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勇者と妖精と猫の生活
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翌朝
みんなで朝食をとってから、ミリアとボスを秘密基地に入れて、墓地に向かった
時間は9時のちょっと前
サラは来ていない
オレは約束通り、9時15分まで待つことにした
ミリア『来るかねえ』
アレス『どうかねえ…来ないかもね』
ミリア『来なかったらどうするの?』
アレス『どうもしないよw…帰るだけ』
ミリア『そっか…』
オレはただ待つのも退屈だったから、サラの家族の墓の掃除をした
そうしてるうちに時間になった
帰ろうと立ち上がると、サラが走ってやってきた
サラ「…ハァ…ハァ…す、すいません…待たせてしまって…」
アレス「ギリギリだねw」
サラ「ご、ごめんなさい…あ…お墓…キレイになってる…」
アレス「ああ、ごめん…退屈だから少し周りの雑草とかとってた…余計な事したかな?」
サラ「い、いいえ!!…ありがとうございます!…その…」
アレス「ん?」
サラ「ごめんなさい…わたし…昨日初めて会ったってだけなのに…」
アレス「オレが声かけたんだから、気にする事はないよ」
サラ「…でもどうして…」
アレス「サラには悪いけど、興味ってやつだ…オレにはサラみたいな友達いないし、サラみたいな人の心が知りたいと思ったんだ」
サラ「…やっぱり気持ち悪いですか?…わたしみたいなの」
アレス「いや全然w…とってもかわいいと思うよw」
サラ「あ、ありがとう///…でも、それでもやっぱり、それは恋愛にはならないですか?」
アレス「…んー…わからない…オレは正直言って、男とその…エッチとか?…する気には全然なれないけど…サラくらいかわいいならわからないかなw」
サラ「ほんとですか?!」
アレス「うんw…でも、それでも今のオレには愛する大切な人がいるから…そういった意味では無理だw」
サラ「あ…はい…その人はとても幸せですね…アレスさんにそんなふうに思われて」
アレス「なんでそう思うのよ?w…オレの事まだ知らないのにw」
サラ「たしかに知らないですけど…アレスさんの心が美しいのはわかります」
アレス「美しいw…へぇぇ…カッコいいはよく言われるけど、美しいはないなあw」
サラ「ほんとですか?…とても清々しい爽やかな美しい心だと感じますよ」
アレス「…なぜそんなことがわかる?」
サラ「なんとなくです…きっと…今までたくさん、偏見の目で見られたからかも…」
アレス「なるほど…けどさあ…なんかすごいなお前」
サラ「なにがですか?」
アレス「いや、身体つきも女っぽいからさ…女装する人は何度か見たけど、そんなに女に見えるのは居なかったよ」
サラ「…嬉しいです///」
アレス「いや、ごめんな…きっと女装とか男とか、そういうの言われるの嫌だよな…ごめん、デリカシーなかったな…オレはちゃんと一人の女性として接するよ…すまなかった」
サラ「いいえw…そんなの普通の事ですし…やっぱりほら…美しいです、アレスさんは」
アレス「そっかな///」
サラ「はいw」
アレス「とりあえずさ…墓場で話すってのもムードないし…どっか行こうか」
サラ「あ、はい!」
アレス「その前に…」
オレはサラの家族の墓に跪いて、手を合わせた
サラもそうした
サラ「…ありがとうございます…見も知らないのに、丁寧に…」
アレス「もう、見も知らない人じゃないだろ?w…友達なんだから」
サラ「…ウル…」
アレス「よしよし…ナデナデ…じゃあさ、今日はサラの知らない体験をたくさんさせてやるよ…やらしい事じゃないぞw」
サラ「あ、はいw…不思議ですね…アレスさんと話してると、わたし笑ってます」
アレス「お、そりゃ良かったw…人生ってのは笑顔が一つでも多い方がいい」
サラ「はい!」
アレス「じゃあごめん…ここ、この中見てみて?」
そう言って、秘密基地のフタを開けてのぞかせた
ミリア「ぃよーう٩(*❛⊰❛)۶」
ボス「ニァ」
サラ「ええ?!…ち、小さい女の子…」
ミリア「ミリアだよ、よろしくね!」
