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魔界
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アレス「ただいま~」
カストロ「おかえり~」
ドルフ「今日は遅かったなあ」
アレス「ああ、うん…一緒に城でメシ食ってたw」
ゼブル「…それってその…お偉いさんたちとも一緒に?」
アレス「ああ」
ドルフ「大丈夫なのか?…バレちゃって…」
アレス「わからない…けど、なんとかなるよ」
カストロ「…楽観的だなあ」
アレス「もう過ぎた事を言っても仕方ないだけさw…それに明日はまおちゃんをここへ呼んだからな」
ゼブル「…え?!」
ドルフ「な、なんだってぇ?!」
カストロ「マジで?!」
アレス「うん…あとまおちゃんの側近のミゼルも来るよ」
ドルフ「…そ、そう」
ゼブル「ミゼル…オレ、苦手だぜ…」
アレス「ミゼルも言ってたぞw…『あの傲慢な奴と友達なのか?』ってw」
ゼブル「…まあ、言われても仕方ないけど…」
ミリア「今はいい奴だから気にすんなよ!…バシ!」
ゼブル「お、おうw」
アレス「わははははww…ま、そういうことだから、多少はほら…掃除するぞ」
カストロ「い、今から?!」
アレス「そうだよ…明日は料理作るから、掃除してる時間ないだろ?…ドルフたちは仕事だし…」
ドルフ「ああ…えぇ…けど、魔王様来るなら…オレも一緒したいなあ…明日は休んじまうかな…」
ゼブル「休めるのか?」
ドルフ「…うーん…言うだけ言ってみる」
アレス「なら掃除だ掃除」
ドルフ「う、うん」
カストロ「人生ゲームも片した方がいいよな?」
アレス「…いや、人生ゲームは明日、まおちゃんにもやってもらうから…そのままでいい」
ゼブル「マジでか…」
ミリア「やるのよ」
カストロ「ほんとアレスは…なんていうかすごいよなあ…普通には出来ない事をアッサリやっちゃうよね…」
ドルフ「ほんとだよ…だいたいからしてさ、人の会社に乗り込んでケンカ売ってさ、返事が曖昧だからって理由で、躊躇なく目に指突っ込んでくるもんな」
ゼブル「…あれはオレも見てて震えた」
カストロ「…実はオレもw…スカッとしたけど、ビビったw」
ドルフ「普通じゃねえから勇者なんだろうけどさ…魔王様も底知れないけど、アレスは計り知れないよなぁ」
ゼブル「ああ…」
アレス「…ゼブル、これは大事?…捨てたら困る?」
ゼブル「それはオレにはもう要らないけど、便利だぞ?」
アレス「…なんなのこれ?」
ドルフ「これはさ…紙を重ねてこう…バチ…ほら…まとめられるんだ」
アレス「…すげえΣ(゚д゚υ)」
ミリア「おお~!!…アタシこれ欲しい」
ゼブル「あげるよw」
ミリア「やったあ!٩(*❛⊰❛)۶」
アレス「良かったなあw…ナデナデ…これ高い物だろ?…金は払うよ」
ゼブル「いやw…そこいらで売ってるよ…安いしいいよ」
ミリア「ありがと!!…大事な物入れにしまってくる!」
アレス「うんうんw」
ゼブル「…大事な物入れ…たかだかあんなもんなのに…ウル」
アレス「値段なんかじゃないのさ…お前との思い出なんだから」
ゼブル「……ポロ」
ゼブルは俯いて、涙を見られまいとした
そんなゼブルをみんなは見ないように、掃除を再開した
ミリアの『大事な物入れ』は魔法の実が入っていた小箱だ
それを一つ、ミリアは大事な物入れとして使っている
その中には、もう使用済みになった、カストロを呼び出した笛も入ってる
他人からはゴミに見えても、『思い出』を感じられるものは金では買えない
バスケットやキャリアが壊れるような事が万一あっても、オレはミリアのその小箱だけは守りたいと思う
掃除も終わり、その日は寝た
翌日
ドルフは会社の休みを交代する形で、この日は休みにした
ドルフ「8連勤になっちまうけど仕方ない…」
カストロ「そんなに会いたいんだ?…魔王様に」
ドルフ「だって普通にこんな事ってないだろw」
