてその子に謝ってた
父さんは弁護士の名刺を渡して
その子の両親から猛烈に感謝されてから
家に帰った
「カオくん、偉いな…それによくオレに相談してくれたなあ」
「う、うん…いじめてる奴、ぶん殴りたかったけど、それするとまた問題になると思って…」
「うんうん…賢いw…正解だ…ナデナデ」
「あとは上手い事収まればいいな」
「なるよw…あの弁護士さんは優秀な人だから」
「へぇぇ…父さんすごいね!」
「カオくんの父さんだからなw」
「あははw」
その後、しばらくすると、いじめっ子はおとなしくなった
担任の先生は学校をやめる事になった
オレは弁護士ってすごいと思った
だから、オレも弁護士を目指そうとこの時思った
オレはクラスでポツポツと友達も出来たし
3学期にはクラス委員にも抜擢された
前の人生とだいぶ違う
それが良いのかわからない
母ちゃんは幸せになれるだろうか
その事だけが心配だった
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