サラ「う、うん…よろしく…」
アレス「ビックリしたろw…ミリアはね、こんなふうに小さくなる魔法を使える魔法使いなんだよ」
サラ「…すごい!…そんな魔法が…」
アレス「サラも魔法使いだろ?」
サラ「あ、はい…少しだけ使えます…わかるんですか?」
アレス「オレほどになると、多少は他人の魔力がわかる」
サラ「じゃあアレスさんも?」
アレス「うん…でも、このミリアの魔法は特別な魔法でね…オレには使えない…ミリア、サラも小さくしてあげて?」
ミリア「はーい」
サラ「わ、わ、わ!」
アレス「サラ、手に乗って?」
サラ「はい…」
オレはサラを秘密基地に入れた
アレス「サラはこの町以外の場所に行ったことあるかい?」
サラ「え?…ないです…」
アレス「行ってみる?」
サラ「…行ってみたいです!」
アレス「じゃあそうだな…まずは港町に行こうか」
ミリア「はーい…サラちゃん、今からね、アタシの魔法で一瞬で移動するからね、アタシに触ってて?」
サラ「あ、うん!…ギュ」
ミリア「お兄ちゃんいい?」
アレス「ちと待ってね…」
オレはダンの視界を探ると、ダンは海に出ていた
アレス「ああ…ま、いっか…ミリアお願い」
ミリア「はーい」
そうして、ダンの視界を頼りに、ダンの乗る船に転移した
ダン「うわ!…あ、兄貴!!」
アレス「よおw」
ダン「今日はどうしたっスか?」
アレス「今日は友達をいろいろ連れてってあげようと思ってね…タチアナは?」
ダン「タチアナは今うちに居ると思うっス…」
アレス「一緒じゃないのか?」
ダン「はい…行く前に熱出ちまって…すげえ心配っス…けど…オレまで休むわけにもいかなくって…」
アレス「そうだったか…よし、オレにまかせろ…タチアナの具合見てきてやる…心配するな」
ダン「あ、兄貴~…ウル…いっつも助けてもらって…」
アレス「気にするなw…友達を助けるのは当たり前だろ」
ダン「うう…グス」
アレス「あいつはどうしてる?」
ダン「フランクっスか?」
アレス「そうそう」
ダン「フランクならあっちの方にいると思うっス」
アレス「ちゃんとやれてるのか?」
ダン「頑張ってるっスよw」
アレス「会ってくる」
ダン「へい」
アレス「その前に友達を出してあげよう…」
オレは秘密基地に指を入れて、ミリアとサラを捕まらせた
ミリア「よお!」
ダン「あ、ミリアちゃんw…よおっス」
サラ「こ、こんにちは///」
ダン「こ、こんちゃっス///」
2人を床に下ろすと、元の大きさに戻った
ダン「ボスさんもお久しぶりっス…ナデナデ」
ボス「ニァ」
ミリア「元気だった?」
ダン「元気っスw」
アレス「サラ…こいつはダンっていうんだ…オレの友達さ」
サラ「は、はじめましてサラです…」
ダン「はじめましてっス」
アレス「サラは船も初めて?」
サラ「はい!…海を見るのも…すごいです…こんなに広いなんて…」
アレス「ああ…世界は広くて美しいよ」
サラ「はい…それに…海ってなんか変な匂いなんですね」
ダン「潮の匂いっスか?」
アレス「ああ…生臭いような…オレはハッキリ言って苦手だねw」
ミリア「アタシも~」
ダン「そうだったんスねw」
アレス「ずっといれば匂いもわからなくなるけど、たまに来るとねw」
ダン「ああ~w」
サラ「どうしてこんな匂いなんですか?」
アレス「いや、なんでかね?」
ダン「わからねっスww」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「はははw…ちょっともう1人の友達のとこ行っていい?」
サラ「あ、はいw」
オレはダンと別れて、フランクを探した
途中で馴染みの船員たちとも話しながら、フランクを見つけた
フランクはオレに気付くと駆け寄ってきた
フランクは身体が以前よりは引き締まり、顔つきも変わっていた
フランク「アレスさん…ウル」
アレス「よw…うん、頑張ってるようで安心したw」
フランク「はい…まだ全然へっぽこですけど…でも、頑張ってます…アレスさんにガッカリされないように」
アレス「その気持ちは嬉しいけど、自分の為にやれよw」
フランク「いえw…たぶん自分の為だと怠けちゃうんでw」