カストロ「まあそうだけどさ…勇者と一緒に暮らしてるってだけでも、珍しい事じゃん」
ドルフ「…たしかにw」
アレス「ははw…じゃあちょっと迎えに行ってくるわ」
ボレアスの部屋
アレス「よっ」
ボレアス「おお、アレス…待っていたよ」
ミリア「まおちゃん、ミゼルちゃんは?」
ボレアス「…今呼ぶね」
ミゼル「お待たせしました」
ボレアス「ああ…で、どうやって行くのだ?…この人数で転移は…出来るのかい?」
ミリア「出来るけど…でもそうじゃないのよ」
アレス「ああw…ま、見てな」
オレはポケットからキャリアを出して、窓から外にドラゴンの力で出し、浮かせた
ミリア「えい!」
ミリアが魔法をかけ、キャリアは元の大きさに戻った
ボレアス「…これは?」
ミゼル「なんです?…というか、なぜ浮いてるのですか?」
アレス「昨日言ったろ?…魔法じゃない特別な力だよ…」
オレはミリアを抱え、キャリアまで飛び、ミリアを中に入れ、後部座席のドアを開いた
アレス「まおちゃん、乗りな?」
ボレアス「あ、ああ…す、少し怖いな」
アレス「まおちゃんは飛べない?」
ボレアス「飛べない…」
アレス「ほら…手、持っててやるから」
ボレアス「あ、うん…ギュ…よ…ほ…ふう」
アレス「ミゼルもおいで」
ミゼル「…こ、怖いです…」
アレス「ミゼルも飛べないか」
ミゼル「あ、はい…」
アレス「しょうがないな」
ミゼル「わ!わ!」
ミゼルを浮かせ、後部座席へと入れた
ボレアス「おう」
ミゼル「あ…陛下…申し訳ございません…ギュ」
ボレアス「…き、気にするな…大丈夫か?」
ミゼル「は、はい」
アレス「ドア閉めるぞ…」
ドアを閉め、運転席に乗り込んだ
アレス「これはオレの力で浮かせてる、ただの乗り物さ…これでゼブルんちまで行く」
ボレアス「すごい…」
ミゼル「ほんと…」
アレス「もっと高くまで上がって…それから向かうよ」
前にも言ったが、上空からだと景色がまるで違っていて、わかりづらい
アレス「…いろいろ飛んでやりたいけど、迷うと大変だから、そのまま向かうよ」
ボレアス「わかった」
ミゼル「…すごい…飛んでるわ…」
ボレアス「ああ…」
アレス「なんで魔界って空が赤いのかね」
ミゼル「それは瘴気のせいです…それと、光の性質が関係しています」
アレス「お…すごく興味深い…聞かせて?」
ミゼル「はい…光というのは波長というのがあります…ウネウネウネウネと短いものや、緩やかなものが」
アレス「…ふむ」
ミゼル「そして、青に近い光ほど波長がウネウネと短くなり、赤に近いほど緩やかになってます」
アレス「…ほうほう」
ミゼル「波長というのは…例えていうと、持ったひもを揺らして波だたせるように動かすのを想像してください」
アレス「…うん」
ミゼル「短い間隔でウネウネさせるには、手を早く動かしますね?」
アレス「うんうん」
ミゼル「それには当然、使う力も大きい力が必要になります」
アレス「うん」
ミゼル「逆に言うと、その大きな力が短い波にはあるということになります」
アレス「…なるほど」
ミゼル「しかし、波が細かい分、届く距離が短くなります…同じ長さのひもも細かい波にしたものと、緩やかな波にしたものでは、届く長さは違いますよね?…わかりますか?」
アレス「わかるわかる!」
ミゼル「なので、人間の世界では昼間は空が青いと思いますが…それは太陽からの距離が近いので、力のある青い光が届くからなのです」
アレス「へぇぇ!!…そうなんだ!」
ミゼル「そして、太陽が沈むと遠くなりますから…そうなると、青い光は届かなくなり、届く距離が長い赤の光が届くようになるのです」
アレス「…だから夕方は空が赤くなるのか!」
ミゼル「はい…ですが瘴気という物質は、青い光を届きにくくする性質があるのです…でも、完全に遮るわけではないので、赤い光と混ざり、こういう紫に近い赤色の空になるというわけです」
アレス「…そうなんだ…すげぇ…魔族ってそんなことがわかるほどの文明なんだ…」
