勇者と妖精の恋と冒険

ヨッシー

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勇者と妖精と猫の生活

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社長「その当時は会社ってより、まだ大きめな農家って感じでさ、プレハブって仮設の住宅みたいなのが事務所みたいな感じでね…」
ミリア「じむしょって?」
エウレカ「経費だとか、税金とか、売上げとか、みんなへの給料とかの管理したり、その他いろいろ…机に向かってする仕事をする場所だよ」
アレス「ふんふん…」
エウレカ「その事務所で事務員として働きに来てた女性が、今の社長の奥さんだよw」
社長「バカお前w…いいんだよ、そんな事はw」
アレス「あはははww…美龍か?」
社長「オレはそう思ってるw」
エウレカ「キレイですよ~…いかにも仕事できますって感じの、芯の強そうな美龍って感じです」
社長「おっw…エウレカがそういうふうに褒めてたって言っとくわw」
エウレカ「い、いいですよ~///」
アレス「はははw…美龍かどうかなんて、社長がそう思ってれば関係ないなw…人間はさ、年齢で見た目もけっこう老いて変わっちまうけど、ドラゴンもそう?」
社長「ああ、そうだね…うーん…けど何百年単位くらいじゃないかな?」
エウレカ「そうですね~」
アレス「ツツジさんは見た感じどう?…おばさんぽい?」
社長「ツツジさんはそりゃ、中年ていうのはわかるけど…それでもめちゃくちゃかわいいと思う」
エウレカ「や、やめてくださいよ~…親のそういうの聞きたくないですw」
アレス「あはははw…わりぃw…ノトスは?」
社長「ノトスさんは万人受けする見た目じゃないけど、好きな奴は好きなタイプだね…オレは好みだよ…キレイってよりかわいい?…うーん…わかるかな?…そういう言葉も合ってるっちゃ合ってるけど…なんて言えばいいか…」
アレス「わかるわかるww…あれだろ?…時々、ある角度とか仕草とかでドキッとくるようなw」
社長「そうそうそうw」
エウレカ「あはは…」
ミリア「エウレカちゃんはノトスちゃんはどう見てるのよ」
エウレカ「え~///…とってもかわいいと思うよ…」
アレス「それだけ?」
社長「それだけ?」
エウレカ「え~…その…なんていうか、ノトスちゃんは格闘家でめちゃくちゃ強いですよね?」
社長「うんうん」
エウレカ「そういう『強い』ってイメージのある龍がその…普通の女の子…女の子って歳じゃないけど、そういうふうに見える時がたまらなくかわいいというか…」
アレス「わかるわかるww」
社長「ギャップ萌えだな?」
エウレカ「はい///…ま、まあ、見た目もすごく好きです…」
アレス「良いこと良いことw」
社長「アレスさんから見たミリアちゃんはどうなの?」
アレス「ミリアはたぶん、誰がどう見ても美しくもあり、かわいくもあり、キレイでもある外見だと思うよ」
ミリア「おお~٩(*❛⊰❛)۶」
アレス「オレにはミリア以上に美しいものは存在しないと思う…それはオレの気持ち的にも芸術的にも…人間じゃないとわからないだろうけどねw」
社長「へぇぇ!…芸術的にもかあ」
エウレカ「絶世の美女って感じ?」
アレス「だと思う…少なくとも、そのうちの一人には入るよ…好みは人それぞれでも、ミリアを美しくないと思う奴はいないと思うよ…オレは一瞬で心が奪われたし…今こう見てもそう思う」
ミリア「えへへ///」
社長「それでいて良い子だもんなぁ」
アレス「うん、そうなんだよ…って言うけど、実際はミリアが一番年齢はこの中じゃ上だけどなw」
社長「…そうなの?!」
アレス「だと思う…社長は?」
社長「オレは1100歳くらい」