アレス「そっかw…ドロシーは?」
フランク「母はすっかり痩せましたよ!…すごいっスよ…料理も上手くなったし、今までで一番母親っぽいです」
アレス「良かった…まあ、頑張れ…とは言わない…そんなに気張る事もないし、自分の幸せを大事に生きればいい…ただ一つオレが見損なうとしたら、優しさをなくした時だ…それだけは気をつけろ」
フランク「…はい!」
アレス「またなw」
ミリア「またなあ٩(*❛⊰❛)۶」
フランク「はいw…お元気で!」
サラ「アレスさん…」
アレス「ああ、ごめんよ…サラの話聞こうとしてたのに、こっちの用事ばっかで…」
ミリア「ごめんなさい…」
サラ「いえ!いいえ!…全然全然!!…こんな海見たり、船に乗れたりしただけでも嬉しいですから!!…ただ、あそこ…へりまで行ってみてもいいですか?…もう少しよく見てみたいです」
アレス「もちろんだよw」
オレたちは船の柵まで行き、サラは海を眺めた
ミリア「ねえ、こうしてね、海の表面ずっと見てるとね」
サラ「うん」
ミリア「船が止まってても進んでるように見えるのよw」
サラ「そうなの?!…そうかもw」
オレはタチアナの視界を覗いてみた
タチアナは台所で嘔吐してるようだった
アレス「…タチアナ、かなり具合悪いかもしれない」
ミリア「ええ?!」
サラ「…どうしてわかるんですか?」
アレス「ああ…オレは友達の見る光景を見ようと思えば見れるんだ…そういう魔法が使える」
サラ「え?!…そんな魔法聞いたことないです…」
アレス「特別だからな、オレは…タチアナは今、台所しか見ていないから、転移出来ない…ミリア、オレが合図したらすぐに転移出来るように、サラとも手を繋いでてくれ」
ミリア「うん!…サラちゃん…ギュ」
サラ「ギュ…ミリアちゃん///」
アレス「ボスはミリアに乗っかってるんだよ?」
ボス「うん」
サラ「え?…なんで猫のマネを?」
ミリア「お兄ちゃんは動物とも話せるのよ」
サラ「えー!…すごい…」
アレス「今だ、ミリア…お願い」
ミリア「うん!」
そうして今度は、タチアナの部屋…タチアナの目の前に転移した
タチアナ「うわあ!!」
アレス「よっ!」
ミリア「ぃよ~う٩(*❛⊰❛)۶」
ボス「ニァ」
タチアナ「え、え?…アレスさん?!…ど、どうしてここへ…」
アレス「驚かせてごめん…ダンからお前が熱出してるって聞いて、心配で見に来た」
タチアナ「…ジワ…ただの風邪なのに…ありがとうございます…」
アレス「いいから…立ってないで布団入れよ」
タチアナ「は、はい…そちらの美女は?」
アレス「良かったな、サラw…この人はさっきのダンの嫁のタチアナっていうんだ」
サラ「タチアナさん…はじめまして、サラと言います」
タチアナ「はじめまして…」
アレス「最近友達になったんだw…サラ…すまないけど、話すのもう少し後でも大丈夫か?」
サラ「はい!」
アレス「タチアナ、熱は?…サッ…あるなあ…吐き気もあるんだろ?」
タチアナ「は、はい…気持ち悪くて……もしかして吐いてるとこ見ましたか?///」
アレス「うん、ごめんw…他には?」
タチアナ「頭が痛くて…」
アレス「他には?」
タチアナ「そのくらいですかね…首とか肩のあたりがズッシリと重い感じ」
アレス「…ミリア、盾を出してくれる?」
ミリア「うん!」
ミリア「はい!」
アレス「タチアナ、これは治癒の魔法の出る盾だ…やるぞ」
タチアナ「はい!」
アレス「…どうだ?」
タチアナ「…いえ…あんまりわからないです…変わらないというか…」
アレス「ふうむ…おかしいな…治癒魔法は病気や毒が治るはずなのに…おし…ミリア、今度はグエンのとこに行ってみようか」
ミリア「おー!…グエンはお医者さんなのよ!」
タチアナ「お医者さんにも友達が!」
アレス「そうなんだよw…ミリア、魔力は大丈夫?」
ミリア「うん、大丈夫…でも、こんな大勢だと小さくしないと無理なのよ…えい」
ミリアはサラとタチアナとボスを小さくして、抱きかかえた
タチアナ「ミリアちゃん、いい匂い」
サラ「ほんと…」
アレス「はは…甘い匂いするよな…じゃあ行こうか」
みんなで朝食をとってから、ミリアとボスを秘密基地に入れて、墓地に向かった