ミリア「アタシにはちんぷんかんぷんなのよ…」
アレス「あとでわかりやすく説明するね」
ミリア「うん!…そしたら日記に書く」
アレス「うんうんw…ナデナデ」
ボレアス「…アレスは今の説明で理解出来たのか?」
アレス「出来たよ?…すげ~ミゼルの説明はわかりやすかったよ?」
ボレアス「いや、そうだが…全く知らない事を、そんなすぐに理解できるのはすごいな…」
アレス「そうかね?…ミゼルの説明が良かったからだよ」
ミゼル「ありがとうございます」
アレス「…けど、この赤い空はけっこう綺麗だよな…」
ボレアス「私もそう思う」
アレス「でもさ…明るさが少ないよな…オレはさ…魔族が情に薄いのも、他人に関心がないのも、この薄暗い空のせいだと思ってる…」
ボレアス「…そういうものかね?」
アレス「違うかもだけど…明るさって気分を変えるだろ?…人間はそうだよ…天気の良し悪しで、気分も変わる…雨だと悲しい、寂しい気持ちになったり…晴れてれば嬉しい、楽しい気持ちになったり…」
ミゼル「それは…たしかに思います…」
アレス「魔界は晴れててもこの明るさだからさ…なんていうか…言い方悪いけど無味乾燥な世界というか…そういうふうになっちゃってるんじゃねえかってさ」
ボレアス「ふむ…かもしれんな…」
ミゼル「しかし我々は…この瘴気も必要ですから…」
アレス「うん…そうなんだよな…どうしようもない事だよな…だけどさ…この赤い空はオレは好きだ…」
ボレアス「それはなんだか嬉しいな」
ミゼル「ですね…」
ミリア「あ!…お兄ちゃん、そろそろなのよ!」
アレス「おΣ(゚д゚υ)…あやうく通り過ぎるとこだぜ…降りるよ」
オレはキャリアを降ろして、知った道の上を飛ばした
アレス「ごめん、知った道じゃないとわからなくなるんだ」
ボレアス「…案外空を飛ぶのは大変なのだな」
ミゼル「…たしかに上からだと景色が違うものですね」
アレス「そうなんだ」
ミリア「アタシは昔から飛ぶから、少しはわかるのよ」
アレス「あ、そっか…すげ~ミリアw」
ミリア「へへ~んw」
そうして、程なくして、ゼブルの家に到着した
カストロ「おかえり~」
ドルフ「今日は遅かったなあ」
アレス「ああ、うん…一緒に城でメシ食ってたw」
ゼブル「…それってその…お偉いさんたちとも一緒に?」
アレス「ああ」
ドルフ「大丈夫なのか?…バレちゃって…」
アレス「わからない…けど、なんとかなるよ」
カストロ「…楽観的だなあ」
アレス「もう過ぎた事を言っても仕方ないだけさw…それに明日はまおちゃんをここへ呼んだからな」
ゼブル「…え?!」
ドルフ「な、なんだってぇ?!」
カストロ「マジで?!」
アレス「うん…あとまおちゃんの側近のミゼルも来るよ」
ドルフ「…そ、そう」
ゼブル「ミゼル…オレ、苦手だぜ…」
アレス「ミゼルも言ってたぞw…『あの傲慢な奴と友達なのか?』ってw」
ゼブル「…まあ、言われても仕方ないけど…」
ミリア「今はいい奴だから気にすんなよ!…バシ!」
ゼブル「お、おうw」
アレス「わははははww…ま、そういうことだから、多少はほら…掃除するぞ」
カストロ「い、今から?!」
アレス「そうだよ…明日は料理作るから、掃除してる時間ないだろ?…ドルフたちは仕事だし…」
ドルフ「ああ…えぇ…けど、魔王様来るなら…オレも一緒したいなあ…明日は休んじまうかな…」
ゼブル「休めるのか?」
ドルフ「…うーん…言うだけ言ってみる」
アレス「なら掃除だ掃除」
ドルフ「う、うん」
カストロ「人生ゲームも片した方がいいよな?」
アレス「…いや、人生ゲームは明日、まおちゃんにもやってもらうから…そのままでいい」
ゼブル「マジでか…」
ミリア「やるのよ」
カストロ「ほんとアレスは…なんていうかすごいよなあ…普通には出来ない事をアッサリやっちゃうよね…」
ドルフ「ほんとだよ…だいたいからしてさ、人の会社に乗り込んでケンカ売ってさ、返事が曖昧だからって理由で、躊躇なく目に指突っ込んでくるもんな」