アレス「ミリアは2000歳だよ」
社長「げげw…ビックリw」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「きっと見た目も振る舞いも少女っぽいから、オレもそう見ちゃうけど、せめて見た目が大人だったら違うく見えるのかな?」
ミリア「アタシは子どもと思われててもいいよ…知らない事いっぱいだし」
エウレカ「でも、知らないだけで頭は良いよね」
アレス「そうなんだよ!…いや、さすがエウレカはわかってるなw」
ミリア「そうなの?」
エウレカ「うん…ノトスちゃんや父さんには悪いけど、きっと二人よりも頭は良いよ…なんていうか、学習能力とか理解力とか記憶力が優れてる」
アレス「それな!」
社長「へぇぇ~!」
ミリア「なんか嬉しい///」
アレス「オレも嬉しいw…かわいいミリア…ギュ」
社長「イチャつくなw」
アレス「ごめんなさいw…かなり話それたけど、タイガが来たのは社長の会社が出来てどのくらい経ってから?」
社長「どのくらいだ?」
エウレカ「たぶん、600年くらいは経ってたと思います…」
アレス「ずいぶん後なんだなぁ…」
エウレカ「まあそうだねぇ」
社長「その時もまだこんなでけぇ建物の会社じゃなくて、規模のデカい農家って感じだったな…エウレカも農作業してたし」
エウレカ「ですね~」
アレス「よくタイガが降ってきたのわかったな?」
エウレカ「そりゃわかるよ…あそこが畑だったんだから」
アレス「あ、そうなの?!…今は違うんだ?」
エウレカ「うん…あそこの土はあまり良くないからね、あの土地は売って、今の土地になったんだよ…ていうか、そのキッカケになったのがタイガだった…それに、タイガが降ってきた時、あそこの地面が畑だったから、タイガはかろうじて生きてたんだと思うよ…硬い地面なら即死だったよ、きっと」
アレス「…たしかに!」
社長「あん時はみんなビビったし、気味悪がっててさw…けど、エウレカだけはすぐに助けに行ったんだよ」
アレス「やっぱお前は優しいなあ…」
エウレカ「え///…いや、アレスだってそうするでしょw」
ミリア「するねw」
アレス「…するねw」
エウレカ「当時は今ほどエリクシールは高くはなくてね…それでも高かったけど…母さんがオレに『お守り』って…この袋に、コツコツ貯めたお金で買ったエリクシールを入れて、オレにくれたんだよ…ウル…それを持ってたから、オレはタイガを助けられたんだ」
アレス「…待って…ウル…そのツツジさんの気持ちに泣く…」
ミリア「うん…グス」
社長「…グス」
エウレカ「あの時、袋を手に持った時はさ…少しだけためらったよ…母さんがオレの為に買ってくれたのに、こんなわけのわからない生物に使っていいのか?って」
アレス「ああ…そりゃ当然そう思うよ」
エウレカ「でも…オレにはタイガが悪い奴にはなぜか見えなくて…本当になぜかそうは見えなくて、助けなきゃって思ったし、オレがそう思ったのにエリクシールを渋って使わなくて死んだら…きっと母さんはオレを嫌いになると思ったんだ…だから使ったんだ」
社長「…オレはエウレカのその気持ちを聞いた時、やっぱあの二人の子なんだって改めて思ったよ…ツツジさんやエウロスさんが、見ず知らずのオレに手を差し伸べたのと一緒だよな…」
アレス「ああ…」
エウレカ「みんな気味悪がって、オレの事も敬遠気味になったけど、社長だけは『それが治るまで休んでていい、そばに居てやれ』って言ってくれたんだよ」
アレス「さすが社長!」
ミリア「フワッフゥ♪」
社長「ブフww」
エウレカ「二週間くらい経つとタイガは元気になってさ…『恩返しする』って言って、農作業を手伝ってくれたんだよ…でも、タイガはドラゴンより全然小さいし、力もないからさ…みんな邪魔にしてたよ」