時間は9時のちょっと前
サラは来ていない
オレは約束通り、9時15分まで待つことにした
ミリア『来るかねえ』
アレス『どうかねえ…来ないかもね』
ミリア『来なかったらどうするの?』
アレス『どうもしないよw…帰るだけ』
ミリア『そっか…』
オレはただ待つのも退屈だったから、サラの家族の墓の掃除をした
そうしてるうちに時間になった
帰ろうと立ち上がると、サラが走ってやってきた
サラ「…ハァ…ハァ…す、すいません…待たせてしまって…」
アレス「ギリギリだねw」
サラ「ご、ごめんなさい…あ…お墓…キレイになってる…」
アレス「ああ、ごめん…退屈だから少し周りの雑草とかとってた…余計な事したかな?」
サラ「い、いいえ!!…ありがとうございます!…その…」
アレス「ん?」
サラ「ごめんなさい…わたし…昨日初めて会ったってだけなのに…」
アレス「オレが声かけたんだから、気にする事はないよ」
サラ「…でもどうして…」
アレス「サラには悪いけど、興味ってやつだ…オレにはサラみたいな友達いないし、サラみたいな人の心が知りたいと思ったんだ」
サラ「…やっぱり気持ち悪いですか?…わたしみたいなの」
アレス「いや全然w…とってもかわいいと思うよw」
サラ「あ、ありがとう///…でも、それでもやっぱり、それは恋愛にはならないですか?」
アレス「…んー…わからない…オレは正直言って、男とその…エッチとか?…する気には全然なれないけど…サラくらいかわいいならわからないかなw」
サラ「ほんとですか?!」
アレス「うんw…でも、それでも今のオレには愛する大切な人がいるから…そういった意味では無理だw」
サラ「あ…はい…その人はとても幸せですね…アレスさんにそんなふうに思われて」
アレス「なんでそう思うのよ?w…オレの事まだ知らないのにw」
サラ「たしかに知らないですけど…アレスさんの心が美しいのはわかります」
アレス「美しいw…へぇぇ…カッコいいはよく言われるけど、美しいはないなあw」
サラ「ほんとですか?…とても清々しい爽やかな美しい心だと感じますよ」
アレス「…なぜそんなことがわかる?」
サラ「なんとなくです…きっと…今までたくさん、偏見の目で見られたからかも…」
アレス「なるほど…けどさあ…なんかすごいなお前」
サラ「なにがですか?」
アレス「いや、身体つきも女っぽいからさ…女装する人は何度か見たけど、そんなに女に見えるのは居なかったよ」
サラ「…嬉しいです///」
アレス「いや、ごめんな…きっと女装とか男とか、そういうの言われるの嫌だよな…ごめん、デリカシーなかったな…オレはちゃんと一人の女性として接するよ…すまなかった」
サラ「いいえw…そんなの普通の事ですし…やっぱりほら…美しいです、アレスさんは」
アレス「そっかな///」
サラ「はいw」
アレス「とりあえずさ…墓場で話すってのもムードないし…どっか行こうか」
サラ「あ、はい!」
アレス「その前に…」
オレはサラの家族の墓に跪いて、手を合わせた
サラもそうした
サラ「…ありがとうございます…見も知らないのに、丁寧に…」
アレス「もう、見も知らない人じゃないだろ?w…友達なんだから」
サラ「…ウル…」
アレス「よしよし…ナデナデ…じゃあさ、今日はサラの知らない体験をたくさんさせてやるよ…やらしい事じゃないぞw」
サラ「あ、はいw…不思議ですね…アレスさんと話してると、わたし笑ってます」
アレス「お、そりゃ良かったw…人生ってのは笑顔が一つでも多い方がいい」
サラ「はい!」
アレス「じゃあごめん…ここ、この中見てみて?」
そう言って、秘密基地のフタを開けてのぞかせた
ミリア「ぃよーう٩(*❛⊰❛)۶」
ボス「ニァ」
サラ「ええ?!…ち、小さい女の子…」
ミリア「ミリアだよ、よろしくね!」
サラ「う、うん…よろしく…」
アレス「ビックリしたろw…ミリアはね、こんなふうに小さくなる魔法を使える魔法使いなんだよ」
サラ「…すごい!…そんな魔法が…」
アレス「サラも魔法使いだろ?」
サラ「あ、はい…少しだけ使えます…わかるんですか?」