ゼブル「…あれはオレも見てて震えた」
カストロ「…実はオレもw…スカッとしたけど、ビビったw」
ドルフ「普通じゃねえから勇者なんだろうけどさ…魔王様も底知れないけど、アレスは計り知れないよなぁ」
ゼブル「ああ…」
アレス「…ゼブル、これは大事?…捨てたら困る?」
ゼブル「それはオレにはもう要らないけど、便利だぞ?」
アレス「…なんなのこれ?」
ドルフ「これはさ…紙を重ねてこう…バチ…ほら…まとめられるんだ」
アレス「…すげえΣ(゚д゚υ)」
ミリア「おお~!!…アタシこれ欲しい」
ゼブル「あげるよw」
ミリア「やったあ!٩(*❛⊰❛)۶」
アレス「良かったなあw…ナデナデ…これ高い物だろ?…金は払うよ」
ゼブル「いやw…そこいらで売ってるよ…安いしいいよ」
ミリア「ありがと!!…大事な物入れにしまってくる!」
アレス「うんうんw」
ゼブル「…大事な物入れ…たかだかあんなもんなのに…ウル」
アレス「値段なんかじゃないのさ…お前との思い出なんだから」
ゼブル「……ポロ」
ゼブルは俯いて、涙を見られまいとした
そんなゼブルをみんなは見ないように、掃除を再開した
ミリアの『大事な物入れ』は魔法の実が入っていた小箱だ
それを一つ、ミリアは大事な物入れとして使っている
その中には、もう使用済みになった、カストロを呼び出した笛も入ってる
他人からはゴミに見えても、『思い出』を感じられるものは金では買えない
バスケットやキャリアが壊れるような事が万一あっても、オレはミリアのその小箱だけは守りたいと思う
掃除も終わり、その日は寝た
翌日
ドルフは会社の休みを交代する形で、この日は休みにした
ドルフ「8連勤になっちまうけど仕方ない…」
カストロ「そんなに会いたいんだ?…魔王様に」
ドルフ「だって普通にこんな事ってないだろw」
カストロ「まあそうだけどさ…勇者と一緒に暮らしてるってだけでも、珍しい事じゃん」
ドルフ「…たしかにw」
アレス「ははw…じゃあちょっと迎えに行ってくるわ」
ボレアスの部屋
アレス「よっ」
ボレアス「おお、アレス…待っていたよ」
ミリア「まおちゃん、ミゼルちゃんは?」
ボレアス「…今呼ぶね」
ミゼル「お待たせしました」
ボレアス「ああ…で、どうやって行くのだ?…この人数で転移は…出来るのかい?」
ミリア「出来るけど…でもそうじゃないのよ」
アレス「ああw…ま、見てな」
オレはポケットからキャリアを出して、窓から外にドラゴンの力で出し、浮かせた
ミリア「えい!」
ミリアが魔法をかけ、キャリアは元の大きさに戻った
ボレアス「…これは?」
ミゼル「なんです?…というか、なぜ浮いてるのですか?」
アレス「昨日言ったろ?…魔法じゃない特別な力だよ…」
オレはミリアを抱え、キャリアまで飛び、ミリアを中に入れ、後部座席のドアを開いた
アレス「まおちゃん、乗りな?」
ボレアス「あ、ああ…す、少し怖いな」
アレス「まおちゃんは飛べない?」
ボレアス「飛べない…」
アレス「ほら…手、持っててやるから」
ボレアス「あ、うん…ギュ…よ…ほ…ふう」
アレス「ミゼルもおいで」
ミゼル「…こ、怖いです…」
アレス「ミゼルも飛べないか」
ミゼル「あ、はい…」
アレス「しょうがないな」
ミゼル「わ!わ!」
ミゼルを浮かせ、後部座席へと入れた
ボレアス「おう」
ミゼル「あ…陛下…申し訳ございません…ギュ」
ボレアス「…き、気にするな…大丈夫か?」
ミゼル「は、はい」
アレス「ドア閉めるぞ…」
ドアを閉め、運転席に乗り込んだ
アレス「これはオレの力で浮かせてる、ただの乗り物さ…これでゼブルんちまで行く」
ボレアス「すごい…」
ミゼル「ほんと…」
アレス「もっと高くまで上がって…それから向かうよ」
前にも言ったが、上空からだと景色がまるで違っていて、わかりづらい
アレス「…いろいろ飛んでやりたいけど、迷うと大変だから、そのまま向かうよ」
ボレアス「わかった」
ミゼル「…すごい…飛んでるわ…」
ボレアス「ああ…」