アレス「ああ…だろうね」
エウレカ「でも、タイガはひたむきに真面目に頑張ってさ…三年くらい経ったら、みんなタイガに対して心を許すようになってた」
社長「それはお前のおかげってのも大きいぞ」
エウレカ「そ、そうですかね?///」
アレス「そうだよw」
ミリア「そうよ~」
エウレカ「…へへ///…で、オレの受け持ちの畑で一緒に栽培をしててさ、ドラグーンは実が成るまで10年かかるって話をしたらさ」
アレス「うん」
エウレカ「タイガは驚いて…でも、『土を変えればもっと早くならないかな?』って言ったんだよ…畑の土はあまり栄養がないように思うって言ってさ」
アレス「ふんふん」
エウレカ「そんで、オレはタイガを背中に乗せて、いろんな場所に行って、いろんな土をとってきて、栽培を試したんだよね…タイガと二人で」
アレス「うん」
エウレカ「タイガはそれだけじゃなくて、日照時間とかも変えたり、水分量も変えたりして、いくつものパターンで栽培したんだ…その結果、7年で実が成るパターンを発見してさ…」
社長「ビックリしたよなぁ…」
エウレカ「はい…オレたちはもうずっと600年も同じようにやってきたから、いろいろチャレンジするって頭がなかったんだよ…でも、タイガはいろいろ考えて、いろいろと試みて…結局は恩返しどころか、タイガに対してすごい大きな恩が出来たんだよ…全てのドラゴンの役に立ったんだから」
社長「そうなんだよw…それに第一にこのデカい会社になったキッカケだから、オレらには本当、神様みたいな存在だよなw」
エウレカ「はいw」
アレス「なるほどねぇ…タイガはその為にここに来たのかもしれねえな…タイガの思いは抜きにして」
エウレカ「きっとそうだと思う」
社長「そんでまたやってきた人間のアレスさんは、多くのドラゴンを救ったもんな」
エウレカ「うんw…タイガとアレスはどこか似てるよ…」
社長「うん」
アレス「オレの前世かもなw」
エウレカ「だったらいいなあw」
社長「だからまあ、少なくともこの土地に住んでるドラゴンたちは、人間に対して悪い印象は持ってないし、アレスさんもすぐに受け入れられたわけだ」
アレス「なるほどね~…てことは、エウレカのおかげじゃねえか」
エウレカ「そ、そんなことないよ///」
社長「いや~、お前の功績はデカいぞ?…だからオレは本当は副社長に任命しようとしたのにさ…お前は営業をしてみたいとか言うからな…」
アレス「あ、そうなの?…へぇぇw」
エウレカ「いや、だって…オレはそんな副社長とか、器じゃないし…」
社長「まあ、たしかに威厳はないよなw」
アレス「うんw…けど、そんなもんはやってりゃそうなるモンじゃね?」
社長「そうだと思う」
エウレカ「いやでも、今でも十分すぎですよw」
社長「…まあ、エウレカと同じくらいの歳で、エウレカより出世してる奴はそうはいないだろうね」
アレス「すげえじゃんw」
エウレカ「へへ///」
アレス「今の全ては、お前の日々の行動の結果さ…『ただこの会社に働いてただけでエリートになったラッキーな奴』なんかじゃねえよ」
社長「お前、そんなふうに思ってたの?」
エウレカ「え?…あ、はい」
社長「バカだねぇw」
アレス「お前はすごい奴なんだから、自信持てよ」
社長「あの二人の息子として、お前は全然恥ずかしくねえよ」
ミリア「そうよ」
エウレカ「う、うん///…ありがとう」
アレス「オレが親友と認めたんだからな?…当然だろ?」
エウレカ「うん!…グス」
ミリア「エウレカちゃん、かわいいのよw」
社長「はははw」

その後もしばらく、社長とエウレカと談笑していると、エウレカのスマホにノトスから連絡があった
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