アレス「オレほどになると、多少は他人の魔力がわかる」
サラ「じゃあアレスさんも?」
アレス「うん…でも、このミリアの魔法は特別な魔法でね…オレには使えない…ミリア、サラも小さくしてあげて?」
ミリア「はーい」
サラ「わ、わ、わ!」
アレス「サラ、手に乗って?」
サラ「はい…」
オレはサラを秘密基地に入れた
アレス「サラはこの町以外の場所に行ったことあるかい?」
サラ「え?…ないです…」
アレス「行ってみる?」
サラ「…行ってみたいです!」
アレス「じゃあそうだな…まずは港町に行こうか」
ミリア「はーい…サラちゃん、今からね、アタシの魔法で一瞬で移動するからね、アタシに触ってて?」
サラ「あ、うん!…ギュ」
ミリア「お兄ちゃんいい?」
アレス「ちと待ってね…」
オレはダンの視界を探ると、ダンは海に出ていた
アレス「ああ…ま、いっか…ミリアお願い」
ミリア「はーい」
そうして、ダンの視界を頼りに、ダンの乗る船に転移した
ダン「うわ!…あ、兄貴!!」
アレス「よおw」
ダン「今日はどうしたっスか?」
アレス「今日は友達をいろいろ連れてってあげようと思ってね…タチアナは?」
ダン「タチアナは今うちに居ると思うっス…」
アレス「一緒じゃないのか?」
ダン「はい…行く前に熱出ちまって…すげえ心配っス…けど…オレまで休むわけにもいかなくって…」
アレス「そうだったか…よし、オレにまかせろ…タチアナの具合見てきてやる…心配するな」
ダン「あ、兄貴~…ウル…いっつも助けてもらって…」
アレス「気にするなw…友達を助けるのは当たり前だろ」
ダン「うう…グス」
アレス「あいつはどうしてる?」
ダン「フランクっスか?」
アレス「そうそう」
ダン「フランクならあっちの方にいると思うっス」
アレス「ちゃんとやれてるのか?」
ダン「頑張ってるっスよw」
アレス「会ってくる」
ダン「へい」
アレス「その前に友達を出してあげよう…」
オレは秘密基地に指を入れて、ミリアとサラを捕まらせた
ミリア「よお!」
ダン「あ、ミリアちゃんw…よおっス」
サラ「こ、こんにちは///」
ダン「こ、こんちゃっス///」
2人を床に下ろすと、元の大きさに戻った
ダン「ボスさんもお久しぶりっス…ナデナデ」
ボス「ニァ」
ミリア「元気だった?」
ダン「元気っスw」
アレス「サラ…こいつはダンっていうんだ…オレの友達さ」
サラ「は、はじめましてサラです…」
ダン「はじめましてっス」
アレス「サラは船も初めて?」
サラ「はい!…海を見るのも…すごいです…こんなに広いなんて…」
アレス「ああ…世界は広くて美しいよ」
サラ「はい…それに…海ってなんか変な匂いなんですね」
ダン「潮の匂いっスか?」
アレス「ああ…生臭いような…オレはハッキリ言って苦手だねw」
ミリア「アタシも~」
ダン「そうだったんスねw」
アレス「ずっといれば匂いもわからなくなるけど、たまに来るとねw」
ダン「ああ~w」
サラ「どうしてこんな匂いなんですか?」
アレス「いや、なんでかね?」
ダン「わからねっスww」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「はははw…ちょっともう1人の友達のとこ行っていい?」
サラ「あ、はいw」
オレはダンと別れて、フランクを探した
途中で馴染みの船員たちとも話しながら、フランクを見つけた
フランクはオレに気付くと駆け寄ってきた
フランクは身体が以前よりは引き締まり、顔つきも変わっていた
フランク「アレスさん…ウル」
アレス「よw…うん、頑張ってるようで安心したw」
フランク「はい…まだ全然へっぽこですけど…でも、頑張ってます…アレスさんにガッカリされないように」
アレス「その気持ちは嬉しいけど、自分の為にやれよw」
フランク「いえw…たぶん自分の為だと怠けちゃうんでw」
アレス「そっかw…ドロシーは?」
フランク「母はすっかり痩せましたよ!…すごいっスよ…料理も上手くなったし、今までで一番母親っぽいです」
アレス「良かった…まあ、頑張れ…とは言わない…そんなに気張る事もないし、自分の幸せを大事に生きればいい…ただ一つオレが見損なうとしたら、優しさをなくした時だ…それだけは気をつけろ」