アレス「なんで魔界って空が赤いのかね」
ミゼル「それは瘴気のせいです…それと、光の性質が関係しています」
アレス「お…すごく興味深い…聞かせて?」
ミゼル「はい…光というのは波長というのがあります…ウネウネウネウネと短いものや、緩やかなものが」
アレス「…ふむ」
ミゼル「そして、青に近い光ほど波長がウネウネと短くなり、赤に近いほど緩やかになってます」
アレス「…ほうほう」
ミゼル「波長というのは…例えていうと、持ったひもを揺らして波だたせるように動かすのを想像してください」
アレス「…うん」
ミゼル「短い間隔でウネウネさせるには、手を早く動かしますね?」
アレス「うんうん」
ミゼル「それには当然、使う力も大きい力が必要になります」
アレス「うん」
ミゼル「逆に言うと、その大きな力が短い波にはあるということになります」
アレス「…なるほど」
ミゼル「しかし、波が細かい分、届く距離が短くなります…同じ長さのひもも細かい波にしたものと、緩やかな波にしたものでは、届く長さは違いますよね?…わかりますか?」
アレス「わかるわかる!」
ミゼル「なので、人間の世界では昼間は空が青いと思いますが…それは太陽からの距離が近いので、力のある青い光が届くからなのです」
アレス「へぇぇ!!…そうなんだ!」
ミゼル「そして、太陽が沈むと遠くなりますから…そうなると、青い光は届かなくなり、届く距離が長い赤の光が届くようになるのです」
アレス「…だから夕方は空が赤くなるのか!」
ミゼル「はい…ですが瘴気という物質は、青い光を届きにくくする性質があるのです…でも、完全に遮るわけではないので、赤い光と混ざり、こういう紫に近い赤色の空になるというわけです」
アレス「…そうなんだ…すげぇ…魔族ってそんなことがわかるほどの文明なんだ…」
ミリア「アタシにはちんぷんかんぷんなのよ…」
アレス「あとでわかりやすく説明するね」
ミリア「うん!…そしたら日記に書く」
アレス「うんうんw…ナデナデ」
ボレアス「…アレスは今の説明で理解出来たのか?」
アレス「出来たよ?…すげ~ミゼルの説明はわかりやすかったよ?」
ボレアス「いや、そうだが…全く知らない事を、そんなすぐに理解できるのはすごいな…」
アレス「そうかね?…ミゼルの説明が良かったからだよ」
ミゼル「ありがとうございます」
アレス「…けど、この赤い空はけっこう綺麗だよな…」
ボレアス「私もそう思う」
アレス「でもさ…明るさが少ないよな…オレはさ…魔族が情に薄いのも、他人に関心がないのも、この薄暗い空のせいだと思ってる…」
ボレアス「…そういうものかね?」
アレス「違うかもだけど…明るさって気分を変えるだろ?…人間はそうだよ…天気の良し悪しで、気分も変わる…雨だと悲しい、寂しい気持ちになったり…晴れてれば嬉しい、楽しい気持ちになったり…」
ミゼル「それは…たしかに思います…」
アレス「魔界は晴れててもこの明るさだからさ…なんていうか…言い方悪いけど無味乾燥な世界というか…そういうふうになっちゃってるんじゃねえかってさ」
ボレアス「ふむ…かもしれんな…」
ミゼル「しかし我々は…この瘴気も必要ですから…」
アレス「うん…そうなんだよな…どうしようもない事だよな…だけどさ…この赤い空はオレは好きだ…」
ボレアス「それはなんだか嬉しいな」
ミゼル「ですね…」
ミリア「あ!…お兄ちゃん、そろそろなのよ!」
アレス「おΣ(゚д゚υ)…あやうく通り過ぎるとこだぜ…降りるよ」
オレはキャリアを降ろして、知った道の上を飛ばした
アレス「ごめん、知った道じゃないとわからなくなるんだ」
ボレアス「…案外空を飛ぶのは大変なのだな」
ミゼル「…たしかに上からだと景色が違うものですね」
アレス「そうなんだ」
ミリア「アタシは昔から飛ぶから、少しはわかるのよ」
アレス「あ、そっか…すげ~ミリアw」
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