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第二十一話 銀髪の少女
しおりを挟むこの世界に来てから、3週間が経った。
僕は、いつものように朝を過ごそうと思ったが、それは叶わなかった。
いつも通り、朝日が、僕を起こして、いつものようにベットから出ようとしたが、フリージアとクレアが、着ているベビードールが、少し脱げていたことに気が付いてしまった。
2人のベビードールは、肩から紐が、落ち、2人の胸元まで見えてしまっていた。
そんな2人の扇動的で可愛らしい姿を見てしまい、思わず手を伸ばしそうになってしまった。
なんとかギリギリ、理性を保つことができ、2人に触れなかった。
僕は、いつも以上に慎重にベットから出て、日課の素振りに向かった。
でも、素振りに集中することなんて、出来るわけがなかった。
決めた回数を終えても、汗を掻くことは、なかった。
朝ご飯の準備をしながら、2人を待っていると、2人が来て、2人はいつもと同じ態度だった。まるで、今朝のことを気にしてないようだった。
ご飯も食べ終え、2人に片付けを任せ、僕は、食料を採取しに行った。
いつものスキル2つを発動し、食料を採取し始めた。
食料を採取しながら、最近、2人が、積極的過ぎて、どうしようかと悩んでいた。
ベッドで一緒に寝るのは、まだ良い。最近は、一緒に風呂に入ろうと言ってくる。流石に、理性が限界を迎えてしまうため、必死に説得した。しかも、3日前くらいから、そのことを毎日言ってくるため、どうしようかと悩んでいると、僕の頭上を大きな鳥の魔物が通った。
一瞬だが、鳥の魔物の足に少女が捕まっていることを見つけた。
僕は、直ぐに、採取をやめ、自在の影のスキルを使い、剣を作った。
影移動のスキルで、鳥の頭上に移動し、剣を鳥の首に斬りつけた。
鳥の魔物は、僕に気づくことも出来ず、そのまま首を切り落とされた。掴んでいた少女を離し、そのまま地面に向かって落ちていった。ちなみに、鳥の魔物の死骸は、解体用の影に回収させ、解体させ、城に持ち帰りさせた。
鳥の魔物に離された少女は、落ちると思い、目を瞑っていた。
僕は、少女の下に影移動のスキルを使い、移動し、少女のことをお姫様抱っこをして、影移動のスキルをまた使い、採取していた場所に移動した。
少女は、自分がもう落ちてないことを理解し、目を開け始め、「どなたかわかりませんが、ありがとうございました」と言い、少女は、僕のことを見て、固まってしまった。
次の瞬間、「キャアアアア!!」と、悲鳴を上げ、失神してしまった。
確かにこの姿は、クレアにも怖がれたけど、失神するまでじゃなかったため、とてもショックを受けた。
失神してしまった少女をよく見ると、銀色の髪をしており、高そうな紫色のドレスを着ていた。
そして、何よりも目立つのは、少女の真っ白な肌に、禍々しい黒い呪いがそこら中に浮き出ていたことだ。
これは、直ぐに、クレアに見せた方が良いと思い、少女をお姫様抱っこしながら、影移動のスキルを使って、城に戻った。この時に、採取していたものも城の庭に移動させた。
少女を二階の空いてる部屋のベッドに寝かし、中庭にいるクレアを呼びに行った。
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