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第十九話 魔王の魂
しおりを挟む少しだけ本当の銃を撃ってみたが、それなりに撃てた。
反動制御が、難しいぐらいだな。
89式のフルオートで使うのではなく、3点バーストか、単発で、使うべきだろう。
良かった。
コージから、魔物について聞いたら、売れ行きは、良いらしい。
まぁ、珍しいからな。
幸いのことに、魔物の脱走は、起きてない。
今は、リビングで、茉里とソニアと一緒に、お茶をしている。
ふっと、海の方を見てみると、何故か、家の中に、白人がいたのだ。
俺は、瞬時に、腰のホルスターの中に入れていたベレッタM92を抜いた。
「お前は、何だ?」と、を向けながら、聞いた。
俺の言葉で、茉里とソニアは、白人に気付いた。
茉里は、構え、ソニアは、身構えた。
その白人は、興味深そうな表情を浮かべ、「それが、銃というものか。中々興味深い。科学というものは、面白いな」
この話し方聞いたことがある。
声は、違うが。
ま、まさか。
い、いや、あり得る。
「あ、あんた、もしかして、魔王か?いや、正確には、魔王の魂が、その人間の体を乗り移ったのか?」と、聞いた。
「正解だ。異世界の勇者よ。いや、ここは、お前達にとっては、元の世界だったな」と答え、魔王は、ニヤリと笑った。
「何故、ここに来た?」と、ハンドガンを向けながら、聞いた。
「簡単だ。この世界に来て、異世界の魔力を感じたからな。来てみたら、まさか、第1王女のメイドがこんなところにいるとは、思わなかった」と、魔王は、答えてきた。
「何故、この世界にこれた?いや、その前に、何故、生きている」と、聞いた。
「生きているのは、何故かは、知らない。だが、この世界に来たのは、魔物と一緒に召喚されたからだ。そして、この体は、死んだ男の体に乗り移っただけだ」と、魔王は、答えてきた。
「我ばかり、質問に答えているな。そろそろ、我の番だな」と言い、魔王は、ニヤリと笑った。
「俺に、何をさせたいんだ?」と、聞いた。
「簡単だ。その銃とやらが欲しい。渡せば、これ以上手を出さないことを約束する」と、魔王は、答えてきた。
俺は、魔王の目を見て、「分かった。銃をそれぞれ1丁ずつと、弾を今持っている3分の1を渡す。そして、資金も渡す」
この発言には、茉里とソニアは、驚きの表情を浮かべた。
「ほぉ、太っ腹だな」と言い、魔王は、笑った。
俺は、「安全を期すためだ。渡すだけで、済むなら、多めに渡す」
俺は、地下室に向かい、銃をそれぞれ1丁ずつ渡した。
渡す前に、使い方を教えた。
俺は、「魔王、注意だ。無闇に、銃を出すなよ」
「分かった。では、仕舞っておく」と言い、魔王は、亜空間に、銃をしまった。
魔法を使えるのかよ。
戦わなくて、良かったな。
俺は、金が入ったアタッシュケースを渡し、「後、これは、資金の10万ドルだ。最後に、銃社会の場所で、暮らした方が、過ごしやすいぞ」
「色々と済まないな。では、幸せにな」と、魔王は、ニヤリと笑い、何処かに消えてしまった。
転移魔法か。
やはり、魔王は、凄いな。
後で、無くなった弾は、購入しておくか。
ついでだから、何か購入しておくか。
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