フランク「…はい!」
アレス「またなw」
ミリア「またなあ٩(*❛⊰❛)۶」
フランク「はいw…お元気で!」
サラ「アレスさん…」
アレス「ああ、ごめんよ…サラの話聞こうとしてたのに、こっちの用事ばっかで…」
ミリア「ごめんなさい…」
サラ「いえ!いいえ!…全然全然!!…こんな海見たり、船に乗れたりしただけでも嬉しいですから!!…ただ、あそこ…へりまで行ってみてもいいですか?…もう少しよく見てみたいです」
アレス「もちろんだよw」
オレたちは船の柵まで行き、サラは海を眺めた
ミリア「ねえ、こうしてね、海の表面ずっと見てるとね」
サラ「うん」
ミリア「船が止まってても進んでるように見えるのよw」
サラ「そうなの?!…そうかもw」
オレはタチアナの視界を覗いてみた
タチアナは台所で嘔吐してるようだった
アレス「…タチアナ、かなり具合悪いかもしれない」
ミリア「ええ?!」
サラ「…どうしてわかるんですか?」
アレス「ああ…オレは友達の見る光景を見ようと思えば見れるんだ…そういう魔法が使える」
サラ「え?!…そんな魔法聞いたことないです…」
アレス「特別だからな、オレは…タチアナは今、台所しか見ていないから、転移出来ない…ミリア、オレが合図したらすぐに転移出来るように、サラとも手を繋いでてくれ」
ミリア「うん!…サラちゃん…ギュ」
サラ「ギュ…ミリアちゃん///」
アレス「ボスはミリアに乗っかってるんだよ?」
ボス「うん」
サラ「え?…なんで猫のマネを?」
ミリア「お兄ちゃんは動物とも話せるのよ」
サラ「えー!…すごい…」
アレス「今だ、ミリア…お願い」
ミリア「うん!」
そうして今度は、タチアナの部屋…タチアナの目の前に転移した
タチアナ「うわあ!!」
アレス「よっ!」
ミリア「ぃよ~う٩(*❛⊰❛)۶」
ボス「ニァ」
タチアナ「え、え?…アレスさん?!…ど、どうしてここへ…」
アレス「驚かせてごめん…ダンからお前が熱出してるって聞いて、心配で見に来た」
タチアナ「…ジワ…ただの風邪なのに…ありがとうございます…」
アレス「いいから…立ってないで布団入れよ」
タチアナ「は、はい…そちらの美女は?」
アレス「良かったな、サラw…この人はさっきのダンの嫁のタチアナっていうんだ」
サラ「タチアナさん…はじめまして、サラと言います」
タチアナ「はじめまして…」
アレス「最近友達になったんだw…サラ…すまないけど、話すのもう少し後でも大丈夫か?」
サラ「はい!」
アレス「タチアナ、熱は?…サッ…あるなあ…吐き気もあるんだろ?」
タチアナ「は、はい…気持ち悪くて……もしかして吐いてるとこ見ましたか?///」
アレス「うん、ごめんw…他には?」
タチアナ「頭が痛くて…」
アレス「他には?」
タチアナ「そのくらいですかね…首とか肩のあたりがズッシリと重い感じ」
アレス「…ミリア、盾を出してくれる?」
ミリア「うん!」
ミリア「はい!」
アレス「タチアナ、これは治癒の魔法の出る盾だ…やるぞ」
タチアナ「はい!」
アレス「…どうだ?」
タチアナ「…いえ…あんまりわからないです…変わらないというか…」
アレス「ふうむ…おかしいな…治癒魔法は病気や毒が治るはずなのに…おし…ミリア、今度はグエンのとこに行ってみようか」
ミリア「おー!…グエンはお医者さんなのよ!」
タチアナ「お医者さんにも友達が!」
アレス「そうなんだよw…ミリア、魔力は大丈夫?」
ミリア「うん、大丈夫…でも、こんな大勢だと小さくしないと無理なのよ…えい」
ミリアはサラとタチアナとボスを小さくして、抱きかかえた
タチアナ「ミリアちゃん、いい匂い」
サラ「ほんと…」
アレス「はは…甘い匂いするよな…じゃあ行こうか」
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しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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